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JP2000305746A - 画面制御方式 - Google Patents

画面制御方式

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Publication number
JP2000305746A
JP2000305746A JP10927699A JP10927699A JP2000305746A JP 2000305746 A JP2000305746 A JP 2000305746A JP 10927699 A JP10927699 A JP 10927699A JP 10927699 A JP10927699 A JP 10927699A JP 2000305746 A JP2000305746 A JP 2000305746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
setting
user
control method
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10927699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenro Mitsuta
憲朗 光田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10927699A priority Critical patent/JP2000305746A/ja
Publication of JP2000305746A publication Critical patent/JP2000305746A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小学生や高齢者を含めた習熟度の異なる使用
者が同じソフトを違和感なく使用することができると共
に、年齢や習熟度の異なる複数の使用者が同じソフトを
習熟度のレベルに合わせて使用することができる画面制
御方式を得る。 【解決手段】 小学生、高齢者及び習熟度の異なる人を
対象にした複数の画面表示モードを備え、学年、視力及
び習熟度に応じて、操作文字や操作説明に使用する漢字
を限定してひらがなやカタカナに変更したり又はふりが
なを付けたりし、漢字変換用辞書で使用する漢字の数を
限定するようにしたり、字の大きさを変えたり、操作で
きるキーを限定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理機器における画面制御方式に関し、
特に使用者の年齢や習熟度に合わせて複数レベルの画面
を選択して表示する画面制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザの習熟度に対応して画面を
変更する複数レベル画面制御方式として、特開平2−1
99529号公報で開示されたものがある。図6は、特
開平2−199529号公報で開示された複数レベル画
面制御方式の原理構成図である。低レベルモードの指定
に対応して、説明を付加し情報の設定を分かりやすくし
た低レベル画面を順次表示し、高レベルモードの指定に
対応して、低レベル画面の設定情報をまとめた高レベル
画面を表示して、設定不足の場合に補充画面を表示し設
定(選択、入力)するように構成されている。
【0003】また、特開平4−326111号公報で
は、個人の習熟度を操作履歴や過去の操作手順を基に判
定し、必要に応じて補助メッセージが出せるように構成
された情報操作補助装置が開示されている。更に、特開
平5−53743号公報では、ユーザの操作回数を基に
習熟度を判定し、ユーザの習熟度に応じたガイダンス表
示を行う構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の複数レベル画面制御方式では、習熟者が初心者向
けの詳しいガイダンスや操作表示を見なくてすむという
利点はあるが、ガイダンスや表示が変更されるだけで操
作機能については、習熟度に応じた変化はなく、常にソ
フトの持つ最大限の機能が使用可能な状況にあるため、
初心者にとってはいくら説明が詳しくなされても機能が
多すぎて覚えきれず、いつまでたっても使いこなせない
という問題があった。
【0005】また、小学生の使用者が増加しているにも
かかわらず、操作キーに小学生には難しい漢字が用いら
れており、操作を覚えるよりも、まず操作の説明に使用
されている漢字を辞書で調べないと説明の内容が分から
ないといった問題があった。更に、高齢者の使用者が増
加しているにもかかわらず、目の悪い高齢者に対する対
策は何らなされていなかった。
【0006】一方、家族全員でパソコンを使用する家庭
が増加しているが、パソコンが高価であると共にパソコ
ンを設置するスペースが限られていることから、1台の
パソコンを家族全員で使用しているケースが多い。しか
し、従来のような習熟度判定方法では、習熟度の高い大
人と初心者レベルの子供が同じソフトを使用した場合、
使用者の習熟度を正しく判定することができないという
問題があった。また、市販されているソフトが、1個人
に対して1ソフトの購入を義務付けしているため、習熟
レベルの大きく異なる家族での共有使用という状況は考
慮されていなかった。
【0007】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、小学生や高齢者を含めた習熟
度の異なる使用者が同じソフトを違和感なく使用するこ
とができると共に、年齢や習熟度の異なる複数の使用者
が同じソフトを習熟度のレベルに合わせて使用すること
ができる画面制御方式を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画面制御
方式は、パーソナルコンピュータ等の情報処理機器にお
ける表示画面上の情報表示の設定を行う画面制御方式に
おいて、情報処理機器の使用者に対して年齢設定を行わ
せ、該年齢設定が小学生である場合、画面表示に使用す
る漢字及び漢字変換用の辞書で使用する漢字を、学年に
応じてひらがな又はカタカナを使用して、あらかじめ設
定された種類にそれぞれ限定するものである。
【0009】この発明に係る画面制御方式は、請求項1
において、限定された種類以外の漢字を使用する場合
は、ふりがなを表示するものである。
【0010】この発明に係る画面制御方式は、請求項1
又は請求項2のいずれかにおいて、学年の設定変更を行
う場合、該設定変更に伴う画面表示の変更の内容を説明
する画面表示を行うものである。
【0011】この発明に係る画面制御方式は、請求項1
から請求項3のいずれかにおいて、年齢設定から使用者
が高齢者である場合、使用者に対して視力設定を行わ
せ、画面表示に使用する文字の大きさを、視力に応じて
あらかじめ設定された大きさで表示するものである。
【0012】この発明に係る画面制御方式は、パーソナ
ルコンピュータ等の情報処理機器における表示画面上の
情報表示の設定を行う画面制御方式において、情報処理
機器の使用者に対して年齢設定を行わせ、該年齢設定か
ら使用者が高齢者である場合、使用者に対して視力設定
を行わせ、画面表示に使用する文字の大きさを、視力に
応じてあらかじめ設定された大きさで表示するものであ
る。
【0013】この発明に係る画面制御方式は、請求項4
又は請求項5のいずれかにおいて、視力における老眼の
レベルが所定値を超えると、画面表示文字及び漢字変換
後のすべての入力値を音声で読み上げるものである。
【0014】この発明に係る画面制御方式は、請求項6
において、視力の設定変更を行う場合、該設定変更に伴
う表示文字の大きさの変化及び音声の追加といった変更
内容を説明する画面表示を行うものである。
【0015】この発明に係る画面制御方式は、請求項1
から請求項7のいずれかにおいて、情報処理機器の使用
者に対して該情報処理機器に対する習熟度の設定を行わ
せ、該設定された習熟度に応じて、操作キー及び操作説
明の内容を変えると共に操作可能なキーの数を変えるも
のである。
【0016】この発明に係る画面制御方式は、パーソナ
ルコンピュータ等の情報処理機器における表示画面上の
情報表示の設定を行う画面制御方式において、情報処理
機器の使用者に対して該情報処理機器に対する習熟度の
設定を行わせ、該設定された習熟度に応じて、操作キー
及び操作説明の内容を変えると共に操作可能なキーの数
を変えるものである。
【0017】この発明に係る画面制御方式は、請求項8
又は請求項9のいずれかにおいて、習熟度の設定変更を
行う場合、該設定変更に伴って変更される機能を説明す
る画面表示を行うものである。
【0018】この発明に係る画面制御方式は、請求項1
から請求項10のいずれかにおいて、情報処理機器の使
用者に対して氏名の入力を行わせ、該氏名に対する設定
内容を保存し、該保存後は、氏名の入力又は氏名一覧か
らの選択を行うことにより、該氏名に対する設定内容で
画面表示を行うものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1における
画面制御方式を使用する情報処理機器の例を示した概略
のブロック図である。なお、図1ではパーソナルコンピ
ュータを例にして示している。図1において、パーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)1は、キーボ
ードやマウス等からなる入力部2と、CPU等からなる
処理部3と、プログラムやデータ等の格納を行う記憶部
4と、ディスプレイ、スピーカ及びプリンタ等からなる
出力部5とで構成されている。処理部3は、入力部2や
記憶部4からのプログラムやデータを取り込んで処理
し、出力部5に処理した結果を出力する。
【0020】図2は、本発明の実施の形態1における画
面制御方式の構成例を示した原理構成図であり、図2で
は、図1で示したパソコン1を使用した場合を例にして
説明する。図2において、処理部3による出力部5のデ
ィスプレイへの画面表示モードの種類として、小学生を
対象とした小学生対象画面10と小学生以外を対象とし
た一般対象画面11とがある。小学生対象画面10は、
小学1年生対象画面10a、小学2年生対象画面10
b、小学3年生対象画面10c、小学4年生対象画面1
0d、小学5年生対象画面10e、小学6年生対象画面
10fの6種類の画面表示モードからなる。
【0021】例えば、小学1年生対象画面10aでは、
操作キーの略号や操作の説明について、小学1年生で習
う漢字以外は使用されず、小学2年生以上で習う漢字や
表記上どうしても必要な漢字についてはふりがながつけ
られる。また、入力変換に使用される辞書についても同
様に、小学1年生で習う漢字以外は使用されず、小学2
年生以上で習う漢字や表記上どうしても必要な漢字につ
いてはふりがながつけられる。小学2年生対象画面10
b〜小学6年生対象画面10fにおいても同様に、操作
キーの略号や操作の説明及び入力変換に使用される辞書
について、対応する学年で習う漢字以外は使用されず、
対応する学年以上で習う漢字や表記上どうしても必要な
漢字についてはふりがながつけられる。
【0022】処理部3は、ステップS1で、使用者に対
して入力部2から氏名を入力させ、ステップS2で、過
去の使用者ファイルと照合する。ステップS2で、使用
者ファイルに登録されていない場合(NO)、処理部3
は、ステップS3で、使用者に対して入力部2から年齢
を入力させ、ステップS4で、入力された年齢が14歳
未満か否かを調べ、14歳未満の場合(YES)、ステ
ップS5に進む。処理部3は、ステップS5で、使用者
に対して入力部2から小学生で有るか否かを入力させ、
小学生である場合(YES)、ステップS6に進む。
【0023】処理部3は、ステップS6で、使用者に対
して入力部2から何年生であるかを入力させ、ステップ
S7で、小学生対象画面10における入力された学年に
応じた対象画面モードで画面表示を行う。また、処理部
3は、ステップS2で、使用者ファイルに登録されてい
る場合(YES)、ステップS8で、登録されている内
容に従って、小学生対象画面10のいずれか又は一般対
象画面11のいずれかで表示を行う。また、処理部3
は、ステップS4において14歳未満でない場合(N
O)、及びステップS5において小学生でない場合(N
O)は、それぞれ一般対象画面11で画面表示を行う。
【0024】一方、高学年で習う漢字を習得した場合、
例えば小学1年生であっても、小学2年生で習う漢字を
習得した場合には、学年変更を選択して上の学年を選択
する。言うまでもなく、小学生対象画面10から一般対
象画面11に変更することもできる。これらの場合、変
更内容説明画面15が表示され、漢字が増えること等、
主な変更点が明示される。逆に、選択した学年における
漢字を習得していない場合、下の学年を選択して変更す
ることもできる。この場合においても、変更内容説明画
面15が表示され、使用されなくなる漢字等の変更点が
明示される。また、言うまでもなく、一般対象画面11
から小学生対象画面10に変更することもできる。
【0025】このように、本実施の形態1における画面
制御方式は、パソコンの習熟度と漢字の習熟度を切り離
して使用者のレベルに合わせることができるため、小学
生のどの学年でも違和感なくソフトを使用することがで
きる。また、年齢や学年等を一度入力しておけば、最初
の氏名の入力又は氏名の選択によって、記憶されている
画面表示モードで最初からソフトを使用することができ
る。該氏名の選択は、過去に入力された氏名を一覧に
し、メニューのプルダウンによって容易に選択すること
ができる。更に、小学校において、同じパソコンソフト
を使用して学年の異なる複数の生徒にパソコン操作を勉
強させることができるため、これからますます進むであ
ろう情報化社会に合わせて、小学校低学年から高学年ま
で、個人の学力に合わせたパソコン操作の勉強が可能に
なる。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1では、漢
字の習熟度に応じて画面表示モードの設定を変えたが、
視力に応じて画面表示モードの設定を変えるようにして
もよく、このようにしたものを本発明の実施の形態2と
する。図3は、本発明の実施の形態2における画面制御
方式の構成例を示した原理構成図である。なお、本発明
の実施の形態2における画面制御方式を使用する情報処
理機器の例を示した概略のブロック図は、図1と同じで
あるので省略し、図3では、図1のパソコン1を使用し
た場合を例にして説明し、図2と同じもの又は同じ処理
は同じ符号で示している。
【0027】図3において、処理部3による出力部5の
ディスプレイへの画面表示モードの種類として、高齢者
を対象とした高齢者対象画面20と高齢者以外を対象と
した一般対象画面11とがある。高齢者対象画面20
は、老眼の進み具合を視力に応じて老眼レベル1〜老眼
レベル6の6段階に分け、該老眼レベルに応じた老眼1
対象画面20a、老眼2対象画面20b、老眼3対象画
面20c、老眼4対象画面20d、老眼5対象画面20
e、老眼6対象画面20fの6種類の画面表示モードか
らなる。なお、老眼レベルの数が大きくなるほど老眼が
進んでいるものとする。
【0028】例えば、老眼レベル1に対応する老眼1対
象画面20aでは、一般対象画面11と比較して、表示
される字の大きさが大きくなる。老眼レベル2に対応す
る老眼2対象画面20bでは老眼1対象画面20aより
も、老眼レベル3に対応する老眼3対象画面20cでは
老眼2対象画面20bよりも、それぞれ表示される字の
大きさが大きくなる。老眼レベル4に対応する老眼4対
象画面20dでは、老眼3対象画面20cよりも表示さ
れる字の大きさが大きくなると共に、明暗をはっきりさ
せるために強いコントラストがつけられる。
【0029】老眼レベル5に対応する老眼5対象画面2
0eでは、老眼4対象画面20dよりも表示される字の
大きさが大きくなると共に、操作キーを選択した際、音
声によって操作キーの名称が読まれる。また、老眼レベ
ル6に対応する老眼6対象画面20fは、老眼5対象画
面20eよりも表示される字の大きさが大きくなると共
に、音声によってすべての漢字変換後の入力値が読まれ
る。一方、音声処理に時間を要し、パソコンの応答速度
が少し遅くなるが、老眼になっている高齢者では、急速
な処理を必要としない場合が多く、パソコン操作の障害
になることはない。
【0030】処理部3は、ステップS1で、使用者に対
して入力部2から氏名を入力させ、ステップS2で、過
去の使用者ファイルと照合する。ステップS2で、使用
者ファイルに登録されていない場合(NO)、処理部3
は、ステップS3で、使用者に対して入力部2から年齢
を入力させ、ステップS11で、入力された年齢が60
歳未満か否かを調べ、60歳以上の場合(NO)、ステ
ップS12に進む。処理部3は、ステップS12で、使
用者に対して入力部2から老眼で有るか否かを入力さ
せ、老眼である場合(YES)、ステップS13に進
む。
【0031】処理部3は、ステップS13で、使用者に
対して入力部2から老眼レベルを入力させ、ステップS
14で、高齢者対象画面20における入力された老眼レ
ベルに応じた対象画面モードで画面表示を行う。また、
処理部3は、ステップS2で、使用者ファイルに登録さ
れている場合(YES)、ステップS15で、登録され
ている内容に従って、高齢者対象画面20のいずれか又
は一般対象画面11のいずれかで表示を行う。また、処
理部3は、ステップS11において60歳未満の場合
(YES)、及びステップS12において老眼でない場
合(NO)は、それぞれ一般対象画面11で画面表示を
行う。
【0032】一方、老眼が進行した場合、例えば老眼レ
ベル1から老眼レベル2に老眼が進行した場合、老眼レ
ベルの変更を選択して老眼2対象画面を選択する。この
ような場合、変更内容説明画面25が表示され、実際に
文字の大きさの変化等の変更点を例示し、例えば老眼レ
ベル4から老眼レベル5に進行した場合、更に音声の追
加等の変更点を例示する。また、眼鏡をかけて使用する
場合と、眼鏡を外して使用する場合の2通りが考えら
れ、該両方の場合にそれぞれ対応することができるよう
に、老眼レベルを戻すこともできる。この場合において
も、変更内容説明画面25で実際に文字の大きさの変化
が例示される。
【0033】また、眼鏡をかけて使用する場合には、例
えばメガネマークを表示し、眼鏡をかけないで使用する
場合には該メガネマークの表示を行わないようにし、該
2通りの場合を選択できるようにしておけば、同一人物
でも2通りの画面表示モードを即座に選択することがで
きる。例えば、眼鏡をかけている場合はメガネマークを
オンにして一般対象画面11でパソコン操作を行い、眼
鏡を外している場合は、メガネマークをオフして老眼レ
ベルに対応した高齢者対象画面20でパソコン操作を行
うことができる。
【0034】このように、本実施の形態2における画面
制御方式は、画面表示モードを使用者の老眼レベルに合
わせることができるため、高齢者でも違和感なくソフト
を使用することができる。また、年齢や視力等を一度入
力しておけば、最初の氏名の入力又は氏名の選択によっ
て、記憶されている画面表示モードで最初からソフトを
使用することができる。該氏名の選択は、過去に入力さ
れた氏名を一覧にし、メニューのプルダウンによって容
易に選択することができる。更に、同一人物において、
眼鏡をかけている場合と外している場合の2通りの画面
を即座に切り換えることができる。これらのことから、
老眼であってもパソコン操作を行って仕事を続ける必要
のある高齢化社会のニーズに対応することができる。
【0035】なお、本実施の形態2では、老眼を対象に
した場合を例にして説明したが、一般の人や小学生を対
象にして、視力に応じた画面表示を行うようにしてもよ
く、同様の効果を得ることができる。
【0036】実施の形態3.上記実施の形態1では、漢
字の習熟度に応じて画面表示モードの設定を変えたが、
パソコン習熟度に応じて画面表示モードの設定を変える
ようにしてもよく、このようにしたものを本発明の実施
の形態3とする。図4は、本発明の実施の形態3におけ
る画面制御方式の構成例を示した原理構成図である。な
お、本発明の実施の形態3における画面制御方式を使用
する情報処理機器の例を示した概略のブロック図は、図
1と同じであるので省略し、図4では、図1のパソコン
1を使用した場合を例にして説明し、図2と同じもの又
は同じ処理は同じ符号で示している。
【0037】図4において、処理部3による出力部5の
ディスプレイへの画面表示モードとして、パソコン習熟
度に応じた習熟度対象画面30がある。習熟度対象画面
30は、パソコン習熟度に応じてレベル1〜レベル6の
6段階に分け、該レベル1〜レベル6に応じたレベル1
対象画面30a、レベル2対象画面30b、レベル3対
象画面30c、レベル4対象画面30d、レベル5対象
画面30e、レベル6対象画面30fの6種類の画面表
示モードからなる。なお、パソコン習熟度のレベル数が
大きくなるほどパソコン習熟度が高いものとする。
【0038】例えば、レベル1対象画面30aでは、初
心者向けの画面になっており、基本的なファンクション
キー以外は表示もされないようになっており、機能の説
明も詳しくなっている。このことから、基本的なファン
クション操作がしっかりとマスタすることができる。習
熟度のレベルが上がるに従って、使用可能なファンクシ
ョンキーを増やし、基本的な機能の説明が徐々に省かれ
ていく。
【0039】処理部3は、ステップS1で、使用者に対
して入力部2から氏名を入力させ、ステップS2で、過
去の使用者ファイルと照合する。ステップS2で、使用
者ファイルに登録されていない場合(NO)、処理部3
は、ステップS21で、使用者に対して入力部2から習
熟度のレベルを入力させる。次に、処理部3は、ステッ
プS22で、習熟度対象画面30における入力された習
熟度レベルに応じた対象画面モードで画面表示を行う。
また、処理部3は、ステップS2で、使用者ファイルに
登録されている場合(YES)、ステップS23で、登
録されている内容に従って、習熟度対象画面30のいず
れかの画面表示モードで表示を行う。
【0040】一方、パソコン習熟度が向上して習熟度レ
ベルが上がった場合、例えばレベル1からレベル2に習
熟度レベルが上がった場合、レベルの変更を選択してレ
ベル2対象画面を選択する。このような場合、変更内容
説明画面35が表示され、新たに加わる機能が明示され
る。また、習熟度レベルを下げる場合においても、レベ
ル変更を選択してレベルの低い対象画面を選択する。こ
の場合においても、変更内容説明画面35が表示され、
削除される機能が明示される。
【0041】このように、本実施の形態3における画面
制御方式は、画面表示モードを使用者のパソコン習熟度
のレベルに合わせることができるため、使用者は習熟度
に合わせて違和感なくソフトを使用することができる。
また、習熟度レベルを一度入力しておけば、最初の氏名
の入力又は氏名の選択によって、記憶されているレベル
の画面で最初からソフトを使用することができる。該氏
名の選択は、過去に入力された氏名を一覧にし、メニュ
ーのプルダウンによって容易に選択することができる。
【0042】実施の形態4.実施の形態1では小学生の
学年に応じて、実施の形態2では高齢者の視力に応じ
て、実施の形態3ではパソコン習熟度に応じてそれぞれ
画面表示モードを変えるようにしたが、子供、大人及び
高齢者等の様々な使用者に応じて画面表示モードの設定
を変えるようにしてもよく、このようにしたものを本発
明の実施の形態4とする。
【0043】図5は、本発明の実施の形態4における画
面制御方式の構成例を示した原理構成図である。なお、
本発明の実施の形態4における画面制御方式を使用する
情報処理機器の例を示した概略のブロック図は、図1と
同じであるので省略し、図5では、図1のパソコン1を
使用した場合を例にして説明し、図2から図4と同じも
の又は同じ処理は同じ符号で示しており、ここではその
説明を省略する。
【0044】図5において、処理部3による出力部5の
ディスプレイへの画面表示モードの種類として、小学生
対象画面10と、一般対象画面11と、高齢者対象画面
20とがある。更に、小学生対象の習熟度対象画面40
及び高齢者対象の習熟度対象画面41がある。小学生対
象の習熟度対象画面40は、小学生対象画面10に対し
て更に図4で示したようなパソコンの習熟度レベル1〜
6に対応するレベル1対象画面からレベル6対象画面の
6種類の画面表示モードからなる。また、同様に、高齢
者対象の習熟度対象画面41は、高齢者対象画面20に
対して更に図4で示したようなパソコンの習熟度レベル
1〜6に対応するレベル1対象画面からレベル6対象画
面の6種類の画面表示モードからなる。
【0045】処理部3は、図2のステップS1及びステ
ップS2の処理を行い、ステップS2で、使用者ファイ
ルに登録されていない場合(NO)、図2のステップS
3及びステップS4の処理を行う。処理部3は、ステッ
プS4で、14歳未満の場合(YES)、図2のステッ
プS5の処理を行い、ステップS5で、小学生である場
合(YES)、図2のステップS6及びステップS7の
処理を行う。処理部3は、ステップS7の処理を行った
後、更に図4のステップS21の処理を行い、小学生対
象の習熟度対象画面40での画面表示を行う。
【0046】また、処理部3は、ステップS4において
14歳未満でない場合(NO)、図3のステップS11
の処理を行い、ステップS11で60歳以上の場合(N
O)、図3のステップS12からステップS14の処理
を行う。処理部3は、ステップS14の処理を行った
後、更に図4のステップS21の処理を行い、高齢者対
象の習熟度対象画面41での画面表示を行う。また、処
理部3は、ステップS2で、使用者ファイルに登録され
ている場合(YES)、ステップS31で、登録されて
いる内容に従った画面表示モードで表示を行う。
【0047】一方、処理部3は、ステップS5で小学生
でない場合(NO)、又はステップS11で60歳未満
の場合(YES)、又はステップS12で老眼でない場
合(NO)、何れの場合も図4のステップS21の処理
を行い、習熟度対象画面30での画面表示を行う。な
お、上記の説明から分かるように、パソコン習熟度のレ
ベルが同じであっても、小学生や視力によって、習熟度
対象画面30とは異なった画面表示になることが分か
る。
【0048】このように、本実施の形態4における画面
制御方式は、小学生の学年、高齢者の視力、パソコン習
熟度のレベルに応じて画面表示モードを変えることがで
きるため、様々な使用者に合わせて違和感なくソフトを
使用することができる。また、使用者の情報を一度入力
しておけば、最初の氏名の入力又は氏名の選択によっ
て、記憶されている画面表示モードで最初からソフトを
使用することができる。該氏名の選択は、過去に入力さ
れた氏名を一覧にし、メニューのプルダウンによって容
易に選択することができる。
【0049】なお、上記実施の形態1から実施の形態4
では、パソコンを使用する場合を例にして説明したが、
本発明はこれに限定するものではなく、オペレーティン
グシステム、ワープロソフト、製図用ソフト、インター
ネットソフト、ゲームソフト、これらのソフト搭載した
パソコン及びオフィスコンピュータ、並びに学習用コン
ピュータ及びその学習ソフト、高齢者用ソフト、医療用
ソフト等に適用することができる。更に、本発明は、携
帯電話用ソフト、オペレーティングシステムやソフトを
搭載した携帯電話等にも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に係る画面制御方式は、使用者
による年齢設定が小学生である場合、画面表示に使用す
る漢字及び漢字変換用の辞書で使用する漢字を、学年に
応じてひらがな又はカタカナを使用してあらかじめ設定
された種類にそれぞれ限定するようにした。このことか
ら、パソコンの習熟度と漢字の習熟度を切り離して使用
者のレベルに合わせることができるため、小学生のどの
学年でも違和感なくソフトを使用することができる。更
に、小学校において、同じパソコンソフトを使用して学
年の異なる複数の生徒にパソコン操作を勉強させること
ができるため、これからますます進むであろう情報化社
会に合わせて、小学校低学年から高学年まで、個人の学
力に合わせたパソコン操作の勉強が可能になる。
【0051】請求項2に係る画面制御方式は、請求項1
において、具体的には、限定された種類以外の漢字を使
用する場合は、ふりがなを表示するようにした。このこ
とから、小学生のどの学年でも違和感なくソフトを使用
することができる。
【0052】請求項3に係る画面制御方式は、請求項1
又は請求項2のいずれかにおいて、具体的には、学年の
設定変更を行う場合、該設定変更に伴う画面表示の変更
の内容を説明する画面表示を行うようにした。このこと
から、小学校低学年から高学年まで、個人の学力に合わ
せた画面表示が可能になる。
【0053】請求項4に係る画面制御方式は、請求項1
から請求項3のいずれかにおいて、年齢設定から使用者
が高齢者である場合、使用者に対して視力設定を行わ
せ、画面表示に使用する文字の大きさを、視力に応じて
あらかじめ設定された大きさで表示するようにした。こ
のことから、画面表示モードを使用者の老眼レベルに合
わせることができるため、高齢者でも違和感なくソフト
を使用することができる。
【0054】請求項5に係る画面制御方式は、使用者に
よる年齢設定から使用者が高齢者である場合、使用者に
対して視力設定を行わせ、画面表示に使用する文字の大
きさを、視力に応じてあらかじめ設定された大きさで表
示するようにした。このことから、画面表示モードを使
用者の老眼レベルに合わせることができるため、高齢者
でも違和感なくソフトを使用することができる。
【0055】請求項6に係る画面制御方式は、請求項4
又は請求項5のいずれかにおいて、具体的には、老眼の
レベルが所定値を超えると、画面表示文字及び漢字変換
後のすべての入力値を音声で読み上げるようにした。こ
のことから、老眼の進んだ高齢者でも違和感なくソフト
を使用することができる。
【0056】請求項7に係る画面制御方式は、請求項6
において、具体的には、視力の設定変更を行う場合、該
設定変更に伴う表示文字の大きさの変化及び音声の追加
といった変更内容を説明する画面表示を行うようにし
た。このことから、老眼の進行度合いに合わせた画面表
示が可能になる。また、同一人物において、眼鏡をかけ
ている場合と外している場合の2通りの画面を即座に切
り換えることができる。
【0057】請求項8に係る画面制御方式は、請求項1
から請求項7のいずれかにおいて、具体的には、使用者
による習熟度の設定に応じて、操作キー及び操作説明の
内容を変えると共に操作可能なキーの数を変えるように
した。このことから、画面表示モードを使用者のパソコ
ン習熟度のレベルに合わせることができるため、使用者
は習熟度に合わせて違和感なくソフトを使用することが
できる。
【0058】請求項9に係る画面制御方式は、使用者に
よって設定された習熟度に応じて、操作キー及び操作説
明の内容を変えると共に操作可能なキーの数を変えるよ
うにした。このことから、画面表示モードを使用者のパ
ソコン習熟度のレベルに合わせることができるため、使
用者は習熟度に合わせて違和感なくソフトを使用するこ
とができる。
【0059】請求項10に係る画面制御方式は、請求項
8又は請求項9のいずれかにおいて、習熟度の設定変更
を行う場合、該設定変更に伴って変更される機能を説明
する画面表示を行うようにした。このことから、個人の
習熟度に合わせた画面表示が可能になる。
【0060】請求項11に係る画面制御方式は、請求項
1から請求項10のいずれかにおいて、情報処理機器の
使用者に対して氏名の入力を行わせ、該氏名に対する設
定内容を保存し、該保存後は、氏名の入力又は氏名一覧
からの選択を行うことにより、該氏名に対する設定内容
で画面表示を行うようにした。このことから、最初の氏
名の入力又は氏名の選択によって、記憶されている画面
表示モードで最初からソフトを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における画面制御方式
を使用する情報処理機器の例を示した概略のブロック図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1における画面制御方式
の構成例を示した原理構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態2における画面制御方式
の構成例を示した原理構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態3における画面制御方式
の構成例を示した原理構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態4における画面制御方式
の構成例を示した原理構成図である。
【図6】 従来の複数レベル画面制御方式の原理構成図
である。
【符号の説明】
1 パソコン、 2 入力部、 3 処理部、 4 記
憶部、 5 出力部、10 小学生対象画面、 11
一般対象画面、 20 高齢者対象画面、30 習熟度
対象画面、 40 小学生対象の習熟度対象画面、 4
1 高齢者対象の習熟度対象画面。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータ等の情報処理機
    器における表示画面上の情報表示の設定を行う画面制御
    方式において、 上記情報処理機器の使用者に対して年齢設定を行わせ、
    該年齢設定が小学生である場合、画面表示に使用する漢
    字及び漢字変換用の辞書で使用する漢字を、学年に応じ
    てひらがな又はカタカナを使用して、あらかじめ設定さ
    れた種類にそれぞれ限定することを特徴とする画面制御
    方式。
  2. 【請求項2】 上記限定された種類以外の漢字を使用す
    る場合は、ふりがなを表示することを特徴とする請求項
    1に記載の画面制御方式。
  3. 【請求項3】 上記学年の設定変更を行う場合、該設定
    変更に伴う画面表示の変更の内容を説明する画面表示を
    行うことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
    に記載の画面制御方式。
  4. 【請求項4】 上記年齢設定から使用者が高齢者である
    場合、使用者に対して視力設定を行わせ、画面表示に使
    用する文字の大きさを、視力に応じてあらかじめ設定さ
    れた大きさで表示することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載の画面制御方式。
  5. 【請求項5】 パーソナルコンピュータ等の情報処理機
    器における表示画面上の情報表示の設定を行う画面制御
    方式において、 上記情報処理機器の使用者に対して年齢設定を行わせ、
    該年齢設定から使用者が高齢者である場合、使用者に対
    して視力設定を行わせ、画面表示に使用する文字の大き
    さを、視力に応じてあらかじめ設定された大きさで表示
    することを特徴とする画面制御方式。
  6. 【請求項6】 上記視力における老眼のレベルが所定値
    を超えると、画面表示文字及び漢字変換後のすべての入
    力値を音声で読み上げることを特徴とする請求項4又は
    請求項5のいずれかに記載の画面制御方式。
  7. 【請求項7】 上記視力の設定変更を行う場合、該設定
    変更に伴う表示文字の大きさの変化及び音声の追加とい
    った変更内容を説明する画面表示を行うことを特徴とす
    る請求項6に記載の画面制御方式。
  8. 【請求項8】 上記情報処理機器の使用者に対して該情
    報処理機器に対する習熟度の設定を行わせ、該設定され
    た習熟度に応じて、操作キー及び操作説明の内容を変え
    ると共に操作可能なキーの数を変えることを特徴とする
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の画面制御方
    式。
  9. 【請求項9】 パーソナルコンピュータ等の情報処理機
    器における表示画面上の情報表示の設定を行う画面制御
    方式において、 上記情報処理機器の使用者に対して該情報処理機器に対
    する習熟度の設定を行わせ、該設定された習熟度に応じ
    て、操作キー及び操作説明の内容を変えると共に操作可
    能なキーの数を変えることを特徴とする画面制御方式。
  10. 【請求項10】 上記習熟度の設定変更を行う場合、該
    設定変更に伴って変更される機能を説明する画面表示を
    行うことを特徴とする請求項8又は請求項9のいずれか
    に記載の画面制御方式。
  11. 【請求項11】 上記情報処理機器の使用者に対して氏
    名の入力を行わせ、該氏名に対する上記設定内容を保存
    し、該保存後は、氏名の入力又は氏名一覧からの選択を
    行うことにより、該氏名に対する設定内容で画面表示を
    行うことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれ
    かに記載の画面制御方式。
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