JP2000340100A - 電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器 - Google Patents
電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器Info
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- JP2000340100A JP2000340100A JP14555999A JP14555999A JP2000340100A JP 2000340100 A JP2000340100 A JP 2000340100A JP 14555999 A JP14555999 A JP 14555999A JP 14555999 A JP14555999 A JP 14555999A JP 2000340100 A JP2000340100 A JP 2000340100A
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- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーボンナノチューブ、フラーレン及びナノ
カプセルの中の少なくとも一つを有するカーボン材料を
用いて、廉価にして、低電圧駆動で高効率な電子放出を
可能にすること。 【解決手段】 絶縁基板101に被着したカソード導体
102上に、カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノ
パーティクル及びナノカプセルの中の少なくとも一つを
有するカーボン材料を含むペースト材料を被着してカー
ボン層103を形成する。次に、複数の線状部材104
を束ねることにより複数の貫通孔106が形成された突
起形成用部材105をカーボン層103に当接させ、加
圧力と毛細管現象によって貫通孔106に対応する突起
を形成する。その後、絶縁層及びゲート電極を積層する
ことにより電子放出源が完成する。
カプセルの中の少なくとも一つを有するカーボン材料を
用いて、廉価にして、低電圧駆動で高効率な電子放出を
可能にすること。 【解決手段】 絶縁基板101に被着したカソード導体
102上に、カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノ
パーティクル及びナノカプセルの中の少なくとも一つを
有するカーボン材料を含むペースト材料を被着してカー
ボン層103を形成する。次に、複数の線状部材104
を束ねることにより複数の貫通孔106が形成された突
起形成用部材105をカーボン層103に当接させ、加
圧力と毛細管現象によって貫通孔106に対応する突起
を形成する。その後、絶縁層及びゲート電極を積層する
ことにより電子放出源が完成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子を放出する電
子放出源の製造方法、これによって製造した電子放出源
及び前記電子放出源を使用した蛍光発光型表示器に関す
る。
子放出源の製造方法、これによって製造した電子放出源
及び前記電子放出源を使用した蛍光発光型表示器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電界の作用によって電子を放出する電界
電子放出源は、熱エネルギーを利用する電子源(熱電子
放出源)に比べ、省エネルギーで長寿命化が可能等、優
れた点が多い。現在よく使われている電界電子放出源の
材料としては、シリコン等の半導体、タングステン、モ
リブデンなどの金属、ダイヤモンドライクカーボン(D
LC;Diamond-Like Carbon)等が知られている。
電子放出源は、熱エネルギーを利用する電子源(熱電子
放出源)に比べ、省エネルギーで長寿命化が可能等、優
れた点が多い。現在よく使われている電界電子放出源の
材料としては、シリコン等の半導体、タングステン、モ
リブデンなどの金属、ダイヤモンドライクカーボン(D
LC;Diamond-Like Carbon)等が知られている。
【0003】電界放出現象は、金属または半導体表面の
印加電界を109V/m程度にするとトンネル効果によ
り障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる
現象である。このため、電子を放出する電子放出材料に
よって形成された電子放出素子へ引出し電極(以下ゲー
ト電極という)から、いかに高い電界を印加できるかが
その引き出し電流を決定する。
印加電界を109V/m程度にするとトンネル効果によ
り障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる
現象である。このため、電子を放出する電子放出材料に
よって形成された電子放出素子へ引出し電極(以下ゲー
ト電極という)から、いかに高い電界を印加できるかが
その引き出し電流を決定する。
【0004】一方、電子放出素子が鋭利な先端を持つほ
ど、該電子放出素子に印加される電界強度が高くなるこ
とが知られている。このためには、前記の半導体や金属
等の電子放出部の先端を鋭利な針状に加工することが必
要となる。しかしながら、前記半導体や金属等の先端を
鋭利な針状に加工することは容易でなく又、高解像度の
露光装置等、大規模な装置が必要になるため極めて高価
になるという問題がある。また、カソード導体とゲート
電極間電圧(引出し電圧)が10数V以下で電子を放出
させることは困難であり、低消費電力化に限界があると
いう問題がある。
ど、該電子放出素子に印加される電界強度が高くなるこ
とが知られている。このためには、前記の半導体や金属
等の電子放出部の先端を鋭利な針状に加工することが必
要となる。しかしながら、前記半導体や金属等の先端を
鋭利な針状に加工することは容易でなく又、高解像度の
露光装置等、大規模な装置が必要になるため極めて高価
になるという問題がある。また、カソード導体とゲート
電極間電圧(引出し電圧)が10数V以下で電子を放出
させることは困難であり、低消費電力化に限界があると
いう問題がある。
【0005】以上の点から、最近、カーボンナノチュー
ブが電子放出材料として注目されつつある。カーボンナ
ノチューブはその外径が1〜数10nmと微細で、形状
的には低電圧で電子放出を行わせるのに十分な構造形態
を持ち、その材料であるカーボンは化学的に安定、機械
的にも強靱であるという特徴を持つため、電子放出材料
としては、理想的な材料である。したがって、特開平1
0−31954号公報に記載されているように、カーボ
ンナノチューブを含むペースト材料をカソード導体上、
あるいは前記カソード導体上に被着された抵抗層上に印
刷後、焼成してエミッタを形成し、その上方にリブ状ゲ
ート電極等のゲート電極を配置することによって電子放
出源を形成することができる。
ブが電子放出材料として注目されつつある。カーボンナ
ノチューブはその外径が1〜数10nmと微細で、形状
的には低電圧で電子放出を行わせるのに十分な構造形態
を持ち、その材料であるカーボンは化学的に安定、機械
的にも強靱であるという特徴を持つため、電子放出材料
としては、理想的な材料である。したがって、特開平1
0−31954号公報に記載されているように、カーボ
ンナノチューブを含むペースト材料をカソード導体上、
あるいは前記カソード導体上に被着された抵抗層上に印
刷後、焼成してエミッタを形成し、その上方にリブ状ゲ
ート電極等のゲート電極を配置することによって電子放
出源を形成することができる。
【0006】また、前記電子放出源に対向するように蛍
光体を被着したアノード電極を設けて、これらを真空気
密容器内に配設することによって蛍光発光型表示器を形
成すれば、前記ゲート電極及びアノード電極を所定の正
電位に駆動することによって、前記カーボンナノチュー
ブからの放出電子により前記蛍光体を励起発光表示させ
ることができる。
光体を被着したアノード電極を設けて、これらを真空気
密容器内に配設することによって蛍光発光型表示器を形
成すれば、前記ゲート電極及びアノード電極を所定の正
電位に駆動することによって、前記カーボンナノチュー
ブからの放出電子により前記蛍光体を励起発光表示させ
ることができる。
【0007】尚、カーボンナノチューブを含むペースト
材料としては、アーク放電法によって生成したカーボン
ナノチューブを含むカーボン材料を、エチルセルロース
をテルピオネールに溶解した溶液に、超音波等によって
良く分散したものを使用することができる。
材料としては、アーク放電法によって生成したカーボン
ナノチューブを含むカーボン材料を、エチルセルロース
をテルピオネールに溶解した溶液に、超音波等によって
良く分散したものを使用することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子放出源
の製造方法は、カーボンナノチューブを含むペースト材
料を印刷後、乾燥、焼成させることによりエミッタを形
成しているにすぎないため、前記ペースト材料をカソー
ド導体等の上に被着した際は、前記カーボンナノチュー
ブがペースト液に濡れた状態である。したがって、前記
ペースト液の表面張力により、カーボンナノチューブの
多くは絶縁基板に対して略平行に倒れた状態に形成さ
れ、前記絶縁基板に対して垂直に立った状態あるいはこ
れに近い状態のカーボンナノチューブが少なくなる。よ
って、電界の集中が生じ難くなるため電子放出能力が低
くなり、その結果、電子放出の開始電圧が高くなり、低
電圧で高効率に電子放出を生じさせることが困難である
という問題があった。
の製造方法は、カーボンナノチューブを含むペースト材
料を印刷後、乾燥、焼成させることによりエミッタを形
成しているにすぎないため、前記ペースト材料をカソー
ド導体等の上に被着した際は、前記カーボンナノチュー
ブがペースト液に濡れた状態である。したがって、前記
ペースト液の表面張力により、カーボンナノチューブの
多くは絶縁基板に対して略平行に倒れた状態に形成さ
れ、前記絶縁基板に対して垂直に立った状態あるいはこ
れに近い状態のカーボンナノチューブが少なくなる。よ
って、電界の集中が生じ難くなるため電子放出能力が低
くなり、その結果、電子放出の開始電圧が高くなり、低
電圧で高効率に電子放出を生じさせることが困難である
という問題があった。
【0009】また、スクリーン印刷用版を構成するメッ
シュの凹凸の影響によって、エミッタをスクリーン印刷
によって形成した場合に凹凸が無制御に形成されるた
め、ゲート電極とエミッタ間の間隙をμm以下に制御す
ることが困難であった。したがって、低電圧化が困難と
いう問題があった。
シュの凹凸の影響によって、エミッタをスクリーン印刷
によって形成した場合に凹凸が無制御に形成されるた
め、ゲート電極とエミッタ間の間隙をμm以下に制御す
ることが困難であった。したがって、低電圧化が困難と
いう問題があった。
【0010】一方、カーボンナノチューブ以外にも微少
なカーボン材料としてフラーレン、ナノパーティクル、
ナノカプセル等も注目されているが、カーボンナノチュ
ーブの代わりにこれらを用いて、前記同様にこれらをペ
ースト状にしてカソード導体等の上に被着、乾燥、焼成
してエミッタを形成するだけの方法では、電界の集中が
生じ難いため、電子放出の開始電圧が高くなり、低電圧
で高効率に電子放出を生じさせることが困難であるとい
う問題があった。したがって、上記構成の電子放出源を
蛍光発光型表示器に使用した場合に、低電圧の駆動では
高輝度な発光表示を得ることが困難であるという問題が
あった。
なカーボン材料としてフラーレン、ナノパーティクル、
ナノカプセル等も注目されているが、カーボンナノチュ
ーブの代わりにこれらを用いて、前記同様にこれらをペ
ースト状にしてカソード導体等の上に被着、乾燥、焼成
してエミッタを形成するだけの方法では、電界の集中が
生じ難いため、電子放出の開始電圧が高くなり、低電圧
で高効率に電子放出を生じさせることが困難であるとい
う問題があった。したがって、上記構成の電子放出源を
蛍光発光型表示器に使用した場合に、低電圧の駆動では
高輝度な発光表示を得ることが困難であるという問題が
あった。
【0011】本発明は、前記問題点に鑑み成されたもの
で、カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティ
クル及びナノカプセルの中の少なくとも一つを有するカ
ーボン材料を用いて、廉価にして、低電圧駆動で高効率
な電子放出を可能にすることを課題としている。
で、カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティ
クル及びナノカプセルの中の少なくとも一つを有するカ
ーボン材料を用いて、廉価にして、低電圧駆動で高効率
な電子放出を可能にすることを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、絶縁基
板、前記絶縁基板上に形成されたカソード導体及び前記
カソード導体に電気的に接続して形成されたエミッタを
有するエミッタ基板を備えると共に前記エミッタから離
間してゲート電極を配設して成る電子放出源の製造方法
において、絶縁基板にカソード導体を被着する工程と、
カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティクル
及びナノカプセルの中の少なくとも一つを有するカーボ
ン材料を含むペースト材料を前記カソード導体に被着し
てカーボン層を形成する工程と、複数の貫通孔が形成さ
れた面を有する突起形成用部材の前記面を前記ペースト
状のカーボン層に当接させることによって、前記カーボ
ン材料による突起を形成する工程と、前記突起形成用部
材を除去して前記エミッタを形成する工程と、前記エミ
ッタから離間する位置に前記ゲート電極を形成する工程
とを備えて成ることを特徴とする電子放出源の製造方法
が提供される。
板、前記絶縁基板上に形成されたカソード導体及び前記
カソード導体に電気的に接続して形成されたエミッタを
有するエミッタ基板を備えると共に前記エミッタから離
間してゲート電極を配設して成る電子放出源の製造方法
において、絶縁基板にカソード導体を被着する工程と、
カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティクル
及びナノカプセルの中の少なくとも一つを有するカーボ
ン材料を含むペースト材料を前記カソード導体に被着し
てカーボン層を形成する工程と、複数の貫通孔が形成さ
れた面を有する突起形成用部材の前記面を前記ペースト
状のカーボン層に当接させることによって、前記カーボ
ン材料による突起を形成する工程と、前記突起形成用部
材を除去して前記エミッタを形成する工程と、前記エミ
ッタから離間する位置に前記ゲート電極を形成する工程
とを備えて成ることを特徴とする電子放出源の製造方法
が提供される。
【0013】また、本発明によれば、絶縁基板、前記絶
縁基板上に形成されたカソード導体及び前記カソード導
体に電気的に接続して形成されたエミッタを有するエミ
ッタ基板を備えると共に前記エミッタから離間してゲー
ト電極を配設して成る電子放出源の製造方法において、
絶縁基板にカソード導体を被着する工程と、前記カソー
ド導体に抵抗層を被着する工程と、前記抵抗層にカーボ
ンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティクル及びナ
ノカプセルの中の少なくとも一つを有するカーボン材料
を含むペースト材料を被着してカーボン層を形成する工
程と、突起形成用の複数の貫通孔が形成された面を有す
る突起形成用部材の前記面を前記ペースト状のカーボン
層に当接させることによって、前記カーボン材料による
突起を形成する工程と、前記突起形成用部材を除去して
前記エミッタを形成する工程と、前記エミッタから離間
する位置に前記ゲート電極を形成する工程とを備えて成
ることを特徴とする電子放出源の製造方法が提供され
る。
縁基板上に形成されたカソード導体及び前記カソード導
体に電気的に接続して形成されたエミッタを有するエミ
ッタ基板を備えると共に前記エミッタから離間してゲー
ト電極を配設して成る電子放出源の製造方法において、
絶縁基板にカソード導体を被着する工程と、前記カソー
ド導体に抵抗層を被着する工程と、前記抵抗層にカーボ
ンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティクル及びナ
ノカプセルの中の少なくとも一つを有するカーボン材料
を含むペースト材料を被着してカーボン層を形成する工
程と、突起形成用の複数の貫通孔が形成された面を有す
る突起形成用部材の前記面を前記ペースト状のカーボン
層に当接させることによって、前記カーボン材料による
突起を形成する工程と、前記突起形成用部材を除去して
前記エミッタを形成する工程と、前記エミッタから離間
する位置に前記ゲート電極を形成する工程とを備えて成
ることを特徴とする電子放出源の製造方法が提供され
る。
【0014】ペースト状の前記カーボン層に前記突起形
成用部材を当接させることによって、前記貫通孔部内に
加圧または浸透圧等でカーボン材料が引き込まれること
により、前記カーボン材料による突起を形成した状態
で、前記カーボン層を乾燥させる工程を備えて成るよう
にしてもよい。ここで、前記突起形成用部材は複数の線
状部材を束ねることにより形成され、前記複数の線状部
材間に突起形成用の第1の貫通孔が形成されているよう
にしてもよい。また、前記線状部材は円柱状の部材であ
ってもよい。さらに、前記線状部材は突起形成用の第2
の貫通孔が形成された円筒状の部材であってもよい。さ
らにまた、前記線状部材は、カーボンファイバー又はグ
ラスファイバー等によって形成することができる。
成用部材を当接させることによって、前記貫通孔部内に
加圧または浸透圧等でカーボン材料が引き込まれること
により、前記カーボン材料による突起を形成した状態
で、前記カーボン層を乾燥させる工程を備えて成るよう
にしてもよい。ここで、前記突起形成用部材は複数の線
状部材を束ねることにより形成され、前記複数の線状部
材間に突起形成用の第1の貫通孔が形成されているよう
にしてもよい。また、前記線状部材は円柱状の部材であ
ってもよい。さらに、前記線状部材は突起形成用の第2
の貫通孔が形成された円筒状の部材であってもよい。さ
らにまた、前記線状部材は、カーボンファイバー又はグ
ラスファイバー等によって形成することができる。
【0015】一方、前記突起形成用部材は並設された複
数の板状部材を有し、前記複数の板状部材間の溝部によ
って前記貫通孔が形成されているようにしてもよい。こ
こで、前記板状部材は、互いに対向する面が所定の荒さ
を有するように形成されているようにしてもよい。ま
た、前記突起形成用部材は、AlやSi等の多孔質材料
によって形成されているようにしてもよい。尚、前記エ
ミッタから離間する位置に前記ゲート電極を形成する工
程は、前記エミッタ上に絶縁層を形成する工程と、前記
絶縁層上にゲート電極層を形成する工程と、前記エミッ
タの突起が露出するまで、前記絶縁層及びゲート電極層
の一部をエッチングして除去することにより前記ゲート
電極を形成する工程とを備えて成るようにしてもよい。
数の板状部材を有し、前記複数の板状部材間の溝部によ
って前記貫通孔が形成されているようにしてもよい。こ
こで、前記板状部材は、互いに対向する面が所定の荒さ
を有するように形成されているようにしてもよい。ま
た、前記突起形成用部材は、AlやSi等の多孔質材料
によって形成されているようにしてもよい。尚、前記エ
ミッタから離間する位置に前記ゲート電極を形成する工
程は、前記エミッタ上に絶縁層を形成する工程と、前記
絶縁層上にゲート電極層を形成する工程と、前記エミッ
タの突起が露出するまで、前記絶縁層及びゲート電極層
の一部をエッチングして除去することにより前記ゲート
電極を形成する工程とを備えて成るようにしてもよい。
【0016】本発明によれば、前記方法によって製造さ
れた電子放出源が提供される。また、本発明によれば、
電子放出源及び蛍光体が被着されたアノード電極を真空
気密容器内に配設し、前記電子放出源から放出される電
子を前記蛍光体に射突させることにより発光表示を行う
蛍光発光型表示器において、前記電子放出源を使用した
ことを特徴とする蛍光発光型表示器が提供される。
れた電子放出源が提供される。また、本発明によれば、
電子放出源及び蛍光体が被着されたアノード電極を真空
気密容器内に配設し、前記電子放出源から放出される電
子を前記蛍光体に射突させることにより発光表示を行う
蛍光発光型表示器において、前記電子放出源を使用した
ことを特徴とする蛍光発光型表示器が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。尚、各図において同一部分
には同一符号を付している。図1乃至図6は、本発明の
第1の実施形態に係る電子放出源の製造方法の製造工程
を示す部分斜視図である。
施の形態について説明する。尚、各図において同一部分
には同一符号を付している。図1乃至図6は、本発明の
第1の実施形態に係る電子放出源の製造方法の製造工程
を示す部分斜視図である。
【0018】本第1の実施の形態においては、エミッタ
の突起を形成するための器具として、突起形成用部材1
05を使用する。突起形成用部材105は複数の線状部
材104を束ねて連結することによって形成されてい
る。各線状部材104は円柱形状を成しており、隣接す
る線状部材104との間に、その長さ方向に沿って隙間
が形成され、これによって、一方の面(図1における下
面で、カーボン層103に接する面)から他方の面(図
1における上面で、前記一方の面の裏面)に貫通する突
起形成用の第1の貫通孔106が形成されている。線状
部材104は、カーボンファイバー又はグラスファイバ
ーによって形成することができる。また、線状部材10
4として、その断面が多角形状の細い柱状部材を使用す
ることもできる。
の突起を形成するための器具として、突起形成用部材1
05を使用する。突起形成用部材105は複数の線状部
材104を束ねて連結することによって形成されてい
る。各線状部材104は円柱形状を成しており、隣接す
る線状部材104との間に、その長さ方向に沿って隙間
が形成され、これによって、一方の面(図1における下
面で、カーボン層103に接する面)から他方の面(図
1における上面で、前記一方の面の裏面)に貫通する突
起形成用の第1の貫通孔106が形成されている。線状
部材104は、カーボンファイバー又はグラスファイバ
ーによって形成することができる。また、線状部材10
4として、その断面が多角形状の細い柱状部材を使用す
ることもできる。
【0019】突起形成用部材105を用いて電子放出源
を製造する場合、先ず、図1に示すように、硼珪酸ガラ
ス等の絶縁基板101上に、銀ペーストをスクリーン印
刷により被着し焼成することによって、カソード導体1
02を被着形成する。次に、アーク放電法によって生成
したカーボンナノチューブを含むカーボン材料を、エチ
ルセルローズを有機溶剤に溶解した溶液に良く分散する
ことにより、カーボンナノチューブを含むペースト材料
を作成し、前記ペースト材料をスクリーン印刷によりカ
ソード導体102上に塗布して、カーボンナノチューブ
を含むカーボン層103を形成する。
を製造する場合、先ず、図1に示すように、硼珪酸ガラ
ス等の絶縁基板101上に、銀ペーストをスクリーン印
刷により被着し焼成することによって、カソード導体1
02を被着形成する。次に、アーク放電法によって生成
したカーボンナノチューブを含むカーボン材料を、エチ
ルセルローズを有機溶剤に溶解した溶液に良く分散する
ことにより、カーボンナノチューブを含むペースト材料
を作成し、前記ペースト材料をスクリーン印刷によりカ
ソード導体102上に塗布して、カーボンナノチューブ
を含むカーボン層103を形成する。
【0020】次に、突起形成用部材105の前記一方の
面をペースト状のカーボン層103に当接させる。カー
ボン層103に突起形成用部材105を当接させる際、
カーボン層103がある程度の流動性を有するように所
定の粘度にしておく。例えば、予め粘度を調整したペー
スト状カーボン材料を使用することにより所定粘度のカ
ーボン層103を形成することができる。また、カーボ
ン層103に突起形成用部材105を当接させる際にカ
ーボン層103が乾燥して粘度が高くなって流動性が小
さすぎる場合には、予めアセトン等の粘性の小さい有機
溶剤を塗布することにより、カーボン層103を所定の
粘度に調整しておく。
面をペースト状のカーボン層103に当接させる。カー
ボン層103に突起形成用部材105を当接させる際、
カーボン層103がある程度の流動性を有するように所
定の粘度にしておく。例えば、予め粘度を調整したペー
スト状カーボン材料を使用することにより所定粘度のカ
ーボン層103を形成することができる。また、カーボ
ン層103に突起形成用部材105を当接させる際にカ
ーボン層103が乾燥して粘度が高くなって流動性が小
さすぎる場合には、予めアセトン等の粘性の小さい有機
溶剤を塗布することにより、カーボン層103を所定の
粘度に調整しておく。
【0021】この状態で、貫通孔106が絶縁基板10
1に対して略垂直になるように、突起形成用部材105
の前記一方の面をペースト状のカーボン層103に当接
させる。これにより、毛細管現象によって、カーボン層
103のカーボンナノチューブが溶剤とともに貫通孔1
06内に侵入する。このとき、貫通孔106内にガスや
空気等の気体が存在していても、貫通孔106の他方の
面側から前記気体が排出されるので、カーボンナノチュ
ーブは貫通孔106内に良好に侵入することができる。
また、粘度との兼ね合いで、加圧力を加えることで、ペ
ースト材料の貫通孔106への侵入量を調整する。次
に、カーボン層103を軽く乾燥させた後、突起形成用
部材105を絶縁基板101に対して略垂直方向に取り
除くことにより、図2に示すように、貫通孔106内に
侵入したカーボンナノチューブによって形成された複数
の突起202が形成され、これにより均一な高さの突起
202を有するエミッタ201が形成される。ここで、
絶縁基板101、カソード導体102及びエミッタ20
1はエミッタ基板203を構成している。
1に対して略垂直になるように、突起形成用部材105
の前記一方の面をペースト状のカーボン層103に当接
させる。これにより、毛細管現象によって、カーボン層
103のカーボンナノチューブが溶剤とともに貫通孔1
06内に侵入する。このとき、貫通孔106内にガスや
空気等の気体が存在していても、貫通孔106の他方の
面側から前記気体が排出されるので、カーボンナノチュ
ーブは貫通孔106内に良好に侵入することができる。
また、粘度との兼ね合いで、加圧力を加えることで、ペ
ースト材料の貫通孔106への侵入量を調整する。次
に、カーボン層103を軽く乾燥させた後、突起形成用
部材105を絶縁基板101に対して略垂直方向に取り
除くことにより、図2に示すように、貫通孔106内に
侵入したカーボンナノチューブによって形成された複数
の突起202が形成され、これにより均一な高さの突起
202を有するエミッタ201が形成される。ここで、
絶縁基板101、カソード導体102及びエミッタ20
1はエミッタ基板203を構成している。
【0022】尚、突起形成用部材105をカーボン層1
03に当接させる際、所定の押圧力で突起形成用部材1
05をカーボン層103に押圧することによって、より
長い突起202を形成することができると共に、エミッ
タ201の突起202以外の部分を平坦化することが可
能になる。即ち、前記押圧力によってカーボン層103
のカーボンナノチューブを貫通孔106内にさらに侵入
させて長い突起202を形成することが可能であると共
に、突起形成用部材105の前記一方の面を平坦に形成
しておくことによりエミッタ201の突起202以外の
部分を平坦化することが可能になる。
03に当接させる際、所定の押圧力で突起形成用部材1
05をカーボン層103に押圧することによって、より
長い突起202を形成することができると共に、エミッ
タ201の突起202以外の部分を平坦化することが可
能になる。即ち、前記押圧力によってカーボン層103
のカーボンナノチューブを貫通孔106内にさらに侵入
させて長い突起202を形成することが可能であると共
に、突起形成用部材105の前記一方の面を平坦に形成
しておくことによりエミッタ201の突起202以外の
部分を平坦化することが可能になる。
【0023】次に、図3に示すように、CVD(Chemic
al Vapor Depotision)等の方法でエミッタ201上に
SiO2等によって形成された絶縁層301を積層形成
した後、スパッタ等の方法で絶縁層301上にNb等の
ゲート電極層302を積層形成する。次に、図4に示す
ように、フォトレジスト401をスピンコートしたの
ち、CF4等によって破線の位置までエッチング(エッ
チバック)を行なう。これにより、図5に示すように、
突起202先端のゲート電極層302を除去して開口部
502を形成し、これによりゲート電極501を形成す
る。
al Vapor Depotision)等の方法でエミッタ201上に
SiO2等によって形成された絶縁層301を積層形成
した後、スパッタ等の方法で絶縁層301上にNb等の
ゲート電極層302を積層形成する。次に、図4に示す
ように、フォトレジスト401をスピンコートしたの
ち、CF4等によって破線の位置までエッチング(エッ
チバック)を行なう。これにより、図5に示すように、
突起202先端のゲート電極層302を除去して開口部
502を形成し、これによりゲート電極501を形成す
る。
【0024】その後、ゲート電極501から露出した絶
縁層301の上部をBHFによりエッチング処理して、
図6に示すように、ゲート電極501の開口部502か
ら突起202をの先端部分を露出させる。これにより、
絶縁基板101、カソード導体102及び突起202を
有するエミッタ201が積層されたエミッタ基板203
上に、絶縁層301及びゲート電極501が積層された
電子放出源が完成する。
縁層301の上部をBHFによりエッチング処理して、
図6に示すように、ゲート電極501の開口部502か
ら突起202をの先端部分を露出させる。これにより、
絶縁基板101、カソード導体102及び突起202を
有するエミッタ201が積層されたエミッタ基板203
上に、絶縁層301及びゲート電極501が積層された
電子放出源が完成する。
【0025】このようにして得られた電子放出源におい
ては、カソード導体102とゲート電極501間に所定
の電圧を印加することによって、エミッタ201に形成
された突起202に電界の集中が生じる。これにより、
電子放出の開始電圧が低くなり、低電圧で高効率に電子
放出を生じさせることが可能になる。また、エミッタ2
01を構成するカーボンナノチューブの多くが、突起2
02の先端部や先端部近傍から、絶縁基板101に垂直
な方向又はこれに近い方向に突出し、さらに電界の集中
が生じる。これにより、さらに電子放出の開始電圧が低
くなり、低電圧で高効率に電子放出を生じさせることが
可能になる。
ては、カソード導体102とゲート電極501間に所定
の電圧を印加することによって、エミッタ201に形成
された突起202に電界の集中が生じる。これにより、
電子放出の開始電圧が低くなり、低電圧で高効率に電子
放出を生じさせることが可能になる。また、エミッタ2
01を構成するカーボンナノチューブの多くが、突起2
02の先端部や先端部近傍から、絶縁基板101に垂直
な方向又はこれに近い方向に突出し、さらに電界の集中
が生じる。これにより、さらに電子放出の開始電圧が低
くなり、低電圧で高効率に電子放出を生じさせることが
可能になる。
【0026】次に、上記電子放出源を使用して、蛍光発
光型表示器を形成する。図7は、本発明の実施の形態に
係る蛍光発光型表示器の一部切欠き側面図であり、前記
第1の実施の形態の電子放出源を使用した例である。図
7において、蛍光発光型表示器は、硼珪酸ガラスによっ
て形成された背面基板としての絶縁基板101、硼珪酸
ガラスによって形成され透光性を有する前面基板として
の絶縁基板701、及び、絶縁基板101、701の周
囲を封着するシールガラス704とによって形成され、
その内部が真空状態に保持された真空気密容器を備えて
いる。
光型表示器を形成する。図7は、本発明の実施の形態に
係る蛍光発光型表示器の一部切欠き側面図であり、前記
第1の実施の形態の電子放出源を使用した例である。図
7において、蛍光発光型表示器は、硼珪酸ガラスによっ
て形成された背面基板としての絶縁基板101、硼珪酸
ガラスによって形成され透光性を有する前面基板として
の絶縁基板701、及び、絶縁基板101、701の周
囲を封着するシールガラス704とによって形成され、
その内部が真空状態に保持された真空気密容器を備えて
いる。
【0027】また、前述したように、絶縁基板101の
内面上には、カソード導体102、カソード導体102
に連続して被着形成され突起202を有するエミッタ2
01、エミッタ201上に形成された絶縁層301及び
絶縁層301上に被着形成されたゲート電極501が積
層配設されている。絶縁層301及びゲート電極501
に形成された開口部502からは突起202が露出して
いる。
内面上には、カソード導体102、カソード導体102
に連続して被着形成され突起202を有するエミッタ2
01、エミッタ201上に形成された絶縁層301及び
絶縁層301上に被着形成されたゲート電極501が積
層配設されている。絶縁層301及びゲート電極501
に形成された開口部502からは突起202が露出して
いる。
【0028】一方、絶縁基板701の内面上には、アノ
ード電極702及びアノード電極702に被着された蛍
光体703が積層配設されている。尚、文字やグラフィ
ック等を表示する形式の蛍光発光型表示器の場合には、
カソード導体102、アノード電極703及びゲート電
極501は、各々、マトリクス状に形成する、あるい
は、特定の電極をベタ状に形成して他の電極をマトリク
ス状に形成する等、適宜目的に応じたパターンに形成す
る。また、大画面表示装置の画素用発光素子として使用
する蛍光発光型表示器の場合にも、前記各電極のパター
ンを適宜選定して形成する。
ード電極702及びアノード電極702に被着された蛍
光体703が積層配設されている。尚、文字やグラフィ
ック等を表示する形式の蛍光発光型表示器の場合には、
カソード導体102、アノード電極703及びゲート電
極501は、各々、マトリクス状に形成する、あるい
は、特定の電極をベタ状に形成して他の電極をマトリク
ス状に形成する等、適宜目的に応じたパターンに形成す
る。また、大画面表示装置の画素用発光素子として使用
する蛍光発光型表示器の場合にも、前記各電極のパター
ンを適宜選定して形成する。
【0029】上記構成の蛍光発光型表示器において、カ
ソード導体102、ゲート電極501及びアノード電極
702間に所定電圧の駆動信号を供給することにより蛍
光体703が発光し、各電極の形成パターンや駆動信号
に応じて、文字やグラフィック等の発光表示、あるいは
発光素子としての発光表示を行わせることができる。こ
のとき、エミッタ201に形成された突起202や突起
202の先端周辺に突出したカーボンナノチューブに電
界集中が生じるため、低電圧駆動により高輝度で高品位
な発光表示を得ることが可能になる。
ソード導体102、ゲート電極501及びアノード電極
702間に所定電圧の駆動信号を供給することにより蛍
光体703が発光し、各電極の形成パターンや駆動信号
に応じて、文字やグラフィック等の発光表示、あるいは
発光素子としての発光表示を行わせることができる。こ
のとき、エミッタ201に形成された突起202や突起
202の先端周辺に突出したカーボンナノチューブに電
界集中が生じるため、低電圧駆動により高輝度で高品位
な発光表示を得ることが可能になる。
【0030】図8は、本発明の第2の実施の形態を説明
するための部分斜視図である。本第2の実施の形態にお
いては、エミッタの突起を形成するための器具として、
突起形成用部材804を使用する。突起形成用部材80
4は複数の線状部材801を束ねて連結することによっ
て形成されている。各線状部材801は、その長さ方向
に突起形成用の第2の貫通孔802を有する円筒形状に
構成されている。また、互いに隣接する線状部材801
の間には、その長さ方向に沿って隙間が形成され、これ
によって、一方の面(図8における下面で、カーボン層
103に当接する面)から他方の面(図8における上面
で、前記一方の面の裏面)に貫通する突起形成用の第1
の貫通孔803が形成されている。線状部材801は、
図1に示した線状部材104と同様に、カーボンファイ
バー又はグラスファイバーによって形成することができ
る。
するための部分斜視図である。本第2の実施の形態にお
いては、エミッタの突起を形成するための器具として、
突起形成用部材804を使用する。突起形成用部材80
4は複数の線状部材801を束ねて連結することによっ
て形成されている。各線状部材801は、その長さ方向
に突起形成用の第2の貫通孔802を有する円筒形状に
構成されている。また、互いに隣接する線状部材801
の間には、その長さ方向に沿って隙間が形成され、これ
によって、一方の面(図8における下面で、カーボン層
103に当接する面)から他方の面(図8における上面
で、前記一方の面の裏面)に貫通する突起形成用の第1
の貫通孔803が形成されている。線状部材801は、
図1に示した線状部材104と同様に、カーボンファイ
バー又はグラスファイバーによって形成することができ
る。
【0031】本第2の実施の形態と前記第1の実施の形
態との相違点は突起形成用部材804を使用する点であ
り、電子放出源の製造工程やカーボン層103等の各種
材料等は前記第1の実施の形態と同一であるため、その
詳細な説明は省略し、主として相違点について説明す
る。先ず、所定の粘度に調整したペースト状のカーボン
層103上に略垂直になるように、突起形成用部材80
4の前記一方の面を当接させることにより、毛細管現象
によって、カーボン層103のカーボンナノチューブが
溶剤とともに貫通孔803のみならず貫通孔802内に
侵入する。
態との相違点は突起形成用部材804を使用する点であ
り、電子放出源の製造工程やカーボン層103等の各種
材料等は前記第1の実施の形態と同一であるため、その
詳細な説明は省略し、主として相違点について説明す
る。先ず、所定の粘度に調整したペースト状のカーボン
層103上に略垂直になるように、突起形成用部材80
4の前記一方の面を当接させることにより、毛細管現象
によって、カーボン層103のカーボンナノチューブが
溶剤とともに貫通孔803のみならず貫通孔802内に
侵入する。
【0032】この状態で、カーボン層103を軽く乾燥
させた後、突起形成用部材804を絶縁基板101に対
して略垂直方向に取り除くことにより、貫通孔803及
び貫通孔802内に侵入したカーボンナノチューブによ
って形成された複数の突起(図示せず)が形成され、こ
れにより前記突起を有するエミッタが形成される。突起
形成用部材804をカーボン層103に当接させる際、
所定の押圧力で突起形成用部材804をカーボン層10
3に押圧することにより、前記押圧力によってカーボン
層103のカーボンナノチューブを貫通孔106及び貫
通孔802内にさらに侵入させてより長い前記突起を形
成することが可能であると共に、突起形成用部材804
の前記一方の面を平坦に形成しておくことによりエミッ
タの前記突起以外の部分を平坦化することが可能にな
る。
させた後、突起形成用部材804を絶縁基板101に対
して略垂直方向に取り除くことにより、貫通孔803及
び貫通孔802内に侵入したカーボンナノチューブによ
って形成された複数の突起(図示せず)が形成され、こ
れにより前記突起を有するエミッタが形成される。突起
形成用部材804をカーボン層103に当接させる際、
所定の押圧力で突起形成用部材804をカーボン層10
3に押圧することにより、前記押圧力によってカーボン
層103のカーボンナノチューブを貫通孔106及び貫
通孔802内にさらに侵入させてより長い前記突起を形
成することが可能であると共に、突起形成用部材804
の前記一方の面を平坦に形成しておくことによりエミッ
タの前記突起以外の部分を平坦化することが可能にな
る。
【0033】図9は、本発明の第3の実施の形態を説明
するための部分斜視図である。本第3の実施の形態にお
いては、エミッタの突起を形成するための器具として、
突起形成用部材903を使用する。突起形成用部材90
3は複数の板状部材901を略平行に並設することによ
り構成されている。各板状部材901間には、その長さ
方向に沿って隙間が形成されており、これによって、一
方の面(図9における下面で、カーボン層103に当接
する面)から他方の面(図9における上面で、前記一方
の面の裏面)に貫通する長溝状の突起形成用貫通孔90
2が形成されている。
するための部分斜視図である。本第3の実施の形態にお
いては、エミッタの突起を形成するための器具として、
突起形成用部材903を使用する。突起形成用部材90
3は複数の板状部材901を略平行に並設することによ
り構成されている。各板状部材901間には、その長さ
方向に沿って隙間が形成されており、これによって、一
方の面(図9における下面で、カーボン層103に当接
する面)から他方の面(図9における上面で、前記一方
の面の裏面)に貫通する長溝状の突起形成用貫通孔90
2が形成されている。
【0034】本第3の実施の形態は、前記第2の実施の
形態と同様に、突起形成用部材903を使用する点で前
記第1の実施の形態と相違しており、電子放出源の製造
工程やカーボン層103等の他の部分は前記第1の実施
の形態と同一であるため、その詳細な説明は省略し、主
として相違点について説明する。先ず、所定の粘度に調
整したペースト状のカーボン層103上に略垂直になる
ように、突起形成用部材903の前記一方の面を当接さ
せることにより、毛細管現象によって、カーボン層10
3のカーボンナノチューブが溶剤とともに貫通孔902
内に侵入する。この状態で、カーボン層103を軽く乾
燥させた後、突起形成用部材903を絶縁基板101に
対して略垂直方向に取り除くことにより、貫通孔902
内に侵入したカーボンナノチューブによって構成された
板状の複数の突起904が形成され、これにより突起9
04を有するエミッタが形成される。
形態と同様に、突起形成用部材903を使用する点で前
記第1の実施の形態と相違しており、電子放出源の製造
工程やカーボン層103等の他の部分は前記第1の実施
の形態と同一であるため、その詳細な説明は省略し、主
として相違点について説明する。先ず、所定の粘度に調
整したペースト状のカーボン層103上に略垂直になる
ように、突起形成用部材903の前記一方の面を当接さ
せることにより、毛細管現象によって、カーボン層10
3のカーボンナノチューブが溶剤とともに貫通孔902
内に侵入する。この状態で、カーボン層103を軽く乾
燥させた後、突起形成用部材903を絶縁基板101に
対して略垂直方向に取り除くことにより、貫通孔902
内に侵入したカーボンナノチューブによって構成された
板状の複数の突起904が形成され、これにより突起9
04を有するエミッタが形成される。
【0035】ここで、第1の実施の形態と同様に、突起
形成用部材903をカーボン層103に当接させる際、
所定の押圧力で突起形成用部材903をカーボン層10
3に押圧することにより、前記押圧力によってカーボン
層103のカーボンナノチューブを貫通孔902内にさ
らに侵入させてより長い突起904を形成することが可
能であると共に、突起形成用部材903の前記一方の面
を平坦に形成しておくことによりエミッタの突起904
以外の部分を平坦化することが可能になる。尚、本第3
の実施の形態では各板状部材901を分離した例を示し
たが、各板状部材901の前記他方の面を板状部材によ
って連結し、下駄状の構造としてもよい。この場合、前
記一方の面から側面に至る貫通孔902が形成されるこ
とになる。
形成用部材903をカーボン層103に当接させる際、
所定の押圧力で突起形成用部材903をカーボン層10
3に押圧することにより、前記押圧力によってカーボン
層103のカーボンナノチューブを貫通孔902内にさ
らに侵入させてより長い突起904を形成することが可
能であると共に、突起形成用部材903の前記一方の面
を平坦に形成しておくことによりエミッタの突起904
以外の部分を平坦化することが可能になる。尚、本第3
の実施の形態では各板状部材901を分離した例を示し
たが、各板状部材901の前記他方の面を板状部材によ
って連結し、下駄状の構造としてもよい。この場合、前
記一方の面から側面に至る貫通孔902が形成されるこ
とになる。
【0036】図10は、本発明の第4の実施の形態を説
明するための部分斜視図である。本第4の実施の形態に
おいては、エミッタの突起を形成するための器具とし
て、突起形成用部材1003を使用する。突起形成用部
材1003は、所定の荒さに形成された表面を有する複
数の板状部材1001を略平行に並設して束ねることに
より構成されている。各板状部材1001は互いに接し
た状態で配設されており、各板状部材1001間に形成
された凹凸によって隙間が形成され、これによって、一
方の面(図10における下面で、カーボン層103に当
接する面)から他方の面(図10における上面で、前記
一方の面の裏面)に貫通する突起形成用の貫通孔100
2が形成されている。
明するための部分斜視図である。本第4の実施の形態に
おいては、エミッタの突起を形成するための器具とし
て、突起形成用部材1003を使用する。突起形成用部
材1003は、所定の荒さに形成された表面を有する複
数の板状部材1001を略平行に並設して束ねることに
より構成されている。各板状部材1001は互いに接し
た状態で配設されており、各板状部材1001間に形成
された凹凸によって隙間が形成され、これによって、一
方の面(図10における下面で、カーボン層103に当
接する面)から他方の面(図10における上面で、前記
一方の面の裏面)に貫通する突起形成用の貫通孔100
2が形成されている。
【0037】本第4の実施の形態においても、突起形成
用部材1003を使用する以外は前記第1の実施の形態
と同一であるため、相違点についてのみ説明する。先
ず、所定の粘度に調整したペースト状のカーボン層10
3上に略垂直になるように、突起形成用部材1003の
前記一方の面を当接させる。これにより、毛細管現象に
よって、カーボン層103のカーボンナノチューブが溶
剤とともに貫通孔1002内に侵入する。この状態で、
カーボン層103を軽く乾燥させた後、突起形成用部材
1003を絶縁基板101に対して略垂直方向に取り除
くことにより、貫通孔1002内に侵入したカーボンナ
ノチューブによって構成された複数の突起1004が形
成され、これにより突起1004を有するエミッタが形
成される。
用部材1003を使用する以外は前記第1の実施の形態
と同一であるため、相違点についてのみ説明する。先
ず、所定の粘度に調整したペースト状のカーボン層10
3上に略垂直になるように、突起形成用部材1003の
前記一方の面を当接させる。これにより、毛細管現象に
よって、カーボン層103のカーボンナノチューブが溶
剤とともに貫通孔1002内に侵入する。この状態で、
カーボン層103を軽く乾燥させた後、突起形成用部材
1003を絶縁基板101に対して略垂直方向に取り除
くことにより、貫通孔1002内に侵入したカーボンナ
ノチューブによって構成された複数の突起1004が形
成され、これにより突起1004を有するエミッタが形
成される。
【0038】ここで、第1の実施の形態と同様に、突起
形成用部材1003をカーボン層103に当接させる
際、所定の押圧力で突起形成用部材1003をカーボン
層103に押圧することにより、前記押圧力によってカ
ーボン層103のカーボンナノチューブを貫通孔100
2内にさらに侵入させてより長い突起1004を形成す
ることが可能であると共に、突起形成用部材1003の
前記一方の面を平坦に形成しておくことによりエミッタ
の突起1004以外の部分を平坦化することが可能にな
る。
形成用部材1003をカーボン層103に当接させる
際、所定の押圧力で突起形成用部材1003をカーボン
層103に押圧することにより、前記押圧力によってカ
ーボン層103のカーボンナノチューブを貫通孔100
2内にさらに侵入させてより長い突起1004を形成す
ることが可能であると共に、突起形成用部材1003の
前記一方の面を平坦に形成しておくことによりエミッタ
の突起1004以外の部分を平坦化することが可能にな
る。
【0039】図11は、本発明の第5の実施の形態を説
明するための部分斜視図である。本第5の実施の形態に
おいては、エミッタの突起を形成するための器具とし
て、突起形成用部材1103を使用する。突起形成用部
材1103は、複数の貫通孔1102を有する多孔質部
材1101により形成されている。貫通孔1102は、
一方の面(図11における下面で、カーボン層103に
当接する面)から他方の面(図11における上面で前記
一方の面の裏面)に貫通している。多孔質部材1102
として、Al又はSi等によって形成された多孔質部材
が使用できる。
明するための部分斜視図である。本第5の実施の形態に
おいては、エミッタの突起を形成するための器具とし
て、突起形成用部材1103を使用する。突起形成用部
材1103は、複数の貫通孔1102を有する多孔質部
材1101により形成されている。貫通孔1102は、
一方の面(図11における下面で、カーボン層103に
当接する面)から他方の面(図11における上面で前記
一方の面の裏面)に貫通している。多孔質部材1102
として、Al又はSi等によって形成された多孔質部材
が使用できる。
【0040】本第5の実施の形態においても、突起形成
用部材1103を使用する以外は前記第1の実施の形態
と同一であるため、相違点についてのみ説明する。先
ず、所定の粘度に調整したペースト状のカーボン層10
3上に略垂直になるように、突起形成用部材1103の
前記一方の面を当接させ、これにより、加圧力と毛細管
現象によって、カーボン層103のカーボンナノチュー
ブが溶剤とともに貫通孔1102内に侵入する。この状
態で、カーボン層103を軽く乾燥させた後、突起形成
用部材1103を絶縁基板101に対して略垂直方向に
取り除くことにより、貫通孔1102内に侵入したカー
ボンナノチューブによって構成された複数の均一な高さ
をもつ突起(図示せず)が形成され、これにより前記複
数の突起を有するエミッタが形成される。
用部材1103を使用する以外は前記第1の実施の形態
と同一であるため、相違点についてのみ説明する。先
ず、所定の粘度に調整したペースト状のカーボン層10
3上に略垂直になるように、突起形成用部材1103の
前記一方の面を当接させ、これにより、加圧力と毛細管
現象によって、カーボン層103のカーボンナノチュー
ブが溶剤とともに貫通孔1102内に侵入する。この状
態で、カーボン層103を軽く乾燥させた後、突起形成
用部材1103を絶縁基板101に対して略垂直方向に
取り除くことにより、貫通孔1102内に侵入したカー
ボンナノチューブによって構成された複数の均一な高さ
をもつ突起(図示せず)が形成され、これにより前記複
数の突起を有するエミッタが形成される。
【0041】ここで、第1の実施の形態と同様に、突起
形成用部材1103をカーボン層103に当接させる
際、所定の押圧力で突起形成用部材1103をカーボン
層103に押圧することにより、前記押圧力によってカ
ーボン層103のカーボンナノチューブを貫通孔110
2内にさらに侵入させてより長い前記突起を形成するこ
とが可能であると共に、突起形成用部材1103の前記
一方の面を平坦に形成しておくことによりエミッタの前
記突起以外の部分を平坦化することが可能になる。
形成用部材1103をカーボン層103に当接させる
際、所定の押圧力で突起形成用部材1103をカーボン
層103に押圧することにより、前記押圧力によってカ
ーボン層103のカーボンナノチューブを貫通孔110
2内にさらに侵入させてより長い前記突起を形成するこ
とが可能であると共に、突起形成用部材1103の前記
一方の面を平坦に形成しておくことによりエミッタの前
記突起以外の部分を平坦化することが可能になる。
【0042】尚、前記各実施の形態においては、カソー
ド導体102上にエミッタ201を形成するようにした
が、カソード導体102上に電子放出の安定化や電極短
絡時の過電流防止等を図るために、例えばRuO2系の
抵抗層(図示せず)をスクリーン印刷等により被着形成
し、前記同様の工程によって突起202を有するエミッ
タ201を前記抵抗層上に形成し、その後、絶縁層30
1及びゲート電極501を積層形成するような工程とし
てもよい。
ド導体102上にエミッタ201を形成するようにした
が、カソード導体102上に電子放出の安定化や電極短
絡時の過電流防止等を図るために、例えばRuO2系の
抵抗層(図示せず)をスクリーン印刷等により被着形成
し、前記同様の工程によって突起202を有するエミッ
タ201を前記抵抗層上に形成し、その後、絶縁層30
1及びゲート電極501を積層形成するような工程とし
てもよい。
【0043】また、前記各実施の形態においては、エミ
ッタ201上に絶縁層301及びゲート電極501を積
層形成するようにしたが、突起202を有するエミッタ
201をドット状に形成すると共に絶縁層301及びゲ
ート電極501をエミッタ201を囲むような格子状に
して、絶縁基板101上又はカソード導体102上に積
層形成する、あるいは、前記抵抗層を有する場合には絶
縁層301及びゲート電極501を前記抵抗層上に積層
形成することによりリブ状のゲート電極を形成するよう
にする等、種々の変更が可能である。さらに、メッシュ
状のゲート電極をエミッタ201から所定距離離間して
対面する位置に形成するようにしてもよい。
ッタ201上に絶縁層301及びゲート電極501を積
層形成するようにしたが、突起202を有するエミッタ
201をドット状に形成すると共に絶縁層301及びゲ
ート電極501をエミッタ201を囲むような格子状に
して、絶縁基板101上又はカソード導体102上に積
層形成する、あるいは、前記抵抗層を有する場合には絶
縁層301及びゲート電極501を前記抵抗層上に積層
形成することによりリブ状のゲート電極を形成するよう
にする等、種々の変更が可能である。さらに、メッシュ
状のゲート電極をエミッタ201から所定距離離間して
対面する位置に形成するようにしてもよい。
【0044】さらにまた、前記各実施の形態において
は、エミッタ201の材料としてカーボンナノチューブ
を有するカーボン材料を使用したが、フラーレン、ナノ
パーティクルあるいはナノカプセルを含むカーボン材料
を使用することも可能である。即ち、ペースト状のカー
ボン層103の材料として、カーボンナノチューブ、フ
ラーレン、ナノパーティクル及びナノカプセルの中、少
なくとも一つを有するカーボン材料を含むペースト材料
を使用することが可能である。この場合にも、エミッタ
201に形成した突起202に電界の集中が生じるた
め、電子放出の開始電圧が低くなり、低電圧で高効率に
電子放出を生じさせることが可能になる。
は、エミッタ201の材料としてカーボンナノチューブ
を有するカーボン材料を使用したが、フラーレン、ナノ
パーティクルあるいはナノカプセルを含むカーボン材料
を使用することも可能である。即ち、ペースト状のカー
ボン層103の材料として、カーボンナノチューブ、フ
ラーレン、ナノパーティクル及びナノカプセルの中、少
なくとも一つを有するカーボン材料を含むペースト材料
を使用することが可能である。この場合にも、エミッタ
201に形成した突起202に電界の集中が生じるた
め、電子放出の開始電圧が低くなり、低電圧で高効率に
電子放出を生じさせることが可能になる。
【0045】また、前記各実施の形態においては、ゲー
ト電極501をカソード導体102の上方に配設する立
体構造の電子放出源の例で説明したが、カソード導体1
02とゲート電極501の双方をエミッタ基板203上
の同一平面上に配設することにより、平面的な電子放出
源を構成することも可能である。
ト電極501をカソード導体102の上方に配設する立
体構造の電子放出源の例で説明したが、カソード導体1
02とゲート電極501の双方をエミッタ基板203上
の同一平面上に配設することにより、平面的な電子放出
源を構成することも可能である。
【0046】以上述べたように前記各実施の形態によれ
ば、絶縁基板、前記絶縁基板上に形成されたカソード導
体及び前記カソード導体に電気的に接続して形成された
エミッタを有するエミッタ基板を備えると共に前記エミ
ッタから離間してゲート電極を配設して成る電子放出源
の製造方法において、絶縁基板101にカソード導体1
02を被着する工程と、カーボンナノチューブ、フラー
レン、ナノパーティクル及びナノカプセルの中の少なく
とも一つを有するカーボン材料を含むペースト材料をカ
ソード導体102に被着してカーボン層103を形成す
る工程と、複数の貫通孔106、802、803、90
2、1002、1102が形成された面(一方の面)を
有する突起形成用部材105、804、903、100
3、1103の前記一方の面をペースト状のカーボン層
103に当接させることによって、カーボン材料による
突起202、904、1004を形成する工程と、突起
形成用部材105、804、903、1003、110
3を除去する工程とを備えて成ることを特徴としてい
る。
ば、絶縁基板、前記絶縁基板上に形成されたカソード導
体及び前記カソード導体に電気的に接続して形成された
エミッタを有するエミッタ基板を備えると共に前記エミ
ッタから離間してゲート電極を配設して成る電子放出源
の製造方法において、絶縁基板101にカソード導体1
02を被着する工程と、カーボンナノチューブ、フラー
レン、ナノパーティクル及びナノカプセルの中の少なく
とも一つを有するカーボン材料を含むペースト材料をカ
ソード導体102に被着してカーボン層103を形成す
る工程と、複数の貫通孔106、802、803、90
2、1002、1102が形成された面(一方の面)を
有する突起形成用部材105、804、903、100
3、1103の前記一方の面をペースト状のカーボン層
103に当接させることによって、カーボン材料による
突起202、904、1004を形成する工程と、突起
形成用部材105、804、903、1003、110
3を除去する工程とを備えて成ることを特徴としてい
る。
【0047】したがって、毛細管現象によって、カーボ
ン層103のカーボンナノチューブが溶剤とともに貫通
孔106、802、803、902、1002、110
2内に侵入する。このとき、貫通孔106、802、8
03、902、1002、1102内にガスや空気等の
気体が存在していても、貫通孔106、802、80
3、902、1002、1102の他方の面側から前記
気体は排出されるので、カーボンナノチューブは貫通孔
106、802、803、902、1002、1102
内に良好に侵入することができ、突起202、904、
1004が良好に形成される。また、突起形成用部材1
05、804、903、1003、1103をカーボン
層103に所定の押圧力で当接させることにより、エミ
ッタ201の突起202、904、1004をさらに長
く形成することができる。
ン層103のカーボンナノチューブが溶剤とともに貫通
孔106、802、803、902、1002、110
2内に侵入する。このとき、貫通孔106、802、8
03、902、1002、1102内にガスや空気等の
気体が存在していても、貫通孔106、802、80
3、902、1002、1102の他方の面側から前記
気体は排出されるので、カーボンナノチューブは貫通孔
106、802、803、902、1002、1102
内に良好に侵入することができ、突起202、904、
1004が良好に形成される。また、突起形成用部材1
05、804、903、1003、1103をカーボン
層103に所定の押圧力で当接させることにより、エミ
ッタ201の突起202、904、1004をさらに長
く形成することができる。
【0048】よって、前記カーボン材料によって形成し
た突起202、904、1004に電界集中が生じるた
め、低電圧駆動で高効率な電子放出が可能になる。ま
た、突起形成用部材105、804、903、100
3、1103のカーボン層103に当接する面を平坦に
形成し、これをカーボン層103に所定の押圧力で当接
させることにより、エミッタ201の突起202、90
4、1004以外の部分を平坦に形成することが可能に
なる。したがって、ゲート電極501とエミッタ201
の間隙をμm以下に制御することが可能になり、低電圧
駆動で高効率な電子放出が可能になる。
た突起202、904、1004に電界集中が生じるた
め、低電圧駆動で高効率な電子放出が可能になる。ま
た、突起形成用部材105、804、903、100
3、1103のカーボン層103に当接する面を平坦に
形成し、これをカーボン層103に所定の押圧力で当接
させることにより、エミッタ201の突起202、90
4、1004以外の部分を平坦に形成することが可能に
なる。したがって、ゲート電極501とエミッタ201
の間隙をμm以下に制御することが可能になり、低電圧
駆動で高効率な電子放出が可能になる。
【0049】さらに、突起形成用部材105、804、
903、1003、1103が、カーボンナノチューブ
等によって汚れた場合でも、溶剤によって洗浄すること
により再利用が可能であるため、製造用器具等の消耗品
が少なくて済み、廉価に製造することが可能になる。さ
らにまた、カソード導体201に抵抗層を被着する工程
を付加し、前記抵抗層に前記ペースト材料を被着してカ
ーボン層を形成することにより、電子放出の安定化を図
ることが可能になる。
903、1003、1103が、カーボンナノチューブ
等によって汚れた場合でも、溶剤によって洗浄すること
により再利用が可能であるため、製造用器具等の消耗品
が少なくて済み、廉価に製造することが可能になる。さ
らにまた、カソード導体201に抵抗層を被着する工程
を付加し、前記抵抗層に前記ペースト材料を被着してカ
ーボン層を形成することにより、電子放出の安定化を図
ることが可能になる。
【0050】また、ペースト状のカーボン層103に突
起形成用部材105、804、903、1003、11
03を当接させることによって前記カーボン材料による
突起202、904、1004を形成した状態で、カー
ボン層103を乾燥させる工程を備えることにより、突
起202、904、1004を先鋭化することが可能に
なる。
起形成用部材105、804、903、1003、11
03を当接させることによって前記カーボン材料による
突起202、904、1004を形成した状態で、カー
ボン層103を乾燥させる工程を備えることにより、突
起202、904、1004を先鋭化することが可能に
なる。
【0051】ここで、突起形成用部材105、804
を、円柱状の複数の線状部材104や第2の貫通孔80
2が形成された円筒状の線状部材801を束ねて形成す
ることにより、前記複数の線状部材104、801間に
形成された突起形成用の第1の貫通孔106、803あ
るいは第2の貫通孔802に対応する突起202を形成
することができる。尚、線状部材104、801は、カ
ーボンファイバー又はグラスファイバーによって形成す
ることができる。
を、円柱状の複数の線状部材104や第2の貫通孔80
2が形成された円筒状の線状部材801を束ねて形成す
ることにより、前記複数の線状部材104、801間に
形成された突起形成用の第1の貫通孔106、803あ
るいは第2の貫通孔802に対応する突起202を形成
することができる。尚、線状部材104、801は、カ
ーボンファイバー又はグラスファイバーによって形成す
ることができる。
【0052】また、前記突起形成用部材903、100
3は、並設された複数の板状部材901、1001を有
し、前記複数の板状部材901、1001間の溝によっ
て前記貫通孔902、1002を形成するように構成す
ることができる。尚、前記板状部材1001は、互いに
対向する面が所定の荒さを有するように形成することが
できる。
3は、並設された複数の板状部材901、1001を有
し、前記複数の板状部材901、1001間の溝によっ
て前記貫通孔902、1002を形成するように構成す
ることができる。尚、前記板状部材1001は、互いに
対向する面が所定の荒さを有するように形成することが
できる。
【0053】さらに、突起形成用部材1103は、Al
又はSi等の多孔質材料1101によっても形成するこ
とができる。また、エミッタ201から離間する位置に
ゲート電極501を形成する工程は、エミッタ201上
に絶縁層301を形成する工程と、絶縁層301上にゲ
ート電極層302を形成する工程と、エミッタ201の
突起201が露出するまで、絶縁層301及びゲート電
極層302の一部をエッチングして除去することにより
ゲート電極501を形成する工程とを備えて成るように
してもよい。
又はSi等の多孔質材料1101によっても形成するこ
とができる。また、エミッタ201から離間する位置に
ゲート電極501を形成する工程は、エミッタ201上
に絶縁層301を形成する工程と、絶縁層301上にゲ
ート電極層302を形成する工程と、エミッタ201の
突起201が露出するまで、絶縁層301及びゲート電
極層302の一部をエッチングして除去することにより
ゲート電極501を形成する工程とを備えて成るように
してもよい。
【0054】尚、前記各実施の形態において、貫通孔1
06、802、803、902、1002、1102
は、突起形成用部材105、804、903、100
3、1103の一方の面から他方の面(裏面)に貫通す
る孔の例を示したが、前記一方の面から他の面(例えば
側面)に貫通する孔や、前記一方の面内でカーボン層1
03に当接しない部位に貫通する孔等、気体を排出でき
る構造の孔であればよい。また、以上のようにして製造
された電子放出源を用いて、低電圧の駆動が可能で又、
高輝度な発光表示を得ることが可能な蛍光発光型表示器
を構成することが可能になる。
06、802、803、902、1002、1102
は、突起形成用部材105、804、903、100
3、1103の一方の面から他方の面(裏面)に貫通す
る孔の例を示したが、前記一方の面から他の面(例えば
側面)に貫通する孔や、前記一方の面内でカーボン層1
03に当接しない部位に貫通する孔等、気体を排出でき
る構造の孔であればよい。また、以上のようにして製造
された電子放出源を用いて、低電圧の駆動が可能で又、
高輝度な発光表示を得ることが可能な蛍光発光型表示器
を構成することが可能になる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、カーボンナノチュー
ブ、フラーレン及びナノカプセルの中の少なくとも一つ
を有するカーボン材料を用いて、廉価にして、低電圧で
高効率な電子放出源の製造方法を提供することが可能に
なる。これにより、電子放出特性の優れた電子放出源を
提供することが可能になる。また、低電圧駆動可能で、
高輝度で高品位な蛍光発光型表示器を提供することが可
能になる。
ブ、フラーレン及びナノカプセルの中の少なくとも一つ
を有するカーボン材料を用いて、廉価にして、低電圧で
高効率な電子放出源の製造方法を提供することが可能に
なる。これにより、電子放出特性の優れた電子放出源を
提供することが可能になる。また、低電圧駆動可能で、
高輝度で高品位な蛍光発光型表示器を提供することが可
能になる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分斜視図である。
製造方法を説明するための部分斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分斜視図である。
製造方法を説明するための部分斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る蛍光発光型表示器の
一部切欠き側面図である。
一部切欠き側面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分斜視図である。
製造方法を説明するための部分斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分斜視図である。
製造方法を説明するための部分斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る電子放出源
の製造方法を説明するための部分斜視図である。
の製造方法を説明するための部分斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る電子放出源
の製造方法を説明するための部分斜視図である。
の製造方法を説明するための部分斜視図である。
【符号の説明】 101、701・・・絶縁基板 102・・・カソード導体 103・・・カーボン層 104、801・・・線状部材 105、903、1003、1103・・・突起形成用
部材 106、802、803、1002、1102・・・貫
通孔 201・・・エミッタ 202、904、1004・・・突起 203・・・エミッタ基板 301・・・絶縁層 302・・・ゲート電極層 501・・・ゲート電極 702・・・陽極電極 703・・・蛍光体 704・・・シールガラス 901、1001・・・板状部材 902・・・貫通孔 1101・・・多孔質部材
部材 106、802、803、1002、1102・・・貫
通孔 201・・・エミッタ 202、904、1004・・・突起 203・・・エミッタ基板 301・・・絶縁層 302・・・ゲート電極層 501・・・ゲート電極 702・・・陽極電極 703・・・蛍光体 704・・・シールガラス 901、1001・・・板状部材 902・・・貫通孔 1101・・・多孔質部材
Claims (14)
- 【請求項1】 絶縁基板、前記絶縁基板上に形成された
カソード導体及び前記カソード導体に電気的に接続して
形成されたエミッタを有するエミッタ基板を備えると共
に前記エミッタから離間して配設されたゲート電極を備
えて成る電子放出源の製造方法において、 絶縁基板にカソード導体を被着する工程と、 カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノパーティクル
及びナノカプセルの中の少なくとも一つを有するカーボ
ン材料を含むペースト材料を前記カソード導体に被着し
てカーボン層を形成する工程と、 複数の貫通孔が形成された面を有する突起形成用部材の
前記面を前記ペースト状のカーボン層に当接させること
によって、前記カーボン材料による突起を形成する工程
と、 前記突起形成用部材を除去して前記エミッタを形成する
工程と、 前記エミッタから離間する位置に前記ゲート電極を形成
する工程とを備えて成ることを特徴とする電子放出源の
製造方法。 - 【請求項2】 絶縁基板、前記絶縁基板上に形成された
カソード導体及び前記カソード導体に電気的に接続して
形成されたエミッタを有するエミッタ基板を備えると共
に前記エミッタから離間してゲート電極を配設して成る
電子放出源の製造方法において、 絶縁基板にカソード導体を被着する工程と、 前記カソード導体に抵抗層を被着する工程と、 前記抵抗層にカーボンナノチューブ、フラーレン、ナノ
パーティクル及びナノカプセルの中の少なくとも一つを
有するカーボン材料を含むペースト材料を被着してカー
ボン層を形成する工程と、 突起形成用の複数の貫通孔が形成された面を有する突起
形成用部材の前記面を前記ペースト状のカーボン層に当
接させることによって、前記カーボン材料による突起を
形成する工程と、 前記突起形成用部材を除去して前記エミッタを形成する
工程と、 前記エミッタから離間する位置に前記ゲート電極を形成
する工程とを備えて成ることを特徴とする電子放出源の
製造方法。 - 【請求項3】 ペースト状の前記カーボン層に前記突起
形成用部材を当接させることによって前記カーボン材料
による突起を形成した状態で、前記カーボン層を乾燥さ
せる工程を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2
記載の電子放出源の製造方法。 - 【請求項4】 前記突起形成用部材は複数の線状部材を
束ねることにより形成され、前記複数の線状部材間に突
起形成用の第1の貫通孔が形成されていることを特徴と
する請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子放出源の
製造方法。 - 【請求項5】 前記線状部材は円柱状の部材であること
を特徴とする請求項4記載の電子放出源の製造方法。 - 【請求項6】 前記線状部材は突起形成用の第2の貫通
孔が形成された円筒状の部材であることを特徴とする請
求項4記載の電子放出源の製造方法。 - 【請求項7】 前記線状部材は、カーボンファイバー又
はグラスファイバーによって形成されていることを特徴
とする請求項4乃至6のいずれか一に記載の電子放出源
の製造方法。 - 【請求項8】 前記突起形成用部材は並設された複数の
板状部材を有し、前記複数の板状部材間の溝部によって
前記貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項8
記載の電子放出源の製造方法。 - 【請求項9】 前記板状部材は、互いに対向する面が所
定の荒さを有するように形成されていることを特徴とす
る請求項8記載の電子放出源の製造方法。 - 【請求項10】 前記突起形成用部材は、多孔質材料に
よって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれか一に記載の電子放出源の製造方法。 - 【請求項11】 前記多孔質材料は、Al又はSiによ
って形成されていることを特徴とする請求項10記載の
電子放出源の製造方法。 - 【請求項12】 前記エミッタから離間する位置に前記
ゲート電極を形成する工程は、 前記エミッタ上に絶縁層を形成する工程と、 前記絶縁層上にゲート電極層を形成する工程と、 前記エミッタの突起が露出するまで、前記絶縁層及びゲ
ート電極層の一部をエッチングして除去することにより
前記ゲート電極を形成する工程とを備えて成ることを特
徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の電子放
出源の製造方法。 - 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか一に記載
の方法によって製造した電子放出源。 - 【請求項14】 電子放出源及び蛍光体が被着されたア
ノード電極を真空気密容器内に配設し、前記電子放出源
から放出される電子を前記蛍光体に射突させることによ
り発光表示を行う蛍光発光型表示器において、前記電子
放出源として、請求項13記載の電子放出源を使用した
ことを特徴とする蛍光発光型表示器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14555999A JP2000340100A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14555999A JP2000340100A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000340100A true JP2000340100A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15387958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14555999A Pending JP2000340100A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000340100A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-05-25 JP JP14555999A patent/JP2000340100A/ja active Pending
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