JP2000264479A - ベルト搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
ベルト搬送装置および画像形成装置Info
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- JP2000264479A JP2000264479A JP11068412A JP6841299A JP2000264479A JP 2000264479 A JP2000264479 A JP 2000264479A JP 11068412 A JP11068412 A JP 11068412A JP 6841299 A JP6841299 A JP 6841299A JP 2000264479 A JP2000264479 A JP 2000264479A
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルトの変動が抑制されたベルト搬送装置、
およびそのベルト搬送装置を適用した画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 駆動手段25で、二次転写ロール16お
よびクリーニング器9それぞれの姿勢を、姿勢算出手段
25により算出された姿勢に調整したまま、それら二次
転写ロール16およびクリーニング器9を中間転写ベル
ト1に接触させてる。
およびそのベルト搬送装置を適用した画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 駆動手段25で、二次転写ロール16お
よびクリーニング器9それぞれの姿勢を、姿勢算出手段
25により算出された姿勢に調整したまま、それら二次
転写ロール16およびクリーニング器9を中間転写ベル
ト1に接触させてる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の経路に沿っ
て移動するベルトを備えたベルト搬送装置、およびその
ベルト搬送装置を適用した画像形成装置に関する。
て移動するベルトを備えたベルト搬送装置、およびその
ベルト搬送装置を適用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置の高速化、小型化等
が望まれ、トナー像が形成される感光体や、その感光体
に形成されたトナー像の転写を受ける中間転写体等にベ
ルトを用いた画像形成装置の要請が高まっている。この
ようなベルトを用いた画像形成装置内には、クリーナや
転写ロール等の部材がそのベルトに接離自在に配置され
ている場合が多い。この場合、そのベルトから離間して
いた部材がそのベルトに接すると、ベルトが大きく蛇行
しそのベルトの位置が急激に変動する。従って、例えば
画像形成時にそのベルトにクリーナや転写ロール等の部
材が接触すると、ベルト位置の変動の影響が画像に現
れ、画像劣化が生じやすい。特に、カラー画像形成装置
では、用紙に印刷される画像に色ずれや色むらが発生
し、画像品質が著しく低下するという問題が生じる。
が望まれ、トナー像が形成される感光体や、その感光体
に形成されたトナー像の転写を受ける中間転写体等にベ
ルトを用いた画像形成装置の要請が高まっている。この
ようなベルトを用いた画像形成装置内には、クリーナや
転写ロール等の部材がそのベルトに接離自在に配置され
ている場合が多い。この場合、そのベルトから離間して
いた部材がそのベルトに接すると、ベルトが大きく蛇行
しそのベルトの位置が急激に変動する。従って、例えば
画像形成時にそのベルトにクリーナや転写ロール等の部
材が接触すると、ベルト位置の変動の影響が画像に現
れ、画像劣化が生じやすい。特に、カラー画像形成装置
では、用紙に印刷される画像に色ずれや色むらが発生
し、画像品質が著しく低下するという問題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、クリーナブレードをベルトの一方のエッジ
から他方のエッジに向けて徐々にそのベルトに接触さ
せ、ベルトに加わる負荷の急激な変動を防ぐ画像形成装
置(特開平8−114995号公報)や、ベルトに加わ
る負荷の変動をあらかじめ予測し、ベルト駆動のゲイン
を切り換えてベルトの変動をなくす画像形成装置(特開
平9−117176号公報)が提案されているが、これ
ら画像形成装置は、ベルトの進行方向に対するベルトの
変動は考慮されているがベルトの幅方向に対しては考慮
されていない。また、これら画像形成装置の他に、ベル
トに加わる外乱を減衰手段により減少させることで、そ
のベルトを張架するロール相互間の平行度のずれによる
ベルトの蛇行を減少させる画像形成装置(特開平10−
104998)があるが、ベルトに直接的に加わる外乱
に対しては有効ではない。
するために、クリーナブレードをベルトの一方のエッジ
から他方のエッジに向けて徐々にそのベルトに接触さ
せ、ベルトに加わる負荷の急激な変動を防ぐ画像形成装
置(特開平8−114995号公報)や、ベルトに加わ
る負荷の変動をあらかじめ予測し、ベルト駆動のゲイン
を切り換えてベルトの変動をなくす画像形成装置(特開
平9−117176号公報)が提案されているが、これ
ら画像形成装置は、ベルトの進行方向に対するベルトの
変動は考慮されているがベルトの幅方向に対しては考慮
されていない。また、これら画像形成装置の他に、ベル
トに加わる外乱を減衰手段により減少させることで、そ
のベルトを張架するロール相互間の平行度のずれによる
ベルトの蛇行を減少させる画像形成装置(特開平10−
104998)があるが、ベルトに直接的に加わる外乱
に対しては有効ではない。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑み、ベルトの変
動が抑制されたベルト搬送装置、およびそのベルト搬送
装置を適用した画像形成装置を提供することを目的とす
る。
動が抑制されたベルト搬送装置、およびそのベルト搬送
装置を適用した画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のベルト搬送装置
は、所定の経路に沿って移動するベルト、上記ベルト
の、所定の基準移動経路からの幅方向の位置ずれを検出
する位置ずれ検出手段、上記位置ずれ検出手段により検
出された上記ベルトの幅方向の位置ずれに応じてステア
リング制御位置を変えることにより、上記ベルトの幅方
向の位置ずれを是正するステアリング制御手段、上記ベ
ルトに接離自在に接触するとともに、接触時におけるそ
のベルトの幅方向の位置ずれへの作用レベルの調整が自
在な接触部材、上記接触部材の、上記作用レベルを自在
に調整するとともに、その接触部材を上記ベルトに接離
自在に接触させる接触部材駆動手段、上記接触部材の、
上記ベルトへの接触時の作用レベルと、上記ステアリン
グ制御手段のステアリング制御位置との対応関係を算出
する対応関係算出手段、および上記対応関係算出手段に
より算出された対応関係を参照して、上記接触部材が上
記ベルトから離間した状態における現在のステアリング
制御位置に対応する、上記接触部材の作用レベルを算出
する作用レベル算出手段を備え、上記接触部材駆動手段
が、上記接触部材を、上記作用レベル算出手段により算
出された作用レベルに調整して上記ベルトに接触させる
ものであることを特徴とする。
は、所定の経路に沿って移動するベルト、上記ベルト
の、所定の基準移動経路からの幅方向の位置ずれを検出
する位置ずれ検出手段、上記位置ずれ検出手段により検
出された上記ベルトの幅方向の位置ずれに応じてステア
リング制御位置を変えることにより、上記ベルトの幅方
向の位置ずれを是正するステアリング制御手段、上記ベ
ルトに接離自在に接触するとともに、接触時におけるそ
のベルトの幅方向の位置ずれへの作用レベルの調整が自
在な接触部材、上記接触部材の、上記作用レベルを自在
に調整するとともに、その接触部材を上記ベルトに接離
自在に接触させる接触部材駆動手段、上記接触部材の、
上記ベルトへの接触時の作用レベルと、上記ステアリン
グ制御手段のステアリング制御位置との対応関係を算出
する対応関係算出手段、および上記対応関係算出手段に
より算出された対応関係を参照して、上記接触部材が上
記ベルトから離間した状態における現在のステアリング
制御位置に対応する、上記接触部材の作用レベルを算出
する作用レベル算出手段を備え、上記接触部材駆動手段
が、上記接触部材を、上記作用レベル算出手段により算
出された作用レベルに調整して上記ベルトに接触させる
ものであることを特徴とする。
【0006】ここで、本発明のベルト搬送装置は、上記
接触部材駆動手段が、上記接触部材の姿勢、あるいは上
記接触部材の上記ベルトへの接触時のそのベルト幅方向
の接触圧差を調整することによって、上記作用レベルを
調整するものであることが好ましい。
接触部材駆動手段が、上記接触部材の姿勢、あるいは上
記接触部材の上記ベルトへの接触時のそのベルト幅方向
の接触圧差を調整することによって、上記作用レベルを
調整するものであることが好ましい。
【0007】さらに、本発明のベルト搬送装置は、上記
接触部材が、ロールあるいはブレードであることが好ま
しい。
接触部材が、ロールあるいはブレードであることが好ま
しい。
【0008】また、本発明の画像形成装置は、トナー像
を形成しそのトナー像を最終的に所定の用紙上に転写し
て定着することによりその用紙上に画像を形成する画像
形成装置において、トナー像を形成あるいは搬送する工
程に採用された、所定の経路に沿って移動するベルト、
上記ベルトの、所定の基準移動経路からの幅方向の位置
ずれを検出する位置ずれ検出手段、上記位置ずれ検出手
段により検出された上記ベルトの幅方向の位置ずれに応
じてステアリング制御位置を変えることにより、上記ベ
ルトの幅方向の位置ずれを是正するステアリング制御手
段、上記ベルトに接離自在に接触するとともに、接触時
におけるそのベルトの幅方向の位置ずれへの作用レベル
の調整が自在な接触部材、上記接触部材の、上記作用レ
ベルを自在に調整するとともに、その接触部材を上記ベ
ルトに接離自在に接触させる接触部材駆動手段、上記接
触部材の、上記ベルトへの接触時の作用レベルと、上記
ステアリング制御手段のステアリング制御位置との対応
関係を算出する対応関係算出手段、および上記対応関係
算出手段により算出された対応関係を参照して、上記接
触部材が上記ベルトから離間した状態における現在のス
テアリング制御位置に対応する、上記接触部材の作用レ
ベルを算出する作用レベル算出手段を備え、上記接触部
材駆動手段が、上記接触部材を、上記作用レベル算出手
段により算出された作用レベルに調整して上記ベルトに
接触させるものであることを特徴とする。
を形成しそのトナー像を最終的に所定の用紙上に転写し
て定着することによりその用紙上に画像を形成する画像
形成装置において、トナー像を形成あるいは搬送する工
程に採用された、所定の経路に沿って移動するベルト、
上記ベルトの、所定の基準移動経路からの幅方向の位置
ずれを検出する位置ずれ検出手段、上記位置ずれ検出手
段により検出された上記ベルトの幅方向の位置ずれに応
じてステアリング制御位置を変えることにより、上記ベ
ルトの幅方向の位置ずれを是正するステアリング制御手
段、上記ベルトに接離自在に接触するとともに、接触時
におけるそのベルトの幅方向の位置ずれへの作用レベル
の調整が自在な接触部材、上記接触部材の、上記作用レ
ベルを自在に調整するとともに、その接触部材を上記ベ
ルトに接離自在に接触させる接触部材駆動手段、上記接
触部材の、上記ベルトへの接触時の作用レベルと、上記
ステアリング制御手段のステアリング制御位置との対応
関係を算出する対応関係算出手段、および上記対応関係
算出手段により算出された対応関係を参照して、上記接
触部材が上記ベルトから離間した状態における現在のス
テアリング制御位置に対応する、上記接触部材の作用レ
ベルを算出する作用レベル算出手段を備え、上記接触部
材駆動手段が、上記接触部材を、上記作用レベル算出手
段により算出された作用レベルに調整して上記ベルトに
接触させるものであることを特徴とする。
【0009】ここで、本発明の画像形成装置は、上記対
応関係算出手段で対応関係を算出する対応関係算出モー
ドと、用紙上に画像を形成する画像形成モードとを有
し、上記対応関係算出モードと、上記画像形成モードと
を別々に実行することが好ましい。
応関係算出手段で対応関係を算出する対応関係算出モー
ドと、用紙上に画像を形成する画像形成モードとを有
し、上記対応関係算出モードと、上記画像形成モードと
を別々に実行することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0011】図1は、本発明のベルト搬送装置の一実施
形態を適用した、本発明の画像形成装置の一実施形態を
示す概略構成図である。
形態を適用した、本発明の画像形成装置の一実施形態を
示す概略構成図である。
【0012】この画像形成装置は、トナー像の転写を受
ける中間転写ベルト1を備えている。この中間転写ベル
ト1は、駆動ロール2、ステアリングロール3、バック
アップロール4、およびアイドラーロール5,6によ
り、一次転写位置T1、二次転写位置T2、およびクリ
ーニング位置Cを経由しながら回転自在に所定の張力で
張設されている。この駆動ロール2により、中間転写ベ
ルト1は矢印方向(以下、プロセス方向と呼ぶ)Pに循
環移動する。ステアリングロール3は、中間転写ベルト
1の幅方向(図1が示されている紙面の垂直方向。以
下、ラテラル方向と呼ぶ)の位置を調整するためのロー
ルである。
ける中間転写ベルト1を備えている。この中間転写ベル
ト1は、駆動ロール2、ステアリングロール3、バック
アップロール4、およびアイドラーロール5,6によ
り、一次転写位置T1、二次転写位置T2、およびクリ
ーニング位置Cを経由しながら回転自在に所定の張力で
張設されている。この駆動ロール2により、中間転写ベ
ルト1は矢印方向(以下、プロセス方向と呼ぶ)Pに循
環移動する。ステアリングロール3は、中間転写ベルト
1の幅方向(図1が示されている紙面の垂直方向。以
下、ラテラル方向と呼ぶ)の位置を調整するためのロー
ルである。
【0013】また、この画像形成装置は、2つのトナー
像形成ユニット7,8を備えている。これら2つのトナ
ー像形成ユニット7,8は、中間転写ベルト1の移動経
路上の、駆動ロール2よりも下流側かつアイドラーロー
ル5よりも上流側におけるプロセス方向Pに並ぶように
配置されている。
像形成ユニット7,8を備えている。これら2つのトナ
ー像形成ユニット7,8は、中間転写ベルト1の移動経
路上の、駆動ロール2よりも下流側かつアイドラーロー
ル5よりも上流側におけるプロセス方向Pに並ぶように
配置されている。
【0014】各トナー像形成ユニット7,8それぞれ
は、表面にトナー像が形成される感光体ドラム7a,8
aを備えている。これら各感光体ドラム7a,8aは、
画像形成装置本体フレーム(図示せず)に、一次転写位
置T1を経由しながら矢印D方向に回転自在に支持され
ている。各感光体ドラム7a,8aに形成されたトナー
像は、一次転写位置T1において中間転写ベルト1に転
写される。さらに、各トナー像形成ユニット7,8それ
ぞれは、各感光体ドラム7a,8aの表面をレーザビー
ム等で露光走査するラスタ走査器7b,8bを有してい
る。また、感光体ドラム7aの周囲には、そのドラム回
転方向Dに、クリーナ7c、帯電器7d、イエローの現
像器7e、およびシアンの現像器7fが順に配置されて
おり、中間転写ベルト1を介在させて、感光体ドラム7
aとの間に一次転写ロール7gが配設されている。ま
た、感光体ドラム8aの周囲には、そのドラム回転方向
Dに、クリーナ8c、帯電器8d、マセンダの現像器8
e、およびブラックの現像器8fが順に配置され、中間
転写ベルト1を介在させて、感光体ドラム8aとの間に
一次転写ロール8gが配設されている。
は、表面にトナー像が形成される感光体ドラム7a,8
aを備えている。これら各感光体ドラム7a,8aは、
画像形成装置本体フレーム(図示せず)に、一次転写位
置T1を経由しながら矢印D方向に回転自在に支持され
ている。各感光体ドラム7a,8aに形成されたトナー
像は、一次転写位置T1において中間転写ベルト1に転
写される。さらに、各トナー像形成ユニット7,8それ
ぞれは、各感光体ドラム7a,8aの表面をレーザビー
ム等で露光走査するラスタ走査器7b,8bを有してい
る。また、感光体ドラム7aの周囲には、そのドラム回
転方向Dに、クリーナ7c、帯電器7d、イエローの現
像器7e、およびシアンの現像器7fが順に配置されて
おり、中間転写ベルト1を介在させて、感光体ドラム7
aとの間に一次転写ロール7gが配設されている。ま
た、感光体ドラム8aの周囲には、そのドラム回転方向
Dに、クリーナ8c、帯電器8d、マセンダの現像器8
e、およびブラックの現像器8fが順に配置され、中間
転写ベルト1を介在させて、感光体ドラム8aとの間に
一次転写ロール8gが配設されている。
【0015】また、クリーニング位置Cにはクリーニン
グ器9が配置されている。そのクリーニング器9は、中
間転写ベルト1に接離自在に接触してその中間転写ベル
ト1に付着したトナー等の付着物を掻き取ることにより
その中間転写ベルトをクリーニングするクリーニングブ
レード9aと、そのクリーニングブレード9aが掻き取
った付着物が収容される収容器9bとを有している。
グ器9が配置されている。そのクリーニング器9は、中
間転写ベルト1に接離自在に接触してその中間転写ベル
ト1に付着したトナー等の付着物を掻き取ることにより
その中間転写ベルトをクリーニングするクリーニングブ
レード9aと、そのクリーニングブレード9aが掻き取
った付着物が収容される収容器9bとを有している。
【0016】また、中間転写ベルト1の移動経路上の、
駆動ロール2よりも下流側かつ一次転写ロール7gより
も上流側には、中間転写ベルト1の裏面に設けられたマ
ーク(図示せず)を検知するベルトホームセンサ11が
配置されている。さらに、中間転写ベルト1の移動経路
上の、ステアリングロール3よりも下流側かつアイドラ
ーロール6よりも上流側には、中間転写ベルト1の、所
定の基準移動経路からのラテラル方向の位置ずれを検出
するエッジセンサ(本発明にいう位置ずれ検出手段の一
例)10が配置されている。このエッジセンサ10は、
中間転写ベルト1の、図1が示される紙面の表面側のエ
ッジ(後述する図3に示すエッジ1aに相当)の位置
を、その中間転写ベルト1のラテラル方向R(図1が示
される紙面の垂直方向。後述する図3参照)に関して検
出することにより、中間転写ベルト1の、所定の基準移
動経路からのラテラル方向の位置ずれを検出するもので
ある。
駆動ロール2よりも下流側かつ一次転写ロール7gより
も上流側には、中間転写ベルト1の裏面に設けられたマ
ーク(図示せず)を検知するベルトホームセンサ11が
配置されている。さらに、中間転写ベルト1の移動経路
上の、ステアリングロール3よりも下流側かつアイドラ
ーロール6よりも上流側には、中間転写ベルト1の、所
定の基準移動経路からのラテラル方向の位置ずれを検出
するエッジセンサ(本発明にいう位置ずれ検出手段の一
例)10が配置されている。このエッジセンサ10は、
中間転写ベルト1の、図1が示される紙面の表面側のエ
ッジ(後述する図3に示すエッジ1aに相当)の位置
を、その中間転写ベルト1のラテラル方向R(図1が示
される紙面の垂直方向。後述する図3参照)に関して検
出することにより、中間転写ベルト1の、所定の基準移
動経路からのラテラル方向の位置ずれを検出するもので
ある。
【0017】図2は、エッジセンサ10の一例である接
触型センサを示す概略構成図である。
触型センサを示す概略構成図である。
【0018】エッジセンサ10は接触子10bを備えて
おり、その接触子10bは、その中間部位に設けられた
支軸10cを中心としてZ方向に回動自在に支持されて
いる。その接触子10bの一端10dは、スプリング1
0aにより、約0.1Nの圧接力で中間転写ベルト1の
一方のエッジ1aに圧接した状態に保たれている。ま
た、接触子10bの他端10eに対向する位置には、接
触子10bのZ方向の変位を検出する変位センサ10f
が配置されている。
おり、その接触子10bは、その中間部位に設けられた
支軸10cを中心としてZ方向に回動自在に支持されて
いる。その接触子10bの一端10dは、スプリング1
0aにより、約0.1Nの圧接力で中間転写ベルト1の
一方のエッジ1aに圧接した状態に保たれている。ま
た、接触子10bの他端10eに対向する位置には、接
触子10bのZ方向の変位を検出する変位センサ10f
が配置されている。
【0019】中間転写ベルト1がプロセス方向Pに移動
すると、その中間転写ベルト1の蛇行(ラテラル方向R
の移動)や、その中間転写ベルト1のエッジ1a自体の
形状により、エッジセンサ10の接触子10bが支軸1
0cを中心としてZ方向に変位する。このとき、中間転
写ベルト1のエッジ1aのラテラル方向Rの変位量に応
じて、そのエッジセンサ10の接触子10bのZ方向の
変位量が変化する。この変位量の変化に応じて変位セン
サ10fから出力される信号が変動し、これにより、中
間転写ベルト1の、所定の基準移動経路からのラテラル
方向Rの位置ずれが連続的に検出される。
すると、その中間転写ベルト1の蛇行(ラテラル方向R
の移動)や、その中間転写ベルト1のエッジ1a自体の
形状により、エッジセンサ10の接触子10bが支軸1
0cを中心としてZ方向に変位する。このとき、中間転
写ベルト1のエッジ1aのラテラル方向Rの変位量に応
じて、そのエッジセンサ10の接触子10bのZ方向の
変位量が変化する。この変位量の変化に応じて変位セン
サ10fから出力される信号が変動し、これにより、中
間転写ベルト1の、所定の基準移動経路からのラテラル
方向Rの位置ずれが連続的に検出される。
【0020】図3は、エッジセンサ10の別の例である
非接触型センサを示す概略構成図である。
非接触型センサを示す概略構成図である。
【0021】エッジセンサ10は、中間転写ベルト1の
エッジ1aを間において、LED(Light Emi
tting Diode)10gと、そのLED10g
から発せられ、中間転写ベルト1のエッジ1aの横を通
過した光の光量を検出する光量センサ10hが配置され
ている。このエッジセンサ10は、中間転写ベルト1が
プロセス方向Pに移動すると、その中間転写ベルト1の
蛇行や、その中間転写ベルト1のエッジ1a自体の形状
により、LED10gから発せられ中間転写ベルト1の
エッジ1aの横を通過する光の光量が変化する。従っ
て、中間転写ベルト1の、所定の基準移動経路からのラ
テラル方向Rの位置ずれを連続的に検出することができ
る。
エッジ1aを間において、LED(Light Emi
tting Diode)10gと、そのLED10g
から発せられ、中間転写ベルト1のエッジ1aの横を通
過した光の光量を検出する光量センサ10hが配置され
ている。このエッジセンサ10は、中間転写ベルト1が
プロセス方向Pに移動すると、その中間転写ベルト1の
蛇行や、その中間転写ベルト1のエッジ1a自体の形状
により、LED10gから発せられ中間転写ベルト1の
エッジ1aの横を通過する光の光量が変化する。従っ
て、中間転写ベルト1の、所定の基準移動経路からのラ
テラル方向Rの位置ずれを連続的に検出することができ
る。
【0022】このエッジセンサ10それぞれにより検出
された信号は、後述するステアリング制御部20(図5
参照)に入力される。このステアリング制御部20は、
エッジセンサ10により検出された中間転写ベルト1の
ラテラル方向Rの位置ずれに応じて後述する偏心カム2
3の偏心位置(本発明にいうステアリング制御位置の一
例)を変えることにより、ステアリングロール3の傾斜
角度を調整するものである。このステアリングロール3
の傾斜角度が調整されることにより、中間転写ベルト1
のラテラル方向の位置ずれが是正される。この中間転写
ベルト1のラテラル方向の位置ずれが是正される様子に
ついては後に詳しく述べる。
された信号は、後述するステアリング制御部20(図5
参照)に入力される。このステアリング制御部20は、
エッジセンサ10により検出された中間転写ベルト1の
ラテラル方向Rの位置ずれに応じて後述する偏心カム2
3の偏心位置(本発明にいうステアリング制御位置の一
例)を変えることにより、ステアリングロール3の傾斜
角度を調整するものである。このステアリングロール3
の傾斜角度が調整されることにより、中間転写ベルト1
のラテラル方向の位置ずれが是正される。この中間転写
ベルト1のラテラル方向の位置ずれが是正される様子に
ついては後に詳しく述べる。
【0023】図1に戻って説明を続ける。
【0024】この画像形成装置において、画像が形成さ
れる用紙13は図示せぬ給紙カセットに収容され、その
給紙カセットの用紙繰出側に設けられたピックアップロ
ール14により一枚ずつ繰り出される。繰り出された用
紙13は、所定数設けられたロール対15により図中破
線で示す経路を辿って二次転写位置T2に搬送される。
その二次転写位置T2には、中間転写ベルト1に接離自
在に接触する二次転写ロール16が配置されている。こ
の二次転写ロール16は、一次転写位置T1で中間転写
ベルト1に転写されその中間転写ベルト1の回転により
二次転写位置T2に搬送されたトナー像を、二次転写位
置T2に搬送された用紙13に転写するロールである。
この二次転写ロール16は、後述する駆動手段25(図
5参照)で駆動されることにより、中間転写ベルト1の
接触時の姿勢が調整される。
れる用紙13は図示せぬ給紙カセットに収容され、その
給紙カセットの用紙繰出側に設けられたピックアップロ
ール14により一枚ずつ繰り出される。繰り出された用
紙13は、所定数設けられたロール対15により図中破
線で示す経路を辿って二次転写位置T2に搬送される。
その二次転写位置T2には、中間転写ベルト1に接離自
在に接触する二次転写ロール16が配置されている。こ
の二次転写ロール16は、一次転写位置T1で中間転写
ベルト1に転写されその中間転写ベルト1の回転により
二次転写位置T2に搬送されたトナー像を、二次転写位
置T2に搬送された用紙13に転写するロールである。
この二次転写ロール16は、後述する駆動手段25(図
5参照)で駆動されることにより、中間転写ベルト1の
接触時の姿勢が調整される。
【0025】図4は、その駆動手段が有する、二次転写
ロール16を駆動する二次転写ロール駆動部を示す概略
図である。
ロール16を駆動する二次転写ロール駆動部を示す概略
図である。
【0026】二次転写ロール駆動部25aにはボールネ
ジ25bが備えられている。このボールネジ25bは、
モータ25cの駆動により矢印a方向に回転自在に配置
されている。また、二次転写ロール駆動部25aには、
ボールネジ25bが螺合する螺合筒25dが備えられて
おり、その螺合筒25dは、二次転写ロール16の一端
16aに固定されている。
ジ25bが備えられている。このボールネジ25bは、
モータ25cの駆動により矢印a方向に回転自在に配置
されている。また、二次転写ロール駆動部25aには、
ボールネジ25bが螺合する螺合筒25dが備えられて
おり、その螺合筒25dは、二次転写ロール16の一端
16aに固定されている。
【0027】このように構成された二次転写ロール駆動
部25aは、モータ25cの駆動によりボールネジ25
bが回転すると、そのボールネジ25bに螺合している
螺合筒25dが矢印b方向に移動する。この螺合筒25
dの移動により、二次転写ロール16の一端16aは、
その一端16aとは反対側の他端(図示せず)をピボッ
トとして矢印b方向に移動する。従って、モータ25c
の駆動量を調整することにより、二次転写ロール16
は、中間転写ベルト1への接触時におけるその中間転写
ベルト1のラテラル方向(図4が示される紙面の垂直方
向)とのなす角度が調整され、その二次転写ロール16
は、中間転写ベルト1への接触時の姿勢が調整される。
この駆動手段25は、このように、二次転写ロール16
の中間転写ベルト1への接触時の姿勢を調整している
が、その他に、二次転写ロール16を矢印B方向に自在
に移動させる。この矢印B方向への移動により、その二
次転写ロール16は中間転写ベルト1に接離自在に接触
する。また、この駆動手段25は、二次転写ロール16
の他に、クリーニングブレード9aの中間転写ベルト1
への接触時の姿勢を調整するとともに、そのクリーニン
グブレード9aを中間転写ベルト1に接離自在に接触さ
せるものである。
部25aは、モータ25cの駆動によりボールネジ25
bが回転すると、そのボールネジ25bに螺合している
螺合筒25dが矢印b方向に移動する。この螺合筒25
dの移動により、二次転写ロール16の一端16aは、
その一端16aとは反対側の他端(図示せず)をピボッ
トとして矢印b方向に移動する。従って、モータ25c
の駆動量を調整することにより、二次転写ロール16
は、中間転写ベルト1への接触時におけるその中間転写
ベルト1のラテラル方向(図4が示される紙面の垂直方
向)とのなす角度が調整され、その二次転写ロール16
は、中間転写ベルト1への接触時の姿勢が調整される。
この駆動手段25は、このように、二次転写ロール16
の中間転写ベルト1への接触時の姿勢を調整している
が、その他に、二次転写ロール16を矢印B方向に自在
に移動させる。この矢印B方向への移動により、その二
次転写ロール16は中間転写ベルト1に接離自在に接触
する。また、この駆動手段25は、二次転写ロール16
の他に、クリーニングブレード9aの中間転写ベルト1
への接触時の姿勢を調整するとともに、そのクリーニン
グブレード9aを中間転写ベルト1に接離自在に接触さ
せるものである。
【0028】図1に戻って説明を続ける。
【0029】定着器18は、用紙13に転写されたトナ
ー像をその用紙13に定着するものである。
ー像をその用紙13に定着するものである。
【0030】続いて、上記構成からなる画像形成装置
が、中間転写ベルト1の走行を開始してから用紙13に
カラー画像を形成するまでの様子について説明する。
が、中間転写ベルト1の走行を開始してから用紙13に
カラー画像を形成するまでの様子について説明する。
【0031】図5は、図1に示す画像形成装置におい
て、エッジセンサで検出される信号の経路を具体的に示
した図である。
て、エッジセンサで検出される信号の経路を具体的に示
した図である。
【0032】この画像形成装置はステアリングアーム2
2を備えている。このステアリングアーム22はその中
間部位を支軸24にて回動自在に支持されている。ま
た、このステアリングアーム22の一端22aには、ス
テアリングロール3の一端が回動自在に接続され、他端
22bには、ステアリングモータ21の回転軸に固定さ
れた偏心カム23が圧接されている。また、この画像形
成装置はステアリングモータ21の駆動を制御するステ
アリング制御部20を備えている。尚、ステアリング制
御部20、ステアリングモータ21、ステアリングアー
ム22、偏心カム23、支軸24、およびステアリング
アーム3を合わせたものが本発明にいうステアリング制
御手段に相当する。
2を備えている。このステアリングアーム22はその中
間部位を支軸24にて回動自在に支持されている。ま
た、このステアリングアーム22の一端22aには、ス
テアリングロール3の一端が回動自在に接続され、他端
22bには、ステアリングモータ21の回転軸に固定さ
れた偏心カム23が圧接されている。また、この画像形
成装置はステアリングモータ21の駆動を制御するステ
アリング制御部20を備えている。尚、ステアリング制
御部20、ステアリングモータ21、ステアリングアー
ム22、偏心カム23、支軸24、およびステアリング
アーム3を合わせたものが本発明にいうステアリング制
御手段に相当する。
【0033】中間転写ベルト1の走行が開始されると、
エッジセンサ10は、その中間転写ベルト1の所定の基
準移動経路からのラテラル方向の位置ずれを検出し、そ
の位置ずれ量を表すベルトエッジ信号をステアリング制
御部20に向けて出力する。また、ベルトホームセンサ
11は、中間転写ベルト1の走行によりその中間転写ベ
ルト1の裏面のマークがそのベルトホームセンサ11の
上を通過するときにそのマークを検出し、そのマークが
検出された旨を表すベルトホーム信号をステアリング制
御部20に向けて出力する。ベルトホームセンサ11が
出力したベルトホーム信号がステアリング制御部20に
入力されると、そのステアリング制御部20は、エッジ
センサ10が出力したベルトエッジ信号を連続的にサン
プリングし、そのサンプリングされたベルトエッジ信号
に基づいて、ステアリングモータ21の回転量を制御す
る制御信号をそのステアリングモータ21に向けて出力
する。ステアリングモータ21は、その制御信号に応じ
た回転量だけ回転する。このステアリングモータ21の
回転量により、ステアリングロール3の傾斜角度が制御
され、中間転写ベルト1の蛇行修正が行われる。
エッジセンサ10は、その中間転写ベルト1の所定の基
準移動経路からのラテラル方向の位置ずれを検出し、そ
の位置ずれ量を表すベルトエッジ信号をステアリング制
御部20に向けて出力する。また、ベルトホームセンサ
11は、中間転写ベルト1の走行によりその中間転写ベ
ルト1の裏面のマークがそのベルトホームセンサ11の
上を通過するときにそのマークを検出し、そのマークが
検出された旨を表すベルトホーム信号をステアリング制
御部20に向けて出力する。ベルトホームセンサ11が
出力したベルトホーム信号がステアリング制御部20に
入力されると、そのステアリング制御部20は、エッジ
センサ10が出力したベルトエッジ信号を連続的にサン
プリングし、そのサンプリングされたベルトエッジ信号
に基づいて、ステアリングモータ21の回転量を制御す
る制御信号をそのステアリングモータ21に向けて出力
する。ステアリングモータ21は、その制御信号に応じ
た回転量だけ回転する。このステアリングモータ21の
回転量により、ステアリングロール3の傾斜角度が制御
され、中間転写ベルト1の蛇行修正が行われる。
【0034】図6は、その中間転写ベルトの蛇行が修正
される様子の説明図である。
される様子の説明図である。
【0035】図6(a),(b),(c)それぞれに
は、左から順に、ステアリングロール3の正面図、ステ
アリングアーム22の正面図、および、偏心カム23が
取り付けられたステアリングモータ21の側面図が示さ
れている。
は、左から順に、ステアリングロール3の正面図、ステ
アリングアーム22の正面図、および、偏心カム23が
取り付けられたステアリングモータ21の側面図が示さ
れている。
【0036】図6(a)には、偏心カム23が所定の角
度で停止し、その停止角度に対応してステアリングロー
ル3がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態が
示されている。尚、このステアリングロール3は、一端
3bをピボット(固定)とし他端3aをステアリングア
ーム22により移動させる片持ち方式で支持されてい
る。
度で停止し、その停止角度に対応してステアリングロー
ル3がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態が
示されている。尚、このステアリングロール3は、一端
3bをピボット(固定)とし他端3aをステアリングア
ーム22により移動させる片持ち方式で支持されてい
る。
【0037】この状態から、図6(b)に示すように、
ステアリングモータ21の回転により偏心カム23が反
時計廻りに回転すると、その偏心カム23の偏心位置に
応じてステアリングアーム22がθ1方向に回動する。
これにより、ステアリングロール3の一端3aが上方に
移動し、その移動量に応じた角度だけステアリングロー
ル3が傾く。これにより、中間転写ベルト1は、ステア
リングロール3の一端3a側に移動する。
ステアリングモータ21の回転により偏心カム23が反
時計廻りに回転すると、その偏心カム23の偏心位置に
応じてステアリングアーム22がθ1方向に回動する。
これにより、ステアリングロール3の一端3aが上方に
移動し、その移動量に応じた角度だけステアリングロー
ル3が傾く。これにより、中間転写ベルト1は、ステア
リングロール3の一端3a側に移動する。
【0038】これに対して、図6(c)に示すように、
ステアリングモータ21の回転により偏心カム23が時
計廻りに回転すると、その偏心カム23の偏心位置に応
じてステアリングアーム22がθ2方向に回動し、今度
は逆に、ステアリングロール3の一端3aがステアリン
グアーム22によって押し下げられる。従って、中間転
写ベルト1は、ステアリングロール3の一端3aとは反
対側の他端3b側に移動する。
ステアリングモータ21の回転により偏心カム23が時
計廻りに回転すると、その偏心カム23の偏心位置に応
じてステアリングアーム22がθ2方向に回動し、今度
は逆に、ステアリングロール3の一端3aがステアリン
グアーム22によって押し下げられる。従って、中間転
写ベルト1は、ステアリングロール3の一端3aとは反
対側の他端3b側に移動する。
【0039】本実施形態の画像形成装置では、上記のよ
うに、ステアリング制御部20が、エッジセンサ10が
出力したベルトエッジ信号に基づいてステアリングモー
タ21を駆動することにより、ステアリングロール3の
傾斜角度が制御され、中間転写ベルト1の蛇行を修正し
ている。
うに、ステアリング制御部20が、エッジセンサ10が
出力したベルトエッジ信号に基づいてステアリングモー
タ21を駆動することにより、ステアリングロール3の
傾斜角度が制御され、中間転写ベルト1の蛇行を修正し
ている。
【0040】この画像形成装置は、このように中間転写
ベルト1の蛇行の修正を行いながら、用紙13に画像を
形成する画像形成モードを実行する。以下に、この画像
形成モードについて説明する。
ベルト1の蛇行の修正を行いながら、用紙13に画像を
形成する画像形成モードを実行する。以下に、この画像
形成モードについて説明する。
【0041】画像形成モードの実行にあたっては、二次
転写ロール16およびクリーニング器9は、駆動手段2
5により、中間転写ベルト1から離間した状態に配置さ
れる。この状態において、ベルトホームセンサ11によ
る中間転写ベルト1裏面のマークの検出を基準として、
ラスタ走査器7b,8b(図1参照)から画像信号に基
づいて露光光が照射され、各感光体ドラム7a,8a表
面それぞれに、イエロー,マゼンタそれぞれの色に対応
した静電潜像が書き込まれる。各感光体ドラム7a,8
aに書き込まれた静電潜像それぞれは、各感光体ドラム
7a,8aの矢印D方向の回転により現像器7e,8e
それぞれで現像され、各感光体ドラム7a,8aそれぞ
れに、イエロー,マゼンタそれぞれのトナー像が形成さ
れる。各感光体ドラム7a,8aに形成されたイエロ
ー,マゼンタのトナー像は一次転写位置T1に搬送さ
れ、その一次転写位置T1で中間転写ベルト1に転写さ
れる。イエロー,マゼンタのトナー像の中間転写ベルト
1への転写が終了した後の各感光体ドラム7a,8aの
表面は、クリーナ7c,8cそれぞれでクリーニングさ
れる。一方、その中間転写ベルト1に転写されたイエロ
ー,マゼンタのトナー像は、中間転写ベルト1のプロセ
ス方向Pの移動により二次転写位置T2およびクリーニ
ング位置Cを経由して一次転写位置T1に戻る。このと
き、駆動手段25は、イエロー,マゼンタのトナー像が
二次転写位置T2およびクリーニング位置Cそれぞれを
通過した直後に、中間転写ベルト1から離間した状態の
二次転写ロール16およびクリーニング器9それぞれを
中間転写ベルト1に接触させる。尚、この駆動手段25
は、二次転写ロール16およびクリーニング器9それぞ
れの姿勢を、後述する姿勢算出手段(本発明にいう作用
レベル算出手段の一例)27が対応関係算出手段26を
用いて算出した姿勢にして中間転写ベルト1に接触させ
ている。
転写ロール16およびクリーニング器9は、駆動手段2
5により、中間転写ベルト1から離間した状態に配置さ
れる。この状態において、ベルトホームセンサ11によ
る中間転写ベルト1裏面のマークの検出を基準として、
ラスタ走査器7b,8b(図1参照)から画像信号に基
づいて露光光が照射され、各感光体ドラム7a,8a表
面それぞれに、イエロー,マゼンタそれぞれの色に対応
した静電潜像が書き込まれる。各感光体ドラム7a,8
aに書き込まれた静電潜像それぞれは、各感光体ドラム
7a,8aの矢印D方向の回転により現像器7e,8e
それぞれで現像され、各感光体ドラム7a,8aそれぞ
れに、イエロー,マゼンタそれぞれのトナー像が形成さ
れる。各感光体ドラム7a,8aに形成されたイエロ
ー,マゼンタのトナー像は一次転写位置T1に搬送さ
れ、その一次転写位置T1で中間転写ベルト1に転写さ
れる。イエロー,マゼンタのトナー像の中間転写ベルト
1への転写が終了した後の各感光体ドラム7a,8aの
表面は、クリーナ7c,8cそれぞれでクリーニングさ
れる。一方、その中間転写ベルト1に転写されたイエロ
ー,マゼンタのトナー像は、中間転写ベルト1のプロセ
ス方向Pの移動により二次転写位置T2およびクリーニ
ング位置Cを経由して一次転写位置T1に戻る。このと
き、駆動手段25は、イエロー,マゼンタのトナー像が
二次転写位置T2およびクリーニング位置Cそれぞれを
通過した直後に、中間転写ベルト1から離間した状態の
二次転写ロール16およびクリーニング器9それぞれを
中間転写ベルト1に接触させる。尚、この駆動手段25
は、二次転写ロール16およびクリーニング器9それぞ
れの姿勢を、後述する姿勢算出手段(本発明にいう作用
レベル算出手段の一例)27が対応関係算出手段26を
用いて算出した姿勢にして中間転写ベルト1に接触させ
ている。
【0042】また、その中間転写ベルト1が1周するこ
とによりベルトホームセンサ11が再度その中間転写ベ
ルト1裏面のマークを検出すると、その検出を基準とし
て、各感光体ドラム7a,8a表面それぞれに、今度は
シアン,ブラックそれぞれの色に対応した静電潜像が書
き込まれ、各感光体ドラム7a,8aそれぞれに、シア
ン,ブラックそれぞれのトナー像が形成され、そのシア
ン,ブラックのトナー像が中間転写ベルト1に転写され
る。
とによりベルトホームセンサ11が再度その中間転写ベ
ルト1裏面のマークを検出すると、その検出を基準とし
て、各感光体ドラム7a,8a表面それぞれに、今度は
シアン,ブラックそれぞれの色に対応した静電潜像が書
き込まれ、各感光体ドラム7a,8aそれぞれに、シア
ン,ブラックそれぞれのトナー像が形成され、そのシア
ン,ブラックのトナー像が中間転写ベルト1に転写され
る。
【0043】このように、本実施形態の画像形成装置
は、中間転写ベルト1の1周目で、先ずイエロー,マゼ
ンタのトナー像をその中間転写ベルト1に転写し、その
中間転写ベルト1の2周目に、シアン,ブラックのトナ
ー像を転写する。つまり、本実施形態では、中間転写ベ
ルト1を2周させて、イエロー,マゼンタ,シアン,ブ
ラックの4色からなるトナー像をその中間転写ベルト1
に転写する。従って、最初中間転写ベルト1に非接触の
状態にある二次転写ロール16およびクリーニング器9
は、上記のように、イエロー,マゼンタのトナー像が二
次転写位置T2およびクリーニング位置Cそれぞれを通
過した直後に、中間転写ベルト1に接触する。その中間
転写ベルト1に4色からなるトナー像が転写されると、
その4色からなるトナー像は、中間転写ベルト1の回転
により二次転写位置T2に搬送され、その中間転写ベル
ト1に接触した二次転写ロール16で用紙13に一括転
写される。
は、中間転写ベルト1の1周目で、先ずイエロー,マゼ
ンタのトナー像をその中間転写ベルト1に転写し、その
中間転写ベルト1の2周目に、シアン,ブラックのトナ
ー像を転写する。つまり、本実施形態では、中間転写ベ
ルト1を2周させて、イエロー,マゼンタ,シアン,ブ
ラックの4色からなるトナー像をその中間転写ベルト1
に転写する。従って、最初中間転写ベルト1に非接触の
状態にある二次転写ロール16およびクリーニング器9
は、上記のように、イエロー,マゼンタのトナー像が二
次転写位置T2およびクリーニング位置Cそれぞれを通
過した直後に、中間転写ベルト1に接触する。その中間
転写ベルト1に4色からなるトナー像が転写されると、
その4色からなるトナー像は、中間転写ベルト1の回転
により二次転写位置T2に搬送され、その中間転写ベル
ト1に接触した二次転写ロール16で用紙13に一括転
写される。
【0044】ところで、本実施形態の画像形成装置は、
図5に示すように、駆動手段25の他に、姿勢算出手段
27および対応関係算出手段26を備え、上述したよう
に、その駆動手段25は、二次転写ロール16およびク
リーニング器9それぞれの姿勢を、姿勢算出手段27が
算出した姿勢に調整して、それら二次転写ロール16お
よびクリーニング器9を中間転写ベルト1に接触させて
いるが、本実施形態の画像形成装置が、もし仮に、駆動
手段25、姿勢算出手段27、および対応関係算出手段
26のうち、姿勢算出手段27および対応関係算出手段
26を備えておらず、二次転写ロール16およびクリー
ニング器9の姿勢を特に調整せずに、それら二次転写ロ
ール16およびクリーニング器9を単純に中間転写ベル
ト1に接触させると、その中間転写ベルト1は、二次転
写ロール16およびクリーニング器9それぞれの接触に
より蛇行する。
図5に示すように、駆動手段25の他に、姿勢算出手段
27および対応関係算出手段26を備え、上述したよう
に、その駆動手段25は、二次転写ロール16およびク
リーニング器9それぞれの姿勢を、姿勢算出手段27が
算出した姿勢に調整して、それら二次転写ロール16お
よびクリーニング器9を中間転写ベルト1に接触させて
いるが、本実施形態の画像形成装置が、もし仮に、駆動
手段25、姿勢算出手段27、および対応関係算出手段
26のうち、姿勢算出手段27および対応関係算出手段
26を備えておらず、二次転写ロール16およびクリー
ニング器9の姿勢を特に調整せずに、それら二次転写ロ
ール16およびクリーニング器9を単純に中間転写ベル
ト1に接触させると、その中間転写ベルト1は、二次転
写ロール16およびクリーニング器9それぞれの接触に
より蛇行する。
【0045】図7は、二次転写ロール16を単純に中間
転写ベルト1に接触させたときの、その中間転写ベルト
1のラテラル方向の位置ずれを示す図である。
転写ベルト1に接触させたときの、その中間転写ベルト
1のラテラル方向の位置ずれを示す図である。
【0046】尚、クリーニング器9のクリーニングブレ
ード9aを単純に中間転写ベルト1に接触させたとき
も、中間転写ベルト1のラテラル方向の位置ずれは、二
次転写ロール16を単純に中間転写ベルト1に接触させ
たときと同じように説明されるため、クリーニングブレ
ード9aを単純に中間転写ベルト1に接触させたときに
ついては説明を省略し、二次転写ロール16を単純に中
間転写ベルト1に接触させたときのみについて説明す
る。
ード9aを単純に中間転写ベルト1に接触させたとき
も、中間転写ベルト1のラテラル方向の位置ずれは、二
次転写ロール16を単純に中間転写ベルト1に接触させ
たときと同じように説明されるため、クリーニングブレ
ード9aを単純に中間転写ベルト1に接触させたときに
ついては説明を省略し、二次転写ロール16を単純に中
間転写ベルト1に接触させたときのみについて説明す
る。
【0047】中間転写ベルト1の位置ずれEが0(つま
り、中間転写ベルト1の位置ずれ無し)の状態で、時間
t=aにおいて二次転写ロール16が中間転写ベルト1
に接触すると、その中間転写ベルト1に力が作用するた
め、中間転写ベルト1が蛇行し、中間転写ベルト1の位
置ずれEが発生する。この位置ずれEは最大E1(以
下、この位置ずれEの最大値E1をウォーク量Wと呼
ぶ)になるが、中間転写ベルト1の位置ずれEが発生す
ると、ステアリング制御部20の制御によりステアリン
グロール3の傾きが調整され、時間t=bで、再び中間
転写ベルト1の位置ずれEが0となる。ところが、a<
t<bの間は、中間転写ベルト1の位置ずれが発生して
いるため、二次転写ロール16が中間転写ベルト1に接
触した後にその中間転写ベルト1に転写されるシアン,
ブラックのトナー像の転写位置にずれが発生する恐れが
ある。従って、用紙13に形成される画像が劣化する恐
れがある。
り、中間転写ベルト1の位置ずれ無し)の状態で、時間
t=aにおいて二次転写ロール16が中間転写ベルト1
に接触すると、その中間転写ベルト1に力が作用するた
め、中間転写ベルト1が蛇行し、中間転写ベルト1の位
置ずれEが発生する。この位置ずれEは最大E1(以
下、この位置ずれEの最大値E1をウォーク量Wと呼
ぶ)になるが、中間転写ベルト1の位置ずれEが発生す
ると、ステアリング制御部20の制御によりステアリン
グロール3の傾きが調整され、時間t=bで、再び中間
転写ベルト1の位置ずれEが0となる。ところが、a<
t<bの間は、中間転写ベルト1の位置ずれが発生して
いるため、二次転写ロール16が中間転写ベルト1に接
触した後にその中間転写ベルト1に転写されるシアン,
ブラックのトナー像の転写位置にずれが発生する恐れが
ある。従って、用紙13に形成される画像が劣化する恐
れがある。
【0048】これに対し、本実施形態では、上記のよう
に、二次転写ロール16およびクリーニング器9それぞ
れの姿勢を、姿勢算出手段25が算出した姿勢に調整し
て、それら二次転写ロール16およびクリーニング器9
を中間転写ベルト1に接触させている。それら二次転写
ロール16およびクリーニング器9を、このように中間
転写ベルト1に接触させることにより、その中間転写ベ
ルト1のウォーク量が抑制され、中間転写ベルト1の位
置ずれが抑制される。以下に、その中間転写ベルト1の
位置ずれが抑制される原理について説明する。
に、二次転写ロール16およびクリーニング器9それぞ
れの姿勢を、姿勢算出手段25が算出した姿勢に調整し
て、それら二次転写ロール16およびクリーニング器9
を中間転写ベルト1に接触させている。それら二次転写
ロール16およびクリーニング器9を、このように中間
転写ベルト1に接触させることにより、その中間転写ベ
ルト1のウォーク量が抑制され、中間転写ベルト1の位
置ずれが抑制される。以下に、その中間転写ベルト1の
位置ずれが抑制される原理について説明する。
【0049】尚、中間転写ベルト1に、二次転写ロール
16およびクリーニング器9いずれを接触させても、そ
の中間転写ベルト1の位置ずれが抑制される原理は同じ
であるため、ここでは、中間転写ベルト1に、二次転写
ロール16を接触させる場合を取り上げて、その中間転
写ベルト1の位置ずれが抑制される原理について説明す
る。
16およびクリーニング器9いずれを接触させても、そ
の中間転写ベルト1の位置ずれが抑制される原理は同じ
であるため、ここでは、中間転写ベルト1に、二次転写
ロール16を接触させる場合を取り上げて、その中間転
写ベルト1の位置ずれが抑制される原理について説明す
る。
【0050】図8は、二次転写ロール位置とウォーク量
Wとの関係を示すグラフ、図9は、二次転写ロール位置
とステアリングロール角度δとの関係を示すグラフであ
る。
Wとの関係を示すグラフ、図9は、二次転写ロール位置
とステアリングロール角度δとの関係を示すグラフであ
る。
【0051】ここで、図8、図9の横軸は二次転写ロー
ル位置である。二次転写ロール位置とは、二次転写ロー
ル16を中間転写ベルト1に接触させたときの、その二
次転写ロール16の一端16aの矢印b方向(図4参
照)に関する位置である。また、図8の縦軸は、二次転
写ロール位置に対応した中間転写ベルト1のウォーク量
W、図9の縦軸は、二次転写ロール16の中間転写ベル
ト1への接触によりその中間転写ベルト1が蛇行し、そ
の蛇行により中間転写ベルト1に位置ずれEが発生した
場合、その中間転写ベルト1の位置ずれEが0になると
きのステアリングロール3の傾斜角度(以下、ステアリ
ングロール角度と呼ぶ)δである。
ル位置である。二次転写ロール位置とは、二次転写ロー
ル16を中間転写ベルト1に接触させたときの、その二
次転写ロール16の一端16aの矢印b方向(図4参
照)に関する位置である。また、図8の縦軸は、二次転
写ロール位置に対応した中間転写ベルト1のウォーク量
W、図9の縦軸は、二次転写ロール16の中間転写ベル
ト1への接触によりその中間転写ベルト1が蛇行し、そ
の蛇行により中間転写ベルト1に位置ずれEが発生した
場合、その中間転写ベルト1の位置ずれEが0になると
きのステアリングロール3の傾斜角度(以下、ステアリ
ングロール角度と呼ぶ)δである。
【0052】図8に示すように、二次転写ロール位置と
ウォーク量Wとの間には直線L1で表される線形の対応
関係がある。この直線L1から、二次転写ロール位置を
Dに設定することにより、中間転写ベルト1のウォーク
量Wを0に保ったまま(中間転写ベルト1の位置ずれを
発生させずに)、二次転写ロール16を中間転写ベルト
1に接触さできることがわかる。また、図9に示すよう
に、二次転写ロール位置とステアリングロール角度δと
の間にも、直線L2で表される線形の対応関係がある。
ウォーク量Wとの間には直線L1で表される線形の対応
関係がある。この直線L1から、二次転写ロール位置を
Dに設定することにより、中間転写ベルト1のウォーク
量Wを0に保ったまま(中間転写ベルト1の位置ずれを
発生させずに)、二次転写ロール16を中間転写ベルト
1に接触さできることがわかる。また、図9に示すよう
に、二次転写ロール位置とステアリングロール角度δと
の間にも、直線L2で表される線形の対応関係がある。
【0053】従って、図8、図9より、二次転写ロール
16を中間転写ベルト1から離間した状態(非接触状
態)に設定した場合、その状態におけるステアリングロ
ール角度δがε(図9参照)であれば、二次転写ロール
16を中間転写ベルト1に接触した状態において、二次
転写ロール位置をステアリングロール角度εに対応する
二次転写ロール位置C(図9参照)に保つことにより、
二次転写ロール16が中間転写ベルト1に対し接触、非
接触にかかわらず、ステアリングロール角度δは常にε
(図9参照)となる。このことは、二次転写ロール16
を中間転写ベルト1に接触させても、ステアリングロー
ル角度δを変える必要がないことを意味する。ステアリ
ングロール角度δを変える必要がないということは、二
次転写ロール16が中間転写ベルト1に接触しても蛇行
せず、ウォーク量Wが0ということである。従って、中
間転写ベルト1に転写されるトナー像の転写位置のずれ
を抑制し、用紙13に形成される画像の劣化を防止する
ことができる。
16を中間転写ベルト1から離間した状態(非接触状
態)に設定した場合、その状態におけるステアリングロ
ール角度δがε(図9参照)であれば、二次転写ロール
16を中間転写ベルト1に接触した状態において、二次
転写ロール位置をステアリングロール角度εに対応する
二次転写ロール位置C(図9参照)に保つことにより、
二次転写ロール16が中間転写ベルト1に対し接触、非
接触にかかわらず、ステアリングロール角度δは常にε
(図9参照)となる。このことは、二次転写ロール16
を中間転写ベルト1に接触させても、ステアリングロー
ル角度δを変える必要がないことを意味する。ステアリ
ングロール角度δを変える必要がないということは、二
次転写ロール16が中間転写ベルト1に接触しても蛇行
せず、ウォーク量Wが0ということである。従って、中
間転写ベルト1に転写されるトナー像の転写位置のずれ
を抑制し、用紙13に形成される画像の劣化を防止する
ことができる。
【0054】以下、本実施形態において、図9に示す二
次転写ロール位置Cをどのようにして求めているかにつ
いて、図10とともに、必要に応じて図1〜図9を参照
しながら説明する。
次転写ロール位置Cをどのようにして求めているかにつ
いて、図10とともに、必要に応じて図1〜図9を参照
しながら説明する。
【0055】図10は、二次転写ロール位置Cを求める
フローチャートを示す図である。
フローチャートを示す図である。
【0056】本実施形態の画像形成装置は、画像形成モ
ードの他に、その画像形成モードに先立って実行され
る、対応関係算出モードおよび二次転写ロール位置算出
モードを有している。対応関係算出モードは、図9に示
す、二次転写ロール位置とステアリングロール角度δと
の対応関係を表す直線L2の傾きKを算出するモードで
あり、このモードは、図5に示す対応関係算出手段26
により実行される。また、二次転写ロール位置算出モー
ドは、対応関係算出モードの実行により算出された傾き
Kから、二次転写ロール16が中間転写ベルト1から離
間した状態における現在のステアリングロール角度に対
応する、その中間転写ベルト1の二次転写ロール位置を
算出するモードであり、このモードは、図5に示す姿勢
算出手段27により実行される。
ードの他に、その画像形成モードに先立って実行され
る、対応関係算出モードおよび二次転写ロール位置算出
モードを有している。対応関係算出モードは、図9に示
す、二次転写ロール位置とステアリングロール角度δと
の対応関係を表す直線L2の傾きKを算出するモードで
あり、このモードは、図5に示す対応関係算出手段26
により実行される。また、二次転写ロール位置算出モー
ドは、対応関係算出モードの実行により算出された傾き
Kから、二次転写ロール16が中間転写ベルト1から離
間した状態における現在のステアリングロール角度に対
応する、その中間転写ベルト1の二次転写ロール位置を
算出するモードであり、このモードは、図5に示す姿勢
算出手段27により実行される。
【0057】この対応関係算出モードの実行が開始され
ると、モータ25c(図4参照)が駆動し、二次転写ロ
ール16の一端16aは、最大限右側に寄れる二次転写
ロール位置Bまで移動しその位置Bに固定される。これ
により、二次転写ロール16は、二次転写ロール位置B
において中間転写ベルト1に接触する。二次転写ロール
16の中間転写ベルト1への接触によりその中間転写ベ
ルト1が蛇行し、その蛇行により中間転写ベルト1に位
置ずれが発生するが、ステアリングロール制御部20の
制御により、ステアリングロール3のステアリングロー
ル角度δが、その中間転写ベルト1の位置ずれEが0に
なるときのステアリングロール角度βに調整される。こ
れにより、図9に示すように、二次転写ロール位置B
と、ステアリングロール角度βとの対応関係を表す点P
1が求められる。次に、二次転写ロール16の一端16
aは、最大限左側に寄れる二次転写ロール位置Aまで移
動しその位置Aに固定される。これにより、二次転写ロ
ール16は、二次転写ロール位置Aにおいて中間転写ベ
ルト1に接触する。このとき、ステアリングロール制御
部20の制御により、ステアリングロール3のステアリ
ングロール角度δが、その中間転写ベルト1の位置ずれ
Eが0になるときのステアリングロール角度αに調整さ
れる。これにより、二次転写ロール位置Aと、ステアリ
ングロール角度αとの対応関係を表す点P2が求められ
る。その後、この点P1と点P2とを結ぶ直線L2の傾
きKを、以下に示す(1)式で算出する。
ると、モータ25c(図4参照)が駆動し、二次転写ロ
ール16の一端16aは、最大限右側に寄れる二次転写
ロール位置Bまで移動しその位置Bに固定される。これ
により、二次転写ロール16は、二次転写ロール位置B
において中間転写ベルト1に接触する。二次転写ロール
16の中間転写ベルト1への接触によりその中間転写ベ
ルト1が蛇行し、その蛇行により中間転写ベルト1に位
置ずれが発生するが、ステアリングロール制御部20の
制御により、ステアリングロール3のステアリングロー
ル角度δが、その中間転写ベルト1の位置ずれEが0に
なるときのステアリングロール角度βに調整される。こ
れにより、図9に示すように、二次転写ロール位置B
と、ステアリングロール角度βとの対応関係を表す点P
1が求められる。次に、二次転写ロール16の一端16
aは、最大限左側に寄れる二次転写ロール位置Aまで移
動しその位置Aに固定される。これにより、二次転写ロ
ール16は、二次転写ロール位置Aにおいて中間転写ベ
ルト1に接触する。このとき、ステアリングロール制御
部20の制御により、ステアリングロール3のステアリ
ングロール角度δが、その中間転写ベルト1の位置ずれ
Eが0になるときのステアリングロール角度αに調整さ
れる。これにより、二次転写ロール位置Aと、ステアリ
ングロール角度αとの対応関係を表す点P2が求められ
る。その後、この点P1と点P2とを結ぶ直線L2の傾
きKを、以下に示す(1)式で算出する。
【0058】K=(β−α)/(B−A)……(1) 傾きKが算出されると、その傾きKが対応関係算出手段
26に記憶され、対応関係算出モードが終了する(ステ
ップS1)。このようにして傾きKが求められたら、二
次転写ロール位置算出モードが実行される。
26に記憶され、対応関係算出モードが終了する(ステ
ップS1)。このようにして傾きKが求められたら、二
次転写ロール位置算出モードが実行される。
【0059】この二次転写ロール位置算出モードの実行
が開始されると、二次転写ロール16が中間転写ベルト
1から離間する。その離間直後に中間転写ベルト1が蛇
行し、その蛇行により中間転写ベルト1に位置ずれが発
生するが、ステアリングロール制御部20の制御によ
り、ステアリングロール3のステアリングロール角度δ
が、その中間転写ベルト1の位置ずれEが0になるとき
のステアリングロール角度εに調整される。このときの
ステアリングロール角度ε(図9参照)を記録する(ス
テップS2)。そのステアリングロール角度εと、直線
L2とから、そのステアリングロール角度εに対応する
二次転写ロール位置Cが求められる。二次転写ロール位
置Cが求まったら、以下に示す(2)式より、二次転写
ロール16が、二次転写ロール位置Aから二次転写ロー
ル位置Cに移動するのに必要な移動量Xを求める。
が開始されると、二次転写ロール16が中間転写ベルト
1から離間する。その離間直後に中間転写ベルト1が蛇
行し、その蛇行により中間転写ベルト1に位置ずれが発
生するが、ステアリングロール制御部20の制御によ
り、ステアリングロール3のステアリングロール角度δ
が、その中間転写ベルト1の位置ずれEが0になるとき
のステアリングロール角度εに調整される。このときの
ステアリングロール角度ε(図9参照)を記録する(ス
テップS2)。そのステアリングロール角度εと、直線
L2とから、そのステアリングロール角度εに対応する
二次転写ロール位置Cが求められる。二次転写ロール位
置Cが求まったら、以下に示す(2)式より、二次転写
ロール16が、二次転写ロール位置Aから二次転写ロー
ル位置Cに移動するのに必要な移動量Xを求める。
【0060】 移動量X=(B−A)/(β−α)・(ε−α)……(2) この移動量Xを算出したら(ステップS3)、二次転写
ロール位置算出モードが終了する。
ロール位置算出モードが終了する。
【0061】また、クリーニング器9のクリーニングブ
レード9aについても、同様にして移動量Xが求められ
る。
レード9aについても、同様にして移動量Xが求められ
る。
【0062】二次転写ロール16およびクリーニングブ
レード9aについての移動量Xが求められたら、二次転
写ロール16およびクリーニング器9が中間転写ベルト
1に非接触の状態において、画像形成モードの実行が開
始され、中間転写ベルト1の1周目で、先ずイエロー,
マゼンタのトナー像がその中間転写ベルト1に転写され
る。それらイエロー,マゼンタのトナー像が二次転写位
置T2およびクリーニング位置Cそれぞれを通過した直
後に、二次転写ロール16およびクリーニング器9を、
算出された移動量Xに対応した位置で中間転写ベルト1
に接触させる。このように、二次転写ロール16および
クリーニング器9を中間転写ベルト1に接触させること
により、中間転写ベルト1の蛇行が抑制される。その
後、中間転写ベルト1の2周目で、シアン,ブラックの
トナー像がその中間転写ベルト1に転写される。このよ
うにして、中間転写ベルト1に4色からなるトナー像が
転写されると、その4色からなるトナー像は、中間転写
ベルト1の回転により二次転写位置T2に搬送され、そ
の中間転写ベルト1に接触した二次転写ロール16で用
紙13に一括転写される。トナー像が転写された用紙1
3は、用紙搬送系17により定着器18が配置された位
置に搬送され、その定着器18で、トナー像の定着が行
われる。
レード9aについての移動量Xが求められたら、二次転
写ロール16およびクリーニング器9が中間転写ベルト
1に非接触の状態において、画像形成モードの実行が開
始され、中間転写ベルト1の1周目で、先ずイエロー,
マゼンタのトナー像がその中間転写ベルト1に転写され
る。それらイエロー,マゼンタのトナー像が二次転写位
置T2およびクリーニング位置Cそれぞれを通過した直
後に、二次転写ロール16およびクリーニング器9を、
算出された移動量Xに対応した位置で中間転写ベルト1
に接触させる。このように、二次転写ロール16および
クリーニング器9を中間転写ベルト1に接触させること
により、中間転写ベルト1の蛇行が抑制される。その
後、中間転写ベルト1の2周目で、シアン,ブラックの
トナー像がその中間転写ベルト1に転写される。このよ
うにして、中間転写ベルト1に4色からなるトナー像が
転写されると、その4色からなるトナー像は、中間転写
ベルト1の回転により二次転写位置T2に搬送され、そ
の中間転写ベルト1に接触した二次転写ロール16で用
紙13に一括転写される。トナー像が転写された用紙1
3は、用紙搬送系17により定着器18が配置された位
置に搬送され、その定着器18で、トナー像の定着が行
われる。
【0063】このようにして、二次転写ロール16およ
びクリーニングブレード9aの移動量を求め、その移動
量に基づいて二次転写ロール16およびクリーニングブ
レード9を中間転写ベルト1に接触させることにより、
その中間転写ベルト1の蛇行が抑制される。従って、中
間転写ベルト1に転写されるトナー像の転写位置のずれ
が抑制され、用紙13に形成される画像の劣化が防止さ
れる。
びクリーニングブレード9aの移動量を求め、その移動
量に基づいて二次転写ロール16およびクリーニングブ
レード9を中間転写ベルト1に接触させることにより、
その中間転写ベルト1の蛇行が抑制される。従って、中
間転写ベルト1に転写されるトナー像の転写位置のずれ
が抑制され、用紙13に形成される画像の劣化が防止さ
れる。
【0064】尚、本実施形態では、二次転写ロール16
およびクリーニングブレード9aの姿勢を調整すること
により、二次転写ロール16およびクリーニングブレー
ド9aを中間転写ベルト1に接触させたときの、その中
間転写ベルト1の位置ずれを抑制しているが、姿勢と同
様に、中間転写ベルト1のラテラル方向の接触圧差も、
ウォーク量Wおよびステアリングロール角度δそれぞれ
と線形の関係がある。従って、姿勢を調整する代わり
に、二次転写ロール16およびクリーニングブレード9
aの中間転写ベルト1への接触時のその中間転写ベルト
1のラテラル方向の接触圧差を調整することによって、
中間転写ベルト1の位置ずれを抑制してもよい。以下
に、代表して二次転写ロール16について、接触圧差を
調整する接触圧調整機構について説明する。
およびクリーニングブレード9aの姿勢を調整すること
により、二次転写ロール16およびクリーニングブレー
ド9aを中間転写ベルト1に接触させたときの、その中
間転写ベルト1の位置ずれを抑制しているが、姿勢と同
様に、中間転写ベルト1のラテラル方向の接触圧差も、
ウォーク量Wおよびステアリングロール角度δそれぞれ
と線形の関係がある。従って、姿勢を調整する代わり
に、二次転写ロール16およびクリーニングブレード9
aの中間転写ベルト1への接触時のその中間転写ベルト
1のラテラル方向の接触圧差を調整することによって、
中間転写ベルト1の位置ずれを抑制してもよい。以下
に、代表して二次転写ロール16について、接触圧差を
調整する接触圧調整機構について説明する。
【0065】図11は、その機構の説明図である。
【0066】接触圧調整機構30にはボールネジ30a
が備えられている。このボールネジ30aは、モータ3
0bの駆動により矢印a方向に回転する。また、接触圧
調整機構30には、ボールネジ30aが螺合するT字型
の螺合筒30cが備えられている。さらに、二次転写ロ
ール16の一端16aは、この螺合筒30cと、二次転
写ロール16の一端16aに取り付けられた取付体30
dとの間に挟まれたバネ30eにより、バックアップロ
ール4が配置された方向にばね付勢されている。
が備えられている。このボールネジ30aは、モータ3
0bの駆動により矢印a方向に回転する。また、接触圧
調整機構30には、ボールネジ30aが螺合するT字型
の螺合筒30cが備えられている。さらに、二次転写ロ
ール16の一端16aは、この螺合筒30cと、二次転
写ロール16の一端16aに取り付けられた取付体30
dとの間に挟まれたバネ30eにより、バックアップロ
ール4が配置された方向にばね付勢されている。
【0067】このように構成された接触圧調整機構30
は、モータ30bの駆動によりボールネジ30aが回転
すると、そのボールネジ30aに螺合している螺合筒3
0cが矢印b方向に移動する。この螺合筒30cの移動
により、中間転写ベルト1と、二次転写ロール16の一
端16a側との間のニップ圧差が変化する。
は、モータ30bの駆動によりボールネジ30aが回転
すると、そのボールネジ30aに螺合している螺合筒3
0cが矢印b方向に移動する。この螺合筒30cの移動
により、中間転写ベルト1と、二次転写ロール16の一
端16a側との間のニップ圧差が変化する。
【0068】このように、ニップ圧差を調整して中間転
写ベルト1の位置ずれを抑制してもよい。
写ベルト1の位置ずれを抑制してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベルトの変動が抑制されたベルト搬送装置、およびその
ベルト搬送装置を適用した画像形成装置が得られる。
ベルトの変動が抑制されたベルト搬送装置、およびその
ベルト搬送装置を適用した画像形成装置が得られる。
【図1】本発明のベルト搬送装置の一実施形態を適用し
た、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略構成
図である。
た、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略構成
図である。
【図2】エッジセンサ10の一例である接触型センサを
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図3】エッジセンサ10の別の例である非接触型セン
サを示す概略構成図である。
サを示す概略構成図である。
【図4】駆動手段が有する、二次転写ロール16を駆動
する二次転写ロール駆動部を示す概略図である。
する二次転写ロール駆動部を示す概略図である。
【図5】エッジセンサで検出される信号の経路が具体的
に示された、画像形成装置の概略構成図である。
に示された、画像形成装置の概略構成図である。
【図6】中間転写ベルトの蛇行が修正される様子の説明
図である。
図である。
【図7】二次転写ロール16を単純に中間転写ベルト1
に接触させたときの、その中間転写ベルト1のラテラル
方向の位置ずれを示す図である。
に接触させたときの、その中間転写ベルト1のラテラル
方向の位置ずれを示す図である。
【図8】二次転写ロールの角度δTとウォーク量Wとの
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図9】二次転写ロールの角度δTとステアリングロー
ル角度δSとの関係を示すグラフである。
ル角度δSとの関係を示すグラフである。
【図10】二次転写ロール位置Cを求めるフローチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図11】接触圧差を調整する接触圧調整機構の説明図
である。
である。
1 中間転写ベルト 1a エッジ 2 駆動ロール 3 ステアリングロール 3a,10e,22b 他端 3b,10d,16a,22a 一端 4 バックアップロール 5,6 アイドラーロール 7,8 トナー像形成ユニット 7a,8a 感光体ドラム 7b,8b ラスタ走査器 7d,8d 帯電器 7e,7f,8e,8f 現像器 7g,8g 一次転写ロール 7c,8c クリーナ 10 エッジセンサ 10a スプリング 10b 接触子 10c 支軸 10f 変位センサ 10g LED 10h 光量センサ 11 ベルトホームセンサ 13 用紙 14 ピックアップロール 15 ロール対 16 二次転写ロール 17 用紙搬送系 18 定着器 20 ステアリング制御部 21 ステアリングモータ 22 ステアリングアーム 23 偏心カム 24 支軸 25 駆動手段 25a 二次転写ロール駆動部 25b,30a ボールネジ 25c,30b モータ 25d,30c 螺合筒 26 対応関係算出手段 27 姿勢算出手段 30 接触圧調整機構 30e バネ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DE02 DE07 DE10 EB04 EC06 EC19 ED24 EE04 EE06 EF01 EF12 ZA07 2H032 AA05 AA15 BA09 BA23 3F049 BB11 LA04 LB03 3J049 AA01 BE06 BE09 BG04 BH20 CA10
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の経路に沿って移動するベルト、 前記ベルトの、所定の基準移動経路からの幅方向の位置
ずれを検出する位置ずれ検出手段、 前記位置ずれ検出手段により検出された前記ベルトの幅
方向の位置ずれに応じてステアリング制御位置を変える
ことにより、前記ベルトの幅方向の位置ずれを是正する
ステアリング制御手段、 前記ベルトに接離自在に接触するとともに、接触時にお
ける該ベルトの幅方向の位置ずれへの作用レベルの調整
が自在な接触部材、 前記接触部材の、前記作用レベルを自在に調整するとと
もに、該接触部材を前記ベルトに接離自在に接触させる
接触部材駆動手段、 前記接触部材の、前記ベルトへの接触時の作用レベル
と、前記ステアリング制御手段のステアリング制御位置
との対応関係を算出する対応関係算出手段、および前記
対応関係算出手段により算出された対応関係を参照し
て、前記接触部材が前記ベルトから離間した状態におけ
る現在のステアリング制御位置に対応する、前記接触部
材の作用レベルを算出する作用レベル算出手段を備え、 前記接触部材駆動手段が、前記接触部材を、前記作用レ
ベル算出手段により算出された作用レベルに調整して前
記ベルトに接触させるものであることを特徴とするベル
ト搬送装置。 - 【請求項2】 前記接触部材駆動手段が、前記接触部材
の姿勢、あるいは前記接触部材の前記ベルトへの接触時
の該ベルト幅方向の接触圧差を調整することによって、
前記作用レベルを調整するものであることを特徴とする
請求項1記載のベルト搬送装置。 - 【請求項3】 前記接触部材が、ロールあるいはブレー
ドであることを特徴とする請求項1または2記載のベル
ト搬送装置。 - 【請求項4】 トナー像を形成し該トナー像を最終的に
所定の用紙上に転写して定着することにより該用紙上に
画像を形成する画像形成装置において、 トナー像を形成あるいは搬送する工程に採用された、所
定の経路に沿って移動するベルト、 前記ベルトの、所定の基準移動経路からの幅方向の位置
ずれを検出する位置ずれ検出手段、 前記位置ずれ検出手段により検出された前記ベルトの幅
方向の位置ずれに応じてステアリング制御位置を変える
ことにより、前記ベルトの幅方向の位置ずれを是正する
ステアリング制御手段、 前記ベルトに接離自在に接触するとともに、接触時にお
ける該ベルトの幅方向の位置ずれへの作用レベルの調整
が自在な接触部材、 前記接触部材の、前記作用レベルを自在に調整するとと
もに、該接触部材を前記ベルトに接離自在に接触させる
接触部材駆動手段、 前記接触部材の、前記ベルトへの接触時の作用レベル
と、前記ステアリング制御手段のステアリング制御位置
との対応関係を算出する対応関係算出手段、および前記
対応関係算出手段により算出された対応関係を参照し
て、前記接触部材が前記ベルトから離間した状態におけ
る現在のステアリング制御位置に対応する、前記接触部
材の作用レベルを算出する作用レベル算出手段を備え、 前記接触部材駆動手段が、前記接触部材を、前記作用レ
ベル算出手段により算出された作用レベルに調整して前
記ベルトに接触させるものであることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項5】 前記対応関係算出手段で対応関係を算出
する対応関係算出モードと、用紙上に画像を形成する画
像形成モードとを有し、 前記対応関係算出モードと、前記画像形成モードとを別
々に実行することを特徴とする請求項4記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11068412A JP2000264479A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ベルト搬送装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11068412A JP2000264479A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ベルト搬送装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000264479A true JP2000264479A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13372946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11068412A Withdrawn JP2000264479A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ベルト搬送装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000264479A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003156909A (ja) * | 2001-11-19 | 2003-05-30 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
JP2005189702A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Oki Data Corp | ベルトユニット及び画像形成装置 |
JP2006146154A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-06-08 | Canon Inc | 画像加熱装置 |
JP2006215237A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
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