JP2001044638A - 多層配線基板及びその製造方法 - Google Patents
多層配線基板及びその製造方法Info
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- JP2001044638A JP2001044638A JP11218057A JP21805799A JP2001044638A JP 2001044638 A JP2001044638 A JP 2001044638A JP 11218057 A JP11218057 A JP 11218057A JP 21805799 A JP21805799 A JP 21805799A JP 2001044638 A JP2001044638 A JP 2001044638A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コア基板表面に表面平坦性に優れ、かつ耐環境
試験に層間剥離のない高信頼性の多層配線基板と、少な
い工程数で多層配線層が形成可能な製造方法を提供す
る。 【解決手段】少なくとも熱硬化性樹脂を含む絶縁基板1
と該絶縁基板1の表面および/または内部に形成された
複数層の埋設された導体配線層2と、該導体配線層2間
を金属粉末を充填してなるバイアホール導体3とを具備
する多層配線基板において、表面の導体配線層2aの表
面粗さ(Ra)が0.2μm以上で、導体配線層2表面
が絶縁基板1の表面よりも1〜10μm低く、導体配線
層2が金属箔からなるものである。
試験に層間剥離のない高信頼性の多層配線基板と、少な
い工程数で多層配線層が形成可能な製造方法を提供す
る。 【解決手段】少なくとも熱硬化性樹脂を含む絶縁基板1
と該絶縁基板1の表面および/または内部に形成された
複数層の埋設された導体配線層2と、該導体配線層2間
を金属粉末を充填してなるバイアホール導体3とを具備
する多層配線基板において、表面の導体配線層2aの表
面粗さ(Ra)が0.2μm以上で、導体配線層2表面
が絶縁基板1の表面よりも1〜10μm低く、導体配線
層2が金属箔からなるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、メインフ
レームと呼ばれる大型コンピューターのマザーボードや
半導体素子搭載用基板などに用いられ、有機樹脂を含有
する絶縁基板と金属箔からなる導体配線層を具備した多
層配線基板とその製造方法に関するものである。
レームと呼ばれる大型コンピューターのマザーボードや
半導体素子搭載用基板などに用いられ、有機樹脂を含有
する絶縁基板と金属箔からなる導体配線層を具備した多
層配線基板とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、電子機器は小型化が進んでいるが、
近年携帯情報端末の発達や、コンピューターを持ち運ん
で操作するいわゆるモバイルコンピューティングの普及
によってさらに小型、薄型且つ高精細の多層配線基板が
求められる傾向にある。
近年携帯情報端末の発達や、コンピューターを持ち運ん
で操作するいわゆるモバイルコンピューティングの普及
によってさらに小型、薄型且つ高精細の多層配線基板が
求められる傾向にある。
【0003】また、通信機器に代表されるように、高速
動作が求められる電子機器が広く使用されるようになっ
てきた。高速動作が求められるということは、高い周波
数の信号に対し、正確なスイッチングが可能であるなど
多種な要求を含んでいる。そのような電子機器に対応す
るため、高速動作に適した多層プリント配線板が求めら
れている。
動作が求められる電子機器が広く使用されるようになっ
てきた。高速動作が求められるということは、高い周波
数の信号に対し、正確なスイッチングが可能であるなど
多種な要求を含んでいる。そのような電子機器に対応す
るため、高速動作に適した多層プリント配線板が求めら
れている。
【0004】高速動作を行うためには、配線の長さを短
くし、電気信号の伝播に要する時間を短縮することが必
要である。配線の長さを短縮するために、配線の幅を細
くし、配線の間隙を小さくするという、小型、薄型且つ
高精細の多層配線基板が求められる傾向にある。そのよ
うな高密度配線の要求に対応するため、従来より、多層
配線基板の製造方法としては、ビルドアップ法が用いら
れている。
くし、電気信号の伝播に要する時間を短縮することが必
要である。配線の長さを短縮するために、配線の幅を細
くし、配線の間隙を小さくするという、小型、薄型且つ
高精細の多層配線基板が求められる傾向にある。そのよ
うな高密度配線の要求に対応するため、従来より、多層
配線基板の製造方法としては、ビルドアップ法が用いら
れている。
【0005】そこで、ビルドアップ法について説明す
る。まず、ガラスエポキシ複合材料からなる絶縁基板の
表面に導体配線層が形成され、またスルーホール導体が
形成されたコア基板を用意する。このコア基板の表面に
感光性樹脂を塗布して絶縁層を形成する。感光性樹脂か
らなる絶縁層に対して露光現象してバイアホールを形成
する。
る。まず、ガラスエポキシ複合材料からなる絶縁基板の
表面に導体配線層が形成され、またスルーホール導体が
形成されたコア基板を用意する。このコア基板の表面に
感光性樹脂を塗布して絶縁層を形成する。感光性樹脂か
らなる絶縁層に対して露光現象してバイアホールを形成
する。
【0006】バイアホールの内壁を含む絶縁層の全表面
に銅などのメッキ層を形成する。メッキ層表面に感光性
レジストを塗布/露光/現象/エッチング/レジスト除
去を経て導体配線層を形成する。その後、必要に応じ上
記の工程を繰り返すことにより、絶縁層および導体配線
層を繰り返して形成して多層化することが行われてい
る。
に銅などのメッキ層を形成する。メッキ層表面に感光性
レジストを塗布/露光/現象/エッチング/レジスト除
去を経て導体配線層を形成する。その後、必要に応じ上
記の工程を繰り返すことにより、絶縁層および導体配線
層を繰り返して形成して多層化することが行われてい
る。
【0007】また、近年では、上記感光性樹脂に代え
て、樹脂付き銅箔を使用し、この樹脂付き銅箔を基板上
に積層するビルドアップ法も開発されている。ガラスエ
ポキシ複合材料からなる絶縁基板の表面に導体配線層お
よびスルーホール導体が形成されたコア基板を用意す
る。このコア基板の表面に、熱プレスなどの方法で銅箔
の一面に未硬化状態の熱硬化性樹脂が塗布された樹脂付
き銅箔を貼り付けた後、加熱して樹脂を完全に硬化させ
て絶縁層を形成する。銅箔および絶縁層に炭酸ガスレー
ザー等でバイアホールを形成する。バイアホールの内壁
を含む絶縁層の全表面に銅などのメッキ層を形成する。
メッキ層表面に感光性レジスト塗布/露光/現象/エッ
チング/レジスト除去を経て導体配線層を形成する。そ
の後、必要に応じ上記の工程を繰り返すことにより、絶
縁層および導体配線層を繰り返して形成して多層化する
ことが行われている。
て、樹脂付き銅箔を使用し、この樹脂付き銅箔を基板上
に積層するビルドアップ法も開発されている。ガラスエ
ポキシ複合材料からなる絶縁基板の表面に導体配線層お
よびスルーホール導体が形成されたコア基板を用意す
る。このコア基板の表面に、熱プレスなどの方法で銅箔
の一面に未硬化状態の熱硬化性樹脂が塗布された樹脂付
き銅箔を貼り付けた後、加熱して樹脂を完全に硬化させ
て絶縁層を形成する。銅箔および絶縁層に炭酸ガスレー
ザー等でバイアホールを形成する。バイアホールの内壁
を含む絶縁層の全表面に銅などのメッキ層を形成する。
メッキ層表面に感光性レジスト塗布/露光/現象/エッ
チング/レジスト除去を経て導体配線層を形成する。そ
の後、必要に応じ上記の工程を繰り返すことにより、絶
縁層および導体配線層を繰り返して形成して多層化する
ことが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、ビルド
アップ法の普及に伴い、その問題も明らかになってき
た。その問題はコア基板とビルドアップ層との層間強度
が弱いという点である。コア基板の熱膨張係数は16〜
20ppm/℃、ビルドアップ層の熱膨張係数は最低で
も40〜50ppm/℃と高いため、耐環境試験後に層
間剥離するという問題があった。
アップ法の普及に伴い、その問題も明らかになってき
た。その問題はコア基板とビルドアップ層との層間強度
が弱いという点である。コア基板の熱膨張係数は16〜
20ppm/℃、ビルドアップ層の熱膨張係数は最低で
も40〜50ppm/℃と高いため、耐環境試験後に層
間剥離するという問題があった。
【0009】また、プリント基板は通常表面をソルダー
レジストでコーティングするが、この場合もプリント基
板とソルダーレジストとの熱膨張係数の差によりソルダ
ーレジストが剥離するという問題があった。
レジストでコーティングするが、この場合もプリント基
板とソルダーレジストとの熱膨張係数の差によりソルダ
ーレジストが剥離するという問題があった。
【0010】本発明は、上記のようなプリント基板表面
に樹脂層をコーティングするビルドアップ基板やソルダ
ーレジストをコーティングした基板における課題を解決
することを目的とするものであり、具体的には、コア基
板表面に耐環境試験に層間剥離のない高信頼性の多層配
線基板と、少ない工程数で多層配線層が形成可能な製造
方法を提供することを目的とするものである。
に樹脂層をコーティングするビルドアップ基板やソルダ
ーレジストをコーティングした基板における課題を解決
することを目的とするものであり、具体的には、コア基
板表面に耐環境試験に層間剥離のない高信頼性の多層配
線基板と、少ない工程数で多層配線層が形成可能な製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的に
対して鋭意検討を重ねた結果、ビルドアップ基板やソル
ダーレジスト層を被覆した基板のように、配線基板表面
に熱膨張係数40ppm/℃以上の樹脂含有絶縁層をコ
ーティングするような配線基板において、表面に形成さ
れた導体配線層の表面を所定の表面粗さに荒らすととも
に、その導体配線層を絶縁基板表面よりも低く形成する
ことによって上記の目的が達成されることを見出し本発
明に至った。
対して鋭意検討を重ねた結果、ビルドアップ基板やソル
ダーレジスト層を被覆した基板のように、配線基板表面
に熱膨張係数40ppm/℃以上の樹脂含有絶縁層をコ
ーティングするような配線基板において、表面に形成さ
れた導体配線層の表面を所定の表面粗さに荒らすととも
に、その導体配線層を絶縁基板表面よりも低く形成する
ことによって上記の目的が達成されることを見出し本発
明に至った。
【0012】即ち、少なくとも熱硬化性樹脂を含む絶縁
基板と該絶縁基板の表面および/または内部に形成され
た複数層の埋設された導体配線層と、該導体配線層間を
金属粉末を充填してなるバイアホール導体とを具備する
多層配線基板において、表面の導体配線層の表面粗さ
(Ra)が0.2μm以上で、導体配線層表面が絶縁層
表面より1〜10μm低くすることにより、ビルドアッ
プによる多層配線層やソルダーレジスト層などの樹脂含
有絶縁層との熱膨張係数差による応力に耐え、耐環境試
験後に層間剥離のない多層配線基板が得られることを見
いだした。なお、上記多層配線基板の導体配線層は金属
箔からなることが望ましい。また、かかる多層配線基板
は、その表面にビルドアップ法によって多層配線層が形
成されるか、またはソルダーレジスト層を形成する場合
に好適である。
基板と該絶縁基板の表面および/または内部に形成され
た複数層の埋設された導体配線層と、該導体配線層間を
金属粉末を充填してなるバイアホール導体とを具備する
多層配線基板において、表面の導体配線層の表面粗さ
(Ra)が0.2μm以上で、導体配線層表面が絶縁層
表面より1〜10μm低くすることにより、ビルドアッ
プによる多層配線層やソルダーレジスト層などの樹脂含
有絶縁層との熱膨張係数差による応力に耐え、耐環境試
験後に層間剥離のない多層配線基板が得られることを見
いだした。なお、上記多層配線基板の導体配線層は金属
箔からなることが望ましい。また、かかる多層配線基板
は、その表面にビルドアップ法によって多層配線層が形
成されるか、またはソルダーレジスト層を形成する場合
に好適である。
【0013】さらに、本発明の多層配線基板の製造方法
としては、(a)金属箔を接着剤を介してフィルムに接
着させる工程と、(b)前記フィルム表面の金属箔表面
を表面粗さ(Ra)が0.2μm以上となるようにエッ
チング処理する工程と、(c)(b)によって作製され
た前記フィルム表面に、回路パターン状のレジストを被
着後、エッチング処理して、金属箔からなる導体配線層
を形成する工程と、(d)前記フィルム表面の導体配線
層を少なくとも熱硬化性樹脂を含有する軟質の絶縁シー
ト表面に圧力を加えながら積層し、前記導体配線層を前
記絶縁シート表面に埋設した後、前記フィルムを剥離し
て前記導体配線層を前記絶縁シート表面に転写させる工
程と、(e)(c)(d)の工程によって導体配線層が
表面に埋設された複数の絶縁シートを積層圧着後、一括
して積層硬化する工程と、(f)(e)の工程によって
積層硬化した基板表裏面の導体配線層を表面粗さ(R
a)を0.2μm以上にかつ絶縁基板表面よりも1〜1
0μm低くなるようエッチング処理をする工程から成る
ことを特徴とするものであり、さらには、絶縁基板表面
にビルドアップ法によって多層配線層を形成する工程、
あるいは絶縁基板表面にソルダーレジスト層を形成する
工程を具備するものである。
としては、(a)金属箔を接着剤を介してフィルムに接
着させる工程と、(b)前記フィルム表面の金属箔表面
を表面粗さ(Ra)が0.2μm以上となるようにエッ
チング処理する工程と、(c)(b)によって作製され
た前記フィルム表面に、回路パターン状のレジストを被
着後、エッチング処理して、金属箔からなる導体配線層
を形成する工程と、(d)前記フィルム表面の導体配線
層を少なくとも熱硬化性樹脂を含有する軟質の絶縁シー
ト表面に圧力を加えながら積層し、前記導体配線層を前
記絶縁シート表面に埋設した後、前記フィルムを剥離し
て前記導体配線層を前記絶縁シート表面に転写させる工
程と、(e)(c)(d)の工程によって導体配線層が
表面に埋設された複数の絶縁シートを積層圧着後、一括
して積層硬化する工程と、(f)(e)の工程によって
積層硬化した基板表裏面の導体配線層を表面粗さ(R
a)を0.2μm以上にかつ絶縁基板表面よりも1〜1
0μm低くなるようエッチング処理をする工程から成る
ことを特徴とするものであり、さらには、絶縁基板表面
にビルドアップ法によって多層配線層を形成する工程、
あるいは絶縁基板表面にソルダーレジスト層を形成する
工程を具備するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多層配線基板の一
例の概略断面図を図1に、また表面の導体配線層の要部
拡大断面図を図2に示した。本発明の多層配線基板は、
少なくとも熱硬化性樹脂を含有する複数の絶縁層1a〜
1eの積層体を絶縁基板1とし、絶縁基板1の表面、裏
面および内部には、金属箔からなる導体配線層2が形成
されている。そして、絶縁基板1の表面や裏面および内
部に設けられた複数の導体配線層2間を接続するための
バイアホール導体3が各絶縁層に形成されている。な
お、バイアホール導体3は、バイアホール内に金属粉末
を充填してなるものである。
例の概略断面図を図1に、また表面の導体配線層の要部
拡大断面図を図2に示した。本発明の多層配線基板は、
少なくとも熱硬化性樹脂を含有する複数の絶縁層1a〜
1eの積層体を絶縁基板1とし、絶縁基板1の表面、裏
面および内部には、金属箔からなる導体配線層2が形成
されている。そして、絶縁基板1の表面や裏面および内
部に設けられた複数の導体配線層2間を接続するための
バイアホール導体3が各絶縁層に形成されている。な
お、バイアホール導体3は、バイアホール内に金属粉末
を充填してなるものである。
【0015】また、上記の多層配線基板においては、表
面の導体配線層2aおよび内部の導体配線層2bの表面
が粗いほど絶縁層1a〜1eとの接着性を高めることが
できる。係る観点から、上記導体配線層2a、2bの絶
縁層と接する側の表面粗さ(Ra)は0.2μm以上、
特に0.4μm以上であることが望ましい。
面の導体配線層2aおよび内部の導体配線層2bの表面
が粗いほど絶縁層1a〜1eとの接着性を高めることが
できる。係る観点から、上記導体配線層2a、2bの絶
縁層と接する側の表面粗さ(Ra)は0.2μm以上、
特に0.4μm以上であることが望ましい。
【0016】本発明の多層配線基板においては、表面の
絶縁層1aおよび裏面の絶縁層1eの表面の導体配線層
2aは、絶縁基板1の表面より1〜10μm低くなるこ
とが良く、特に2〜6μmが望ましい。この導体配線層
2aの表面からの低さxが1μmより小さいとビルドア
ップ層やソルダーレジスト層を形成した時に層間剥離が
発生しやすくなり、10μmをこえると多層配線基板表
面全体の平坦度が悪くなり、フリップチップ実装等に適
用できなくなる。
絶縁層1aおよび裏面の絶縁層1eの表面の導体配線層
2aは、絶縁基板1の表面より1〜10μm低くなるこ
とが良く、特に2〜6μmが望ましい。この導体配線層
2aの表面からの低さxが1μmより小さいとビルドア
ップ層やソルダーレジスト層を形成した時に層間剥離が
発生しやすくなり、10μmをこえると多層配線基板表
面全体の平坦度が悪くなり、フリップチップ実装等に適
用できなくなる。
【0017】なお、導体配線層2aの表面からの低さx
を測定する場合、導体配線層2aの表面は所定の表面粗
さを有するが、その場合、導体配線層2aの表面とは、
導体配線層2の先端を結ぶラインをもって、導体配線層
2aの表面と定義する。
を測定する場合、導体配線層2aの表面は所定の表面粗
さを有するが、その場合、導体配線層2aの表面とは、
導体配線層2の先端を結ぶラインをもって、導体配線層
2aの表面と定義する。
【0018】また、導体配線層2a、2bの断面は、図
2に示すように逆台形形状からなることが絶縁層への密
着性および埋設性の点で有効であり、特に逆台形形状に
おける形成角θが30〜80°であることが望ましい。
2に示すように逆台形形状からなることが絶縁層への密
着性および埋設性の点で有効であり、特に逆台形形状に
おける形成角θが30〜80°であることが望ましい。
【0019】このように本発明の多層配線基板によれ
ば、導体配線層2はいずれも各絶縁層1a〜1eの表面
に埋設されているために導体配線層2a、2b自体の厚
みに起因する積層不良が発生することがなく、絶縁層間
の優れた密着性と、配線基板全体としての非常に優れた
平滑性を実現できる。
ば、導体配線層2はいずれも各絶縁層1a〜1eの表面
に埋設されているために導体配線層2a、2b自体の厚
みに起因する積層不良が発生することがなく、絶縁層間
の優れた密着性と、配線基板全体としての非常に優れた
平滑性を実現できる。
【0020】なお、本発明の多層配線基板の表面には、
図3に示すように表面にビルドアップ法によって形成さ
れた多層配線層6が形成されるか、または図4のよう
に、ソルダーレジスト層7が形成されるような基板に対
して好適に使用される。
図3に示すように表面にビルドアップ法によって形成さ
れた多層配線層6が形成されるか、または図4のよう
に、ソルダーレジスト層7が形成されるような基板に対
して好適に使用される。
【0021】即ち、このような多層配線層6やソルダー
レジスト層7を形成する場合において、多層配線基板表
面の導体配線層2aを前述したように絶縁基板表面より
低くすることにより、その低くなった部分および導体配
線層の荒れた部分が多層配線層6やソルダーレジスト層
7の樹脂含有絶縁層に対してアンカーとして作用する結
果、絶縁層6aと配線層6bとからなる多層配線層6や
ソルダーレジスト層7の熱膨張差に起因する応力に対し
ても強固に接着し、多層配線層6やソルダーレジスト層
7の剥離を防止することができる。
レジスト層7を形成する場合において、多層配線基板表
面の導体配線層2aを前述したように絶縁基板表面より
低くすることにより、その低くなった部分および導体配
線層の荒れた部分が多層配線層6やソルダーレジスト層
7の樹脂含有絶縁層に対してアンカーとして作用する結
果、絶縁層6aと配線層6bとからなる多層配線層6や
ソルダーレジスト層7の熱膨張差に起因する応力に対し
ても強固に接着し、多層配線層6やソルダーレジスト層
7の剥離を防止することができる。
【0022】本発明の上記多層配線基板において、絶縁
基板1は、少なくとも熱硬化性樹脂を含有する絶縁材料
からなるものであり、例えば、PPE(ポリフェニレン
エーテル樹脂)、BTレジン(ビスマレイドトリアジ
ン)、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、ポリアミノビスマ
レイミド樹脂、エポキシ樹脂からなり、とりわけ原料と
して室温で液体の熱硬化性樹脂であることが望ましい。
基板1は、少なくとも熱硬化性樹脂を含有する絶縁材料
からなるものであり、例えば、PPE(ポリフェニレン
エーテル樹脂)、BTレジン(ビスマレイドトリアジ
ン)、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、ポリアミノビスマ
レイミド樹脂、エポキシ樹脂からなり、とりわけ原料と
して室温で液体の熱硬化性樹脂であることが望ましい。
【0023】また、上記絶縁材料としては、上記の熱硬
化性樹脂とともに、フィラー成分を20〜80体積%の
割合で均一に分散させることにより、絶縁基板の強度を
高めることができる。フィラー成分としては、有機質ま
たは無機質の粉末または繊維体が挙げられる。
化性樹脂とともに、フィラー成分を20〜80体積%の
割合で均一に分散させることにより、絶縁基板の強度を
高めることができる。フィラー成分としては、有機質ま
たは無機質の粉末または繊維体が挙げられる。
【0024】前記無機質フィラーとしては、SiO2 、
Al2 O3 、ZrO2 、TiO2 、AlN、SiC、B
aTiO3 、SrTiO3 、MgTiO3 、ゼオライ
ト、CaTiO3 、ほう酸アルミニウム等の公知の材料
が使用できる。また、その形状としては、球状、針状な
ど任意のものとすることができる。さらに、繊維体とし
ては、ガラスなどの繊維体があり、織布、不織布など任
意の性状のものを用いれば良い。また、有機質フィラー
としては、アラミド繊維、セルロース繊維などが挙げら
れる。
Al2 O3 、ZrO2 、TiO2 、AlN、SiC、B
aTiO3 、SrTiO3 、MgTiO3 、ゼオライ
ト、CaTiO3 、ほう酸アルミニウム等の公知の材料
が使用できる。また、その形状としては、球状、針状な
ど任意のものとすることができる。さらに、繊維体とし
ては、ガラスなどの繊維体があり、織布、不織布など任
意の性状のものを用いれば良い。また、有機質フィラー
としては、アラミド繊維、セルロース繊維などが挙げら
れる。
【0025】さらに、導体配線層2a、2bとしては、
回路を形成するに好適な金属より形成され、例えば、
金、銀、銅、アルミニウムの少なくとも1種を含む低抵
抗金属の金属箔が好適に使用される。この金属箔の厚み
は1〜50μmが良く、望ましくは5〜18μmが良
い。この金属箔の厚み、言い換えれば導体配線層2の厚
みが1μmより小さいと回路の抵抗率が高くなり、また
35μmより大きいと、積層時に絶縁基板の変形が大き
くなったり、絶縁基板への金属の埋め込み量が多くな
り、絶縁基板の歪みが大きくなり樹脂硬化後に基板が変
形を起こしやすいなどの問題がある。
回路を形成するに好適な金属より形成され、例えば、
金、銀、銅、アルミニウムの少なくとも1種を含む低抵
抗金属の金属箔が好適に使用される。この金属箔の厚み
は1〜50μmが良く、望ましくは5〜18μmが良
い。この金属箔の厚み、言い換えれば導体配線層2の厚
みが1μmより小さいと回路の抵抗率が高くなり、また
35μmより大きいと、積層時に絶縁基板の変形が大き
くなったり、絶縁基板への金属の埋め込み量が多くな
り、絶縁基板の歪みが大きくなり樹脂硬化後に基板が変
形を起こしやすいなどの問題がある。
【0026】さらに、バイアホール中に充填する導体ペ
ーストとしては、導体配線層を形成する金属粉末にエポ
キシ、セルロース等の樹脂成分を添加し、酢酸ブチルな
どの溶媒によって混練したものが使用される。この導体
ペーストは、バイアホールへの充填後溶剤を乾燥させる
がはじめから無溶剤であることが望ましい。また、バイ
アホール導体の低抵抗化のために、前記金属粉末に少な
くとも鉛や錫を含む低融点金属を含有させてもよい。
ーストとしては、導体配線層を形成する金属粉末にエポ
キシ、セルロース等の樹脂成分を添加し、酢酸ブチルな
どの溶媒によって混練したものが使用される。この導体
ペーストは、バイアホールへの充填後溶剤を乾燥させる
がはじめから無溶剤であることが望ましい。また、バイ
アホール導体の低抵抗化のために、前記金属粉末に少な
くとも鉛や錫を含む低融点金属を含有させてもよい。
【0027】また、ビルドアップ法による多層配線層6
を形成する場合の絶縁層6aやソルダーレジスト層7
は、いずれもエポキシ樹脂などの熱硬化性や光硬化性の
樹脂からなり、いずれも熱膨張係数が30×10-6/℃
以上の絶縁材料によって構成される。
を形成する場合の絶縁層6aやソルダーレジスト層7
は、いずれもエポキシ樹脂などの熱硬化性や光硬化性の
樹脂からなり、いずれも熱膨張係数が30×10-6/℃
以上の絶縁材料によって構成される。
【0028】次に、多層配線基板の製造方法を図5をも
とに説明する。この図5は、図1の多層配線基板を作製
するための工程図である。
とに説明する。この図5は、図1の多層配線基板を作製
するための工程図である。
【0029】導体配線層を形成するにあたって、まず、
図5(a)に示すように、絶縁シート10に対して、打
ち抜き法やレーザー加工により所望のバイアホール11
を形成する。そして図5(b)に示すように、そのバイ
アホール11内に金属粉末を含有する導体ペーストを充
填してバイアホール導体12を形成する。
図5(a)に示すように、絶縁シート10に対して、打
ち抜き法やレーザー加工により所望のバイアホール11
を形成する。そして図5(b)に示すように、そのバイ
アホール11内に金属粉末を含有する導体ペーストを充
填してバイアホール導体12を形成する。
【0030】この絶縁シート10は、例えば、絶縁材料
として熱硬化性樹脂と無機質フィラーとの複合材料を用
いる場合、以下の方法によって作製される。まず、前述
したような適当な無機質フィラーに、前述した液状の熱
硬化性樹脂を無機質フィラー量が20〜80体積%とな
るように溶媒とともに加えた混合物を混練機(ニーダ)
や3本ロール等の手段によって混合して絶縁性スラリー
を作製する。
として熱硬化性樹脂と無機質フィラーとの複合材料を用
いる場合、以下の方法によって作製される。まず、前述
したような適当な無機質フィラーに、前述した液状の熱
硬化性樹脂を無機質フィラー量が20〜80体積%とな
るように溶媒とともに加えた混合物を混練機(ニーダ)
や3本ロール等の手段によって混合して絶縁性スラリー
を作製する。
【0031】絶縁性スラリーは、好適には、前述したよ
うな有機樹脂と無機フィラーの複合材料に、トルエン、
酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メタノール、メチル
セロソルブアセテート、イソプロピルアルコール、メチ
ルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド等の溶媒を
添加して所定の粘度を有する流動体からなる。スラリー
の粘度は、シート成形法にもよるが100〜3000ポ
イズが適当である。
うな有機樹脂と無機フィラーの複合材料に、トルエン、
酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メタノール、メチル
セロソルブアセテート、イソプロピルアルコール、メチ
ルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド等の溶媒を
添加して所定の粘度を有する流動体からなる。スラリー
の粘度は、シート成形法にもよるが100〜3000ポ
イズが適当である。
【0032】そして、その混合物を圧延法、押し出し
法、射出法、ドクターブレード法などのシート成形法に
よってシート状に成形した後、所望により熱硬化性樹脂
が完全硬化するに十分な温度よりもやや低い温度に加熱
して熱硬化性樹脂を半硬化させて、絶縁シート10を作
製できる。
法、射出法、ドクターブレード法などのシート成形法に
よってシート状に成形した後、所望により熱硬化性樹脂
が完全硬化するに十分な温度よりもやや低い温度に加熱
して熱硬化性樹脂を半硬化させて、絶縁シート10を作
製できる。
【0033】次に、図5(b)の半硬化状の絶縁シート
10のバイアホール導体12の両端部に金属箔からなる
導体配線層14を埋設させる。本発明では、この導体配
線層14の形成を転写法によって行う。
10のバイアホール導体12の両端部に金属箔からなる
導体配線層14を埋設させる。本発明では、この導体配
線層14の形成を転写法によって行う。
【0034】例えば、導体配線層14の形成には、ま
ず、図5(c)に示すように、適当な転写フィルム13
の表面にメッキ法などによって作製された銅、金、銀、
アルミニウム等から選ばれる1種または2種以上の合金
からなる厚さ1〜50μmの金属箔の鏡面側を接着し、
その金属箔の表面に所望の回路パターンの鏡像パターン
となるようにレジスト層を付設した後、エッチング、レ
ジスト除去によって所定の回路パターンの鏡像の導体配
線層14を形成する。
ず、図5(c)に示すように、適当な転写フィルム13
の表面にメッキ法などによって作製された銅、金、銀、
アルミニウム等から選ばれる1種または2種以上の合金
からなる厚さ1〜50μmの金属箔の鏡面側を接着し、
その金属箔の表面に所望の回路パターンの鏡像パターン
となるようにレジスト層を付設した後、エッチング、レ
ジスト除去によって所定の回路パターンの鏡像の導体配
線層14を形成する。
【0035】また、この時の導体配線層14は、前述し
たような図2に示すような逆台形形状の断面からなるこ
とが望ましい。このような逆台形形状は、例えば、塩化
第二鉄、塩化第二銅などを用いて金属箔のエッチング速
度を2〜50μm/分にすることにより容易に形成でき
る。
たような図2に示すような逆台形形状の断面からなるこ
とが望ましい。このような逆台形形状は、例えば、塩化
第二鉄、塩化第二銅などを用いて金属箔のエッチング速
度を2〜50μm/分にすることにより容易に形成でき
る。
【0036】転写フィルム13としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミ
ド、ポリフェニレンサルファイド、塩化ビニル、ポリプ
ロピレン等公知のものが使用できる。フィルムの厚みは
10〜100μmが適当であり、望ましくは25〜50
μmが良い。これは、転写フィルムの厚みが10μmよ
り小さいとフィルムの変形や折れ曲がりにより形成した
配線回路が断線を引き起こし易くなり、厚みが100μ
mより大きいとフィルムの柔軟性がなくなるためシート
の剥離が難しくなるためである。また、転写フィルム1
3表面に金属箔を接着するための接着剤としては、アク
リル系、ゴム系、シリコン系、エポキシ系等公知の接着
剤が使用できる。
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミ
ド、ポリフェニレンサルファイド、塩化ビニル、ポリプ
ロピレン等公知のものが使用できる。フィルムの厚みは
10〜100μmが適当であり、望ましくは25〜50
μmが良い。これは、転写フィルムの厚みが10μmよ
り小さいとフィルムの変形や折れ曲がりにより形成した
配線回路が断線を引き起こし易くなり、厚みが100μ
mより大きいとフィルムの柔軟性がなくなるためシート
の剥離が難しくなるためである。また、転写フィルム1
3表面に金属箔を接着するための接着剤としては、アク
リル系、ゴム系、シリコン系、エポキシ系等公知の接着
剤が使用できる。
【0037】また、内面の導体配線層2bを形成するた
めには、あらかじめ表面粗さ(Ra)が0.2μm以上
のものを貼り合わせた方が絶縁層中の樹脂をエッチング
処理で水分に曝すことがないので吸水率を低くできる。
この時、金属箔のカップリング処理を施さない方が配線
を転写後のフィルムが剥離しやすい。
めには、あらかじめ表面粗さ(Ra)が0.2μm以上
のものを貼り合わせた方が絶縁層中の樹脂をエッチング
処理で水分に曝すことがないので吸水率を低くできる。
この時、金属箔のカップリング処理を施さない方が配線
を転写後のフィルムが剥離しやすい。
【0038】次に、上記のようにして作製された表面用
の導体配線層14を具備する転写フィルム13ととも
に、同様な方法によって作製された裏面用の導体配線層
14を具備する転写フィルム13を作製し、これらを図
5(c)に示すように、バイアホール導体12が形成さ
れた絶縁シート10の表面に積層する。そして、図5
(d)に示すように、その積層物を10〜500kg/
cm2 、60〜150℃で加圧加熱した後、転写フィル
ム13を剥がすことにより、図5(e)に示すような、
絶縁シート10の両面に、導体配線層14が埋設された
配線シートaを作製することができる。
の導体配線層14を具備する転写フィルム13ととも
に、同様な方法によって作製された裏面用の導体配線層
14を具備する転写フィルム13を作製し、これらを図
5(c)に示すように、バイアホール導体12が形成さ
れた絶縁シート10の表面に積層する。そして、図5
(d)に示すように、その積層物を10〜500kg/
cm2 、60〜150℃で加圧加熱した後、転写フィル
ム13を剥がすことにより、図5(e)に示すような、
絶縁シート10の両面に、導体配線層14が埋設された
配線シートaを作製することができる。
【0039】このように、配線シートaの形成にあたっ
て、絶縁シート10の両面に導体配線層14が形成され
た転写フィルム13を積層し圧着することにより、多層
配線基板における2層の導体配線層の転写工程を同時に
行うことができる。
て、絶縁シート10の両面に導体配線層14が形成され
た転写フィルム13を積層し圧着することにより、多層
配線基板における2層の導体配線層の転写工程を同時に
行うことができる。
【0040】また、上記のようにして作製した配線シー
トaの表面に埋設された導体配線層14の粗面化処理を
行い、導体配線層14の表面粗さ(Ra)が0.2μ
m、特に0.4μm以上となるようにすることが望まし
い。
トaの表面に埋設された導体配線層14の粗面化処理を
行い、導体配線層14の表面粗さ(Ra)が0.2μ
m、特に0.4μm以上となるようにすることが望まし
い。
【0041】この粗面化処理は、塩酸、硫酸、硝酸、酢
酸、蟻酸などの酸処理による化学的なエッチング処理に
よって施すことができ、例えば、酸溶液を導体配線層の
表面に噴霧することが望ましい。また、粗面化処理面
(エッチング面)には、尖頭状の突起を多数形成するこ
とが望ましく、このような尖頭状の突起は、例えば、蟻
酸によって1μm/分以上の粗化速度で良好に形成でき
る。
酸、蟻酸などの酸処理による化学的なエッチング処理に
よって施すことができ、例えば、酸溶液を導体配線層の
表面に噴霧することが望ましい。また、粗面化処理面
(エッチング面)には、尖頭状の突起を多数形成するこ
とが望ましく、このような尖頭状の突起は、例えば、蟻
酸によって1μm/分以上の粗化速度で良好に形成でき
る。
【0042】そして、図5(f)に示すように、上記
(a)乃至(e)と同様にして作製された配線シートb
〜eを配線シートaとともに積層して一体化した後、こ
れらを絶縁シート中の熱硬化性樹脂が完全に硬化する温
度に加熱することにより、図1に示したような多層配線
基板を作製することができる。
(a)乃至(e)と同様にして作製された配線シートb
〜eを配線シートaとともに積層して一体化した後、こ
れらを絶縁シート中の熱硬化性樹脂が完全に硬化する温
度に加熱することにより、図1に示したような多層配線
基板を作製することができる。
【0043】その後、本発明によれば、得られた多層配
線基板に対して、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、蟻酸などの
酸処理による化学エッチングで表面の導体配線層の粗化
処理を行なう。例えば、酸溶液を導体配線層の表面に噴
霧することが望ましい。また、粗面化処理面(エッチン
グ面)には、導体配線層表面に尖頭状の突起を多数形成
することが望ましく、導体配線層の表面粗さ(Ra)が
0.2μm以上、望ましくは0.4μm以上となるよう
にすることが望ましい。また、上記粗面化処理に伴い、
多層配線基板表面の導体配線層を絶縁基板表面より1〜
10μm、望ましくは2〜6μm低くする。このような
絶縁基板表面の導体配線層への処理は、例えば、蟻酸に
よって1μm/分以上の粗化速度で良好に形成できる。
なお、上記導体配線層の高さの調整は、処理時間によっ
て容易に制御できる。
線基板に対して、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、蟻酸などの
酸処理による化学エッチングで表面の導体配線層の粗化
処理を行なう。例えば、酸溶液を導体配線層の表面に噴
霧することが望ましい。また、粗面化処理面(エッチン
グ面)には、導体配線層表面に尖頭状の突起を多数形成
することが望ましく、導体配線層の表面粗さ(Ra)が
0.2μm以上、望ましくは0.4μm以上となるよう
にすることが望ましい。また、上記粗面化処理に伴い、
多層配線基板表面の導体配線層を絶縁基板表面より1〜
10μm、望ましくは2〜6μm低くする。このような
絶縁基板表面の導体配線層への処理は、例えば、蟻酸に
よって1μm/分以上の粗化速度で良好に形成できる。
なお、上記導体配線層の高さの調整は、処理時間によっ
て容易に制御できる。
【0044】なお、このようにビルドアップ法によって
多層配線層を形成するには、この多層配線基板をコア基
板として、その表面にエポキシ樹脂などの感光性樹脂を
塗布して絶縁層を形成する。感光性樹脂からなる絶縁層
に対して露光現象してバイアホールを形成する。
多層配線層を形成するには、この多層配線基板をコア基
板として、その表面にエポキシ樹脂などの感光性樹脂を
塗布して絶縁層を形成する。感光性樹脂からなる絶縁層
に対して露光現象してバイアホールを形成する。
【0045】バイアホールの内壁を含む絶縁層の全表面
に銅などのメッキ層を形成する。メッキ層表面に感光性
レジストを塗布/露光/現象/エッチング/レジスト除
去を経て導体配線層を形成する。その後、必要に応じ上
記の工程を繰り返すことにより、絶縁層および導体配線
層を繰り返して形成して多層配線層を形成することがで
きる。
に銅などのメッキ層を形成する。メッキ層表面に感光性
レジストを塗布/露光/現象/エッチング/レジスト除
去を経て導体配線層を形成する。その後、必要に応じ上
記の工程を繰り返すことにより、絶縁層および導体配線
層を繰り返して形成して多層配線層を形成することがで
きる。
【0046】また、ソルダーレジスト層の形成は、この
多層配線基板の表面にエポキシ樹脂などのソルダーレジ
スト層を全面に塗布し、その後、露光/現像して所定の
箇所にパターンを露出させることによって形成される。
多層配線基板の表面にエポキシ樹脂などのソルダーレジ
スト層を全面に塗布し、その後、露光/現像して所定の
箇所にパターンを露出させることによって形成される。
【0047】なお、本発明の多層配線基板は、ビルドア
ップ法による多層配線層を形成した基板や、ソルダーレ
ジスト層を被覆した基板を構成することはもちろん、こ
れ単体を多層配線基板として用いても何ら問題もなく使
用することができる。
ップ法による多層配線層を形成した基板や、ソルダーレ
ジスト層を被覆した基板を構成することはもちろん、こ
れ単体を多層配線基板として用いても何ら問題もなく使
用することができる。
【0048】
【実施例】BTレジンの熱硬化性樹脂50体積%と、平
均粒径が5μmの球状溶融SiO2 50体積%との混合
物に対して、溶媒として酢酸ブチル、トルエン、メチル
エチルケトンを加え、さらに有機樹脂の硬化を促進させ
るための触媒を添加混合した後、スラリーをドクターブ
レード法により厚さ200μmの絶縁シートを作製し
た。そしてこの絶縁シートに対して、炭酸ガスレーザー
で直径0.1mmのバイアホールを形成し、そのホール
内に銀をメッキした銅粉末を含む銅ペーストを充填して
バイアホール導体を形成した。
均粒径が5μmの球状溶融SiO2 50体積%との混合
物に対して、溶媒として酢酸ブチル、トルエン、メチル
エチルケトンを加え、さらに有機樹脂の硬化を促進させ
るための触媒を添加混合した後、スラリーをドクターブ
レード法により厚さ200μmの絶縁シートを作製し
た。そしてこの絶縁シートに対して、炭酸ガスレーザー
で直径0.1mmのバイアホールを形成し、そのホール
内に銀をメッキした銅粉末を含む銅ペーストを充填して
バイアホール導体を形成した。
【0049】一方、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)の樹脂フィルム表面に接着剤を塗布し、電解メッキ
法によって形成され、内層配線用としては表面粗さ(R
a)0.4μm、厚み18μmの電解銅箔をアクリル系
の接着剤を介してPETフィルムと接着した。また、表
層配線用としては表面粗さ(Ra)が0.1μm、厚み
18μmの電解銅箔をアクリル系の接着剤を介してPE
Tフィルムと接着した。
T)の樹脂フィルム表面に接着剤を塗布し、電解メッキ
法によって形成され、内層配線用としては表面粗さ(R
a)0.4μm、厚み18μmの電解銅箔をアクリル系
の接着剤を介してPETフィルムと接着した。また、表
層配線用としては表面粗さ(Ra)が0.1μm、厚み
18μmの電解銅箔をアクリル系の接着剤を介してPE
Tフィルムと接着した。
【0050】そして、銅箔の表面に感光性のレジストを
塗布し、ガラスマスクを通して露光して回路パターンを
形成した後、これを塩化第二鉄溶液中を噴霧して非パタ
ーン部を35μm/分の速度でエッチング除去した。形
成された導体配線層の断面を観察した結果、形成角θが
60°の逆台形形状の断面を有していた。
塗布し、ガラスマスクを通して露光して回路パターンを
形成した後、これを塩化第二鉄溶液中を噴霧して非パタ
ーン部を35μm/分の速度でエッチング除去した。形
成された導体配線層の断面を観察した結果、形成角θが
60°の逆台形形状の断面を有していた。
【0051】なお、回路パターンは、線幅が1mmと、
50μmのものを形成するとともに、絶縁シートの50
%に相当する面積の接地層のパターンも形成した。
50μmのものを形成するとともに、絶縁シートの50
%に相当する面積の接地層のパターンも形成した。
【0052】そして、導体配線層が形成された樹脂フィ
ルムを10重量%の蟻酸溶液を噴霧して表面粗さ(R
a)0.5μmに粗化した後、バイアホール導体が形成
された前記絶縁シートの両面に位置合わせして積層し
て、30kg/cm2 の圧力で30秒加圧した後、樹脂
フィルムと接着層のみを剥離して絶縁シートに導体配線
層を転写させた。なお、絶縁シートに転写された導体配
線層は、絶縁シートの表面に完全に埋設され、絶縁シー
ト表面と導体配線層の表面とは同一平面となっているこ
とを確認した。
ルムを10重量%の蟻酸溶液を噴霧して表面粗さ(R
a)0.5μmに粗化した後、バイアホール導体が形成
された前記絶縁シートの両面に位置合わせして積層し
て、30kg/cm2 の圧力で30秒加圧した後、樹脂
フィルムと接着層のみを剥離して絶縁シートに導体配線
層を転写させた。なお、絶縁シートに転写された導体配
線層は、絶縁シートの表面に完全に埋設され、絶縁シー
ト表面と導体配線層の表面とは同一平面となっているこ
とを確認した。
【0053】そして、上記配線の形成された絶縁シート
を全部で5層積層し、これらを30kg/cm2 の圧力
で、200℃、2時間加熱処理して多層配線基板を得
た。
を全部で5層積層し、これらを30kg/cm2 の圧力
で、200℃、2時間加熱処理して多層配線基板を得
た。
【0054】そして、得られた多層配線基板の表裏面の
配線層を10重量%の蟻酸でエッチング処理し、表面粗
さ(Ra)0.1〜10μmに粗化した。また、導体配
線層を絶縁層より0〜15μm低くした。これは、エッ
チング速度を遅くすることにより行なった。
配線層を10重量%の蟻酸でエッチング処理し、表面粗
さ(Ra)0.1〜10μmに粗化した。また、導体配
線層を絶縁層より0〜15μm低くした。これは、エッ
チング速度を遅くすることにより行なった。
【0055】また、この多層配線基板の表面に以下のよ
うにしてビルドアップ法によって多層配線層を形成した
(以下、ビルドアップ基板という。)。上記多層配線基
板をコア基板として、感光性のエポキシ樹脂をスピンコ
ート法を用いて40μmの厚みで塗布した。溶剤を乾燥
除去した後、ガラスマスクを通して3J/cm2 で露光
し、炭酸ナトリウムで現像し、バイアホールを形成し
た。メッキによる配線層の密着強度を上げるために、樹
脂層を粗化した。次に、全面に無電解メッキをかけ、レ
ジストを塗布して露光、現像して配線部分以外にメッキ
レジストをを形成し、配線部に無電解メッキをかけた。
これを繰り返し上下各2層の配線層を形成し、10層の
ビルドアップ多層配線層を作製した。
うにしてビルドアップ法によって多層配線層を形成した
(以下、ビルドアップ基板という。)。上記多層配線基
板をコア基板として、感光性のエポキシ樹脂をスピンコ
ート法を用いて40μmの厚みで塗布した。溶剤を乾燥
除去した後、ガラスマスクを通して3J/cm2 で露光
し、炭酸ナトリウムで現像し、バイアホールを形成し
た。メッキによる配線層の密着強度を上げるために、樹
脂層を粗化した。次に、全面に無電解メッキをかけ、レ
ジストを塗布して露光、現像して配線部分以外にメッキ
レジストをを形成し、配線部に無電解メッキをかけた。
これを繰り返し上下各2層の配線層を形成し、10層の
ビルドアップ多層配線層を作製した。
【0056】また、ソルダーレジスト層を形成した基板
(以下、ソルダーレジスト基板という。)の形成は、次
のようにして行った。上記の多層配線基板に対して、プ
リント法でエポキシ樹脂からなるソルダーレジストを塗
布した。次に、ガラスマスクを通して、600mJ/c
m2 で露光、炭酸ナトリウムで現像して、その後樹脂を
150℃、1時間で硬化した。
(以下、ソルダーレジスト基板という。)の形成は、次
のようにして行った。上記の多層配線基板に対して、プ
リント法でエポキシ樹脂からなるソルダーレジストを塗
布した。次に、ガラスマスクを通して、600mJ/c
m2 で露光、炭酸ナトリウムで現像して、その後樹脂を
150℃、1時間で硬化した。
【0057】得られた各多層配線基板に対して、−55
〜125℃の温度サイクルを2000サイクル行い、ビ
ルドアップ基板においてはその多層配線層、ソルダーレ
ジスト基板においてはソルダーレジスト層の剥離の不良
数を観察した。また、多層基板の平坦度も3次元測定機
で測定した。結果を表1に示した。
〜125℃の温度サイクルを2000サイクル行い、ビ
ルドアップ基板においてはその多層配線層、ソルダーレ
ジスト基板においてはソルダーレジスト層の剥離の不良
数を観察した。また、多層基板の平坦度も3次元測定機
で測定した。結果を表1に示した。
【0058】
【表1】
【0059】その結果、本発明の多層配線基板は、温度
サイクル後の層間剥離もなく、平坦度も小さく、フリッ
プチップ実装などにも適した高信頼性の多層配線基板を
得ることができた。
サイクル後の層間剥離もなく、平坦度も小さく、フリッ
プチップ実装などにも適した高信頼性の多層配線基板を
得ることができた。
【0060】
【発明の効果】叙上のように、本発明によれば、配線基
板表面に樹脂含有絶縁層をコーティングするビルドアッ
プ基板やソルダーレジスト基板において、温度サイクル
などの耐環境試験に対して層間剥離のない高信頼性でか
つ平坦度の小さい多層配線基板と、少ない工程数で多層
配線層が形成可能な多層配線基板の製造方法を提供する
ことができる。
板表面に樹脂含有絶縁層をコーティングするビルドアッ
プ基板やソルダーレジスト基板において、温度サイクル
などの耐環境試験に対して層間剥離のない高信頼性でか
つ平坦度の小さい多層配線基板と、少ない工程数で多層
配線層が形成可能な多層配線基板の製造方法を提供する
ことができる。
【図1】本発明の多層配線基板の一例を説明するための
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】本発明の多層配線基板における導体配線層の要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図3】本発明の多層配線基板の表面にビルドアップ法
により多層配線層を形成した場合の構造を説明するため
の要部拡大断面図である。
により多層配線層を形成した場合の構造を説明するため
の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の多層配線基板の表面にソルダーレジス
ト層を形成した場合の構造を説明するための要部拡大断
面図である。
ト層を形成した場合の構造を説明するための要部拡大断
面図である。
【図5】本発明の多層配線基板の製造方法の一例を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
1・・・絶縁基板 1a〜1e・・・絶縁層 2a・・・表面の導体配線層 2b・・・内面の導体配線層 3・・・バイアホール導体
Claims (7)
- 【請求項1】少なくとも熱硬化性樹脂を含む絶縁基板
と、該絶縁基板の表面および内部に形成された複数層の
導体配線層と、金属粉末を充填してなり前記導体配線層
間を接続するためのバイアホール導体とを具備する多層
配線基板において、前記絶縁基板表面に形成された導体
配線層の表面が前記絶縁基板の表面よりも1〜10μm
低く、且つその導体配線層の表面粗さ(Ra)が0.2
μm以上であることを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項2】前記絶縁基板表面の導体配線層が金属箔か
らなることを特徴とする請求項1記載の多層配線基板。 - 【請求項3】前記多層配線基板をコア基板として、その
絶縁基板表面に、ビルドアップ法によって多層配線層が
形成されてなる請求項1又は請求項2記載の多層配線基
板。 - 【請求項4】前記多層配線基板表面に、ソルダーレジス
ト層が形成されてなる請求項1又は請求項2記載の多層
配線基板。 - 【請求項5】(a)所定のフィルム表面に金属箔を接着
剤を介して接着させる工程と、 (b)前記フィルム表面の金属箔表面を表面粗さ(R
a)が0.2μm以上となるようにエッチング処理する
工程と、 (c)(b)によって作製された前記フィルム表面に、
回路パターン状のレジストを被着後、エッチング処理し
て、金属箔からなる導体配線層を形成する工程と、 (d)前記フィルム表面の導体配線層を少なくとも熱硬
化性樹脂を含有する軟質の絶縁シート表面に圧力を加え
ながら積層し、前記導体配線層を前記絶縁シート表面に
埋設した後、前記フィルムを剥離して前記導体配線層を
前記絶縁シート表面に転写させる工程と、 (e)(c)(d)の工程によって導体配線層が表面に
埋設された複数の絶縁シートを積層圧着後、一括して積
層硬化する工程と、 (f)(e)の工程によって積層硬化された絶縁基板表
面の導体配線層を表面粗さ(Ra)を0.2μm以上に
かつ絶縁層表面よりも1〜10μm低くなるようエッチ
ング処理をする工程と、を具備することを特徴とする多
層配線基板の製造方法。 - 【請求項6】前記(f)工程後に、絶縁基板表面にビル
ドアップ法によって多層配線層を形成する工程を具備す
る請求項5記載の多層配線基板の製造方法。 - 【請求項7】前記(f)工程後に、絶縁基板表面にソル
ダーレジスト層を形成する工程を具備する請求項5記載
の多層配線基板の製造方法。
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---|---|---|---|
JP11218057A JP2001044638A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 多層配線基板及びその製造方法 |
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