JP2000289253A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
記録装置および記録方法Info
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- JP2000289253A JP2000289253A JP11101386A JP10138699A JP2000289253A JP 2000289253 A JP2000289253 A JP 2000289253A JP 11101386 A JP11101386 A JP 11101386A JP 10138699 A JP10138699 A JP 10138699A JP 2000289253 A JP2000289253 A JP 2000289253A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J19/00—Character- or line-spacing mechanisms
- B41J19/18—Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
- B41J19/20—Positive-feed character-spacing mechanisms
- B41J19/202—Drive control means for carriage movement
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッドの走査速度に拘りなく、高品位の
画像を高速記録可能な記録装置および記録方法を提供す
ること。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッドを搭載したキ
ャリッジが一定距離ずつ走査される毎にエンコーダパル
スを出力し、そのエンコーダパルスの間隔に基づいてキ
ャリッジの走査速度を検出し、その走査速度に応じて、
インクジェット記録ヘッドを駆動するためのヒートパル
スの出力タイミングを補正する。
画像を高速記録可能な記録装置および記録方法を提供す
ること。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッドを搭載したキ
ャリッジが一定距離ずつ走査される毎にエンコーダパル
スを出力し、そのエンコーダパルスの間隔に基づいてキ
ャリッジの走査速度を検出し、その走査速度に応じて、
インクジェット記録ヘッドを駆動するためのヒートパル
スの出力タイミングを補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出可能
なインクジェット記録ヘッド等の記録ヘッドを走査させ
つつ、その記録ヘッドを駆動して画像を記録する記録装
置および記録方法に関するものである。
なインクジェット記録ヘッド等の記録ヘッドを走査させ
つつ、その記録ヘッドを駆動して画像を記録する記録装
置および記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録装置として、例えば、インクジェッ
ト方式のカラープリンタの記録に係わる主要部は、一例
として図2のように構成されている。プラテン106上
の記録紙105に記録を行う場合、まず、モータ103
を駆動し、駆動ベルト109により主走査キャリッジ1
02をホームポジションセンサ108との対向位置まで
移動させる。次に、キャリッジ102を矢印A方向に往
路走査させ、所定の走査位置より、ブラックK、シアン
C、マゼンタM、イエローYのインクをそれぞれ記録ヘ
ッド120,121,122,123から吐出すること
により、記録紙105上に画像記録を行う。所定の長さ
分の画像記録を終えたら、主走査キャリッジ102を停
止し、逆に矢印B方向に復路走査を開始し、主走査キャ
リッジ102をホームポジションセンサ108との対向
位置まで復帰させる。その復路走査の間、紙送りモータ
107により紙送りローラ101を駆動して、記録ヘッ
ド120〜123によって記録した幅分だけ記録紙10
5を矢印C方向に紙送りする。このような動作を繰り返
すことにより、記録紙105上にカラー画像の記録が完
成されることになる。なお、100は給紙第2ローラ、
111は紙検知センサをそれぞれ示している。
ト方式のカラープリンタの記録に係わる主要部は、一例
として図2のように構成されている。プラテン106上
の記録紙105に記録を行う場合、まず、モータ103
を駆動し、駆動ベルト109により主走査キャリッジ1
02をホームポジションセンサ108との対向位置まで
移動させる。次に、キャリッジ102を矢印A方向に往
路走査させ、所定の走査位置より、ブラックK、シアン
C、マゼンタM、イエローYのインクをそれぞれ記録ヘ
ッド120,121,122,123から吐出すること
により、記録紙105上に画像記録を行う。所定の長さ
分の画像記録を終えたら、主走査キャリッジ102を停
止し、逆に矢印B方向に復路走査を開始し、主走査キャ
リッジ102をホームポジションセンサ108との対向
位置まで復帰させる。その復路走査の間、紙送りモータ
107により紙送りローラ101を駆動して、記録ヘッ
ド120〜123によって記録した幅分だけ記録紙10
5を矢印C方向に紙送りする。このような動作を繰り返
すことにより、記録紙105上にカラー画像の記録が完
成されることになる。なお、100は給紙第2ローラ、
111は紙検知センサをそれぞれ示している。
【0003】また、図3は、1ライン分の記録時におけ
る主走査キャリッジ102の速度と時間との関係の説明
図である。図において、符号130の時点からモータ1
03を駆動して、主走査キャリッジ102を主走査方向
に移動させる。そして、加速時間T1の間、主走査キャ
リッジ102の速度を加速し、一定の記録用キャリッジ
速度に達した符号131の時点以降から、記録ヘッド1
20,121,122,123からインクの吐出を開始
して記録を行う。そして、T2時間後の符号132の時
点において記録を終了し、主走査キャリッジ102の速
度を減速し、減速T3時間後の符号133の時点におい
て、主走査キャリッジ102の移動を停止する。以上の
動作は、モータ103の回転速度を一気に記録用キャリ
ッジ速度まで上げることが物理的に困難であるためであ
る。また、ここで記録速度は、記録解像度と、記録ヘッ
ド120,121,122,123がインクを吐出して
からインクが毛細管現象により記録ヘッドのノズル内に
リフィル(再供給)されるまでのリフィル周波数により
決定される。
る主走査キャリッジ102の速度と時間との関係の説明
図である。図において、符号130の時点からモータ1
03を駆動して、主走査キャリッジ102を主走査方向
に移動させる。そして、加速時間T1の間、主走査キャ
リッジ102の速度を加速し、一定の記録用キャリッジ
速度に達した符号131の時点以降から、記録ヘッド1
20,121,122,123からインクの吐出を開始
して記録を行う。そして、T2時間後の符号132の時
点において記録を終了し、主走査キャリッジ102の速
度を減速し、減速T3時間後の符号133の時点におい
て、主走査キャリッジ102の移動を停止する。以上の
動作は、モータ103の回転速度を一気に記録用キャリ
ッジ速度まで上げることが物理的に困難であるためであ
る。また、ここで記録速度は、記録解像度と、記録ヘッ
ド120,121,122,123がインクを吐出して
からインクが毛細管現象により記録ヘッドのノズル内に
リフィル(再供給)されるまでのリフィル周波数により
決定される。
【0004】例えば、記録解像度600dpi(dot
per inch)とし、記録ヘッドのリフィル周波
数を10kHzとすると、記録用キャリッジ速度は以下
の式で表される。
per inch)とし、記録ヘッドのリフィル周波
数を10kHzとすると、記録用キャリッジ速度は以下
の式で表される。
【0005】25. 4(mm)/600(mm)×10(kHz) =
423. 33(mm/s) この記録用キャリッジ速度において、キャリッジ102
の走査位置を示すためのリニアエンコーダ部(図示略)
からの出力信号を基準として、記録ヘッドからインクの
吐出を行うことにより、記録紙105の紙面上に均等な
インクドットが着弾して画像が形成される。以上のこと
から、均等なドットを形成するため、図3に示すキャリ
ッジ102の加速時間及び減速時間が必要となることは
十分に理解できよう。
423. 33(mm/s) この記録用キャリッジ速度において、キャリッジ102
の走査位置を示すためのリニアエンコーダ部(図示略)
からの出力信号を基準として、記録ヘッドからインクの
吐出を行うことにより、記録紙105の紙面上に均等な
インクドットが着弾して画像が形成される。以上のこと
から、均等なドットを形成するため、図3に示すキャリ
ッジ102の加速時間及び減速時間が必要となることは
十分に理解できよう。
【0006】また、図4は、キャリッジ102の加減速
時に、記録ヘッドからインクを吐出させた場合の例を示
す。図において、300は図3と同様に、キャリッジ速
度と時間との関係を示している。301は、磁気もしく
は光学的に位置情報を検知するためのリニアエンコーダ
部から出力されるエンコーダパルスである。このエンコ
ーダパルス301の立ち下がり出力を基準として、記録
ヘッドからインクを吐出させた場合に、記録紙105の
紙面上に着弾するドットを示したものが302である。
図4から、キャリッジ102の加減速時においては、着
弾ドットの間隔が均等にならないことが分かる。これ
は、記録ヘッドから吐出したインクが紙面上に着弾する
までの間において、記録ヘッドと記録紙105との間の
紙面距離をS(図5(a)参照)、記録ヘッドからのイ
ンクの吐出速度をv(図5(b)参照)、キャリッジ速
度をVCr1(図5(b)参照)とすると、吐出された
インクが紙面上においてキャリッジ進行方向に以下の距
離X1だけずれて着弾するためである。
時に、記録ヘッドからインクを吐出させた場合の例を示
す。図において、300は図3と同様に、キャリッジ速
度と時間との関係を示している。301は、磁気もしく
は光学的に位置情報を検知するためのリニアエンコーダ
部から出力されるエンコーダパルスである。このエンコ
ーダパルス301の立ち下がり出力を基準として、記録
ヘッドからインクを吐出させた場合に、記録紙105の
紙面上に着弾するドットを示したものが302である。
図4から、キャリッジ102の加減速時においては、着
弾ドットの間隔が均等にならないことが分かる。これ
は、記録ヘッドから吐出したインクが紙面上に着弾する
までの間において、記録ヘッドと記録紙105との間の
紙面距離をS(図5(a)参照)、記録ヘッドからのイ
ンクの吐出速度をv(図5(b)参照)、キャリッジ速
度をVCr1(図5(b)参照)とすると、吐出された
インクが紙面上においてキャリッジ進行方向に以下の距
離X1だけずれて着弾するためである。
【0007】X1=VCr1×(S/v) この距離X1は、図5(c)のようにキャリッジ速度が
2倍のVCr2になると、2倍の量であるX2だけずれ
ることになる。これらのことから、従来においては、キ
ャリッジ速度が記録速度に達して一定速度となってか
ら、印字等の記録を開始し、その印字等の記録中は、必
ずキャリッジ速度が一定に保たれるよう制御されてい
た。
2倍のVCr2になると、2倍の量であるX2だけずれ
ることになる。これらのことから、従来においては、キ
ャリッジ速度が記録速度に達して一定速度となってか
ら、印字等の記録を開始し、その印字等の記録中は、必
ずキャリッジ速度が一定に保たれるよう制御されてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、印字等の記録時における主走査キャリ
ッジ102の移動に関して、加速時間T1及び減速時間
T3が必要であるため、それらの含むトータルの記録時
間が多くかかり、高速の記録動作を実現することが困難
であった。つまり、1バンド(キャリッジの1スキャン
によって記録できる量)分の記録時に、(T1+T3)
の時間が余計にかかるため、1ページの記録にかかる主
走査キャリッジ102の走査回数がNである場合には、
(T1+T3)×Nの時間分だけ、記録以外のキャリッ
ジ走査時間が余計にかかることになる。また、プリンタ
の構成上、主走査方向に関しては、実際の記録長よりも
主走査キャリッジ102が(T1+T3)時間だけ加減
速走査をして移動できるように長くスペースをとらなく
てはならず、その分、プリンタ本体のサイズが大きくな
ってしまうという問題もあった。
来例においては、印字等の記録時における主走査キャリ
ッジ102の移動に関して、加速時間T1及び減速時間
T3が必要であるため、それらの含むトータルの記録時
間が多くかかり、高速の記録動作を実現することが困難
であった。つまり、1バンド(キャリッジの1スキャン
によって記録できる量)分の記録時に、(T1+T3)
の時間が余計にかかるため、1ページの記録にかかる主
走査キャリッジ102の走査回数がNである場合には、
(T1+T3)×Nの時間分だけ、記録以外のキャリッ
ジ走査時間が余計にかかることになる。また、プリンタ
の構成上、主走査方向に関しては、実際の記録長よりも
主走査キャリッジ102が(T1+T3)時間だけ加減
速走査をして移動できるように長くスペースをとらなく
てはならず、その分、プリンタ本体のサイズが大きくな
ってしまうという問題もあった。
【0009】また、上記従来例においては、キャリッジ
速度の一定速度時にのみ印字等の記録を行っても、メカ
的にキャリッジ102の速度変動が発生した時には、記
録されるドット間隔にばらつきが生じて、記録画像の画
質劣化を引き起こすという問題があった。
速度の一定速度時にのみ印字等の記録を行っても、メカ
的にキャリッジ102の速度変動が発生した時には、記
録されるドット間隔にばらつきが生じて、記録画像の画
質劣化を引き起こすという問題があった。
【0010】本発明の目的は、記録ヘッドの走査速度に
拘りなく、高品位の画像を高速記録可能な記録装置およ
び記録方法を提供することにある。
拘りなく、高品位の画像を高速記録可能な記録装置およ
び記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、記
録ヘッドを走査させつつ、画像データに基づいて前記記
録ヘッドを駆動することにより、被記録媒体に画像を記
録する記録装置において、前記記録ヘッドの走査速度を
検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された
走査速度に応じて、前記記録ヘッドの駆動タイミングの
遅れ量を設定する補正手段とを備えたことを特徴とす
る。
録ヘッドを走査させつつ、画像データに基づいて前記記
録ヘッドを駆動することにより、被記録媒体に画像を記
録する記録装置において、前記記録ヘッドの走査速度を
検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された
走査速度に応じて、前記記録ヘッドの駆動タイミングの
遅れ量を設定する補正手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】本発明の記録方法は、記録ヘッドを走査し
つつ、画像データに基づいて前記記録ヘッドを駆動する
ことにより、被記録媒体に画像を記録する記録方法にお
いて、前記記録ヘッドの走査速度を検出し、前記検出手
段によって検出された走査速度に応じて、前記記録ヘッ
ドの駆動タイミングの遅れ量を設定することを特徴とす
る。
つつ、画像データに基づいて前記記録ヘッドを駆動する
ことにより、被記録媒体に画像を記録する記録方法にお
いて、前記記録ヘッドの走査速度を検出し、前記検出手
段によって検出された走査速度に応じて、前記記録ヘッ
ドの駆動タイミングの遅れ量を設定することを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態としてのインクジェット記録装置に
おける制御系のブロック構成図である。図1において、
10は、本記録装置全体の制御を行う制御部である。1
1はキャリッジ速度検知部であり、図示しないリニアエ
ンコーダ部からのエンコーダパルスの周期を測定するこ
とによって、リアルタイムにメカ駆動部13内のキャリ
ッジ速度の検知を行う。また、キャリッジ速度検知部1
1は、キャリッジ速度を検知する毎に速度検知信号を出
力し、この検知信号が制御部10内のMPU(マイクロ
プロセッサ)の割り込み端子に入力されることによっ
て、制御部10は、リアルタイムにキャリッジ速度をキ
ャリッジ速度検知部11から読み出すことができる。
明の第1の実施形態としてのインクジェット記録装置に
おける制御系のブロック構成図である。図1において、
10は、本記録装置全体の制御を行う制御部である。1
1はキャリッジ速度検知部であり、図示しないリニアエ
ンコーダ部からのエンコーダパルスの周期を測定するこ
とによって、リアルタイムにメカ駆動部13内のキャリ
ッジ速度の検知を行う。また、キャリッジ速度検知部1
1は、キャリッジ速度を検知する毎に速度検知信号を出
力し、この検知信号が制御部10内のMPU(マイクロ
プロセッサ)の割り込み端子に入力されることによっ
て、制御部10は、リアルタイムにキャリッジ速度をキ
ャリッジ速度検知部11から読み出すことができる。
【0014】メカ駆動部13は、図2の従来例とほぼ同
様の構成からなり、記録ヘッド120〜123を主走査
方向に移動させるためのキャリッジ102、そのキャリ
ッジ102の駆動部、記録用紙105の給紙部、紙搬送
部、排紙部、記録ヘッド120〜123のインク詰りを
回復するための回復ユニット部等から構成されている。
図1においては、記録ヘッド120〜123をヘッド部
18として表わしている。12は、給紙、排紙、用紙選
択等の情報を入力するためのスイッチ類及び本インクジ
ェット記録装置の状態表示を行う表示系からなる操作パ
ネルであり、制御部10の制御により、スイッチ類のモ
ニタ及び状態表示が行われる。14はI/F(インター
フェース)部であり、このI/F部14と図示しないホ
ストコンピュータ(ホスト装置)が接続されており、ホ
ストコンピュータからコマンド及び記録データが送られ
て、このコマンドに応じて本インクジェット記録装置が
動作することにより、記録データの記録を行うように構
成されている。一般的に、I/F部14としては、セン
トロニクス及びSCSIインターフェースが多く用いら
れる。15はメモリコントローラであり、I/F部14
から入力されたコマンドを制御部10に転送するととも
に、制御部10の制御下において記録データをメモリ部
16に書き込むように、アドレスと書き込みタイミング
信号を生成する。また、I/F部14から入力されたコ
マンドは制御部10にて解釈され、制御部10は、これ
により本インクジェット記録装置全体の制御を行う。メ
モリ部16は、記録ヘッドが主走査方向に1回スキャン
して記録を行うために必要な1バンド分以上の記録デー
タを格納可能なメモリから構成されている。例えば、記
録ヘッドの副走査方向(記録紙105の搬送方向)のノ
ズル数が128ノズル、主走査方向の1回のスキャンで
記録できる最大ドット数が8kドットの場合には、下式
によって求められるメモリ容量をもつことになる。
様の構成からなり、記録ヘッド120〜123を主走査
方向に移動させるためのキャリッジ102、そのキャリ
ッジ102の駆動部、記録用紙105の給紙部、紙搬送
部、排紙部、記録ヘッド120〜123のインク詰りを
回復するための回復ユニット部等から構成されている。
図1においては、記録ヘッド120〜123をヘッド部
18として表わしている。12は、給紙、排紙、用紙選
択等の情報を入力するためのスイッチ類及び本インクジ
ェット記録装置の状態表示を行う表示系からなる操作パ
ネルであり、制御部10の制御により、スイッチ類のモ
ニタ及び状態表示が行われる。14はI/F(インター
フェース)部であり、このI/F部14と図示しないホ
ストコンピュータ(ホスト装置)が接続されており、ホ
ストコンピュータからコマンド及び記録データが送られ
て、このコマンドに応じて本インクジェット記録装置が
動作することにより、記録データの記録を行うように構
成されている。一般的に、I/F部14としては、セン
トロニクス及びSCSIインターフェースが多く用いら
れる。15はメモリコントローラであり、I/F部14
から入力されたコマンドを制御部10に転送するととも
に、制御部10の制御下において記録データをメモリ部
16に書き込むように、アドレスと書き込みタイミング
信号を生成する。また、I/F部14から入力されたコ
マンドは制御部10にて解釈され、制御部10は、これ
により本インクジェット記録装置全体の制御を行う。メ
モリ部16は、記録ヘッドが主走査方向に1回スキャン
して記録を行うために必要な1バンド分以上の記録デー
タを格納可能なメモリから構成されている。例えば、記
録ヘッドの副走査方向(記録紙105の搬送方向)のノ
ズル数が128ノズル、主走査方向の1回のスキャンで
記録できる最大ドット数が8kドットの場合には、下式
によって求められるメモリ容量をもつことになる。
【0015】128(ノズル)*8k(ドット)*4
(色)=4MBit また、メモリコントローラ15及びメモリ部16は、制
御部10の制御により、ヘッドコントローラ17からの
読み出し信号に同期して、記憶されている記録データを
ヘッドコントローラ17に出力する。
(色)=4MBit また、メモリコントローラ15及びメモリ部16は、制
御部10の制御により、ヘッドコントローラ17からの
読み出し信号に同期して、記憶されている記録データを
ヘッドコントローラ17に出力する。
【0016】18はヘッド部であり、各色インクに対応
する記録ヘッド120〜123(図2参照)からなり、
制御部10及びヘッドコントローラ17の制御により、
ノズル毎におけるヒータ部(電気熱変換体)が加熱され
ることにより、インク吐出口からインクを吐出して、紙
面上への画像記録を行う。このヘッド部18は、実際に
はメカ駆動部13におけるキャリッジ102(図2参
照)上に取り付けられている。
する記録ヘッド120〜123(図2参照)からなり、
制御部10及びヘッドコントローラ17の制御により、
ノズル毎におけるヒータ部(電気熱変換体)が加熱され
ることにより、インク吐出口からインクを吐出して、紙
面上への画像記録を行う。このヘッド部18は、実際に
はメカ駆動部13におけるキャリッジ102(図2参
照)上に取り付けられている。
【0017】17はヘッドコントローラであり、制御部
10の制御下において、ヘッド部18におけるインク吐
出のタイミング信号やヒートパルス(ヒータ部の駆動パ
ルス)を生成する。
10の制御下において、ヘッド部18におけるインク吐
出のタイミング信号やヒートパルス(ヒータ部の駆動パ
ルス)を生成する。
【0018】図6は、本実施形態におけるヘッドコント
ローラ17のヒートパルス生成部のブロック構成図であ
る。図において、402及び403は、制御部10から
設定可能なヒートパルスを生成するためのディレー設定
レジスタODD、およびEVENであり、図示しないリ
ニアエンコーダ部から出力されるエンコーダパルスの立
ち下がりから、これらのディレー設定値分だけ時間的デ
ィレーをおいてからヒートパルスを発生させるように構
成されている。ここで、ディレー設定レジスタODD/
EVEN402,403は、エンコーダパルスをカウン
トし、それが奇数番目か偶数番目かに応じて設定レジス
タを変えるようになっている。また、時間カウンタOD
D400及びEVEN401は、ディレー設定レジスタ
ODD402及びEVEN403によるディレー量を時
間的に計測するためのカウンタであり、対応するエンコ
ーダパルスの立ち下がりでクリアされて、基本クロック
CLKによりアップカウントを行う。各ディレー設定レ
ジスタ402,403にセットされた値と、各時間カウ
ンタ400および401のカウント値は、それぞれ比較
回路ODD404及びEVEN405にて比較される。
各比較回路404,405は、エンコーダパルスの立ち
下がりから指定ディレー時間が経過した時点において、
それぞれHTG1及びHTG2信号を出力する。
ローラ17のヒートパルス生成部のブロック構成図であ
る。図において、402及び403は、制御部10から
設定可能なヒートパルスを生成するためのディレー設定
レジスタODD、およびEVENであり、図示しないリ
ニアエンコーダ部から出力されるエンコーダパルスの立
ち下がりから、これらのディレー設定値分だけ時間的デ
ィレーをおいてからヒートパルスを発生させるように構
成されている。ここで、ディレー設定レジスタODD/
EVEN402,403は、エンコーダパルスをカウン
トし、それが奇数番目か偶数番目かに応じて設定レジス
タを変えるようになっている。また、時間カウンタOD
D400及びEVEN401は、ディレー設定レジスタ
ODD402及びEVEN403によるディレー量を時
間的に計測するためのカウンタであり、対応するエンコ
ーダパルスの立ち下がりでクリアされて、基本クロック
CLKによりアップカウントを行う。各ディレー設定レ
ジスタ402,403にセットされた値と、各時間カウ
ンタ400および401のカウント値は、それぞれ比較
回路ODD404及びEVEN405にて比較される。
各比較回路404,405は、エンコーダパルスの立ち
下がりから指定ディレー時間が経過した時点において、
それぞれHTG1及びHTG2信号を出力する。
【0019】図7は、ディレー設定レジスタODD40
2にディレー時間T1、ディレー設定レジスタEVEN
402にディレー時間T2が設定されている場合の説明
図である。時間カウンタODD400は、図示されない
1周期前のエンコーダパルスの立ち下がりによりカウン
ト動作を開始し、そのカウント値が比較回路ODD40
4により設定ディレー値T1と常時比較される。それら
の値が等しくなるT1時間後に、highパルスのHT
G1信号が出力される。また、時間カウンタEVEN4
01に関しては、図中のエンコーダパルスの立ち下がり
によりカウント動作を開始し、そのカウント値が比較回
路EVEN405により設定ディレー値T2と常時比較
され、それらの値が等しくなるT2時間後に、high
パルスのHTG2信号が出力される。これらの比較回路
ODD404及びEVEN405から出力されるHTG
1、HTG2の各信号は、選択回路406を通して、ヒ
ートパルス発生回路407へのヒートパルス発生トリガ
信号となる。そのトリガ信号に基づいてヒートパルス発
生回路407がヒートパルスを発生し、そのヒートパル
スはヘッド部18に供給される。ヒートパルスの幅は、
記録ヘッドからインクを吐出するための記録ヘッドのヒ
ート特性、及び現状の記録ヘッドの温度により決定され
るエネルギ量であり、図においては、シングルパルスと
して示しているが、ダブルパルスであっても構わない。
2にディレー時間T1、ディレー設定レジスタEVEN
402にディレー時間T2が設定されている場合の説明
図である。時間カウンタODD400は、図示されない
1周期前のエンコーダパルスの立ち下がりによりカウン
ト動作を開始し、そのカウント値が比較回路ODD40
4により設定ディレー値T1と常時比較される。それら
の値が等しくなるT1時間後に、highパルスのHT
G1信号が出力される。また、時間カウンタEVEN4
01に関しては、図中のエンコーダパルスの立ち下がり
によりカウント動作を開始し、そのカウント値が比較回
路EVEN405により設定ディレー値T2と常時比較
され、それらの値が等しくなるT2時間後に、high
パルスのHTG2信号が出力される。これらの比較回路
ODD404及びEVEN405から出力されるHTG
1、HTG2の各信号は、選択回路406を通して、ヒ
ートパルス発生回路407へのヒートパルス発生トリガ
信号となる。そのトリガ信号に基づいてヒートパルス発
生回路407がヒートパルスを発生し、そのヒートパル
スはヘッド部18に供給される。ヒートパルスの幅は、
記録ヘッドからインクを吐出するための記録ヘッドのヒ
ート特性、及び現状の記録ヘッドの温度により決定され
るエネルギ量であり、図においては、シングルパルスと
して示しているが、ダブルパルスであっても構わない。
【0020】ここで、ディレー設定レジスタ402,4
03に設定されたディレー時間をおいてヒートパルスを
発生させることの意味合を図8を用いて説明する。
03に設定されたディレー時間をおいてヒートパルスを
発生させることの意味合を図8を用いて説明する。
【0021】図8において、410は、記録紙105の
紙面上における記録解像度の間隔を示すスケールであ
り、記録ヘッドのインク吐出速度をv、記録用キャリッ
ジ速度をV2とする。記録用キャリッジ速度V2におい
て吐出されるインクは、紙面上における符号411の位
置に着弾し、吐出開始位置から1.5ドット分主走査方
向にずれて着弾することになる。一方、キャリッジ10
2の加速時に、まだ記録用キャリッジ速度V2に到達し
ていない速度V1のときは、吐出インクの着弾位置は符
号412の位置となる。この着弾位置を記録用キャリッ
ジ速度V2時と同様の位置413とするためには、時間
的に、インクの吐出開始時間をTd分だけ遅くすればよ
い。この遅れ時間Tdは、現状のキャリッジ速度V1が
測定できることにより一意的に決定される値であり、キ
ャリッジ速度に応じてディレー設定レジスタ402,4
03のディレー値をリアルタイムに変更することによっ
て、紙面上に着弾するドット間隔を均等に制御できるこ
とが分かる。この場合には記録ヘッドと記録紙との距離
が固定値であることは言うまでもない。
紙面上における記録解像度の間隔を示すスケールであ
り、記録ヘッドのインク吐出速度をv、記録用キャリッ
ジ速度をV2とする。記録用キャリッジ速度V2におい
て吐出されるインクは、紙面上における符号411の位
置に着弾し、吐出開始位置から1.5ドット分主走査方
向にずれて着弾することになる。一方、キャリッジ10
2の加速時に、まだ記録用キャリッジ速度V2に到達し
ていない速度V1のときは、吐出インクの着弾位置は符
号412の位置となる。この着弾位置を記録用キャリッ
ジ速度V2時と同様の位置413とするためには、時間
的に、インクの吐出開始時間をTd分だけ遅くすればよ
い。この遅れ時間Tdは、現状のキャリッジ速度V1が
測定できることにより一意的に決定される値であり、キ
ャリッジ速度に応じてディレー設定レジスタ402,4
03のディレー値をリアルタイムに変更することによっ
て、紙面上に着弾するドット間隔を均等に制御できるこ
とが分かる。この場合には記録ヘッドと記録紙との距離
が固定値であることは言うまでもない。
【0022】したがって、エンコーダパルス周期を測定
することによりキャリッジ速度を算出し、その算出され
たキャリッジ速度に応じて、ディレー設定レジスタOD
D402及びEVEN403におけるディレー時間の設
定値を変更することによって、記録ヘッドから吐出され
るインクの着弾間隔が均等に調整されることになる。
することによりキャリッジ速度を算出し、その算出され
たキャリッジ速度に応じて、ディレー設定レジスタOD
D402及びEVEN403におけるディレー時間の設
定値を変更することによって、記録ヘッドから吐出され
るインクの着弾間隔が均等に調整されることになる。
【0023】ここで、例えば、記録解像度を600dp
i、記録ヘッドのインク吐出速度を20m/s、インク
のリフィル周波数を20kHz、記録ヘッドと記録紙と
の間の距離を1.5mmとしての記録を想定した場合、
インクの吐出位置から、そのインクが紙面上に着弾する
位置までにおける主走査方向のずれ量は以下のようにな
る。
i、記録ヘッドのインク吐出速度を20m/s、インク
のリフィル周波数を20kHz、記録ヘッドと記録紙と
の間の距離を1.5mmとしての記録を想定した場合、
インクの吐出位置から、そのインクが紙面上に着弾する
位置までにおける主走査方向のずれ量は以下のようにな
る。
【0024】1.5(mm)/20(m/s) ×846.66(mm
/s)=63.5(μm) このずれ量は、ちょうど600dpi間隔で1.5ドッ
ト分ずれることになる。つまり、キャリッジ速度が低速
状態の時には、ディレー設定値によって1.5ドット分
のずれ時間を設定することが必要となる。ここで、仮り
に、ディレー設定手段(ディレー設定レジスタ)を1つ
とした場合には、エンコーダパルスの立ち下がりで時間
カウンタが毎回リセットされてしまうために、ヒートパ
ルス発生トリガが生成されなくなってしまう。そのため
に、本例においては、2つのディレー設定手段(ディレ
ー設定レジスタ402,403)を備えている。
/s)=63.5(μm) このずれ量は、ちょうど600dpi間隔で1.5ドッ
ト分ずれることになる。つまり、キャリッジ速度が低速
状態の時には、ディレー設定値によって1.5ドット分
のずれ時間を設定することが必要となる。ここで、仮り
に、ディレー設定手段(ディレー設定レジスタ)を1つ
とした場合には、エンコーダパルスの立ち下がりで時間
カウンタが毎回リセットされてしまうために、ヒートパ
ルス発生トリガが生成されなくなってしまう。そのため
に、本例においては、2つのディレー設定手段(ディレ
ー設定レジスタ402,403)を備えている。
【0025】本例の場合は、図6のように2系統のディ
レー設定レジスタ402,403とヒートパルス生成手
段を備えているが、記録解像度、インクのリフィル周波
数、記録ヘッドと記録紙との間の距離等により、それら
を3系統,4系統,…n系統備えた構成としてもよい。
この場合には、ヒートパルス発生回路407により生成
されるヒートパルス発生トリガ信号は、ディレー設定レ
ジスタ0,1,2,…,n−1の順番に応じて生成され
るパルスとなることは言うまでもない。
レー設定レジスタ402,403とヒートパルス生成手
段を備えているが、記録解像度、インクのリフィル周波
数、記録ヘッドと記録紙との間の距離等により、それら
を3系統,4系統,…n系統備えた構成としてもよい。
この場合には、ヒートパルス発生回路407により生成
されるヒートパルス発生トリガ信号は、ディレー設定レ
ジスタ0,1,2,…,n−1の順番に応じて生成され
るパルスとなることは言うまでもない。
【0026】次に、図9(a),(b)のフローチャー
トを用いて、本実施形態におけるヒートタイミングの可
変動作について説明する。
トを用いて、本実施形態におけるヒートタイミングの可
変動作について説明する。
【0027】図9(a)は、1ライン印字動作における
制御部10の制御を示すフローチャートであり、まず、
ステップS500から1ライン印字動作を開始し、メカ
駆動部13を制御してキャリッジ102をホームポジシ
ョンに移動させる(ステップS501)。そして、次の
ステップS502において、速度検知割込み処理をイネ
ーブル状態にし、エンコーダパルスカウント用変数Nを
“0”にクリアする。その速度検知割込みは、前述した
ようにキャリッジ速度検知部11による速度検知が終了
する度に発生する割込みであり、エンコーダパルス周期
毎に速度検知を行うために、エンコーダパルス分の回数
分発生することになる。
制御部10の制御を示すフローチャートであり、まず、
ステップS500から1ライン印字動作を開始し、メカ
駆動部13を制御してキャリッジ102をホームポジシ
ョンに移動させる(ステップS501)。そして、次の
ステップS502において、速度検知割込み処理をイネ
ーブル状態にし、エンコーダパルスカウント用変数Nを
“0”にクリアする。その速度検知割込みは、前述した
ようにキャリッジ速度検知部11による速度検知が終了
する度に発生する割込みであり、エンコーダパルス周期
毎に速度検知を行うために、エンコーダパルス分の回数
分発生することになる。
【0028】ここで、その速度検知割込み処理動作を図
9(b)により説明する。キャリッジ速度検知部11に
おいて速度検知が終了すると割込み信号が制御部10に
送出され、割込み処理が開始される(ステップS52
0)。その割込み処理においては、まず、キャリッジ速
度検知部11からキャリッジ速度データを読み出し(ス
テップS521)、キャリッジ速度に応じた印字開始デ
ィレー量を算出する(ステップS522)。そして、現
状のエンコーダパルスカウント用変数Nの値が奇数であ
れば、印字開始ディレー量をディレー設定レジスタOD
Dに設定し(ステップS523,S524)、もし偶数
であれば、印字開始ディレー量をディレー設定レジスタ
EVENに設定する(ステップS523,S525)。
そして、エンコーダパルスカウント用変数Nを1だけイ
ンクリメントして(ステップS526)、割込み処理を
終了する(ステップS527)。
9(b)により説明する。キャリッジ速度検知部11に
おいて速度検知が終了すると割込み信号が制御部10に
送出され、割込み処理が開始される(ステップS52
0)。その割込み処理においては、まず、キャリッジ速
度検知部11からキャリッジ速度データを読み出し(ス
テップS521)、キャリッジ速度に応じた印字開始デ
ィレー量を算出する(ステップS522)。そして、現
状のエンコーダパルスカウント用変数Nの値が奇数であ
れば、印字開始ディレー量をディレー設定レジスタOD
Dに設定し(ステップS523,S524)、もし偶数
であれば、印字開始ディレー量をディレー設定レジスタ
EVENに設定する(ステップS523,S525)。
そして、エンコーダパルスカウント用変数Nを1だけイ
ンクリメントして(ステップS526)、割込み処理を
終了する(ステップS527)。
【0029】以上の処理から分かるように、速度検知割
込みをイネーブル状態に設定することにより、キャリッ
ジ102が移動動作を行っている間、それに伴ってリニ
アエンコーダ部からエンコーダパルスが出力され、その
1周期毎に、キャリッジ速度検知部11において速度検
知が行われ、かつ制御部10において、その速度変動に
応じたディレー量がリアルタイムにヘッドコントローラ
17にセットされることにより、インク吐出タイミング
の制御が行われる。
込みをイネーブル状態に設定することにより、キャリッ
ジ102が移動動作を行っている間、それに伴ってリニ
アエンコーダ部からエンコーダパルスが出力され、その
1周期毎に、キャリッジ速度検知部11において速度検
知が行われ、かつ制御部10において、その速度変動に
応じたディレー量がリアルタイムにヘッドコントローラ
17にセットされることにより、インク吐出タイミング
の制御が行われる。
【0030】再び、図9(a)のメインのフローの説明
に戻り、ステップS503において、メカ駆動部13を
制御して、キャリッジ102の印字方向への加速駆動を
開始する。この加速動作は、メカ負荷やモータ103の
トルク特性によって決まる加速テーブルに基づいて行わ
れる。この加速動作中に、エンコーダ情報により、キャ
リッジ102の印字開始位置への到達を検知すると、印
字動作をイネーブルとして、ヘッドコントローラ17及
びメモリコントローラ15に対して印字動作を許可する
(ステップS504,S505)。これにより、ヘッド
コントローラ17は、エンコーダパルスの立ち下がりエ
ッジに同期して、前述のディレー設定レジスタ402,
403に設定されたディレー分の時間だけ遅延させたヒ
ートパルスをヘッド部18に供給することにより、印字
動作を行わせる。実際には、ホストコンピュータからの
印字データの受信及びメモリ部16への書込み動作等の
処理が並行して行われるが、これらの処理は、本発明の
実施例とは直接関係しないため、ここでは説明を省略す
る。
に戻り、ステップS503において、メカ駆動部13を
制御して、キャリッジ102の印字方向への加速駆動を
開始する。この加速動作は、メカ負荷やモータ103の
トルク特性によって決まる加速テーブルに基づいて行わ
れる。この加速動作中に、エンコーダ情報により、キャ
リッジ102の印字開始位置への到達を検知すると、印
字動作をイネーブルとして、ヘッドコントローラ17及
びメモリコントローラ15に対して印字動作を許可する
(ステップS504,S505)。これにより、ヘッド
コントローラ17は、エンコーダパルスの立ち下がりエ
ッジに同期して、前述のディレー設定レジスタ402,
403に設定されたディレー分の時間だけ遅延させたヒ
ートパルスをヘッド部18に供給することにより、印字
動作を行わせる。実際には、ホストコンピュータからの
印字データの受信及びメモリ部16への書込み動作等の
処理が並行して行われるが、これらの処理は、本発明の
実施例とは直接関係しないため、ここでは説明を省略す
る。
【0031】そして、キャリッジ速度が記録用キャリッ
ジ速度に到達すると、メカ駆動部13に対して、キャリ
ッジ速度制御の形態を定速制御動作に切替える(ステッ
プS506,S507)。このキャリッジ102の定速
動作時においても、前述と同様にキャリッジ速度を検知
して、キャリッジ102の速度変動に応じたディレー量
を設定することにより、キャリッジ102の速度変動に
よるインクの着弾点のばらつきをなくすことができる。
その後、キャリッジ102が減速開始位置に到達した時
に、キャリッジ速度制御の形態を減速制御動作に切替え
る(ステップS508,S509)。この減速動作時に
も、速度検知割込みはイネーブル状態であるため、常
時、キャリッジ速度検知、ディレー量設定がなされて、
印字のためのインクの着弾点制御が行われることにな
る。そして、キャリッジ102が印字終了位置に達する
と、印字動作を終了し、ヘッドコントローラ17を印字
動作ディセーブル状態にし、速度検知割込みもディセー
ブル状態とする(ステップS510,S511)。その
後、フローチャートには示していないがキャリッジが完
全停止した段階において、1ライン印字動作を終了する
(ステップS512)。
ジ速度に到達すると、メカ駆動部13に対して、キャリ
ッジ速度制御の形態を定速制御動作に切替える(ステッ
プS506,S507)。このキャリッジ102の定速
動作時においても、前述と同様にキャリッジ速度を検知
して、キャリッジ102の速度変動に応じたディレー量
を設定することにより、キャリッジ102の速度変動に
よるインクの着弾点のばらつきをなくすことができる。
その後、キャリッジ102が減速開始位置に到達した時
に、キャリッジ速度制御の形態を減速制御動作に切替え
る(ステップS508,S509)。この減速動作時に
も、速度検知割込みはイネーブル状態であるため、常
時、キャリッジ速度検知、ディレー量設定がなされて、
印字のためのインクの着弾点制御が行われることにな
る。そして、キャリッジ102が印字終了位置に達する
と、印字動作を終了し、ヘッドコントローラ17を印字
動作ディセーブル状態にし、速度検知割込みもディセー
ブル状態とする(ステップS510,S511)。その
後、フローチャートには示していないがキャリッジが完
全停止した段階において、1ライン印字動作を終了する
(ステップS512)。
【0032】以上の1ライン印字の処理を1ページ印字
分繰り返すことにより、キャリッジ102の加速時、減
速時においても、インクの着弾位置のばらつきのない良
好な記録品位の記録を行うことができる。
分繰り返すことにより、キャリッジ102の加速時、減
速時においても、インクの着弾位置のばらつきのない良
好な記録品位の記録を行うことができる。
【0033】また、本実施形態においては、キャリッジ
速度の検知をキャリッジ速度検知部11において行う構
成について説明したが、制御部10内のマイクロプロセ
ッサにエンコーダパルスを直接入力し、そのマイクロプ
ロセッサのインプットキャプチャ機能により、キャリッ
ジ速度の検知を実現することも可能である。また、記録
ヘッドによっては、複数のノズルを複数ブロックに分割
し、それぞれのブロック毎にディレー時間(ブロック間
ディレー)を設定して、それらを時分割的にブロック駆
動して記録を行うものもある。このように構成された記
録ヘッドに関しても、記録ヘッドの速度変動に応じてヒ
ートパルス発生時期をずらして設定する複数のディレー
手段と、さらに複数のブロック間においてディレー時間
をずらすディレー手段をもつことにより、前述した実施
形態と同様に、キャリッジ102の加減速時にもドット
間隔が均等になるようにして記録を行うことができる。
速度の検知をキャリッジ速度検知部11において行う構
成について説明したが、制御部10内のマイクロプロセ
ッサにエンコーダパルスを直接入力し、そのマイクロプ
ロセッサのインプットキャプチャ機能により、キャリッ
ジ速度の検知を実現することも可能である。また、記録
ヘッドによっては、複数のノズルを複数ブロックに分割
し、それぞれのブロック毎にディレー時間(ブロック間
ディレー)を設定して、それらを時分割的にブロック駆
動して記録を行うものもある。このように構成された記
録ヘッドに関しても、記録ヘッドの速度変動に応じてヒ
ートパルス発生時期をずらして設定する複数のディレー
手段と、さらに複数のブロック間においてディレー時間
をずらすディレー手段をもつことにより、前述した実施
形態と同様に、キャリッジ102の加減速時にもドット
間隔が均等になるようにして記録を行うことができる。
【0034】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態は、前述した第1の実施形態における図1と全く同様
のブロック構成であり、第1の実施形態との違いは、一
定速度である記録用キャリッジ速度時においてのみ、キ
ャリッジ速度に応じたディレー量を設定するようにした
点である。従来においては、一定速度でキャリッジを駆
動していても、メカ的な負荷変動によりキャリッジ速度
がばらつくため、ドットの着弾位置を一定間隔とするよ
うに制御することが困難であった。しかし、本発明のよ
うに、キャリッジ速度に応じたディレー量を設定するこ
とにより、紙面上に着弾するドット間隔が均一になるよ
うに制御することが容易に可能となる。
態は、前述した第1の実施形態における図1と全く同様
のブロック構成であり、第1の実施形態との違いは、一
定速度である記録用キャリッジ速度時においてのみ、キ
ャリッジ速度に応じたディレー量を設定するようにした
点である。従来においては、一定速度でキャリッジを駆
動していても、メカ的な負荷変動によりキャリッジ速度
がばらつくため、ドットの着弾位置を一定間隔とするよ
うに制御することが困難であった。しかし、本発明のよ
うに、キャリッジ速度に応じたディレー量を設定するこ
とにより、紙面上に着弾するドット間隔が均一になるよ
うに制御することが容易に可能となる。
【0035】以下、図10(a),(b)のフローチャ
ートを用いて、本発明の第2の実施形態における1ライ
ン印字動作について説明する。
ートを用いて、本発明の第2の実施形態における1ライ
ン印字動作について説明する。
【0036】図10(a),(b)のフローチャートに
おいて、本発明の第1の実施形態における図9(a),
(b)のフローチャートと同様の処理に関しては、同じ
符号を付している。まず、ステップS600により1ラ
インの印字動作を開始し、メカ駆動部13を制御して、
キャリッジ102をホームポジションに移動させる(ス
テップS501)。そして、メカ駆動部13を制御し
て、キャリッジ102の印字方向への加速駆動を開始す
る(ステップS503)。この加速動作は、メカ負荷や
モータ103のトルク特性によって決まる加速テーブル
に基づいて行われ、キャリッジ速度が記録用キャリッジ
速度まで加速できた段階において、メカ駆動部13に対
する制御を定速制御に切替える(ステップS506,S
507)。この第2の実施形態は、キャリッジ102の
加減速時には印字を行わない従来例と同様であるため、
キャリッジ速度が記録用キャリッジ速度に達した位置の
後に印字開始位置が存在することになる。
おいて、本発明の第1の実施形態における図9(a),
(b)のフローチャートと同様の処理に関しては、同じ
符号を付している。まず、ステップS600により1ラ
インの印字動作を開始し、メカ駆動部13を制御して、
キャリッジ102をホームポジションに移動させる(ス
テップS501)。そして、メカ駆動部13を制御し
て、キャリッジ102の印字方向への加速駆動を開始す
る(ステップS503)。この加速動作は、メカ負荷や
モータ103のトルク特性によって決まる加速テーブル
に基づいて行われ、キャリッジ速度が記録用キャリッジ
速度まで加速できた段階において、メカ駆動部13に対
する制御を定速制御に切替える(ステップS506,S
507)。この第2の実施形態は、キャリッジ102の
加減速時には印字を行わない従来例と同様であるため、
キャリッジ速度が記録用キャリッジ速度に達した位置の
後に印字開始位置が存在することになる。
【0037】キャリッジ102が定速状態で印字開始位
置に到達したことがエンコーダ情報により検知される
と、まず、図10(b)の速度検知割込みをイネーブル
状態にし(ステップS504,S601)、印字動作を
イネーブルとしてヘッドコントローラ17及びメモリコ
ントローラ15に対して印字動作を許可する(ステップ
S505)。これにより、第1の実施形態と同様に、ヘ
ッドコントローラ17は、エンコーダパルスの立ち下が
りエッジに同期して、ディレー設定レジスタ402,4
03に設定されたディレー分の時間だけ遅延させたヒー
トパルスをヘッド部18に供給することにより、印字動
作を行わせる。ここで、第1の実施形態では、複数のデ
ィレー設定レジスタ402,403を切替えて、記録ヘ
ッドからのインクの吐出タイミングを生成していたが、
本第2の実施形態においては、キャリッジ102の定速
駆動時における印字が前提となるため、ディレー設定レ
ジスタは1つでよい。図10(b)の速度検知割込み処
理S620は、キャリッジ速度検知部11からキャリッ
ジ速度データを読み出し(ステップS521)、キャリ
ッジ速度に応じた印字開始ディレー量を算出し(ステッ
プS522)、その算出された印字開始ディレー量をデ
ィレー設定レジスタに設定してから(ステップS62
1)、割込み処理を終了する(ステップS622)。
置に到達したことがエンコーダ情報により検知される
と、まず、図10(b)の速度検知割込みをイネーブル
状態にし(ステップS504,S601)、印字動作を
イネーブルとしてヘッドコントローラ17及びメモリコ
ントローラ15に対して印字動作を許可する(ステップ
S505)。これにより、第1の実施形態と同様に、ヘ
ッドコントローラ17は、エンコーダパルスの立ち下が
りエッジに同期して、ディレー設定レジスタ402,4
03に設定されたディレー分の時間だけ遅延させたヒー
トパルスをヘッド部18に供給することにより、印字動
作を行わせる。ここで、第1の実施形態では、複数のデ
ィレー設定レジスタ402,403を切替えて、記録ヘ
ッドからのインクの吐出タイミングを生成していたが、
本第2の実施形態においては、キャリッジ102の定速
駆動時における印字が前提となるため、ディレー設定レ
ジスタは1つでよい。図10(b)の速度検知割込み処
理S620は、キャリッジ速度検知部11からキャリッ
ジ速度データを読み出し(ステップS521)、キャリ
ッジ速度に応じた印字開始ディレー量を算出し(ステッ
プS522)、その算出された印字開始ディレー量をデ
ィレー設定レジスタに設定してから(ステップS62
1)、割込み処理を終了する(ステップS622)。
【0038】このように、図10(b)の速度検知割込
み処理にて、キャリッジ速度に応じたディレー量を算出
し、それをディレー設定レジスタに設定することによ
り、キャリッジ102の速度変動に応じて記録ヘッドか
らのインクの吐出タイミングがずらされて、均等なドッ
ト間隔での着弾制御が行われる。そして、エンコーダ情
報から印字終了位置に達したことが検知されると(ステ
ップS501)、ヘッドコントローラ17を印字動作デ
ィセーブル状態にし、かつ速度検知割込みもディセーブ
ル状態として(ステップS510,S511)、印字動
作を終了する。それから、メカ駆動部13を制御してキ
ャリッジ102の減速動作を開始し(ステップS50
9)、キャリッジ102が停止によって1ライン印字を
終了する(ステップS602)。
み処理にて、キャリッジ速度に応じたディレー量を算出
し、それをディレー設定レジスタに設定することによ
り、キャリッジ102の速度変動に応じて記録ヘッドか
らのインクの吐出タイミングがずらされて、均等なドッ
ト間隔での着弾制御が行われる。そして、エンコーダ情
報から印字終了位置に達したことが検知されると(ステ
ップS501)、ヘッドコントローラ17を印字動作デ
ィセーブル状態にし、かつ速度検知割込みもディセーブ
ル状態として(ステップS510,S511)、印字動
作を終了する。それから、メカ駆動部13を制御してキ
ャリッジ102の減速動作を開始し(ステップS50
9)、キャリッジ102が停止によって1ライン印字を
終了する(ステップS602)。
【0039】以上、第2の実施形態のように、通常のキ
ャリッジの定速状態における印字動作時に、キャリッジ
速度に応じたディレー量を設定することにより、メカ的
にキャリッジ速度が変動しても紙面上に着弾されるドッ
ト間隔のばらつきをなくして、良好な画像を記録するこ
とができる。
ャリッジの定速状態における印字動作時に、キャリッジ
速度に応じたディレー量を設定することにより、メカ的
にキャリッジ速度が変動しても紙面上に着弾されるドッ
ト間隔のばらつきをなくして、良好な画像を記録するこ
とができる。
【0040】(その他)なお、本発明は、熱転写方式等
の種々の記録ヘッドを用いたいわゆるシリアルスキャン
型の記録方式において広範囲に適用することができる。
特に、インクジェット記録方式の中でも、インク吐出を
行わせるために利用されるエネルギとして熱エネルギを
発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備
え、前記熱エネルギによりインクの状態変化を生起させ
る方式の記録ヘッド、記録装置において優れた効果をも
たらすものである。かかる方式によれば記録の高密度
化,高精細化が達成できるからである。
の種々の記録ヘッドを用いたいわゆるシリアルスキャン
型の記録方式において広範囲に適用することができる。
特に、インクジェット記録方式の中でも、インク吐出を
行わせるために利用されるエネルギとして熱エネルギを
発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備
え、前記熱エネルギによりインクの状態変化を生起させ
る方式の記録ヘッド、記録装置において優れた効果をも
たらすものである。かかる方式によれば記録の高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0041】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0042】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0043】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0044】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0045】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0046】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0047】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インク
ジェット記録ヘッド等の記録ヘッドの走査速度に応じ
て、その記録ヘッドの駆動タイミングを補正することに
より、記録ヘッドの走査速度が一定でなくとも、被記録
媒体上におけるインクドット等の記録画素を均等に形成
して、良好な画像を記録することができる。
ジェット記録ヘッド等の記録ヘッドの走査速度に応じ
て、その記録ヘッドの駆動タイミングを補正することに
より、記録ヘッドの走査速度が一定でなくとも、被記録
媒体上におけるインクドット等の記録画素を均等に形成
して、良好な画像を記録することができる。
【0049】また、記録ヘッドの走査速度が一定速度に
保たれるときに、その記録ヘッドの走査速度が変動した
場合でも良好な画像を記録することができる。
保たれるときに、その記録ヘッドの走査速度が変動した
場合でも良好な画像を記録することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態としてのインクジェッ
ト記録装置における制御系のブロック構成図である。
ト記録装置における制御系のブロック構成図である。
【図2】インクジェット記録装置の要部の斜視図であ
る。
る。
【図3】図2のインクジェット記録装置におけるキャリ
ッジ速度の説明図である。
ッジ速度の説明図である。
【図4】従来のインクジェット記録装置におけるインク
の着弾装置の説明図である。
の着弾装置の説明図である。
【図5】(a),(b),(c)は、従来のインクジェ
ット記録装置におけるキャリッジ速度とインクの着弾位
置との関係の説明図である。
ット記録装置におけるキャリッジ速度とインクの着弾位
置との関係の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における要部のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図7】図6の構成部分における各信号のタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるインクの吐出
タイミングの説明図である。
タイミングの説明図である。
【図9】(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に
おける印字動作を説明するためのフローチャートであ
る。
おける印字動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図10】(a),(b)は、本発明の第2の実施形態
における印字動作を説明するためのフローチャートであ
る。
における印字動作を説明するためのフローチャートであ
る。
10 制御部 11 キャリッジ速度検知部 12 操作パネル 13 メカ駆動部 14 I/F部 15 メモリコントローラ 16 メモリ部 17 ヘッドコントローラ 18 ヘッド部
Claims (11)
- 【請求項1】 記録ヘッドを走査させつつ、画像データ
に基づいて前記記録ヘッドを駆動することにより、被記
録媒体に画像を記録する記録装置において、 前記記録ヘッドの走査速度を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された走査速度に応じて、前
記記録ヘッドの駆動タイミングの遅れ量を設定する補正
手段とを備えたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記検出手段は、前記記録ヘッドが一定
量走査される毎の走査速度を連続的に検出することを特
徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記検出手段は、前記記録ヘッドが一定
量走査される毎にパルスを出力するエンコーダと、前記
エンコーダの出力パルスの間隔から前記記録ヘッドの走
査速度を検出する検出部とを含むことを特徴とする請求
項1または2に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記補正手段は、前記記録ヘッドの走査
中における該記録ヘッドの複数の駆動タイミングの遅れ
量を順次分担して補正するように複数備えられているこ
とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録
装置。 - 【請求項5】 前記検出手段は、所定の記録用走査速度
を保つように前記記録ヘッドが走査されるときに、該記
録ヘッドの走査速度の変動を検出し、 前記補正手段は、前記検出手段によって検出された走査
速度の変動に応じて前記記録ヘッドの駆動タイミングの
遅れ量を設定して、前記被記録媒体に記録される画素の
間隔を均等にすることを特徴とする請求項1から4のい
ずれかに記載の記録装置。 - 【請求項6】 前記補正手段は、前記記録ヘッドが前記
記録用走査速度まで加速されるときと、前記記録ヘッド
が前記記録用走査速度から減速されるときの少なくとも
一方のときにも、前記記録ヘッドの駆動タイミングの遅
れ量を設定して、前記被記録媒体に記録される画素の間
隔を均等にすることを特徴とする請求項5に記載の記録
装置。 - 【請求項7】 前記記録ヘッドは、複数色の画素によっ
てカラー画像を記録可能なように複数備えられ、 前記補正手段は、前記複数の記録ヘッドのそれぞれの駆
動タイミングの遅れ量を設定するように複数備えられて
いることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
の記録装置。 - 【請求項8】 前記記録ヘッドは、画像データに基づい
てインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドであ
り、 前記補正手段は、前記記録ヘッドの駆動タイミングとし
てインクの吐出タイミングを補正することを特徴とする
請求項1から7のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項9】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
めのエネルギとして熱エネルギを発生する電気熱変換体
を有することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドは、キャリッジに搭載
されて該キャリッジと共に走査され、 前記検出手段は、前記キャリッジの走査速度を検出する
ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の記
録装置。 - 【請求項11】 記録ヘッドを走査しつつ、画像データ
に基づいて前記記録ヘッドを駆動することにより、被記
録媒体に画像を記録する記録方法において、 前記記録ヘッドの走査速度を検出し、 前記検出手段によって検出された走査速度に応じて、前
記記録ヘッドの駆動タイミングの遅れ量を設定すること
を特徴とする記録方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11101386A JP2000289253A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 記録装置および記録方法 |
US09/544,136 US6419338B1 (en) | 1999-04-08 | 2000-04-06 | Printing apparatus and a printing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11101386A JP2000289253A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 記録装置および記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289253A true JP2000289253A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14299333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11101386A Pending JP2000289253A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 記録装置および記録方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6419338B1 (ja) |
JP (1) | JP2000289253A (ja) |
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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WO2004005031A1 (ja) * | 2002-07-08 | 2004-01-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | インクジェット印刷装置、該装置のインクジェット印刷方法、インクジェット印刷プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 |
JP2007098854A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷装置及び印刷方法 |
US7237858B2 (en) | 2002-03-14 | 2007-07-03 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus, printing method, storage medium, and computer system |
US7284810B2 (en) | 2002-03-14 | 2007-10-23 | Seiko Epson Corporation | Printer, printing method, program, storage medium and computer system |
JP2013208727A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | インクジェット記録装置及び印字制御方法 |
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DE60230703D1 (de) * | 2001-08-27 | 2009-02-26 | Canon Kk | Tintenstrahldruckvorrichtung und Tintenstrahldruckverfahren |
JP2003072056A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Canon Inc | インクジェット記録装置及び該装置における記録タイミング設定方法 |
US6719388B2 (en) * | 2002-01-16 | 2004-04-13 | Xerox Corporation | Fail-safe circuit for dynamic smartpower integrated circuits |
JP4075780B2 (ja) * | 2003-11-27 | 2008-04-16 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置 |
TWI239298B (en) * | 2004-07-30 | 2005-09-11 | Benq Corp | Apparatus and method for controlling printing time |
US20080228293A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Tanaka Rick M | System and method for tuning positioning mechanisms for printing apparatus |
US7832824B1 (en) * | 2009-04-30 | 2010-11-16 | Eastman Kodak Company | Method for printing with an accelerating printhead |
DE102010017004B4 (de) * | 2010-05-18 | 2017-11-02 | Océ Printing Systems GmbH & Co. KG | Bearbeitungseinrichtung und Verfahren zum Ansteuern einer Bearbeitungseinrichtung |
JP6126374B2 (ja) * | 2012-12-18 | 2017-05-10 | キヤノン株式会社 | 記録装置及び記録制御方法 |
JP2015101071A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置 |
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JP3555669B2 (ja) * | 1995-11-09 | 2004-08-18 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP11101386A patent/JP2000289253A/ja active Pending
-
2000
- 2000-04-06 US US09/544,136 patent/US6419338B1/en not_active Expired - Lifetime
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WO2002009947A1 (en) * | 2000-08-01 | 2002-02-07 | Inca Digital Printers Limited | Timer device for a digital printer and method of printing |
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---|---|
US6419338B1 (en) | 2002-07-16 |
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