JP2000102182A - 2次電池の過充電・過放電防止回路 - Google Patents
2次電池の過充電・過放電防止回路Info
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- JP2000102182A JP2000102182A JP10274588A JP27458898A JP2000102182A JP 2000102182 A JP2000102182 A JP 2000102182A JP 10274588 A JP10274588 A JP 10274588A JP 27458898 A JP27458898 A JP 27458898A JP 2000102182 A JP2000102182 A JP 2000102182A
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- mosfet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】損失の小さな2次電池の過充電・過放電防止回
路を提供する。 【解決手段】2次電池に双方向導通型電界効果トランジ
スタを直列に接続し、2次電池の電圧レベルに応じた制
御信号により、双方向導通型電界効果トランジスタをオ
ン,オフし2次電池の過充電・過放電を防止する。充放
電電流を通電・遮断するスイッチが双方向導通型電界効
果トランジスタ1個により構成されるため、従来より低
損失,小型化が可能である。
路を提供する。 【解決手段】2次電池に双方向導通型電界効果トランジ
スタを直列に接続し、2次電池の電圧レベルに応じた制
御信号により、双方向導通型電界効果トランジスタをオ
ン,オフし2次電池の過充電・過放電を防止する。充放
電電流を通電・遮断するスイッチが双方向導通型電界効
果トランジスタ1個により構成されるため、従来より低
損失,小型化が可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2次電池の過充電及
び過放電防止回路に関する。
び過放電防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、2次電池を過充電や過放電状
態にすると特性の劣化をまねくため、これらを防止する
必要がある。特にリチウムイオン2次電池では過充電状
態になると発火や破裂の危険性があり安全上、過充電・
過放電防止機能は不可欠である。2次電池の過充電・過
放電防止対策としては電池電圧と充放電エネルギーの相
関関係を利用し、電池電圧が設定上限値以上になると充
電電流を遮断し、設定下限値以下になると放電電流を遮
断する方式が広く用いられている。
態にすると特性の劣化をまねくため、これらを防止する
必要がある。特にリチウムイオン2次電池では過充電状
態になると発火や破裂の危険性があり安全上、過充電・
過放電防止機能は不可欠である。2次電池の過充電・過
放電防止対策としては電池電圧と充放電エネルギーの相
関関係を利用し、電池電圧が設定上限値以上になると充
電電流を遮断し、設定下限値以下になると放電電流を遮
断する方式が広く用いられている。
【0003】図11は従来の過充電・過放電防止回路を
示す。2次電池BatにはMOSFETのスイッチMS1及び
MS2が直列に接続される。ダイオードD1及びD2は
それぞれスイッチMS1及びMS2に内蔵された素子で
ある。端子V+及び端子V−には充電回路あるいは負荷
が接続される。スイッチMS1及びMS2のゲートは電
池保護用ICに接続される。電池保護用ICは2次電池
Batの電圧を検出し、設定上限電圧以上であると過充
電と判断しスイッチMS2をオフする。これにより充電
電流は遮断されて過充電が防止される。また電池電圧が
設計下限値以下になると電池保護用ICは過放電と判断
し、スイッチMS1をオフする。これにより放電電流は
遮断されて過放電が防止される。
示す。2次電池BatにはMOSFETのスイッチMS1及び
MS2が直列に接続される。ダイオードD1及びD2は
それぞれスイッチMS1及びMS2に内蔵された素子で
ある。端子V+及び端子V−には充電回路あるいは負荷
が接続される。スイッチMS1及びMS2のゲートは電
池保護用ICに接続される。電池保護用ICは2次電池
Batの電圧を検出し、設定上限電圧以上であると過充
電と判断しスイッチMS2をオフする。これにより充電
電流は遮断されて過充電が防止される。また電池電圧が
設計下限値以下になると電池保護用ICは過放電と判断
し、スイッチMS1をオフする。これにより放電電流は
遮断されて過放電が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では充
放電電流は常に2個のスイッチMS1及びMS2を流れ
るため、これらのスイッチによる損失が問題となる。す
なわち充電時には電池に蓄えるエネルギー以外にこの2
つのスイッチで消費されるエネルギーを供給しなければ
ならず、また放電時には電池電力の1部が、この2つの
スイッチで浪費され、エネルギーの有効活用の妨げとな
るためである。したがって、保護回路の損失は出来る限
り小さくすることが必要である。またスイッチ素子2
個、ICを1個用いているため小型,低コスト化を図る
うえでも問題である。
放電電流は常に2個のスイッチMS1及びMS2を流れ
るため、これらのスイッチによる損失が問題となる。す
なわち充電時には電池に蓄えるエネルギー以外にこの2
つのスイッチで消費されるエネルギーを供給しなければ
ならず、また放電時には電池電力の1部が、この2つの
スイッチで浪費され、エネルギーの有効活用の妨げとな
るためである。したがって、保護回路の損失は出来る限
り小さくすることが必要である。またスイッチ素子2
個、ICを1個用いているため小型,低コスト化を図る
うえでも問題である。
【0005】本発明の目的は、低損失かつ小型化が可能
な2次電池の過充電及び過放電防止回路を提供するもの
である。
な2次電池の過充電及び過放電防止回路を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の2次電池の過充電・過放電防止回路は、2次電池に
双方向導通型MOSFETを直列に接続し、2次電池の電圧レ
ベルに応じた制御信号により、双方向導通型電界効果ト
ランジスタをオン,オフし2次電池の過充電・過放電を
防止するものである。
明の2次電池の過充電・過放電防止回路は、2次電池に
双方向導通型MOSFETを直列に接続し、2次電池の電圧レ
ベルに応じた制御信号により、双方向導通型電界効果ト
ランジスタをオン,オフし2次電池の過充電・過放電を
防止するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例であ
る2次電池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池
Batの正極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のデ
プレッション型NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続す
る。端子V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続
され、充放電電流はこの端子を通して2次電池Batに
供給あるいは放出される。制御回路は2次電池Bat及
びMOSFET Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチ
M1,M2,M3のオン,オフを制御する。
る2次電池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池
Batの正極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のデ
プレッション型NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続す
る。端子V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続
され、充放電電流はこの端子を通して2次電池Batに
供給あるいは放出される。制御回路は2次電池Bat及
びMOSFET Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチ
M1,M2,M3のオン,オフを制御する。
【0008】図2には本発明の第1の実施例で用いてい
るデプレッション型NチャネルMOSFET Q1 の断面構造図
を示す。ゲート電極Gの電位が負のしきい値電圧以上に
なるとドレイン電極Dとソース電極S間は双方向に通電
可能となり、ゲート電極Gの電位がしきい値電圧以下に
なるとドレイン電極Dとソース電極S間はオフ状態とな
る。
るデプレッション型NチャネルMOSFET Q1 の断面構造図
を示す。ゲート電極Gの電位が負のしきい値電圧以上に
なるとドレイン電極Dとソース電極S間は双方向に通電
可能となり、ゲート電極Gの電位がしきい値電圧以下に
なるとドレイン電極Dとソース電極S間はオフ状態とな
る。
【0009】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1,M2をオフし、スイッチM3をオンする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極G−ソース電極S間に
は正の電圧Vdsが印加されMOSFET Q1 は通電状態とな
る。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1,M2をオフし、スイッチM3をオンする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極G−ソース電極S間に
は正の電圧Vdsが印加されMOSFET Q1 は通電状態とな
る。
【0010】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチM
2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極は
ソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ低電位に
なりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果充電電流は
遮断され、2次電池Batが過充電されるのを防止す
る。
に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチM
2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極は
ソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ低電位に
なりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果充電電流は
遮断され、2次電池Batが過充電されるのを防止す
る。
【0011】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されると、Vdsは正から
負に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電
し、正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されると、Vdsは正から
負に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電
し、正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
【0012】上記説明では充電時にはスイッチM1,M
2をオフとし、スイッチM3をオンとした。しかしスイ
ッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも一
方をオンすれば、同様に充電可能である。スイッチM2
をオンした場合、スイッチM3のオン,オフに関わら
ず、ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSF
ET Q1 は通電状態となるためである。
2をオフとし、スイッチM3をオンとした。しかしスイ
ッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも一
方をオンすれば、同様に充電可能である。スイッチM2
をオンした場合、スイッチM3のオン,オフに関わら
ず、ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSF
ET Q1 は通電状態となるためである。
【0013】上で説明したように、スイッチM3をオ
ン、スイッチM2をオフとすれば、ゲート電極G−ソー
ス電極S間の電圧はVdsとなり正にバイアスされるた
め、低損失化の点で有利である。またスイッチM2,M
3をともにオンとした場合には、後で説明するように放
電も可能である。従って、充放電の切り替わりにおける
スイッチの切り替えが不要になる。さらに上で説明した
充電禁止時、及び後で述べる放電禁止時にはスイッチM
2,M3はともにオフであり、2つのスイッチは常に同
時にオンあるいはオフとなる。したがって、スイッチM
2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回路の構
成を簡単に出来る。
ン、スイッチM2をオフとすれば、ゲート電極G−ソー
ス電極S間の電圧はVdsとなり正にバイアスされるた
め、低損失化の点で有利である。またスイッチM2,M
3をともにオンとした場合には、後で説明するように放
電も可能である。従って、充放電の切り替わりにおける
スイッチの切り替えが不要になる。さらに上で説明した
充電禁止時、及び後で述べる放電禁止時にはスイッチM
2,M3はともにオフであり、2つのスイッチは常に同
時にオンあるいはオフとなる。したがって、スイッチM
2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回路の構
成を簡単に出来る。
【0014】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M3をオフし、スイッチM2をオンする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極Gはドレイン電極D間に
は正のバイアス−Vdsが印加されMOSFET Q1 は通電状
態となる。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M3をオフし、スイッチM2をオンする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極Gはドレイン電極D間に
は正のバイアス−Vdsが印加されMOSFET Q1 は通電状
態となる。
【0015】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチ
M2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
はドレイン電極Dより2次電池Batの電圧分だけ低電
位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果放電電
流は遮断され、2次電池Batが過放電されるのを防止
する。
値に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチ
M2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
はドレイン電極Dより2次電池Batの電圧分だけ低電
位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果放電電
流は遮断され、2次電池Batが過放電されるのを防止
する。
【0016】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
【0017】上記説明では放電時にはスイッチM1,M
3をオフし、スイッチM2をオンするとした。しかしス
イッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも
一方をオンすれば同様に放電可能である。スイッチM3
をオンとした場合、スイッチM2のオン,オフに関わら
ず、ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MO
SFET Q1 は通電状態となるからである。上で説明したよ
うに、スイッチM2をオン、スイッチM3をオフとすれ
ば、ゲート電極G−ドレイン電極D間の電圧は−Vds
となり正にバイアスされるため、低損失化の点で有利で
ある。またスイッチM2,M3をともにオンとした場合
には前に述べたように、充放電の切り替わり時にスイッ
チを切り替える必要がなくなり、またスイッチM2,M
3を独立して制御する必要がなくなり、制御回路の構成
を簡単に出来る。
3をオフし、スイッチM2をオンするとした。しかしス
イッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも
一方をオンすれば同様に放電可能である。スイッチM3
をオンとした場合、スイッチM2のオン,オフに関わら
ず、ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MO
SFET Q1 は通電状態となるからである。上で説明したよ
うに、スイッチM2をオン、スイッチM3をオフとすれ
ば、ゲート電極G−ドレイン電極D間の電圧は−Vds
となり正にバイアスされるため、低損失化の点で有利で
ある。またスイッチM2,M3をともにオンとした場合
には前に述べたように、充放電の切り替わり時にスイッ
チを切り替える必要がなくなり、またスイッチM2,M
3を独立して制御する必要がなくなり、制御回路の構成
を簡単に出来る。
【0018】MOSFET Q1 のサブストレイト電極Sbとド
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
【0019】図2に示したMOSFET Q1 は横型構造であ
り、MOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成すること
が容易である。従って従来IC1個とスイッチ2個で構
成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で構成で
きるため小型化,低コスト化を図ることが可能である。
り、MOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成すること
が容易である。従って従来IC1個とスイッチ2個で構
成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で構成で
きるため小型化,低コスト化を図ることが可能である。
【0020】図3には本発明の第2の実施例である2次
電池の過充電・過放電防止回路に用いるデプレッション
型NチャネルMOSFET Q1 の断面構造図を示す。2次電池
の過充電・過放電防止回路の構成は本発明の第1の実施
例である図1と同様である。図2と同様にゲート電極G
が負のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dとソース電
極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極Gをしき
い値電圧以下するとドレイン電極Dとソース電極S間は
オフ状態となる。本実施例ではデプレッション型Nチャ
ネルMOSFET Q1 は縦型構造である。従って、図2の横型
のMOSFETと比較して低損失化を図ることが出来る。
電池の過充電・過放電防止回路に用いるデプレッション
型NチャネルMOSFET Q1 の断面構造図を示す。2次電池
の過充電・過放電防止回路の構成は本発明の第1の実施
例である図1と同様である。図2と同様にゲート電極G
が負のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dとソース電
極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極Gをしき
い値電圧以下するとドレイン電極Dとソース電極S間は
オフ状態となる。本実施例ではデプレッション型Nチャ
ネルMOSFET Q1 は縦型構造である。従って、図2の横型
のMOSFETと比較して低損失化を図ることが出来る。
【0021】図4は本発明の第3の実施例である2次電
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のデプレッシ
ョン型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子V
+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充放
電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給あるい
は放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET Q
1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M
2,M3のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲー
ト電極Gの電位が正のしきい値電圧以下ではドレイン電
極Dとソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲー
ト電極Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電
極Dとソース電極S間はオフ状態となる。
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のデプレッシ
ョン型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子V
+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充放
電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給あるい
は放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET Q
1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M
2,M3のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲー
ト電極Gの電位が正のしきい値電圧以下ではドレイン電
極Dとソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲー
ト電極Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電
極Dとソース電極S間はオフ状態となる。
【0022】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1,M3をオフし、スイッチM2をオンする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極G−ドレイン電極D間
には負の電圧−Vdsが印加されMOSFET Q1 は通電状態
となる。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1,M3をオフし、スイッチM2をオンする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極G−ドレイン電極D間
には負の電圧−Vdsが印加されMOSFET Q1 は通電状態
となる。
【0023】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチM
2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極は
ドレイン電極Dより2次電池Batの電圧分だけ高電位
になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果充電電流
は遮断され、2次電池Batが過充電されるのを防止す
る。
に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチM
2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極は
ドレイン電極Dより2次電池Batの電圧分だけ高電位
になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果充電電流
は遮断され、2次電池Batが過充電されるのを防止す
る。
【0024】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
3を制御すればよい。
【0025】上記説明では充電時にはスイッチM1,M
3をオフとし、スイッチM2をオンとした。しかしスイ
ッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも一
方をオンすれば同様に充電可能である。スイッチM3を
オンした場合、スイッチM2のオン,オフに関わらず、
ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MOSFET
Q1 は通電状態となるためである。
3をオフとし、スイッチM2をオンとした。しかしスイ
ッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも一
方をオンすれば同様に充電可能である。スイッチM3を
オンした場合、スイッチM2のオン,オフに関わらず、
ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MOSFET
Q1 は通電状態となるためである。
【0026】上で説明したように、スイッチM2をオ
ン、スイッチM3をオフとすれば、ゲート電極G−ドレ
イン電極D間の電圧は−Vdsとなり負にバイアスされ
るため、低損失化の点で有利である。またスイッチM
2,M3をともにオンとした場合には、後で説明するよ
うに放電も可能である。従って、充放電の切り替わりに
おけるスイッチの切り替えが不要になる。さらに上で説
明した充電禁止時、及び後で述べる放電禁止時にはスイ
ッチM2,M3はともにオフであり、2つのスイッチは
常に同時にオンあるいはオフとなる。したがってスイッ
チM2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回路
の構成を簡単に出来る。
ン、スイッチM3をオフとすれば、ゲート電極G−ドレ
イン電極D間の電圧は−Vdsとなり負にバイアスされ
るため、低損失化の点で有利である。またスイッチM
2,M3をともにオンとした場合には、後で説明するよ
うに放電も可能である。従って、充放電の切り替わりに
おけるスイッチの切り替えが不要になる。さらに上で説
明した充電禁止時、及び後で述べる放電禁止時にはスイ
ッチM2,M3はともにオフであり、2つのスイッチは
常に同時にオンあるいはオフとなる。したがってスイッ
チM2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回路
の構成を簡単に出来る。
【0027】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M2をオフし、スイッチM3をオンする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極Gはソース電極S間には
負のバイアスVdsが印加されMOSFET Q1 は通電状態と
なる。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M2をオフし、スイッチM3をオンする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極Gはソース電極S間には
負のバイアスVdsが印加されMOSFET Q1 は通電状態と
なる。
【0028】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチ
M2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
はソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ高電位
になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果放電電流
は遮断され、2次電池Batが過放電されるのを防止す
る。
値に達すると制御回路はスイッチM1をオン、スイッチ
M2,M3をオフする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
はソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ高電位
になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結果放電電流
は遮断され、2次電池Batが過放電されるのを防止す
る。
【0029】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
【0030】上記説明では放電時にはスイッチM1,M
2をオフとし、スイッチM3をオンとした。しかしスイ
ッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも一
方をオンすれば同様に放電可能である。スイッチM2を
オンとした場合、スイッチM3のオン,オフに関わら
ず、ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSF
ET Q1 は通電状態となるためである。上で説明したよう
に、スイッチM3をオン、スイッチM2をオフとすれ
ば、ゲート電極G−ソース電極S間の電圧はVdsとな
り負にバイアスされるため、低損失化の点で有利であ
る。またスイッチM2,M3をともにオンとした場合に
は前に述べたように、充放電の切り替わり時にスイッチ
を切り替える必要がなくなり、またスイッチM2,M3
を独立して制御する必要がなくなり、制御回路の構成を
簡単に出来る。
2をオフとし、スイッチM3をオンとした。しかしスイ
ッチM1をオフし、スイッチM2とM3の少なくとも一
方をオンすれば同様に放電可能である。スイッチM2を
オンとした場合、スイッチM3のオン,オフに関わら
ず、ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSF
ET Q1 は通電状態となるためである。上で説明したよう
に、スイッチM3をオン、スイッチM2をオフとすれ
ば、ゲート電極G−ソース電極S間の電圧はVdsとな
り負にバイアスされるため、低損失化の点で有利であ
る。またスイッチM2,M3をともにオンとした場合に
は前に述べたように、充放電の切り替わり時にスイッチ
を切り替える必要がなくなり、またスイッチM2,M3
を独立して制御する必要がなくなり、制御回路の構成を
簡単に出来る。
【0031】MOSFET Q1 のサブストレイト電極Sbとド
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの正極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの正極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
【0032】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため、小型化,低コスト化を図ることが可能
である。一方、縦型構造とすれば横型構造に比較して低
損失化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため、小型化,低コスト化を図ることが可能
である。一方、縦型構造とすれば横型構造に比較して低
損失化を図ることが出来る。
【0033】図5は本発明の第4の実施例である2次電
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
正極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1〜M
5のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が正のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以下になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
正極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1〜M
5のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が正のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以下になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
【0034】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M4をオンし、スイッチM2,M3,M
5をオフする。するとコンデンサC1には正の電圧Vc
が印加される。ここでVcの符号は図に示した向きにと
るものとする。このときMOSFET Q1 のゲート電極Gとソ
ース電極SはスイッチM4により短絡されているため同
電位であり、オフ状態である。次にコンデンサC1が充
電されるのに十分な時間が経過した後、スイッチM2を
オン、スイッチM1,M3〜M5をオフする。これによ
りMOSFET Q1 のゲート電極G−ソース電極S間には正の
電圧Vcが印加されMOSFET Q1 は通電状態となる。この
ときダイオードDI1は、スイッチM4の内蔵ダイオー
ド及びスイッチM2を通してコンデンサC1の電荷が放
電するのを防止している。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M4をオンし、スイッチM2,M3,M
5をオフする。するとコンデンサC1には正の電圧Vc
が印加される。ここでVcの符号は図に示した向きにと
るものとする。このときMOSFET Q1 のゲート電極Gとソ
ース電極SはスイッチM4により短絡されているため同
電位であり、オフ状態である。次にコンデンサC1が充
電されるのに十分な時間が経過した後、スイッチM2を
オン、スイッチM1,M3〜M5をオフする。これによ
りMOSFET Q1 のゲート電極G−ソース電極S間には正の
電圧Vcが印加されMOSFET Q1 は通電状態となる。この
ときダイオードDI1は、スイッチM4の内蔵ダイオー
ド及びスイッチM2を通してコンデンサC1の電荷が放
電するのを防止している。
【0035】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM2,M5をオン、スイ
ッチM1,M3,M4をオフする。するとコンデンサC
1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 のゲ
ート電極Gはソース電極Sより2次電池Batの電圧分
だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結
果充電電流は遮断され、2次電池Batが過充電される
のを防止する。
に達すると制御回路はスイッチM2,M5をオン、スイ
ッチM1,M3,M4をオフする。するとコンデンサC
1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 のゲ
ート電極Gはソース電極Sより2次電池Batの電圧分
だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その結
果充電電流は遮断され、2次電池Batが過充電される
のを防止する。
【0036】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
5を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
5を制御すればよい。
【0037】上記説明では充電時にはスイッチM4はオ
フしたが、オンでも同様に充電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM2を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ソ
ース電極S間にはVcが印加されMOSFET Q1 は通電状態
となるためである。また充電停止時にはスイッチM2,
M5をオン、スイッチM1,M3,M4をオフしたが、
スイッチM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッチM
1,M4をオンし、他をオフとしても同様に充電停止可
能である。
フしたが、オンでも同様に充電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM2を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ソ
ース電極S間にはVcが印加されMOSFET Q1 は通電状態
となるためである。また充電停止時にはスイッチM2,
M5をオン、スイッチM1,M3,M4をオフしたが、
スイッチM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッチM
1,M4をオンし、他をオフとしても同様に充電停止可
能である。
【0038】スイッチM5をオンし他をオフした場合、
コンデンサC1に充電された電荷はスイッチM5,スイ
ッチM1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFETのゲ
ート電極Gはソース電極Sより2次電池Batの電圧分
だけ低電位になりMOSFET Q1はオフ状態となるためであ
る。またスイッチM1,M4をオンした場合、スイッチ
M4及び順方向にバイアスされたダイオードDI1によ
りMOSFETのゲート電極Gはソース電極Sと同電位になり
MOSFET Q1 はオフ状態となるためである。
コンデンサC1に充電された電荷はスイッチM5,スイ
ッチM1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFETのゲ
ート電極Gはソース電極Sより2次電池Batの電圧分
だけ低電位になりMOSFET Q1はオフ状態となるためであ
る。またスイッチM1,M4をオンした場合、スイッチ
M4及び順方向にバイアスされたダイオードDI1によ
りMOSFETのゲート電極Gはソース電極Sと同電位になり
MOSFET Q1 はオフ状態となるためである。
【0039】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M4をオンし、スイッチM2,M3,M5をオ
フする。するとコンデンサC1には正の電圧Vcが印加
される。このときMOSFET Q1 のゲート電極Gとソース電
極SはスイッチM4により短絡されているため同電位で
あり、オフ状態である。次にコンデンサC1が充電され
るのに十分な時間が経過した後、スイッチM3をオン、
スイッチM1,M2,M4,M5をオフする。これによ
りMOSFET Q1 のゲート電極G−ドレイン電極D間には正
の電圧Vcが印加されMOSFET Q1 は通電状態となる。こ
のときダイオードDI1は、スイッチM4の内蔵ダイオ
ード及びスイッチM3を通してコンデンサC1の電荷が
放電するのを防止している。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M4をオンし、スイッチM2,M3,M5をオ
フする。するとコンデンサC1には正の電圧Vcが印加
される。このときMOSFET Q1 のゲート電極Gとソース電
極SはスイッチM4により短絡されているため同電位で
あり、オフ状態である。次にコンデンサC1が充電され
るのに十分な時間が経過した後、スイッチM3をオン、
スイッチM1,M2,M4,M5をオフする。これによ
りMOSFET Q1 のゲート電極G−ドレイン電極D間には正
の電圧Vcが印加されMOSFET Q1 は通電状態となる。こ
のときダイオードDI1は、スイッチM4の内蔵ダイオ
ード及びスイッチM3を通してコンデンサC1の電荷が
放電するのを防止している。
【0040】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM3,M5をオン、ス
イッチM1,M2,M4をオフする。するとコンデンサ
C1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 の
ゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの電
圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。そ
の結果放電電流は遮断され、2次電池Batが過放電さ
れるのを防止する。
値に達すると制御回路はスイッチM3,M5をオン、ス
イッチM1,M2,M4をオフする。するとコンデンサ
C1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 の
ゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの電
圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。そ
の結果放電電流は遮断され、2次電池Batが過放電さ
れるのを防止する。
【0041】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M5を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M5を制御すればよい。
【0042】上記説明では放電時にはスイッチM4はオ
フしたが、オンでも同様に放電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM3を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ド
レイン電極D間にはVcが印加されMOSFET Q1 は通電状
態となるためである。
フしたが、オンでも同様に放電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM3を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ド
レイン電極D間にはVcが印加されMOSFET Q1 は通電状
態となるためである。
【0043】また放電停止時にはスイッチM3,M5を
オン、スイッチM1,M2,M4をオフしたが、スイッ
チM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッチM1,M
4をオンし、他をオフとしても同様に放電停止可能であ
る。スイッチM5をオンし、他をオフした場合、コンデ
ンサC1に充電された電荷はスイッチM5,スイッチM
1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFETのゲート電
極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの電圧分だけ
低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となるためである。
またスイッチM1,M4をオンした場合、スイッチM4
及び順方向にバイアスされたダイオードDI1によりMO
SFETのゲート電極Gはソース電極Sと同電位になりMOSF
ET Q1 はオフ状態となるためである。
オン、スイッチM1,M2,M4をオフしたが、スイッ
チM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッチM1,M
4をオンし、他をオフとしても同様に放電停止可能であ
る。スイッチM5をオンし、他をオフした場合、コンデ
ンサC1に充電された電荷はスイッチM5,スイッチM
1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFETのゲート電
極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの電圧分だけ
低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となるためである。
またスイッチM1,M4をオンした場合、スイッチM4
及び順方向にバイアスされたダイオードDI1によりMO
SFETのゲート電極Gはソース電極Sと同電位になりMOSF
ET Q1 はオフ状態となるためである。
【0044】MOSFET Q1 のサブストレイト電極Sbとド
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
【0045】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方、縦型構造とすれば横型構造に比較して低損
失化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方、縦型構造とすれば横型構造に比較して低損
失化を図ることが出来る。
【0046】図6は本発明の第5の実施例である2次電
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1〜M
5のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が負のしきい値電圧以下ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1〜M
5のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が負のしきい値電圧以下ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
【0047】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M4をオンし、スイッチM2,M3,M
5をオフする。するとコンデンサC1には正の電圧Vc
が印加される。ここでVcの符号は図に示した向きにと
るものとする。このときMOSFET Q1 のゲート電極Gとド
レイン電極DはスイッチM4により短絡されているため
同電位であり、オフ状態である。次にコンデンサC1が
充電されるのに十分な時間が経過した後、スイッチM2
をオン、スイッチM1,M3〜M5をオフする。これに
よりMOSFET Q1 のゲート電極G−ドレイン電極D間には
負の電圧−Vcが印加されMOSFET Q1 は通電状態とな
る。このときダイオードDI1は、スイッチM4の内蔵
ダイオード及びスイッチM2を通してコンデンサC1の
電荷が放電するのを防止している。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M4をオンし、スイッチM2,M3,M
5をオフする。するとコンデンサC1には正の電圧Vc
が印加される。ここでVcの符号は図に示した向きにと
るものとする。このときMOSFET Q1 のゲート電極Gとド
レイン電極DはスイッチM4により短絡されているため
同電位であり、オフ状態である。次にコンデンサC1が
充電されるのに十分な時間が経過した後、スイッチM2
をオン、スイッチM1,M3〜M5をオフする。これに
よりMOSFET Q1 のゲート電極G−ドレイン電極D間には
負の電圧−Vcが印加されMOSFET Q1 は通電状態とな
る。このときダイオードDI1は、スイッチM4の内蔵
ダイオード及びスイッチM2を通してコンデンサC1の
電荷が放電するのを防止している。
【0048】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM2,M5をオン、スイ
ッチM1,M3,M4をオフする。するとコンデンサC
1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 のゲ
ート電極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの電圧
分だけ高電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その
結果充電電流は遮断され、2次電池Batが過充電され
るのを防止する。
に達すると制御回路はスイッチM2,M5をオン、スイ
ッチM1,M3,M4をオフする。するとコンデンサC
1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 のゲ
ート電極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの電圧
分だけ高電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となる。その
結果充電電流は遮断され、2次電池Batが過充電され
るのを防止する。
【0049】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
5を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
5を制御すればよい。
【0050】上記説明では充電時にはスイッチM4はオ
フしたが、オンでも同様に充電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM2を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ド
レイン電極D間には−Vcが印加されMOSFET Q1 は通電
状態となるためである。また充電停止時にはスイッチM
2,M5をオン、スイッチM1,M3,M4をオフした
が、スイッチM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッ
チM1,M4をオンし、他をオフとしても同様に充電停
止可能である。スイッチM5をオンし他をオフした場
合、コンデンサC1に充電された電荷はスイッチM5、
スイッチM1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFET
のゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの
電圧分だけ高電位になりMOSFETQ1はオフ状態となるため
である。またスイッチM1,M4をオンした場合、スイ
ッチM4及び順方向にバイアスされたダイオードDI1
によりMOSFETのゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位
になりMOSFET Q1 はオフ状態となるためである。次に過
放電防止機能について説明する。負荷を端子V+,V−
間に接続するとMOSFET Q1 のドレイン電極D−ソース電
極S間の電圧Vdsは負の値となる。制御回路はVds
が負であることを検出し、スイッチM1,M4をオン
し、スイッチM2,M3,M5をオフする。するとコン
デンサC1には正の電圧Vcが印加される。このときMO
SFET Q1 のゲート電極Gとドレイン電極DはスイッチM
4により短絡されているため同電位であり、オフ状態で
ある。次にコンデンサC1が充電されるのに十分な時間
が経過した後、スイッチM3をオン、スイッチM1,M
2,M4,M5をオフする。これによりMOSFET Q1 のゲ
ート電極G−ソース電極S間には負の電圧−Vcが印加
されMOSFET Q1 は通電状態となる。このときダイオード
DI1は、スイッチM4の内蔵ダイオード及びスイッチ
M3を通してコンデンサC1の電荷が放電するのを防止
している。
フしたが、オンでも同様に充電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM2を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ド
レイン電極D間には−Vcが印加されMOSFET Q1 は通電
状態となるためである。また充電停止時にはスイッチM
2,M5をオン、スイッチM1,M3,M4をオフした
が、スイッチM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッ
チM1,M4をオンし、他をオフとしても同様に充電停
止可能である。スイッチM5をオンし他をオフした場
合、コンデンサC1に充電された電荷はスイッチM5、
スイッチM1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFET
のゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池Batの
電圧分だけ高電位になりMOSFETQ1はオフ状態となるため
である。またスイッチM1,M4をオンした場合、スイ
ッチM4及び順方向にバイアスされたダイオードDI1
によりMOSFETのゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位
になりMOSFET Q1 はオフ状態となるためである。次に過
放電防止機能について説明する。負荷を端子V+,V−
間に接続するとMOSFET Q1 のドレイン電極D−ソース電
極S間の電圧Vdsは負の値となる。制御回路はVds
が負であることを検出し、スイッチM1,M4をオン
し、スイッチM2,M3,M5をオフする。するとコン
デンサC1には正の電圧Vcが印加される。このときMO
SFET Q1 のゲート電極Gとドレイン電極DはスイッチM
4により短絡されているため同電位であり、オフ状態で
ある。次にコンデンサC1が充電されるのに十分な時間
が経過した後、スイッチM3をオン、スイッチM1,M
2,M4,M5をオフする。これによりMOSFET Q1 のゲ
ート電極G−ソース電極S間には負の電圧−Vcが印加
されMOSFET Q1 は通電状態となる。このときダイオード
DI1は、スイッチM4の内蔵ダイオード及びスイッチ
M3を通してコンデンサC1の電荷が放電するのを防止
している。
【0051】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM3,M5をオン、ス
イッチM1,M2,M4をオフする。するとコンデンサ
C1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 の
ゲート電極Gはソース電極Sより2次電池Batの電圧
分だけ高電位になり、MOSFET Q1 はオフ状態となる。そ
の結果放電電流は遮断され、2次電池Batが過放電さ
れるのを防止する。
値に達すると制御回路はスイッチM3,M5をオン、ス
イッチM1,M2,M4をオフする。するとコンデンサ
C1には負の電圧が印加されると同時に、MOSFET Q1 の
ゲート電極Gはソース電極Sより2次電池Batの電圧
分だけ高電位になり、MOSFET Q1 はオフ状態となる。そ
の結果放電電流は遮断され、2次電池Batが過放電さ
れるのを防止する。
【0052】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M5を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M5を制御すればよい。
【0053】上記説明では放電時にはスイッチM4はオ
フしたが、オンでも同様に放電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM3を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ド
レイン電極D間にはVcが印加されMOSFET Q1 は通電状
態となるためである。
フしたが、オンでも同様に放電可能である。スイッチM
4をオンしてもダイオードDI1が、スイッチM4の内
蔵ダイオード及びスイッチM3を通してコンデンサC1
の電荷が放電するのを防止しており、ゲート電極G−ド
レイン電極D間にはVcが印加されMOSFET Q1 は通電状
態となるためである。
【0054】また放電停止時にはスイッチM3,M5を
オン、スイッチM1,M2,M4をオフしたが、スイッ
チM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッチM1,M
4をオンし、他をオフとしても同様に放電停止可能であ
る。スイッチM5をオンし、他をオフした場合、コンデ
ンサC1に充電された電荷はスイッチM5,スイッチM
1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFETのゲート電
極Gはソース電極sより2次電池Batの電圧分だけ高
電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となるためである。ま
たスイッチM1,M4をオンした場合、スイッチM4及
び順方向にバイアスされたダイオードDI1によりMOSF
ETのゲート電極Gはソース電極Sと同電位になりMOSFET
Q1 はオフ状態となるためである。
オン、スイッチM1,M2,M4をオフしたが、スイッ
チM5をオンし、他をオフ、あるいはスイッチM1,M
4をオンし、他をオフとしても同様に放電停止可能であ
る。スイッチM5をオンし、他をオフした場合、コンデ
ンサC1に充電された電荷はスイッチM5,スイッチM
1の内蔵ダイオードを通して放電し、MOSFETのゲート電
極Gはソース電極sより2次電池Batの電圧分だけ高
電位になりMOSFET Q1 はオフ状態となるためである。ま
たスイッチM1,M4をオンした場合、スイッチM4及
び順方向にバイアスされたダイオードDI1によりMOSF
ETのゲート電極Gはソース電極Sと同電位になりMOSFET
Q1 はオフ状態となるためである。
【0055】MOSFET Q1 のサブストレイト電極Sbとド
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの正極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの正極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
【0056】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすれば、MOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成
することが容易である。従って、従来IC1個とスイッ
チ2個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1
個で構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可
能である。一方、縦型構造とすれば横型構造に比較して
低損失化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすれば、MOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成
することが容易である。従って、従来IC1個とスイッ
チ2個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1
個で構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可
能である。一方、縦型構造とすれば横型構造に比較して
低損失化を図ることが出来る。
【0057】図7は本発明の第6の実施例である2次電
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
正極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M
2のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が正のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以下になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
正極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M
2のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が正のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以下になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
【0058】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M2をオンする。するとリアクトルL1
には図示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET
Q1 のゲート電極GはスイッチM2がオンしているため
ソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ低電位と
なり、オフ状態である。次にリアクトルL1にある程度
の電流ILが流れた後、スイッチM1をオン、スイッチ
M2をオフする。すると電流ILはダイオードDI1,
ダンピング抵抗R1を通して、MOSFET Q1 のゲート電極
Gに流れ込む。この電流により、MOSFETの寄生容量が充
電され、ゲート電極Gはソース電極Sより高電位となり
MOSFET Q1 は通電状態となる。このときダイオードDI
1は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が低下する
のを防止している。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M2をオンする。するとリアクトルL1
には図示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET
Q1 のゲート電極GはスイッチM2がオンしているため
ソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ低電位と
なり、オフ状態である。次にリアクトルL1にある程度
の電流ILが流れた後、スイッチM1をオン、スイッチ
M2をオフする。すると電流ILはダイオードDI1,
ダンピング抵抗R1を通して、MOSFET Q1 のゲート電極
Gに流れ込む。この電流により、MOSFETの寄生容量が充
電され、ゲート電極Gはソース電極Sより高電位となり
MOSFET Q1 は通電状態となる。このときダイオードDI
1は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が低下する
のを防止している。
【0059】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチM
1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷は
放電し、ゲート電極Gはソース電極Sより2次電池Ba
tの電圧分だけ低電位になり、MOSFET Q1 はオフ状態と
なる。その結果充電電流は遮断され、2次電池Batが
過充電されるのを防止する。
に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチM
1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷は
放電し、ゲート電極Gはソース電極Sより2次電池Ba
tの電圧分だけ低電位になり、MOSFET Q1 はオフ状態と
なる。その結果充電電流は遮断され、2次電池Batが
過充電されるのを防止する。
【0060】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負
に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、
正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1,
M2を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負
に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、
正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1,
M2を制御すればよい。
【0061】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M2をオンする。するとリアクトルL1には図
示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET Q1 の
ゲート電極GはスイッチM2がオンしているためソース
電極Sより2次電池Batの電圧分だけ低電位となり、オ
フ状態である。次にリアクトルL1にある程度の電流I
Lが流れた後、スイッチM1をオン、スイッチM2をオ
フする。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M2をオンする。するとリアクトルL1には図
示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET Q1 の
ゲート電極GはスイッチM2がオンしているためソース
電極Sより2次電池Batの電圧分だけ低電位となり、オ
フ状態である。次にリアクトルL1にある程度の電流I
Lが流れた後、スイッチM1をオン、スイッチM2をオ
フする。
【0062】すると電流ILはダイオードDI1,ダン
ピング抵抗R1を通して、MOSFETQ1のゲート電極Gに
流れ込む。この電流により、MOSFETの寄生容量が充電さ
れ、ゲート電極Gはドレイン電極Dより高電位となりMO
SFET Q1 は通電状態となる。このときダイオードDI1
は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が低下するの
を防止している。
ピング抵抗R1を通して、MOSFETQ1のゲート電極Gに
流れ込む。この電流により、MOSFETの寄生容量が充電さ
れ、ゲート電極Gはドレイン電極Dより高電位となりMO
SFET Q1 は通電状態となる。このときダイオードDI1
は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が低下するの
を防止している。
【0063】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチ
M1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷
は放電し、ゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池
Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Bat
が過放電されるのを防止する。
値に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチ
M1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷
は放電し、ゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池
Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Bat
が過放電されるのを防止する。
【0064】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1,M2を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1,M2を制御すればよい。
【0065】MOSFET Q1 のサブストレイト電極Sbとド
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
【0066】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損失
化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損失
化を図ることが出来る。
【0067】図8は本発明の第7の実施例である2次電
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M
2のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が負のしきい値電圧以下ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハンス
メント型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子
V+及びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充
放電電流はこの端子を通して2次電池Batに供給ある
いは放出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET
Q1 の電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M
2のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が負のしきい値電圧以下ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
【0068】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M2をオンする。するとリアクトルL1
には図示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET
Q1 のゲート電極GはスイッチM2がオンしているた
め、ソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ高電
位となり、オフ状態である。次にリアクトルL1にある
程度の電流ILが流れた後、スイッチM1をオン、スイ
ッチM2をオフする。すると電流ILはダイオードDI
1,ダンピング抵抗R1を通して、MOSFET Q1 のゲート
電極Gから流れ出す。この電流により、MOSFETの寄生容
量が充電され、ゲート電極Gはソース電極Sより低電位
となりMOSFET Q1 は通電状態となる。このときダイオー
ドDI1は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が上
昇するのを防止している。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、まず
スイッチM1,M2をオンする。するとリアクトルL1
には図示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET
Q1 のゲート電極GはスイッチM2がオンしているた
め、ソース電極Sより2次電池Batの電圧分だけ高電
位となり、オフ状態である。次にリアクトルL1にある
程度の電流ILが流れた後、スイッチM1をオン、スイ
ッチM2をオフする。すると電流ILはダイオードDI
1,ダンピング抵抗R1を通して、MOSFET Q1 のゲート
電極Gから流れ出す。この電流により、MOSFETの寄生容
量が充電され、ゲート電極Gはソース電極Sより低電位
となりMOSFET Q1 は通電状態となる。このときダイオー
ドDI1は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が上
昇するのを防止している。
【0069】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチM
1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷は
放電し、ゲート電極Gはソース電極Sより2次電池Ba
tの電圧分だけ高電位になりMOSFET Q1 はオフ状態とな
る。その結果充電電流は遮断され、2次電池Batが過
充電されるのを防止する。
に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチM
1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷は
放電し、ゲート電極Gはソース電極Sより2次電池Ba
tの電圧分だけ高電位になりMOSFET Q1 はオフ状態とな
る。その結果充電電流は遮断され、2次電池Batが過
充電されるのを防止する。
【0070】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負
に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、
正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1,
M2を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負
に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、
正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1,
M2を制御すればよい。
【0071】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M2をオンする。するとリアクトルL1には図
示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET Q1 の
ゲート電極GはスイッチM2がオンしているためソース
電極Sより2次電池Batの電圧分だけ高電位となり、オ
フ状態である。次にリアクトルL1にある程度の電流I
Lが流れた後、スイッチM1をオン、スイッチM2をオ
フする。すると電流ILはダイオードDI1,ダンピン
グ抵抗R1を通して、MOSFET Q1 のゲート電極Gから流
れ出す。この電流により、MOSFETの寄生容量が充電さ
れ、ゲート電極Gはドレイン電極Dより低電位となりMO
SFET Q1 は通電状態となる。このときダイオードDI1
は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が低下するの
を防止している。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1,M2をオンする。するとリアクトルL1には図
示した方向に電流ILが流れる。このときMOSFET Q1 の
ゲート電極GはスイッチM2がオンしているためソース
電極Sより2次電池Batの電圧分だけ高電位となり、オ
フ状態である。次にリアクトルL1にある程度の電流I
Lが流れた後、スイッチM1をオン、スイッチM2をオ
フする。すると電流ILはダイオードDI1,ダンピン
グ抵抗R1を通して、MOSFET Q1 のゲート電極Gから流
れ出す。この電流により、MOSFETの寄生容量が充電さ
れ、ゲート電極Gはドレイン電極Dより低電位となりMO
SFET Q1 は通電状態となる。このときダイオードDI1
は、電流ILが逆流しゲート電極Gの電位が低下するの
を防止している。
【0072】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチ
M1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷
は放電し、ゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池
Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Bat
が過放電されるのを防止する。
値に達すると制御回路はスイッチM2をオン、スイッチ
M1をオフする。するとゲート電極Gに蓄えられた電荷
は放電し、ゲート電極Gはドレイン電極Dより2次電池
Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Bat
が過放電されるのを防止する。
【0073】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1,M2を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1,M2を制御すればよい。
【0074】MOSFET Q1 のサブストレイト電極Sbとド
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
レイン電極D及びソース電極S間にはそれぞれダイオー
ドD1,D2が形成される。サブストレイト電極Sbは
2次電池Batの負極側に接続されるため、常に逆バイ
アスとなる。従ってダイオードD1,D2は導通するこ
とはなく、上で説明した保護動作に影響することはな
い。
【0075】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損失
化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損失
化を図ることが出来る。
【0076】図9は本発明の第8の実施例である2次電
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能なエンハンスメント型
NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子V+及び
V−には充電回路あるいは負荷が接続され、充放電電流
はこの端子を通して2次電池Batに供給あるいは放出
される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET Q1 の電
圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M2,M3
のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極G
の電位が正のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dとソ
ース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極G
の電位がしきい値電圧以下になるとドレイン電極Dとソ
ース電極S間はオフ状態となる。
池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Batの
負極側に双方向に通電,遮断可能なエンハンスメント型
NチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子V+及び
V−には充電回路あるいは負荷が接続され、充放電電流
はこの端子を通して2次電池Batに供給あるいは放出
される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET Q1 の電
圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M2,M3
のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極G
の電位が正のしきい値電圧以上ではドレイン電極Dとソ
ース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極G
の電位がしきい値電圧以下になるとドレイン電極Dとソ
ース電極S間はオフ状態となる。
【0077】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極はソース電極Sより2
次電池Batの電圧分だけ高電位になりMOSFET Q1 は通
電状態となる。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極はソース電極Sより2
次電池Batの電圧分だけ高電位になりMOSFET Q1 は通
電状態となる。
【0078】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチM
2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極G
はソース電極Sと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状態と
なる。その結果充電電流は遮断され、2次電池Batが
過充電されるのを防止する。またこのときダイオードD
I2は逆バイアスとなりスイッチM2及びスイッチM3
を通って電流が流れるのを防止している。
に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチM
2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極G
はソース電極Sと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状態と
なる。その結果充電電流は遮断され、2次電池Batが
過充電されるのを防止する。またこのときダイオードD
I2は逆バイアスとなりスイッチM2及びスイッチM3
を通って電流が流れるのを防止している。
【0079】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで充電
禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端子
V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負に
切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、正
の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜M
3を制御すればよい。
【0080】上記説明では充電停止時にはスイッチM
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM3はオ
フしても同様に充電停止可能である。スイッチM3のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM2がオンしているため
ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSFET Q
1 はオフ状態となる。またダイオードDI2によりスイ
ッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるためで
ある。
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM3はオ
フしても同様に充電停止可能である。スイッチM3のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM2がオンしているため
ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSFET Q
1 はオフ状態となる。またダイオードDI2によりスイ
ッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるためで
ある。
【0081】但し上で説明した充電時、及び後で述べる
放電時にはスイッチM2,M3はともにオフである。そ
のため充電停止時にスイッチM2,M3はともにオンと
し、後で説明するように放電停止時にもスイッチM2,
M3はともにオンとすれば、2つのスイッチは常に同時
にオンあるいはオフとなる。したがって、スイッチM
2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回路の構
成を簡単に出来る。
放電時にはスイッチM2,M3はともにオフである。そ
のため充電停止時にスイッチM2,M3はともにオンと
し、後で説明するように放電停止時にもスイッチM2,
M3はともにオンとすれば、2つのスイッチは常に同時
にオンあるいはオフとなる。したがって、スイッチM
2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回路の構
成を簡単に出来る。
【0082】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極はドレイン電極Dより2
次電池Batの電圧分だけ高電位になりMOSFET Q1 は通
電状態となる。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極はドレイン電極Dより2
次電池Batの電圧分だけ高電位になりMOSFET Q1 は通
電状態となる。
【0083】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチ
M2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
Gはドレイン電極Dと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状
態となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Ba
tが過放電されるのを防止する。またこのときダイオー
ドDI1は逆バイアスとなりスイッチM3及びスイッチ
M2を通って電流が流れるのを防止している。
値に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチ
M2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
Gはドレイン電極Dと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状
態となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Ba
tが過放電されるのを防止する。またこのときダイオー
ドDI1は逆バイアスとなりスイッチM3及びスイッチ
M2を通って電流が流れるのを防止している。
【0084】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで、放
電禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端
子V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負か
ら正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで、放
電禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端
子V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負か
ら正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
【0085】上記説明では放電停止時にはスイッチM
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM2はオ
フしても同様に放電停止可能である。スイッチM2のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM3がオンしているため
ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MOSFET
Q1 はオフ状態となる。またダイオードDI1によりス
イッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるため
である。
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM2はオ
フしても同様に放電停止可能である。スイッチM2のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM3がオンしているため
ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MOSFET
Q1 はオフ状態となる。またダイオードDI1によりス
イッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるため
である。
【0086】但し放電停止時にスイッチM2,M3はと
もにオンとすれば、前に説明したように2つのスイッチ
は常に同時にオンあるいはオフとなる。したがってスイ
ッチM2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回
路の構成を簡単に出来る。
もにオンとすれば、前に説明したように2つのスイッチ
は常に同時にオンあるいはオフとなる。したがってスイ
ッチM2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回
路の構成を簡単に出来る。
【0087】MOSFET Q1 には内蔵のダイオードD1,D
2が形成される。しかしこれらは逆方向に直列接続され
ており導通することはなく、上で説明した保護動作に影
響することはない。
2が形成される。しかしこれらは逆方向に直列接続され
ており導通することはなく、上で説明した保護動作に影
響することはない。
【0088】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損失
化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため小型化,低コスト化を図ることが可能で
ある。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損失
化を図ることが出来る。
【0089】図10は本発明の第9の実施例である2次
電池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Bat
の正極側に双方向に通電,遮断可能なエンハンスメント
型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子V+及
びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充放電電
流はこの端子を通して2次電池Batに供給あるいは放
出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET Q1 の
電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M2,M
3のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が負のしきい値電圧以下ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
電池の過充電・過放電防止回路を示す。2次電池Bat
の正極側に双方向に通電,遮断可能なエンハンスメント
型PチャネルMOSFET Q1 を直列に接続する。端子V+及
びV−には充電回路あるいは負荷が接続され、充放電電
流はこの端子を通して2次電池Batに供給あるいは放
出される。制御回路は2次電池Bat及びMOSFET Q1 の
電圧を検出し、その値に応じてスイッチM1,M2,M
3のオン,オフを制御する。MOSFET Q1 は、ゲート電極
Gの電位が負のしきい値電圧以下ではドレイン電極Dと
ソース電極S間は双方向に通電可能となり、ゲート電極
Gの電位がしきい値電圧以上になるとドレイン電極Dと
ソース電極S間はオフ状態となる。
【0090】まず過充電防止機能について説明する。充
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極はドレイン電極Dより
2次電池Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 は
通電状態となる。
電回路を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のド
レイン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは正の値と
なる。制御回路はVdsが正であることを検出し、スイ
ッチM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。こ
れによりMOSFET Q1 のゲート電極はドレイン電極Dより
2次電池Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 は
通電状態となる。
【0091】2次電池が充電され電池電圧が設定上限値
に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチM
2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極G
はドレイン電極Dと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果充電電流は遮断され、2次電池Bat
が過充電されるのを防止する。またこのときダイオード
DI2は逆バイアスとなりスイッチM2及びスイッチM
3を通って電流が流れるのを防止している。
に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチM
2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極G
はドレイン電極Dと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果充電電流は遮断され、2次電池Bat
が過充電されるのを防止する。またこのときダイオード
DI2は逆バイアスとなりスイッチM2及びスイッチM
3を通って電流が流れるのを防止している。
【0092】充電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負
に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、
正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜
M3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は低下す
る。この電圧低下により再度充電が開始されるのを防止
するため、充電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度放電されて電圧が設定した値以下になるまで、充
電禁止状態を保持すると良い。充電禁止状態において端
子V+,V−間に負荷が接続されるとVdsは正から負
に切り替わる。制御回路はVdsが負の場合は放電し、
正の場合には充電電流を遮断するようにスイッチM1〜
M3を制御すればよい。
【0093】上記説明では充電停止時にはスイッチM
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM2はオ
フしても同様に充電停止可能である。スイッチM2のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM3がオンしているため
ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MOSFET
Q1 はオフ状態とる。またダイオードDI2によりスイ
ッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるためで
ある。
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM2はオ
フしても同様に充電停止可能である。スイッチM2のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM3がオンしているため
ゲート電極Gはドレイン電極Dと同電位となり、MOSFET
Q1 はオフ状態とる。またダイオードDI2によりスイ
ッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるためで
ある。
【0094】但し上で説明した充電時、及び後で述べる
放電時にはスイッチM2,M3はともにオフである。そ
のため充電停止時にスイッチM2,M3はともにオンと
し、後で説明するように放電停止時にもスイッチM2,
M3はともにオンとすれば、2つのスイッチは常に同時
にオンあるいはオフとなる。したがってスイッチM2,
M3を独立して制御する必要がなく、制御回路の構成を
簡単に出来る。
放電時にはスイッチM2,M3はともにオフである。そ
のため充電停止時にスイッチM2,M3はともにオンと
し、後で説明するように放電停止時にもスイッチM2,
M3はともにオンとすれば、2つのスイッチは常に同時
にオンあるいはオフとなる。したがってスイッチM2,
M3を独立して制御する必要がなく、制御回路の構成を
簡単に出来る。
【0095】次に過放電防止機能について説明する。負
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極はソース電極Sより2次
電池Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 は通電
状態となる。
荷を端子V+,V−間に接続するとMOSFET Q1 のドレイ
ン電極D−ソース電極S間の電圧Vdsは負の値とな
る。制御回路はVdsが負であることを検出し、スイッ
チM1をオンし、スイッチM2,M3をオフする。これ
によりMOSFET Q1 のゲート電極はソース電極Sより2次
電池Batの電圧分だけ低電位になりMOSFET Q1 は通電
状態となる。
【0096】2次電池の放電が進み電池電圧が設定下限
値に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチ
M2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
Gはソース電極Sと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Bat
が過放電されるのを防止する。またこのときダイオード
DI1は逆バイアスとなりスイッチM3及びスイッチM
2を通って電流が流れるのを防止している。
値に達すると制御回路はスイッチM1をオフ、スイッチ
M2,M3をオンする。するとMOSFET Q1 のゲート電極
Gはソース電極Sと同電位となりMOSFET Q1 はオフ状態
となる。その結果放電電流は遮断され、2次電池Bat
が過放電されるのを防止する。またこのときダイオード
DI1は逆バイアスとなりスイッチM3及びスイッチM
2を通って電流が流れるのを防止している。
【0097】放電電流を遮断すると、内部抵抗による電
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
圧降下が無くなるため、2次電池Batの電圧は上昇す
る。この電圧上昇により再度放電が開始されるのを防止
するため、放電禁止となった後は、2次電池Batがあ
る程度充電されて電圧が設定した値以上になるまで放電
禁止状態を保持すると良い。放電禁止状態において端子
V+,V−間に充電回路が接続されるとVdsは負から
正に切り替わる。制御回路はVdsが正の場合は充電
し、負の場合には放電電流を遮断するようにスイッチM
1〜M3を制御すればよい。
【0098】上記説明では放電停止時にはスイッチM
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM3はオ
フしても同様に放電停止可能である。スイッチM3のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM2がオンしているため
ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSFET Q
1 はオフ状態となる。またダイオードDI1によりスイ
ッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるためで
ある。
2,M3はともにオンとした。しかしスイッチM3はオ
フしても同様に放電停止可能である。スイッチM3のオ
ン,オフに関わらず、スイッチM2がオンしているため
ゲート電極Gはソース電極Sと同電位となり、MOSFET Q
1 はオフ状態となる。またダイオードDI1によりスイ
ッチM2,M3を通って流れる電流も遮断されるためで
ある。
【0099】但し放電停止時にスイッチM2,M3はと
もにオンとすれば、前に説明したように2つのスイッチ
は常に同時にオンあるいはオフとなる。したがってスイ
ッチM2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回
路の構成を簡単に出来る。
もにオンとすれば、前に説明したように2つのスイッチ
は常に同時にオンあるいはオフとなる。したがってスイ
ッチM2,M3を独立して制御する必要がなく、制御回
路の構成を簡単に出来る。
【0100】MOSFET Q1 には内蔵のダイオードD1,D
2が形成される。しかしこれらは逆方向に直列接続され
ており導通することはなく、上で説明した保護動作に影
響することはない。
2が形成される。しかしこれらは逆方向に直列接続され
ており導通することはなく、上で説明した保護動作に影
響することはない。
【0101】先に説明した本発明の第1の実施例と同じ
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため、小型化,低コスト化を図ることが可能
である。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損
失化を図ることが出来る。
くMOSFET Q1 は横型構造でも縦型構造でもよい。横型構
造とすればMOSFET Q1 と制御回路を1個のICで構成す
ることが容易である。従って従来IC1個とスイッチ2
個で構成していた過充電・過放電保護回路をIC1個で
構成できるため、小型化,低コスト化を図ることが可能
である。一方縦型構造とすれば横型構造に比較して低損
失化を図ることが出来る。
【0102】
【発明の効果】以上図面を用いて説明したように本発明
による2次電池の過充電・過放電防止回路は、2次電池
に双方向導通型MOSFETを直列に接続し、2次電池の電圧
レベルに応じた制御信号により、双方向導通型電界効果
トランジスタをオン,オフし2次電池の過充電・過放電
を防止するものである。従来2個の電解効果トランジス
タで構成していたものを本発明では1個の双方向導通型
電界効果トランジスタで構成しているため、小型化,低
損失化が図れる。さらに横型双方向導通型電界効果トラ
ンジスタを用いれば制御回路を含めて1個のICで構成
することが可能であり、大幅な小型化が図れる。
による2次電池の過充電・過放電防止回路は、2次電池
に双方向導通型MOSFETを直列に接続し、2次電池の電圧
レベルに応じた制御信号により、双方向導通型電界効果
トランジスタをオン,オフし2次電池の過充電・過放電
を防止するものである。従来2個の電解効果トランジス
タで構成していたものを本発明では1個の双方向導通型
電界効果トランジスタで構成しているため、小型化,低
損失化が図れる。さらに横型双方向導通型電界効果トラ
ンジスタを用いれば制御回路を含めて1個のICで構成
することが可能であり、大幅な小型化が図れる。
【図1】本発明の第1の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図2】本発明の第1の実施例で用いる双方向導通横型
電界効果トランジスタの断面図。
電界効果トランジスタの断面図。
【図3】本発明の第2の実施例で用いる双方向導通縦型
電界効果トランジスタの断面図。
電界効果トランジスタの断面図。
【図4】本発明の第3の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図5】本発明の第4の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図6】本発明の第5の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図7】本発明の第6の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図8】本発明の第7の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図9】本発明の第8の実施例である2次電池の過充電
・過放電防止回路図。
・過放電防止回路図。
【図10】本発明の第9の実施例である2次電池の過充
電・過放電防止回路図。
電・過放電防止回路図。
【図11】従来の2次電池の過充電・過放電防止回路
図。
図。
Bat…2次電池、Q1…双方向導通型電解効果トラン
ジスタ、D…ドレイン電極、S…ソース電極、G…ゲー
ト電極、Sb…サブストレイト電極、D1,D2…電解
効果トランジスタ内蔵のダイオード、DI1,DI2…
ダイオード、M1〜M3,MS1,MS2…MOSFET、V
+,V−…端子。
ジスタ、D…ドレイン電極、S…ソース電極、G…ゲー
ト電極、Sb…サブストレイト電極、D1,D2…電解
効果トランジスタ内蔵のダイオード、DI1,DI2…
ダイオード、M1〜M3,MS1,MS2…MOSFET、V
+,V−…端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 英樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA14 CC02 DA07 DA13 GA01
Claims (8)
- 【請求項1】2次電池及び、前記2次電池の正極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能な4端子のデプレ
ッション型NチャネルMOSFET及び、前記2次電池の電圧
に応じて前記デプレッション型NチャネルMOSFETを通電
あるいは遮断する手段を備え、前記デプレッション型N
チャネルMOSFETのサブストレイト電極が前記2次電池の
負極側に接続されていることを特徴とする2次電池の過
充電・過放電防止回路。 - 【請求項2】2次電池及び、前記2次電池の負極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能な4端子のデプレ
ッション型PチャネルMOSFET及び、前記2次電池の電圧
に応じて前記デプレッション型PチャネルMOSFETを通電
あるいは遮断する手段を備え、前記デプレッション型P
チャネルMOSFETのサブストレイト電極が前記2次電池の
正極側に接続されていることを特徴とする2次電池の過
充電・過放電防止回路。 - 【請求項3】2次電池及び、前記2次電池の正極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハ
ンスメント型NチャネルMOSFET及び、コンデンサ及び、
前記コンデンサに前記2次電池の電圧を正または負に充
電する手段及び、前記2次電池の電圧に応じて正または
負に充電された前記コンデンサの電圧を前記エンハンス
メント型NチャネルMOSFETのゲート電極に印加する手段
を備え、前記エンハンスメント型NチャネルMOSFETのサ
ブストレイト電極が前記2次電池の負極側に接続されて
いることを特徴とする2次電池の過充電・過放電防止回
路。 - 【請求項4】2次電池及び、前記2次電池の負極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハ
ンスメント型PチャネルMOSFET及び、コンデンサ及び前
記コンデンサに前記2次電池の電圧を正または負に充電
する手段及び、前記2次電池の電圧に応じて正または負
に充電された前記コンデンサの電圧を前記エンハンスメ
ント型PチャネルMOSFETのゲート電極に印加する手段を
備え、前記エンハンスメント型PチャネルMOSFETのサブ
ストレイト電極が前記2次電池の正極側に接続されてい
ることを特徴とする2次電池の過充電・過放電防止回
路。 - 【請求項5】2次電池及び、前記2次電池の正極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハ
ンスメント型NチャネルMOSFET及び、電流源及び、前記
2次電池の電圧に応じて前記電流源の電流を前記エンハ
ンスメント型NチャネルMOSFETのゲート電極に通流する
手段を備え、前記エンハンスメント型NチャネルMOSFET
のサブストレイト電極が前記2次電池の負極側に接続さ
れていることを特徴とする2次電池の過充電・過放電防
止回路。 - 【請求項6】2次電池及び、前記2次電池の負極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能な4端子のエンハ
ンスメント型jPチャネルMOSFET及び、電流源及び、前
記2次電池の電圧に応じて前記電流源の電流を前記エン
ハンスメント型PチャネルMOSFETのゲート電極に通流す
る手段を備え、前記エンハンスメント型PチャネルMOSF
ETのサブストレイト電極が前記2次電池の正極側に接続
されていることを特徴とする2次電池の過充電・過放電
防止回路。 - 【請求項7】2次電池及び、前記2次電池の負極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能なエンハンスメン
ト型NチャネルMOSFET及び、前記2次電池の電圧に応じ
て前記エンハンスメント型NチャネルMOSFETを通電ある
いは遮断する手段を備え、前記エンハンスメント型Nチ
ャネルMOSFETのサブストレイトがフローティングである
ことを特徴とする2次電池の過充電・過放電防止回路。 - 【請求項8】2次電池及び、前記2次電池の正極側に直
列接続された双方向に通電,遮断可能なエンハンスメン
ト型PチャネルMOSFET及び、前記2次電池の電圧に応じ
て前記エンハンスメント型PチャネルMOSFETを通電ある
いは遮断する手段を備え、前記エンハンスメント型Pチ
ャネルMOSFETのサブストレイトがフローティングである
ことを特徴とする2次電池の過充電・過放電防止回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10274588A JP2000102182A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 2次電池の過充電・過放電防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10274588A JP2000102182A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 2次電池の過充電・過放電防止回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102182A true JP2000102182A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17543842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10274588A Pending JP2000102182A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 2次電池の過充電・過放電防止回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000102182A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-09-29 JP JP10274588A patent/JP2000102182A/ja active Pending
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