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JP2000275724A - 可変焦点カメラ - Google Patents

可変焦点カメラ

Info

Publication number
JP2000275724A
JP2000275724A JP11085804A JP8580499A JP2000275724A JP 2000275724 A JP2000275724 A JP 2000275724A JP 11085804 A JP11085804 A JP 11085804A JP 8580499 A JP8580499 A JP 8580499A JP 2000275724 A JP2000275724 A JP 2000275724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
magnification
focal length
mode
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11085804A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Omura
紘 大村
Shigeaki Ushiro
成明 後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11085804A priority Critical patent/JP2000275724A/ja
Publication of JP2000275724A publication Critical patent/JP2000275724A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬似ズーム撮影が可能なカメラで撮影した画
像の品質が劣化するのを極力防止する。 【解決手段】 可変焦点カメラは、フイルムに記録され
た撮影画面のほぼ全域をプリント範囲にして通常倍率で
のプリントを予定した通常撮影モードと、前記撮影画面
と略同じアスペクト比を有する撮影画面内の一部のエリ
アをプリント範囲にして通常倍率よりも大きい拡大プリ
ント倍率でのプリントを予定した擬似変倍撮影モードと
の切替え操作が可能であり、擬似変倍撮影モード下での
撮影時には、その撮影コマに対応づけて当該撮影モード
下での撮影であることを表すデータをフイルムに記録す
るデータ記録手段を備えている。コントローラ43は、
撮影レンズの焦点距離と前記撮影画面とから決まる被写
体範囲が、撮影レンズを最短焦点距離にしたときの前記
一部のエリアで区画される被写体範囲よりも広いとき
に、擬似変倍撮影モードへの切替え操作が行われても擬
似変倍撮影モードへの移行を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変焦点カメラに関
し、詳しくは撮影レンズの焦点距離で可変があり、かつ
写真フイルムに記録された撮影画面内の一部のエリアを
拡大プリントするトリミングプリントサービスを利用す
ることによって、擬似的な変倍撮影効果も得られるよう
にした可変焦点カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の写真プリントサービスでは、ネガ
フイルム上の撮影画面のほぼ全域がプリント対象とな
り、これが通常のプリント倍率のもとで定サイズの印画
紙にプリントされる。これに対し、特開平54−267
21号公報等で知られるトリミングプリントサービスで
は、ネガフイルム上の撮影画面の中の一部のエリアが上
記定サイズの印画紙に拡大プリントされる。したがっ
て、焦点距離の可変機能をもたない単焦点カメラであっ
ても、あたかも望遠撮影を行った場合と同様のプリント
写真が得られる。
【0003】トリミングプリントサービスに対応し得る
カメラにはデータ記録装置が設けられる。このデータ記
録装置は、プリント処理時に通常プリント用の撮影コマ
であるかトリミングプリント用の撮影コマであるかを識
別することができるように、撮影コマごとにそのいずれ
であるかを表すためのデータ記録を行う。例えば、ユー
ザが擬似変倍撮影モードを選択して撮影を行ったときに
は、その撮影コマがトリミングプリントサービスの対象
コマであることを表すデータが記録される。なお、この
データ記録には光学マークの写し込みを利用することも
可能であるが、磁気記録層が形成されたIX240フイ
ルムでは、磁気記録によりそのデータ記録を簡便に行う
ことができる。
【0004】トリミングプリントサービスではプリント
対象となる範囲が撮影画面内の一部のエリアに制限され
るから、撮影に先立って擬似変倍撮影モードが選択され
た場合には、ファインダ視野内にトリミングプリントサ
ービスによるプリント範囲を有効な撮影範囲として表示
することが必要となる。このため、擬似変倍撮影モード
への切り換えに連動し、マスクプレートの挿入や液晶パ
ネルの駆動によってファインダ視野範囲を制限したり、
あるいはファインダ倍率の切り換えによって前記プリン
ト範囲内のファインダ画像を確認することができるよう
にしている。
【0005】一方、最近のコンパクトカメラには、撮影
レンズとしてズーム方式や二焦点切り換え方式などの可
変焦点レンズを用いたものが多い。このような可変焦点
カメラでは、上述した擬似変倍機能を併用することによ
って撮影レンズの変倍比を越えた望遠撮影機能をもたせ
ることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、変倍機能の
ある撮影レンズを用いた可変焦点カメラに擬似変倍機能
をもたせた場合、プリント写真上での像倍率が同じであ
るにしても、通常プリントを予定した通常撮影モード下
で撮影レンズを変倍する撮影態様と、擬似変倍モード下
で撮影レンズは変倍しない撮影態様との2種類があり得
る。これらの撮影態様で撮影してプリントされたそれぞ
れのプリント写真を比較すると、プリント倍率の低い通
常プリントによるものの方が一般に画質の点で優れてい
る。ところが一般ユーザの中には、本来は撮影レンズの
変倍だけで撮影できるのにもかかわらず、撮影レンズを
充分に変倍せずに擬似変倍モードで撮影を行ってしま
い、画質の点で不利になる撮影態様を選択してしまうこ
とがある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、可変焦点カメラに擬似変倍機能をもた
せたときに、ユーザが特別の考慮を払わなくても、自動
的にプリント写真の画質を優先させた撮影が選択される
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明を用いた可変焦点カメラは、フイルムに記録
された撮影画面のほぼ全域をプリント範囲にして通常倍
率でのプリントを予定した通常撮影モードと、撮影画面
と略同じアスペクト比を有する撮影画面内の一部のエリ
アをプリント範囲にして通常倍率よりも大きい拡大プリ
ント倍率でのプリントを予定した擬似変倍撮影モードと
の切替えが可能に構成されている。そして、擬似変倍撮
影モード下での撮影時には、その撮影コマに対応づけて
当該撮影モード下での撮影であることを表すデータが、
フイルムあるいはフイルムを収納するカートリッジに例
えば光学的、磁気的あるいは電気的に記録される。
【0009】そして、撮影レンズの焦点距離と前記撮影
画面とから決まる被写体範囲が、撮影レンズを最短焦点
距離にしたときの前記一部のエリアで区画される被写体
範囲よりも広いときには、擬似変倍撮影モードへの切替
え操作が行われても擬似変倍撮影モードへの移行を禁止
するようにしたものである。
【0010】請求項2記載の発明では、撮影レンズの焦
点距離が短焦点距離と長焦点距離との2段階に切替え可
能であり、長焦点距離時に撮影画面に収まる被写体範囲
が、短焦点距離時の撮影画面内の前記一部のエリアに収
まる被写体範囲よりも狭くしたものである。
【0011】請求項3記載の発明では、撮影レンズの焦
点距離と前記撮影画面とから決まる被写体範囲が、撮影
レンズを最短焦点距離にしたときの前記一部のエリアで
区画される被写体範囲よりも広いときに擬似変倍撮影モ
ードへの切替え操作が行われた場合には、撮影レンズの
焦点距離を変更して前記一部のエリアで区画された被写
体範囲が撮影画面と一致するように拡大するようにした
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を用いたカメラの外観を図
1に示す。カメラボディ10の前面には、撮影レンズ1
1を内蔵した鏡胴12が設けられている。撮影レンズ1
1は、ワイド位置とテレ位置との間で連続的に焦点距離
を変えるズームレンズとなっている。また、カメラボデ
ィ10の前面には、ファインダ光学系を構成する対物レ
ンズ13、測距用の投光窓14及び受光窓15が設けら
れている。
【0013】投光窓14及び受光窓15には、赤外光を
透過し可視光をカットするフィルターが組み込まれてい
る。投光窓14の奥には、被写体に向けて近赤外光を投
光する投光器が、また、受光窓15の奥には被写体から
反射された近赤外光を受光する受光器がそれぞれ配置さ
れている。さらに、鏡胴12の前面には測光窓16が配
置され、その奥には被写体輝度を測光するための測光素
子が配置されている。
【0014】カメラボディ10の上面には、シャッタボ
タン17、ストロボ発光部18が設けられている。カメ
ラボディ10の背面には、通常撮影モードと擬似変倍撮
影モードとの間で撮影モードを切り替えるモード切替え
レバー19が設けられている。このモードの選択に応じ
て写真フイルムに記録する複数種類の撮影画面のうちの
何れかが択一的に選択される。
【0015】通常撮影モードは、写真フイルムに記録さ
れる撮影画面の略全域をプリント範囲にしてプリンター
の焼付けレンズの通常倍率でのプリントを予定したモー
ドである。例えば撮影画面の全域を16.7×30.2
mm(フルフォーマット)のサイズ、またプリント写真
のプリント範囲を89×160mmとしたときには、焼
き付けレンズの通常倍率が「5.3」となる。
【0016】また、擬似変倍撮影モードは、前記撮影画
面の一部のエリアをプリント範囲にして通常倍率よりも
大きい拡大プリント倍率でのプリントを予定したモード
である。この場合のプリントは、通常撮影モードで予定
されるプリントと同じサイズである。また、前記一部の
エリアは、前記撮影画面の画面中心を基準にして略同じ
アスペクト比となるように縮小したエリアである。
【0017】例えば撮影画面の一部のエリア(トリミン
グフォーマット)を10×18mmのサイズにしたとき
に、そのトリミングフォーマット画面をプリント範囲に
して同じサイズのプリント範囲にプリントを予定すると
きの焼き付けレンズの倍率は「8.9」となる。したが
って、トリミングフォーマット画面に対応したプリント
写真は、フルフォーマット画面に対応したプリント写真
に対して記録された被写体範囲が「1.7」倍(プリン
ト拡大率)で拡大プリントされる。
【0018】擬似変倍撮影モードに切り替えると、その
時点でファインダ視野範囲が変更される。また、擬似変
倍撮影モードを選択して撮影を行ったときには、擬似変
倍撮影モードで撮影されたことを表す擬似データが写真
フイルムに磁気記録される。なお、磁気記録の代わり
に、光学記録でもよい。カートリッジにICメモリを組
み込んだ場合には、ICメモリに電気的に上記データを
書き込んでもよい。
【0019】モード切替えレバー19の隣には、ズーム
操作を行うためのズームレバー20が設けられている。
このズームレバー20を指標T側に操作するとズームレ
ンズがテレ側へ変倍され、また、指標W側に操作すると
ワイド側に変倍される。
【0020】カメラボディ10の側面には、写真フイル
ムカートリッジ22を収納するカートリッジ装填室(図
示省略)の底蓋23を開閉操作するための開閉レバー2
4が設けられている。開閉レバー23を時計方向に回動
させると、ロックが解除されて底蓋23を開くことがで
き、写真フイルムカートリッジ22のカートリッジ装填
室への装填、及びカートリッジ装填室からの取り出しを
行うことができる。底蓋23は、閉じ操作によって開閉
レバー23が反時計方向に回動し、自動的に閉じ位置に
ロックされる。
【0021】写真フイルムカートリッジ22は、バック
面に透明な磁気記録層が塗布された写真フイルム25
と、この写真フイルム25をロール状に収納するカート
リッジ26とからなり、カートリッジ26の内部に回転
自在に組み込まれたスプール27に写真フイルムが巻回
された状態で収納されている。また、カートリッジ26
の内部には、スプール27をフイルム送り出し方向に回
転させることで写真フイルムをその先端からカートリッ
ジの外部に送り出すフイルム送り出し機構が内蔵されて
いる。
【0022】図2に上記カメラの要部構成をブロック図
で示す。カメラには、測距機構30、測光機構31、フ
ァインダ光学系32、ファインダ変倍機構33、撮影レ
ンズ11、撮影系移動機構35、フイルム給送機構3
6、ストロボ回路37、ROM38、RAM39、磁気
記録装置40、フォーカスレンズ移動機構41、変倍位
置検出機構42、及びこれらを統括的に制御するコント
ローラ43等から構成される。ROM38には、コント
ローラ43が各種の制御を行うためのプログラムやデー
タ、擬似変倍撮影モード用のプログラム、及び画質優先
プログラム等が記憶されている。RAM39は、コント
ローラ43が制御に必要なパラメータやデータを一時的
に記憶するワークメモリとして用いられる。
【0023】擬似変倍撮影モード用のプログラムは、撮
影後に行うフイルム給送時に、データ記録手段を構成す
る磁気記録装置40を作動させて、撮影コマに対応づけ
て擬似変倍撮影モード下での撮影であることを表すデー
タ(トリミングデータ)を写真フイルムの撮影画面外に
記録する。
【0024】画質優先プログラムは、撮影レンズ11の
焦点距離と写真フイルム48に記録される撮影画面の種
類とから決まる被写体範囲が、撮影レンズ11を最短焦
点距離にしたときのトリミングフォーマット画面で区画
される被写体範囲よりも広いときに、擬似変倍撮影モー
ドへの切替え操作が行われても擬似変倍撮影モードへの
移行を禁止するとともに、撮影レンズ11の焦点距離を
自動的に変更してトリミングフォーマット画面で区画さ
れた被写体範囲がフルフォーマット画面と一致するよう
に拡大する。
【0025】具体的には、最短焦点距離に対する撮影レ
ンズ11の焦点距離の比であるズーム倍率と、プリント
拡大率とを積算した総合倍率が、撮影レンズ11の最短
焦点距離に対する最長焦点距離の比である最大ズーム倍
率より小さい場合に、疑似変倍撮影モードへの移行が行
われたときには、このモードへの移行を無効にするとと
もに、ズーム倍率が総合倍率に一致するように撮影レン
ズ11の焦点距離を変更する。
【0026】コントローラ43には、モード切替えレバ
ー19、ズームレバー20、及びシャッタボタン17が
接続されており、モード信号、ズームレバー20の操作
に応じたズーム信号、及びシャッタボタン17を押圧操
作したときのレリーズ操作信号がそれぞれ入力される。
なお、レリーズ操作信号には、シャッタボタン17を全
ストロークの略半分のストロークまで押圧したときに出
力される半押し信号と、ストロークの全部を押圧したと
きに出力されるレリーズ信号とが含まれる。
【0027】コントローラ43は、ズーム信号に応答し
てドライバ65を介して変倍用モータ45を駆動する。
撮影レンズ11は、被写体側から順に第1ないし第4レ
ンズ群からなる4群ズームレンズであり、第1レンズ群
(以下「フォーカスレンズ」と称す。)を繰り出してフ
ォーカスを行う。変倍用モータ45の駆動は、撮影系移
動機構35に入力される。撮影系移動機構35は、例え
ばカム機構やヘリコイド機構等からなり、単一のモータ
45の駆動を利用して第2及び第3レンズ群をこれらの
間隔が変化するように撮影光軸方向に移動して撮影レン
ズ11の焦点距離を連続的に変化させる。
【0028】第2又は第3レンズ群の移動量は、例えば
コード板と摺動子とからなる変倍位置検出機構42で検
出される。変倍位置検出機構42は、この移動量をコン
トローラ43にリアルタイムで送り、その時点の変倍位
置をコントローラ43に知らせる。
【0029】第3レンズ群と第4レンズ群との間には、
プログラムシャッタ46が配置されている。このシャッ
タ46は、第3レンズ群と一緒に移動する。コントロー
ラ43は、被写体輝度に基づいて適正露出となるように
プログラムシャッタ46を制御する。
【0030】フォーカスレンズ移動機構41は、合焦用
モータ47の駆動を利用してフォーカスレンズを撮影光
軸方向に繰り出して合焦を行う。合焦時の繰り出し量
は、変倍位置に対する被写体距離ごとで異なる。被写体
距離に応じた繰り出し量は、予めROM38にデータと
して記憶されている。測距機構30は、被写体距離の検
出を行う。測光機構31は、被写体輝度を測定する。
【0031】ファインダ光学系32は、対物レンズ13
と、2つの群からなる変倍レンズ、正立プリズム、及び
接眼レンズとからなる実像式のズームファインダーであ
る。ファインダ変倍機構33は、変倍用モータ45の駆
動を利用して2つの変倍レンズ群をファインダ光軸方向
に移動させて、撮影レンズ11の撮影範囲と同じ視野範
囲となるようにファインダ光学系32を変倍する。フイ
ルム給送機構36は、写真フイルム48の移送量を計測
しながら、写真フイルム48を給送する。
【0032】ファインダ光学系33の結像位置には、透
明な液晶表示板53が配置されている。コントローラ4
3は、ドライバー61を介して液晶表示板53に常にオ
ートフォーカスフレーム63等を表示するように制御
し、また、疑似変倍撮影モードへの移行に応答して液晶
表示板53に黒色のマスクを表示させる。これにより、
マスクの縁でトリミングフォーマット画面と同じアスペ
クト比、及び被写体範囲となるようにファインダ視野範
囲が画定される。なお、マスクを表示する代わりに、単
なるフレームを表示してもよい。
【0033】次に上記構成の作用について簡単に説明す
る。フイルム装填は、開閉レバー24を操作して底蓋2
3を開き、内部のカートリッジ装填室に写真フイルムカ
ートリッジ22を装填する。装填後、底蓋23を閉じ
る。これにより、底蓋23は、開閉レバー24で自動的
にロックされる。
【0034】開閉レバー24の閉じロックが行われる
と、所定時間経過後にフイルム給送機構36が作動し
て、写真フイルム48の第1番目の撮影画面がアパーチ
ャーにセットされる。
【0035】カメラの電源スイッチ(図示省略)をON
にする。これにより、カメラの各部が初期状態にセット
される。これによりカメラは、撮影レンズ11がワイド
端で、且つ無限大にピント位置が合った状態となる。フ
ァインダ光学系32も、撮影レンズ11のワイド端のと
きの撮影範囲と同じ視野範囲となるように変倍される。
また、コントローラ43は、初期状態のときに通常撮影
モードを選択する。
【0036】撮影者は、ファインダ光学系32の接眼レ
ンズの側から覗き、ズームレバー20を操作しながらフ
レーミングを行う。このときのファインダ視野範囲は、
図3に示したフルフォーマット画面51に収まる被写体
範囲と同じアスペクト比の視野範囲56(図4(A)参
照)となっている。
【0037】ズームレバー20を「T」側に向けて操作
すると、これに応答して変倍用モータ45が一方向に向
けて駆動される。この駆動は、撮影光学系移動動機構3
5とファインダ変倍機構33とにそれぞれ入力される。
【0038】撮影系移動機構35は、単一のモータ45
の駆動を利用して第2及び第3レンズ群をこれらの間隔
が異なるようにそれぞれ撮影光軸方向に移動させて撮影
レンズ11の焦点距離をテレ端に向けて連続的に可変す
る。
【0039】ファインダ変倍機構33は、前記モータ4
5の駆動を利用して2つの変倍レンズ群をこれらの間隔
が異なるようにそれぞれファインダ光軸方向に移動させ
て撮影レンズ11の撮影範囲と同じ視野範囲となるよう
にファインダ光学系32の焦点距離を可変する。
【0040】ズームレバー20の操作をやめることで、
その時点の撮影レンズ11の変倍位置が決まる。そし
て、モード選択レバー19でモードの選択操作を行うこ
とで撮影者は、通常撮影モードと疑似変倍撮影モードと
を選択することができる。擬似変倍撮影モードを選択す
ると、これに応答して液晶表示板53に図4(B)に示
すマスク55が表示され、ファインダ視野範囲56がト
リミングフォーマットと同じアスペクト比の視野範囲5
7に画定される。
【0041】撮影は、オートフォーカス用フレーム63
に被写体の任意の部位、例えば顔が位置するようにフレ
ーミングを決めた後にシャッタボタン17を半押し操作
を行う。
【0042】コントローラ43は、シャッタボタン17
の半押し操作に応答して測光機構31と測距機構30と
を作動させる。コントローラ43は、測距及び測光した
情報をRAM39に記憶する。そして、変倍位置検出機
構42から得られるその時点の変倍位置と被写体距離と
に対応したフォーカスレンズの繰り出し量をROM38
から読み出し、そのデータに対応した駆動信号をドライ
バ60に送ることで合焦用モータ47の回転方向及び回
転角を制御する。
【0043】合焦モータ47の駆動によりフォーカスレ
ンズ移動機構41がフォーカスレンズを所定量だけ繰り
出す。これにより、撮影レンズ11のピントが被写体に
合う。
【0044】シャッタボタン17の全押し操作が行われ
ると、コントローラ43にレリーズ信号が入力される。
コントローラ43は、レリーズ信号を受け取ることで、
RAM39からその時点の被写体輝度を読み出してそれ
に対応した露出値でプログラムシャッタ46を作動させ
る。これにより、撮影レンズ11を通った被写体光がア
パーチャーにセットされた写真フイルム48に入射して
撮影コマ51の全域に被写体の潜像が形成される。
【0045】露光完了後、コントローラ43は、フイル
ム給送機構36を作動させて1コマ分の長さだけ写真フ
イルム48を給送する。これにより、次回の撮影準備が
整う。
【0046】次に、疑似変倍撮影モードを選択した場
合、コントローラ43は、まず、画質優先プログラムを
実行して、このときの撮影レンズ11のズーム倍率と拡
大プリント倍率とを積算した総合倍率が撮影レンズ11
の最大ズーム倍率よりも小さいか否かを判断する。そし
て、その判断した結果、総合倍率が撮影レンズ11の最
大ズーム倍率より大きい場合には、疑似変倍撮影モード
に移行し、また同じ或いは小さい場合には擬似変倍撮影
モードへの移行を禁止するとともに、ズーム倍率をその
時点での総合倍率と一致するように撮影レンズ11の焦
点距離を変更する。
【0047】例えば、焦点距離35〜105mmとした
場合、最大ズーム倍率が「3」であり、また、拡大トリ
ミング倍率が「1.7」であるから、図5に示すよう
に、最大総合倍率が「5.1」となる。そして、例えば
焦点距離70mm(ズーム倍率「2」)の変倍位置で疑
似変倍撮影モードが選択されると、画質優先プログラム
の実行によりそのズーム倍率「2」に拡大トリミング倍
率「1.7」を積算した総合倍率「3.4」と、撮影レ
ンズ11の最大ズーム倍率「3」とを比較する。したが
って、この結果、総合倍率の方が大きいため、そのまま
疑似変倍撮影モードへの移行が行われる。
【0048】疑似変倍撮影モードへ移行されると、液晶
駆動回路61を駆動してファインダ光学系33に設けた
液晶表示板53にマスク55を表示する。そして、露光
完了後のフイルム給送時に、磁気記録装置40を作動さ
せて、例えば図3に示したエリア50にトリミングデー
タが磁気記録される。
【0049】次に、画質優先プログラムを実行して、そ
の時点の総合倍率が撮影レンズ11の最大ズーム倍率と
同じか或いはそれより小さい場合、コントローラ43
は、疑似変倍撮影モードへの移行を禁止する。
【0050】例えば、焦点距離62mm(ズーム倍率
「1.77」)の変倍位置で疑似変倍撮影モードが選択
された場合、画質優先プログラムの実行によりその時点
のズーム倍率「1.77」に拡大プリント倍率「1.
7」を積算した総合倍率「3」と、撮影レンズ11の最
大ズーム倍率「3」とを比較する。この場合、その結果
同じであるため、疑似変倍撮影モードへの移行は禁止さ
れる。
【0051】そして、コントローラ43は、ズーム倍率
が総合倍率に一致するように撮影レンズ11の焦点距離
を変更する。すなわち、撮影レンズ11の焦点距離をそ
の時点の総合倍率「3」と同じズーム倍率「3」となる
焦点距離「105mm」に変倍させるようモータ45を
駆動する。この場合、ファインダ光学系も撮影レンズと
同じズーム倍率に可変するから、液晶表示板53にマス
ク55の表示を行わず、また、露光完了後の磁気記録装
置40の作動も禁止する。なお、露光完了後に、磁気記
録装置40を作動して擬似変倍撮影モードでの撮影では
ない旨のデータを記録してもよい。
【0052】これにより、フルフォーマット画面の被写
体範囲が擬似変倍撮影モードでのトリミングフォーマッ
ト画面で区画された被写体範囲と一致する。したがっ
て、プリント時に通常倍率でプリントが行われるから、
良好な画質のプリント写真が得られる。
【0053】本実施形態では、図5に示したように、最
大ズーム倍率が「3」であり、また拡大プリント倍率を
「1.7」としているから、撮影レンズ11のズーム倍
率が「1」〜「1.77」の間で擬似変倍撮影モードが
選択された場合、そのモードへの移行が禁止されるとと
もに、撮影レンズ11のズーム倍率がその時点の総合倍
率と一致するように撮影レンズ11の焦点距離が変更さ
れる。なお、図5に示した符号58は、通常撮影モード
時、また符号59は擬似変倍撮影モード時でのズーム倍
率に対する総合倍率をそれぞれ示している。
【0054】全部の撮影画面51に撮影を完了した後に
は、フイルム給送機構36が写真フイルム48をカート
リッジ26に巻き戻す。その後は、底蓋23を開放して
写真フイルムカートリッジ22をカメラから取り出す。
取り出した写真フイルムカートリッジ22は、現像所に
提出される。
【0055】現像所では、フイルムプロセッサを用いて
写真フイルム48の現像処理を行う。現像済の写真フイ
ルム48には、各撮影画面51にフルフォーマットのサ
イズで画像が記録されている。その後、現像済みの写真
フイルム48をプリンタプロセッサにセットする。プリ
ンタプロセッサは、写真フイルム48の各撮影画面51
をプリント位置にセットする給送中に、トリミング情報
読取回路で写真フイルム48に記録されたトリミングデ
ータを読み取る。本実施形態では、通常撮影モードで撮
影した撮影画面には、それに対応したトリミングデータ
の記録がないから、トリミングデータがない場合には、
通常倍率でプリントされてフルフォーマット画面に写っ
た画像が一定サイズの印画紙に焼き付けされる。
【0056】トリミングデータを読み出した場合には、
そのデータに対応する撮影画面51では、拡大プリント
倍率でプリントが行われる。この場合、トリミングフォ
ーマット画面に写った画像だけがプリント写真のプリン
ト範囲に焼き付けされる。なお、プリント時には、トリ
ミングフォーマット52の中心を印画紙の焼き付け範囲
の中心に合わせて行う。
【0057】なお、上記カメラでは、画質優先プログラ
ムを実行後、撮影レンズの焦点距離と撮影画面とから決
まる被写体範囲が、撮影レンズを最短焦点距離にしたと
きの前記一部のエリアで区画される被写体範囲よりも狭
い場合に、そのまま擬似変倍撮影モードが実行される第
1撮影形態と、撮影レンズの焦点距離と撮影画面とから
決まる被写体範囲が、撮影レンズを最短焦点距離にした
ときの前記一部のエリアで区画される被写体範囲と同じ
か或いはこれよりも広いときに、擬似変倍撮影モードへ
の切替え操作が行われても擬似変倍撮影モードへの移行
を禁止し、且つ一部のエリアで区画された被写体範囲が
撮影画面と一致するように焦点距離を変更する第2撮影
形態とがある。そして、画質優先プログラムを実行後に
前述した第1撮影形態が選択された後に再び変倍操作が
行われた場合には、擬似変倍撮影モードを解除、すなわ
ちマスク55の表示を解除し、その後に、その変倍位置
の状態から変倍を行うようにしている。また、第2撮影
形態が選択された後に変倍操作が行われた場合には、そ
の変倍位置の状態から変倍を行うようにする。このとき
には事実上擬似変倍撮影モードが解除されているから、
マスク55の表示の解除を行う必要はない。
【0058】本実施形態では、撮影画面51の一部のエ
リアとして、トリミングフォーマトだけの1種類として
いるが、フルフォーマットよりも縦又は横寸法が小さい
エリアであれば複数種類としてもよい。また、同じアス
ペクト比でない種類でもよい。この場合、焼き付けレン
ズの倍率を変えるだけでなく、トリミングデータの読み
取り応じてプリント後の印画紙の長手方向の送り量を変
えればよい。
【0059】疑似変倍撮影モードへの移行が行われた場
合のファインダ視野範囲変更手段として、上記実施形態
では液晶表示板53を用いているが、それの代わりに、
予め一部のエリアと同じアスペクト比の開口をもった視
野変更板をファインダ光学系の結像位置に挿脱する挿脱
機構を用いてもよい。また、ファインダ視野範囲を画定
する2枚のL字板を、その視野範囲の対角線上に沿って
それぞれ移動させることで視野範囲を変更する機構でも
よい。
【0060】さらにまた、上記実施形態では、トリミン
グ情報を写真フイルムの磁気記録層に記録しているが、
カートリッジにICメモリを内蔵させて、これに撮影コ
マに対応したトリミング情報を書き込んでもよい。
【0061】また、上記実施例では、ズームレンズカメ
ラとしているが、本発明ではこれに限らず、2焦点カメ
ラでもよい。2焦点カメラの場合、図6に示すように、
ズームレンズの代わりに、長焦点距離と短焦点距離と2
つのうちのいずれか一方に切り換える焦点距離変更操作
部材69が設けられている。そして、撮影光学系70
は、マスターレンズとリアコンバーターとで構成されて
おり、リアコンバーターは撮影光軸上とこれから退避し
た位置との間で挿脱自在となっている。
【0062】撮影系移動機構71は、長焦点距離に切替
えられたときに、マスターレンズを撮影光軸に沿って前
進させ、その後リアコンバーターを撮影光軸上に挿入す
る。また、短焦点距離に切替えられたときには、リアコ
ンバーターを撮影光軸上から離脱させた後にマスターレ
ンズを撮影光軸に沿って後退させる。フォーカスレンズ
移動機構72は、マスターレンズとリアコンバーターと
を一緒に撮影光軸上に沿って進退させる。
【0063】ファインダ光学系73は、対物側から第1
ないし第4レンズ群で構成されており、第2レンズ群が
ファインダ光軸上に挿脱自在となっている。ファインダ
変倍機構74は、長焦点距離に切替えられたときに第1
レンズ群をファインダ光軸に沿って前進させ、その後第
2レンズ群をファインダ光軸上に挿入する。また、短焦
点距離に切替えられたときには、第2レンズ群を撮影光
軸上から離脱させた後に第1レンズ群を撮影光軸に沿っ
て後退させる。
【0064】2焦点カメラの場合、短焦点距離、長焦点
距離、短焦点距離時での疑似変倍撮影モード、及び長焦
点距離時での疑似変倍撮影モードとの4通りの撮影形態
が考えられる。このうち、コントローラ43は、短焦点
距離時で疑似変倍撮影モードを選択した場合に、そのモ
ードへの移行を禁止して撮影光学系70を自動的に長焦
点距離に切り換える。そして、長焦点距離時で疑似変倍
撮影モードを選択した場合には、そのまま疑似変倍撮影
モードに移行する。なお、短焦点距離時で疑似変倍撮影
モードを選択した場合には、撮影光学系70を自動的に
長焦点距離に切り換ずに、単にそのモードへの移行を禁
止するだけでもよい。
【0065】ところで、2焦点カメラでは、撮影形態が
4通りしかないため、長焦点距離時にフルフォーマット
に収まる被写体範囲が、短焦点距離時のトリミングフォ
ーマット内に収まる被写体範囲よりも狭いように、すな
わち、長焦点距離でフルフォーマットに記録される像倍
率が、短焦点距離でトリミングフォーマット内に記録さ
れる像倍率よりも高くなるように、短焦点距離と長焦点
距離との倍率比を定めるのが好適である。
【0066】また、2焦点カメラの場合には、撮影形態
が4通りしかないため、これらを認識するための手段と
して、安価な電気回路で行える。ットエバ図7に示すよ
うに、焦点距離変更操作部材69とモード切替えレバー
19とを2つの開閉器で構成し、これらの開閉器をそれ
ぞれコントローラ43に接続して各開閉器から得られる
ON又はOFF信号の組み合わせによってコントローラ
43が前記4通りの撮影形態のうちのいずれかを認識さ
せるようにしてもよい。
【0067】また、他の方法としては、例えば図8に示
すように、コントローラ43の端子78に、焦点距離変
更操作部材69の操作に連動して開閉するスイッチ75
とモード選択レバー19の操作に連動して開閉するスイ
ッチ77とを直列に接続し、スイッチ75から得られる
信号をコントローラ43の端子76に、またスイッチ7
7又はスイッチ75から得られる信号をコントローラ4
3の端子78にそれぞれ入力する。スイッチ75からO
FF信号が入力されたときに短焦点距離に、ON信号が
入力されたときに長焦点距離に切り替わる。また、スイ
ッチ77からOFF信号が入力されたときに通常撮影モ
ードが、OFF信号が入力されたときに擬似変倍撮影モ
ードが選択される。そして、スイッチ75からOFF信
号が、且つスイッチ77からON信号が入力されたとき
に、擬似変倍撮影モードへの移行を禁止し、撮影レンズ
を長焦点距離に自動的に変更する。
【0068】前述したように、2焦点カメラの場合、実
際には短焦点距離、長焦点距離、及び長焦点距離時の疑
似変倍撮影モードとの3通りの撮影形態しか選択できな
い。したがって、このようなカメラでは焦点距離変更操
作部材69とモード切替えレバー19とを別々に設ける
必要がなく、例えば、図9に示すように、第1ないし第
3の位置のそれぞれに移動することで異なる信号を出力
する1つのスライドスイッチ80で構成してもい。これ
によれば、コントローラが、スライドスイッチの操作に
より第1位置が選択された信号を受けたときに撮影レン
ズを短焦点距離に切替え、また、第2位置が選択された
信号を受けたときに撮影光学系を長焦点距離に切替え、
さらに、第3位置が選択された信号を受けたときには撮
影光学系を長焦点距離に切り替えるとともに、疑似変倍
撮影モードに移行する。
【0069】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のカメラに
よれば、撮影レンズの焦点距離と前記撮影画面とから決
まる被写体範囲が、撮影レンズを最短焦点距離にしたと
きの前記一部のエリアで区画される被写体範囲よりも広
いときに、擬似変倍撮影モードへの切替え操作が行われ
ても擬似変倍撮影モードへの移行を禁止するようにした
から、プリント写真の画像品質が劣化することを確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ズームレンズカメラの外観を示す斜視図であ
る。
【図2】カメラの要部構成の概略を示すブロック図であ
る。
【図3】カメラのアパーチァーにセットされた写真フイ
ルムを示す説明図であり、撮影レンズ側から見ている。
【図4】ファインダ視野範囲を示した説明図であり、
(A)は通常撮影モード時の視野範囲、(B)は疑似変
倍撮影モード時の視野範囲を示している。
【図5】通常撮影モード時と擬似変倍撮影モード時での
撮影レンズのズーム比に対する総合倍率を示したグラフ
である。
【図6】別の実施例である2焦点カメラの要部構成の概
略を示すブロック図である。
【図7】焦点距離変更操作部材とモード切替えレバーと
の一実施例を示した斜視図である。
【図8】スイッチ回路で焦点距離変更操作部材とモード
切替えレバーとを別々に設けた実施例を示した斜視図で
ある。
【図9】焦点距離変更操作部材とモード切替えレバーと
を1つの操作部材で設けた他の例を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
17 シャッタボタン 19 モード切替えレバー 20 ズームレバー 22 カートリッジ 32 ファインダ光学系 34 撮影レンズ 40 磁気記録回路 46 プログラムシャッタ 48 写真フイルム 53 液晶表示板 52 トリミングフォーマット 55 マスク 56 ファインダ全視野範囲 69 焦点距離変更操作部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムに記録された撮影画面のほぼ全
    域をプリント範囲にして通常倍率でのプリントを予定し
    た通常撮影モードと、前記撮影画面と略同じアスペクト
    比を有する撮影画面内の一部のエリアをプリント範囲に
    して通常倍率よりも大きい拡大プリント倍率でのプリン
    トを予定した擬似変倍撮影モードとの切替え操作が可能
    であり、擬似変倍撮影モード下での撮影時には、その撮
    影コマに対応づけて当該撮影モード下での撮影であるこ
    とを表すデータをフイルムに記録するデータ記録手段を
    備えるとともに、焦点距離の変更が可能な撮影レンズを
    備えた可変焦点カメラにおいて、 撮影レンズの焦点距離と前記撮影画面とから決まる被写
    体範囲が、撮影レンズを最短焦点距離にしたときの前記
    一部のエリアで区画される被写体範囲よりも広いときに
    は、擬似変倍撮影モードへの切替え操作が行われても擬
    似変倍撮影モードへの移行が禁止されることを特徴とす
    る可変焦点カメラ。
  2. 【請求項2】 前記撮影レンズの焦点距離は短焦点距離
    と長焦点距離との2段階に切替え可能であり、長焦点距
    離時に撮影画面に収まる被写体範囲が、短焦点距離時の
    撮影画面内の前記一部のエリアに収まる被写体範囲より
    も狭いことを特徴とする請求項1記載の可変焦点カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 撮影レンズの焦点距離と前記撮影画面と
    から決まる被写体範囲が、撮影レンズを最短焦点距離に
    したときの前記一部のエリアで区画される被写体範囲よ
    りも広いときに擬似変倍撮影モードへの切替え操作が行
    われた場合には、撮影レンズの焦点距離を変更して前記
    一部のエリアで区画された被写体範囲が撮影画面と一致
    するように拡大されることを特徴とする請求項1又は2
    記載の可変焦点カメラ。
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