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JP2000194017A - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

液晶表示装置および電子機器

Info

Publication number
JP2000194017A
JP2000194017A JP10373589A JP37358998A JP2000194017A JP 2000194017 A JP2000194017 A JP 2000194017A JP 10373589 A JP10373589 A JP 10373589A JP 37358998 A JP37358998 A JP 37358998A JP 2000194017 A JP2000194017 A JP 2000194017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
pixel
pixel electrode
crystal display
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10373589A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Tanaka
千浩 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10373589A priority Critical patent/JP2000194017A/ja
Publication of JP2000194017A publication Critical patent/JP2000194017A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦横のスジムラを目立たなくして、表示画像
の高精細化・高画質化を図る。 【解決手段】 RGBの各色に対応する画素電極234
は、行方向(図においてX方向)に半ピッチずつシフト
してRGBデルタ配列をとっている。データ線212x
は、A〜D行にわたる4個の画素を1周期とする折返し
パターンにて列方向に延在して共用されるとともに、共
用する画素電極234の周辺を画素電極毎に囲んで、画
素電極234に対してTFD素子220を介して接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】縦横のクロストークに起因す
るスジムラを目立たなくした液晶表示装置の配線パター
ン、液晶表示装置、および、この液晶表示装置を用いた
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー液晶表示装置にあって
は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3
原色に対応する画素電極の各々に非線形(スイッチン
グ)素子が設けられた素子基板と、3原色のカラーフィ
ルタなどが形成された対向基板と、これら両基板との間
に充填された液晶とから構成される。このような構成に
おいて、走査線を介してスイッチング素子に走査信号を
印加すると、当該スイッチング素子が導通状態となる。
この導通状態の際に、データ線を介して画素電極に画像
信号を印加すると、当該画素電極および対向電極の間の
液晶層に所定の電荷が蓄積される。電荷蓄積後、当該ス
イッチング素子をオフ状態としても、液晶層の抵抗が十
分に高ければ、当該液晶層における電荷の蓄積が維持さ
れる。このように、各スイッチング素子を駆動して蓄積
させる電荷の量を制御すると、画素毎に液晶の配向状態
が変化して、所定の情報を表示することが可能となる。
【0003】この際、各液晶層毎に電荷を蓄積させるの
は、一部の期間で良いため、各走査線を時分割に選択す
ることにより、走査線およびデータ線を複数の画素につ
いて共通化した時分割マルチプレックス駆動が可能とな
っている。
【0004】さて、このようなカラー液晶表示装置にお
けるカラーフィルタの画素配列は、一般的には図11
(a)〜(d)に示されるものが知られている。このう
ち、同図(a)に示される画素配列は、RGBストライ
ブ配列あるいはトリオ配列と呼ばれるものであり、文字
や直線などを表示するコンピュータ用ディスプレイに適
した配列とされている。しかし、同図(b)〜(d)に
示される他の配列と比較すると、実質的な解像度は高く
ない。
【0005】次に、同図(b)に示される画素配列は、
RGGBモザイク配列と呼ばれ、視感度の高いGの画素
数をより多く有するため、一般に、解像度が高いと言わ
れているが、主観評価実験では必ずしも評価が高くな
い。また、このRGGBモザイク配列では、B、Rの画
素数が少ないために、視認距離が短いと、画像のざらつ
き感が目立つ、という欠点がある。
【0006】また、同図(c)に示される画素配列は、
RGBモザイク配列と呼ばれるものである。この配列で
は、右上がりの斜線と左上がりの斜線とに表示品位の差
が生じるため、画像全体に斜線状のノイズが現れ、特
に、画面の画素数が少ない場合にそれが顕著になる。こ
のため、一般にはあまり採用されていない。
【0007】そして、同図(d)に示される画素配列
は、RGBデルタ配列と呼ばれるものであり、水平解像
度はモザイク配列の1.5倍とされている。また、この
RGBデルタ配列は、画像の輪郭などに難があるとされ
るが、主観評価実験では、一般に評価が高いため、カラ
ー液晶表示装置について高精細化・高画質化を図る際に
適した配列とされる。そこで、以降については、このR
GBデルタ配列を採用する場合における問題点について
論ずることとする。
【0008】まず、カラーフィルタの画素配列をRGB
デルタ配列とする場合、これら画素の基礎となる画素電
極に結び付く導通ライン(データ線あるいは走査線の一
方をいい、以下、単にラインと称する)の配線パターン
については、まず、図12(a)あるいは(b)に示さ
れるように、1本のラインについて、RGBの3色のう
ち、2色を共用する方式が考えられる。すなわち、ライ
ン(’)はRGを、ライン(’)はGBを、ラ
イン(’)はBRを、それぞれ共用する方式であ
る。しかし、この方式では、RGBの各色において補色
の関係にあるC(シアン)、Y(イエロー)、M(マゼ
ンタ)のベタパターンを表示する際に、縦クロストーク
に起因するスジムラが発生する、という問題がある。
【0009】このスジムラの発生機構についてシアンを
表示する場合を例にとって説明する。なお、ここでは、
電圧無印加状態で白(オフ)を表示するノーマリーホワ
イトモードの液晶表示装置として説明する。シアンを表
示する場合、Rの画素については黒(オン)、Gおよび
Bの画素については白とする必要があるので、Rの画素
についてのみ書き込みをする必要がある。ここで、偶数
行におけるGの画素はライン(’)に接続されてい
るため、そのGの画素の電位は、Rの画素に対する書き
込み時の電位に引き込まれる一方、奇数行におけるGの
画素はライン(’)に接続されているため、そのG
の画素の電位は、Rの画素に対する書き込み時の電位と
はほとんど無関係となる。同様に、奇数行におけるBの
画素はライン(’)に接続されているため、そのB
の画素の電位は、Rの画素に対する書き込み時の電位に
引き込まれる一方、偶数行におけるBの画素はライン
(’)に接続されているため、そのBの画素の電位
は、Rの画素に対する書き込み時の電位とはほとんど無
関係となる。
【0010】この結果、偶数行におけるGの画素に印加
される電圧実効値と奇数行におけるGの画素に印加され
る電圧実効値とは互いに異なるので、さらに、奇数行に
おけるBの画素に印加される電圧実効値と偶数行におけ
るBの画素に印加される電圧実効値とは互いに異なりの
で、これにより1行おきに濃度の差が生じて、スジムラ
が発生することとなる。イエロー、マゼンタを表示する
場合についても同様であり、奇数行および偶数行で濃度
の差が生じてスジムラが発生することとなる。
【0011】また、この濃度の差は見方を変えれば、列
方向のスジムラにもなる。すなわち、Rの画素に対する
書き込みの影響を受けるB、Gの画素は、半ピッチだけ
シフトして列方向に連続する一方、Rの画素に対する書
き込みの影響を受けないB、Gの画素は、同じく半ピッ
チだけシフトして列方向に連続する。このため、前者の
画素からなる列方向のシアンと、後者の画素からなる列
方向のシアンとは、濃度に差が生じることになるので、
列方向にもスジムラを発生させることとなる。
【0012】そこで、ある色の画素に対する書き込み時
の電位が他色の画素の電位に影響を与えないようにする
ため、図13に示されるように、1本のラインについて
1色についてのみ共用する方式が考えられる。すなわ
ち、ラインはGのみを、ラインはBのみを、ライン
はRのみを、それぞれ共用する方式である。
【0013】しかし、この方式にあっては、RGBの各
色において補色の関係にあるシアン、イエロー、マゼン
タのベタパターンを表示した際に、今度は、横クロスト
ークに起因するスジムラが発生した。
【0014】この横クロストークに起因するスジムラの
発生機構について説明する。まず、配線パターンについ
て着目すると、奇数行のGの画素については、Bの画素
を書き込むラインによって「コ」の字状に囲まれる一
方、偶数行のGの画素については、Rの画素を書き込む
ラインによって同じく「コ」の字状に囲まれている。
すなわち、Gの画素においては、ラインに容量的に結
合するものと、ラインに容量的に結合するものとの2
種類が存在する。同様に、Bの画素についても、ライン
に容量的に結合するものと、ラインに容量的に結合
するものとの2種類が存在する。
【0015】ここで、上記縦クロストークの場合と同様
に、ノーマリーホワイトモードにおいてシアンを表示す
る場合を例にとると、Rの画素については黒、Gおよび
Bの画素については白とする必要があるので、Rの画素
についてのみ書き込みを行う必要がある。そこで、Rの
画素に対して書き込みを行うべく、ラインに書き込み
電圧を印加すると、偶数行のGの画素および奇数行のB
の画素は、ラインによって容量的に結合しているた
め、濃度が変動するのに対し、奇数行のGの画素および
偶数行のBの画素は、ラインの電位とはほとんど無関
係であるため、濃度が変動しない。この結果、偶数行の
Gの画素および奇数行のBの画素における濃度と、奇数
行のGおよび偶数行のBにおける濃度とに差が生じて、
スジムラが発生することとなる。イエロー、マゼンタを
表示する場合についても同様である。
【0016】ところで、ある色の画素電極を駆動するラ
インは、画素電極の(図においては)左右のいずれか一
方にしか存在せず、その他方には他の色の画素を駆動す
るラインが存在するのが一般的であるため、上記横クロ
ストークはデルタ配列に限られず、他のストライプ配列
やモザイク配列などでも発生する。にもかかわらず、上
記横クロストークがデルタ配列のみにおいて問題となる
のは、他のストライプ配列やモザイク配列などでは、奇
数行、偶数行の区別がないため、全体に一様に影響を受
けている点にほかならない。
【0017】すなわち、ラインの引き廻しの観点から見
ると、隣接ラインの寄生容量に起因する横クロストーク
は画素配列に依存することなく存在すると考えられる
が、寄生容量による影響が全画素に対して均一であれ
ば、表示上の不具合とはなり得ない。
【0018】したがって、横クロストークに起因するス
ジムラを解消するポイントは、ある色の画素に容量結合
するラインによって駆動される画素の色が周期的に入れ
替わることのないような関係に、ラインを引き廻す点に
ある、と考えられる。
【0019】さて、図12(a)あるいは(b)に示さ
れるように、1本のラインについてRGBの3色のう
ち、2色を共用する方式では、縦クロストークの原因と
なるため、表示画像の高精細化・高画質化を図る上で適
当ではない。また、図13に示されるように、1本のラ
インについてRGBの1色を共用する方式では、横クロ
ストークの原因となるため、やはり、高精細化・高画質
化を図る上で適当ではない。
【0020】そこで、1本のラインについて3色を共用
する配線パターンが考えられる。ここで、周期について
は、一般に、カラー表示がRGBの3色で行われること
との関係上、一般的には3の倍数であることが望ましい
と考えられるが、奇数では、ラインが左右のいずれかに
位置ずれしてしまう。このため、3の倍数かつ偶数の最
小値である「6」行の周期を有する配線パターンが、図
14(a)〜(c)に示されるように提案された。すな
わち、ライン〜(’〜’、”〜”)がそれ
ぞれRGBをそれぞれ共用する配線パターンであって、
各ラインは、6行の周期を有するものである。ただし、
同図(a)および(b)に示される配線パターンは、あ
る色の画素に容量結合するラインによって駆動される画
素の色が周期的に入れ替わる関係にあるため、上記横ク
ロストークが発生すると考えられる。したがって、表示
画像の高精細化・高画質化を図る上で、最も適切な配線
パターンは、同図(c)に示されるように、常に各画素
が右側に配置するラインにのみ容量的に結合したパター
ンが望ましいと考えられる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
(c)に示される配線パターンにおいて、3色で共用さ
れるライン、すなわち、マクロ的にみて列方向で共用さ
れるラインをデータ線とし、行方向に共用されるライン
を走査線として配線すると、わずかではあるがスジムラ
が観測された。
【0022】そこで、上記縦・横クロストークの場合と
同様に、ノーマリーホワイトモードにおいてシアンを表
示する場合を例にとって説明する。この場合も、Rにつ
いては黒、GおよびBについては白とする必要があるの
で、Rについてのみ書き込みを行う必要がある。
【0023】まず、この配線パターンにおける駆動方法
について説明すると、一般に、液晶表示装置にあって
は、液晶の劣化を防止するために交流駆動が原則であ
り、さらに、フリッカー等の対策のために、隣接する行
の極性を反転することも行われる。このため、例えば、
図2(b)に示されるように、A、C、E行の各走査線
には正極性の走査信号が、B、D、F行の各走査線には
負極性の走査信号が、それぞれ順次供給される。次に、
このような走査信号が供給された際に、供給すべきデー
タ信号の極性について考えてみる。例えば、A行の走査
線に正極性の走査信号が供給された際に、書き込みを行
う必要のあるRでは走査信号との電位差が大きくなるこ
とが必要なので、負極性のデータ信号が、A行のRに接
続されるデータ線としてのライン”に供給される一
方、書き込みを行う必要のないG、Bに対しては走査信
号との電位差が小さくなることが必要なので、正極性の
データ信号が、A行のG、Bにそれぞれ接続されるデー
タ線としてのライン”、”に供給される。
【0024】次に、B行の走査線に負極性の走査信号が
供給された際には、同様な理由から、正極性のデータ信
号がデータ線としてのライン”に供給される一方、負
極性のデータ信号がデータ線としてのライン”、”
に供給される。
【0025】以下同様に、C行またはE行の走査線に正
極性の走査信号が供給された際には、負極性のデータ信
号がデータ線としてのライン”に供給される一方、正
極性のデータ信号がデータ線としてのライン”、”
に供給される。また、D行の走査線に負極性の走査信号
が供給された際には、正極性のデータ信号がデータ線と
してのライン”に供給される一方、負極性のデータ信
号がデータ線としてのライン”、”に供給される。
さらに、F行の走査線に負極性の走査信号が供給された
際には、正極性のデータ信号がデータ線としてのライン
”に供給される一方、負極性のデータ信号がデータ線
としてのライン”、”に供給される。
【0026】したがって、シアンを表示する場合であっ
て、A、C、E行の各走査線には正極性の走査信号が、
B、D、F行の各走査線には負極性の走査信号が、それ
ぞれ順次供給された場合に、RGBの各画素に供給され
るデータ信号の極性は、それぞれ図2(b)において、
画素内に示されるものとなる。
【0027】ところで、液晶表示装置にあっては、一般
的に、隣接する画素電極同士が容量的に結合する。特
に、RGBデルタ配列にあっては、画素電極が行方向に
半ピッチずつシフトしているので、ラインの接続方向に
隣接する画素電極同士の容量結合の度合いが高くなる。
例えば、ライン”に接続されたB行のRは、同じライ
ン”に接続されたC行のGと容量結合の度合いが高
い。このため、ある画素電極に書き込まれた電位は、当
該画素電極と容量的に結合する画素電極の電位が大きく
遷移する程、その影響を受けやすくなる。
【0028】ここで、ある行、例えばA行が選択され
て、あるデータ線にデータ信号が供給された後に、次の
B行が選択された場合において、そのデータ信号の極性
が同じであれば、そのデータ線に接続されたB行の画素
についての電位遷移量は、そのデータ線に接続されたA
行の画素からみて小さいため、そのA行の画素の濃度変
動が比較的小さくなる。一方、同じ場合において、その
データ信号の極性が反転していれば、そのデータ線に接
続されたB行の画素についての電位遷移量は、そのデー
タ線に接続されたA行の画素からみて大きいため、その
A行の画素の濃度変動が比較的大きくなる。
【0029】すなわち、ある画素について見れば、自己
の画素のために供給されたデータ信号を書き込んだ後
に、次行の画素のために供給されたデータ信号の極性が
同一であれば、濃度変動が小さくなる一方、データ信号
の極性が反転していれば、濃度変動が大きくなることを
意味する。
【0030】この濃度変動を、図2(b)に示される画
素毎に当てはめて考えると、濃度変動の小さい画素は/
/のハッチングで示され、濃度変動の大きい画素は\\
のハッチングで示されることになる。ここで、A、B、
C行は、それぞれ濃度変動が大きいGの画素と濃度変動
が小さいBの画素とからなるため、互いに同一濃度のシ
アンとなる。一方、D、E、F行は、それぞれ濃度変動
が小さいGの画素と濃度変動が大きいBの画素とからな
るため、互い同一濃度のシアンとなるが、G、Bの画素
濃度がA〜C行とは異なる。このため、A〜C行で表示
されるシアンの濃度とD〜F行で表示されるシアンの濃
度とが互い異なってしまうので、スジムラが発生するこ
とが判る。このことは、イエロー、マゼンタを表示する
場合についても同様である。また、次のフレームにおい
ては、各行の走査線に供給される走査信号の極性は反転
されることになるが、濃度変動が小さい画素、大きい画
素の規則性に変化はないため、同様なスジムラが発生す
ることになる。
【0031】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、行・列方向のスジム
ラをできるだけ目立たなくして、表示画像の高精細化・
高画質化を図った配線パターンを備えた液晶表示装置、
および、この液晶表示装置を用いた電子機器を提供する
ことにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては、異なる色を表示する画素に応じ
た画素電極が各行毎に略半ピッチずつシフトして配列す
る液晶表示装置であって、前記画素電極において列方向
で共用される導通ラインが、各色を表示する画素に応じ
た画素電極にわたり、かつ、共用される各画素電極に対
して略同一方向の側から結び付き、4行を1周期として
形成されていることを特徴としている。この構成によれ
ば、駆動方式によってはスジムラが発生するが、その発
生ピッチが狭く、かつ、その幅も狭い。このため、スジ
ムラの視認性が低下して、目立たなくすることが可能と
なる。
【0033】ここで、本発明においては、画素電極の寄
生容量が、各画素にわたって均等になるように形成され
ていることが望ましい。このように、画素電極の寄生容
量が各画素電極にわたって均等になるようにするには、
画素電極の周辺を、その画素電極に結び付く導通ライン
によって囲んで形成することや、画素電極において、隣
接する導通ラインに対向する辺以外の周辺を、その画素
電極に結び付く導通ラインによって略同一幅にて囲んで
形成することなどが考えられる。このような構成によ
り、隣接する導通ラインや、隣接する画素電極などの電
位遷移による影響が低下するので、表示画像を高精細化
・高品質化、均一化して得ることが可能となる。
【0034】また、上記目的を達成するため、本発明に
あっては、走査線とデータ線との間に直列に接続され、
かつ、異なる色を表示する画素に応じた複数の画素電極
が、各行毎に略半ピッチずつシフトして配列する液晶表
示装置であって、前記走査線または前記データ線のう
ち、列方向に配列する導通ラインが、各色を表示する画
素に応じた画素電極にわたり、かつ、共用される各画素
電極に対して略同一方向の側から結び付き、4行を1周
期とするパターンで形成されていることを特徴としてい
る。
【0035】本発明において、前記データ線は、それに
共用される画素電極に対し、スイッチング素子を介して
それぞれ結び付いていることが望ましく、さらには、そ
のスイッチング素子は、導電体/絶縁体/導電体からな
る薄膜ダイオード素子であることが望ましい。これによ
り、非線形素子として画素電極と並列な保持容量を形成
することが困難な薄膜ダイオード素子を用いる場合であ
っても、均一な表示画像を得ることが可能となる。
【0036】また、上記目的を達成するため、本発明に
あっては、走査線とデータ線との間に直列に接続され、
かつ、異なる色を表示する画素に応じた複数の画素電極
が、各行毎に略半ピッチずつシフトして配列する液晶表
示装置を備える電子機器であって、前記走査線または前
記データ線のうち、列方向に配列する導通ラインが、各
色を表示する画素に応じた画素電極にわたり、かつ、共
用される各画素電極に対して略同一方向の側から結び付
いて、4行を1周期とするパターンで形成されているこ
とを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0038】<第1実施形態>まず、本発明の第1実施
形態にかかる液晶表示装置の配線パターンについて説明
する。図1は、この配線パターンを示す平面図である。
この図に示されるように、配線パターンは、ある1本の
データ線212xは、RGBの3色に対応する画素に共
用される一方、各画素は、すべて右側に配線されたデー
タ線にのみ容量的に結合している点において、図14
(c)に示される配線パターンと共通であるが、各デー
タ線を4行周期として形成した点において、図14
(c)に示される配線パターンと相違する。例えば、デ
ータ線212xは、図においてA行に位置するRの画素
電極からC行に位置するBの画素電極まで下左方向に進
んだ後、今度は、A行に位置するRの画素電極まで下右
方向に進んでいる。データ線212xは、このようにA
〜D行にわたる4個の画素電極を1周期とする折返しパ
ターンにて列方向に延在して、マクロ的にみて一列分の
画素電極において共用されている。データ線212xに
隣接するデータ線212(x−1)、212(x+1)
についても、色の対応関係が異なる以外、同様なパター
ンで形成されている。
【0039】次に、このような配線パターンの優位性に
ついて検討してみる。まず、本実施形態の配線パターン
において、ノーマリーホワイトモードにおいてシアンを
表示する場合であって、図2(b)と同様な方式で各画
素電極を駆動した場合の濃度変動を図2(a)に示す。
なお、このような濃度変動については、すでに説明して
いるので省略する。
【0040】図2(a)に示されるように、A、B行
は、それぞれ濃度変動が大きいGの画素と濃度変動が小
さいBの画素とからなるため、互いに同一濃度のシアン
となる。一方、C、D行は、それぞれ濃度変動が小さい
Gの画素と濃度変動が大きいBの画素とからなるため、
互い同一濃度のシアンとなるが、G、Bの画素濃度が
A、B行とは異なる。すなわち、シアンを表示させる場
合に、A、B行で表示されるシアンの濃度と、C、D行
で表示されるシアンの濃度とが異なってしまうので、本
実施形態においてもスジムラが発生することが判る。し
かしながら、その発生ピッチおよび幅は、図2(b)に
示される従来の配線パターンでは3本毎であるのに対
し、本実施形態では2本毎であるので、スジムラの視認
性が低下する。このため、本実施形態では、従来よりも
スジムラを目立たなくすることが可能となる。このこと
は、イエロー、マゼンタを表示する場合についても同様
である。
【0041】なお、行方向のスジムラについては、図1
2(a)あるいは(b)の配線パターンでは1行毎であ
るので、こちらの方が一見すると有利であるが、図12
(a)あるいは(b)の配線パターンにあっては、列方
向にもスジムラが発生する点に留意すべきである。本実
施形態の配線パターンでは、列方向にスジムラが発生し
ないので、全体でみれば、スジムラの視認性が最も低い
ことが判る。
【0042】<第2実施形態>上記第1実施形態の配線
パターンでは、隣接する画素同士で容量結合している場
合についてのみ説明したが、実際には、画素電極と、そ
の画素電極に接続されないデータ線であって、当該画素
電極と対向するデータ線とにおいても容量結合が発生す
る。ここで、第1実施形態では、対向するデータ線に対
する画素電極の寄生容量が行毎に変動する。詳細には、
A行に位置する画素電極のように、対向するデータ線が
「コ」の字状に囲む場合には、その寄生容量が大きくな
る一方、C行に位置する画素電極のように、直線状のデ
ータ線だけが隣接する場合には、その寄生容量が小さく
なる。そして、BおよびD行に位置する画素電極のよう
に、対向するデータ線が「L」の字状に囲む場合には、
その寄生容量は中間的な値となる。このように、画素電
極が有する寄生容量が行毎に異なるため、第1実施形態
の配線パターンでは、表示画像を均一に得ることができ
ない、という問題が考えられる。
【0043】この問題は、特に、スイッチング素子とし
て薄膜ダイオード(TFD:Thin Film Diode)などの
2端子型非線形素子を用いる場合に顕著となる。この理
由は、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transist
or)などの3端子型非線形素子では、画素電極の寄生容
量を無視できる程度に十分な保持容量を、液晶層と並列
に形成することが比較的容易であるのに対し、2端子型
非線形素子では、そのような保持容量を形成するのが困
難であるため、各画素電極における寄生容量の差が直接
的に、画質の不均一となって現れるからである。
【0044】そこで、この問題を解消した第2実施形態
について説明することとする。図3は、この第2実施形
態の液晶表示装置における素子基板のレイアウトを示す
平面図である。この図に示されるように、配線パターン
そのものは、第1実施形態と同様であるが、データ線2
12xは、共用される画素電極234の周辺を画素電極
毎に囲むとともに、画素電極234に対してTFD素子
220を介して接続されている点において相違してい
る。
【0045】ここで、1画素分の構成について、データ
線212xに接続され、B行に位置するものを例にとっ
て説明する。図4(a)は、その1画素分のレイアウト
を示す平面図であり、図4(b)は、そのA−A線に沿
って示す断面図である。これらの図に示されるように、
TFD素子220は、第1のTFD素子220aおよび
第2のTFD素子220bとからなり、基板200と、
この表面に形成された絶縁膜201と、第1金属膜22
2と、この表面に陽極酸化によって形成された絶縁体た
る酸化膜224と、この表面に形成されて相互に離間し
た第2金属膜226a、226bとから構成されてい
る。また、第2金属膜226aは、そのままデータ線2
12xとなる一方、第2金属膜226bは、画素電極2
34に接続されている。
【0046】さて、第1のTFD素子220aは、デー
タ線212xからみると順番に、第2金属膜226a/
酸化膜224/第1金属膜222となって、金属/絶縁
体/金属のサンドイッチ構造を採るため、正負双方向の
ダイオードスイッチング特性を有することになる。一
方、第2のTFD素子220bは、データ線212xか
ら順番にみると、第1金属膜222/酸化膜224/第
2金属膜226bとなって、第1のTFD素子220a
とは、反対のダイオードスイッチング特性を有すること
になる。ここで、両者は、2つのダイオードを互いに逆
向きに直列接続した形となっているため、1つのTFD
素子を用いる場合と比べると、電流−電圧の非線形特性
が正負の双方向にわたって対称化されることになる。
【0047】なお、データ線212xの断面は、第1金
属膜222、酸化膜224、第2金属膜226aとなっ
ているが、データ線212xに接続される端子は、最上
層の第2金属膜226aのみに接続されているため、デ
ータ線212xがTFD素子として機能することはな
い。
【0048】また、素子基板200自体は、絶縁性およ
び透明性を有するものであり、例えば、ガラスやプラス
チックなどから構成される。ここで、絶縁膜201が設
けられる理由は、第1金属膜222の堆積後における熱
処理により、第1金属膜222が下地から剥離しないよ
うにするため、および、第1金属膜222に不純物が拡
散しないようにするためである。したがって、これらが
問題にならない場合には、絶縁膜201は省略可能であ
る。また、画素電極234は、透過型の液晶表示パネル
に利用する場合にはITO(Indium Tin Oxide)などの
透明導電膜から形成され、反射型の液晶表示パネルに適
用する場合にはアルミニウムや銀などの反射率の大きな
金属膜から形成される。
【0049】さらに、D行に位置する画素についても、
データ線212xの囲み部分が対称となる以外同様であ
り、A行あるいはC行に位置する画素についても、デー
タ線212の囲み部分が上半分あるいは下半分のみが対
称となる以外同様である。
【0050】次に、このような素子基板200の製造プ
ロセスについて、TFD素子220を中心に説明する。
まず、図5(1)に示されるように、基板200上面に
絶縁膜201が形成される。この絶縁膜201は、例え
ば、酸化タンタルからなり、スパッタリング法で堆積し
たタンタル膜を熱酸化する方法や、酸化タンタルからな
るターゲットを用いたスパッタリングあるいはコスパッ
タリング法などにより形成される。この絶縁膜201
は、上述したように、第1金属膜222の密着性を向上
させ、さらに基板200からの不純物の拡散を防止する
ことを主目的として設けられるので、その膜厚は、例え
ば、50〜200nm程度で十分である。
【0051】次いで、同図(2)に示されるように、絶
縁膜201上面に第1金属膜222が成膜される。この
第1金属膜222の組成は、例えば、タンタル単体ある
いはタンタル合金からなる。タンタル合金とする場合、
主成分のタンタルに、例えば、タングステン、クロム、
モリブデン、レニウム、イットリウム、ランタン、ディ
スプロシウムなどの周期律表において第6〜第8族に属
する元素を添加しても良い。なお、添加する元素として
は、タングステンが好ましく、その含有割合は、例え
ば、0.1〜6重量%が望ましい。
【0052】また、第1金属膜222は、スパッタリン
グ法や電子ビーム蒸着法などで形成可能であり、タンタ
ル合金からなる第1金属膜222を形成する場合には、
混合ターゲットを用いたスパッタリング法や、コスパッ
タリング法、電子ビーム蒸着法などが用いられる。な
お、第1金属膜222の膜厚は、TFD素子220の用
途によって好適な値が選択され、通常、100〜500nm程度
である。
【0053】そして、同図(3)に示されるように、第
1金属膜222が、一般に用いられているフォトリソグ
ラフィおよびエッチング技術によってパターニングされ
る。
【0054】続いて、同図(4)に示されるように、酸
化膜224が第1金属膜222の表面に形成される。詳
細には、第1金属膜222の表面が、陽極酸化法によっ
て酸化することで形成される。このとき、データ線21
2xの基礎となる部分の表面も同時に酸化されて酸化膜
224が形成される。酸化膜224の膜厚は、その用途
によって好ましい値が選択され、例えば、10〜35nm程度
であり、1つの画素について1個のTFD素子を用いる
場合と比べると半分である。陽極酸化で用いられる化成
液は、特に、限定されないが、例えば、0.01〜0.1重量
%のクエン酸水溶液を用いることができる。
【0055】次いで、同図(5)に示されるように、第
2金属膜226が成膜される。この第2金属膜226
は、例えば、クロムや、アルミニウム、チタン、モリブ
デンなどであり、スパッタリング法などによって堆積さ
せることによって形成される。また、第2金属膜226
の膜厚は、例えば、50〜300nm程度である。
【0056】続いて、図6(6)に示されるように、第
2金属膜226が、一般に用いられているフォトリソグ
ラフィおよびエッチング技術によってパターニングされ
る。これにより、第1、第2のTFD素子における第2
金属膜226a、226bが離間して形成されるととも
に、データ線212xにおける最上層も第2金属膜22
6によって被覆されることになる。
【0057】次に、同図(7)に示されるように、画素
電極234となる導電膜が成膜される。この導電膜は、
透過型の液晶表示パネルではITOが好適であり、反射
型の液晶表示パネルではアルミニウムなどが好適であっ
て、いずれもスパッタリング法などによって膜厚30〜20
0nmで堆積させることで成膜される。
【0058】続いて、同図(8)に示されるように、導
電膜が、一般に用いられているフォトリソグラフィおよ
びエッチング技術によってパターニングされて、画素電
極234が形成される。
【0059】そして、同図(9)に示されるように、デ
ータ線212xから枝分かれした酸化膜224のうちの
波線部分229が、その基礎となっている第1金属膜2
22とともに、一般に用いられているフォトリソグラフ
ィおよびエッチング技術により除去される。これによ
り、第1、第2のTFD素子で共用される第1金属膜2
22が、データ線212xの最下層たる第1金属膜22
2から電気的に分離されることになる。
【0060】このようなプロセスにより、基板200に
は、第1のTFD素子220aと第2のTFD素子22
0bとからなるTFD素子220が、画素電極234と
ともに、デルタ配列で形成される。
【0061】なお、このようなTFD素子の製造プロセ
スについては、上記工程の順番に限られない。例えば、
図5(4)における工程によって第1金属膜222の表
面に酸化膜224を形成した直後に、図6(9)におけ
る工程によって、データ線212xから分離して、この
後、図5(5)の工程、および、図6の(6)〜(8)
の工程を実行することによっても可能である。
【0062】そして、このように構成される素子基板2
00には、画素電極234と交差して行方向に延在する
走査線や、画素電極234に対応する各色のカラーフィ
ルタなどが形成された対向基板が、シール剤とスペーサ
とによって、一定のギャップ(間隙)を保って貼り合わ
せられ、さらに、この閉空間に、例えば、TN(Twiste
d Nematic)型の液晶が封入されて、最終的に液晶表示
装置として構成されることとなる。
【0063】このような液晶表示装置にあって、データ
線212xに接続される画素電極234の周辺は、デー
タ線212x自身により囲まれるので、隣接するデータ
線212(x−1)あるいは212(x+1)による容
量的な結合の影響が排除される。すなわち、自身のデー
タ線212xとの結合だけが問題となる。隣接するデー
タ線212(x−1)、212(x+1)に接続される
画素電極234についても同様である。したがって、こ
のような液晶表示装置によれば、A行〜D行に位置する
画素の寄生容量は互いに均等になるため、表示画像の均
一化を図ることが可能となる。
【0064】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態にかかる液晶表示装置について説明する。
【0065】上述した第2実施形態にあっては、画素電
極234の周辺がそこに接続されるデータ線自身によっ
て囲まれるので、隣接するデータ線による容量的な結合
が問題とならない。このため、表示画像の均一化の点で
は優れている、と言える。しかしながら、図4(a)に
示されるように、互いに隣接する画素電極234の間に
は、2本のデータ線、詳細には、データ線212xのう
ちのラインL1と、それに隣接するデータ線212(x
+1)のうちのラインL2とが配線される結果、上述し
た第1金属膜222のパターニング工程および第2金属
膜226のパターニング工程において短絡の可能性が高
まる点、さらに、画素電極234の占める領域の割合
(開口率)が低下して、画面全体が暗くなってしまう点
などの問題もある。
【0066】そこで、各行に位置する画素電極の寄生容
量が均等となるようにした上で、第1実施形態における
短絡や開口率の問題点を解決した第2実施形態について
説明することとする。
【0067】図7は、この液晶表示装置における素子基
板のレイアウトを示す平面図である。この図に示される
ように、RGBの各色に対応する画素電極234がRG
Bデルタ配列をとっている点において第1実施形態と同
様であるが、データ線が画素電極の周辺すべてを囲むの
ではなく、隣接するデータ線と対向する辺以外の三辺の
み「コ」の字状に同じ太さのラインで囲む点において第
1実施形態と相違している。
【0068】ここで、1画素分の構成について、データ
線212xに接続され、B行に位置するものを例にとっ
て説明する。図8(a)は、その1画素分のレイアウト
を示す平面図である。
【0069】この図に示されるように第2実施形態にお
ける1画素分は、第1実施形態におけるラインL1およ
び領域M1を削除するとともに、画素電極234を、矢
印で示されるようにラインL1のあった部分にまで拡大
した構成となっている。したがって、互いに隣接する画
素電極234の間には、隣接するデータ線(ラインL
2)のみが配線されるだけなので、パターニング工程で
の短絡の可能性は低下する一方、画素間隔が維持された
状態で画素電極234の面積が拡大するので、開口率が
向上することとなる。
【0070】ところで、領域M1の削除は、短絡を防止
する点や開口率の向上させる点に直接には結びつかな
い。しかしながら、この領域M1を削除しないと、画素
電極234を囲むラインの太さが一様でなくなるため、
さらに、この太くなる部分が、例えば、図8(a)に示
されるようなB行の画素と同図(b)に示されるような
C行の画素と相違して、行毎に相違することになるた
め、寄生容量も行毎に相違することになる。そこで、あ
えて領域M1を削除しているのである。
【0071】このような構成により、各行に位置する画
素電極234は、等しく同じ太さのラインで三辺を囲ま
れるとともに、残り一辺のみが隣接するデータ線と容量
的に結合するので、その寄生容量が互いに均等になる。
このため、第3実施形態にかかる液晶表示装置によれ
ば、パターンの短絡や開口率の低下を防止した上で、表
示画像の均一化を図ることが可能となる。
【0072】なお、第2および第3実施形態にかかる液
晶表示装置にあっては、いずれも、TFD素子220
を、互いに逆向きに直列接続された第1のTFD素子2
20aおよび第2のTFD素子220bから構成した
が、ひとつのTFD素子により構成しても良いのはもち
ろんである。
【0073】また、第2および第3実施形態にかかる液
晶表示装置にあっては、いずれも、第2金属膜226お
よび画素電極234を異なる金属膜により構成したが、
第2金属膜および画素電極を、ITO膜やアルミニウム
膜等の同一導電膜から構成しても良い。このような構成
によれば、第2金属膜226および画素電極234を同
一の工程により形成できる利点がある。
【0074】くわえて、第2および第3実施形態にかか
る液晶表示装置にあっては、いずれも、TFD素子22
0がデータ線の側に接続されていたが、これとは逆に、
TFD素子220を走査線の側に接続する構成でも同じ
ことである。
【0075】<電子機器>次に、上述した液晶表示装置
を電子機器に用いた例のいくつかについて説明する。
【0076】<その1:ページャ>まず、この液晶表示
装置を用いたページャについて説明する。図9は、この
ページャの構造を示す分解斜視図である。この図に示す
ように、ページャ1300は、金属フレーム1302に
おいて、液晶表示装置100を、バックライト1306
aを含むライトガイド1306、回路基板1308、第
1、第2のシールド板1310、1312とともに収容
する構成となっている。そして、この構成においては、
液晶表示装置100と回路基板1308との導通が、素
子基板200に対してはフィルムテープ1314によっ
て、対向基板300に対してはフィルムテープ1318
によって、それぞれ図られている。
【0077】<その2:モバイル型コンピュータ>次
に、この液晶表示装置を、モバイル型のコンピュータに
適用した例について説明する。図10は、このコンピュ
ータの構成を示す正面図である。図において、コンピュ
ータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1
204と、液晶ディスプレイ1206とから構成されて
いる。この液晶ディスプレイ1206は、先に述べた液
晶表示装置の背面にバックライトを付加することにより
構成されている。
【0078】なお、図9および図10を参照して説明し
た電子機器の他にも、液晶テレビや、ビューファインダ
型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲ
ーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワ
ークステーション、携帯電話、テレビ電話、POS端末、
タッチパネルを備えた装置等などが電子機器の例として
挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能
なのは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動方式によってはスジムラが発生するが、その発生ピッ
チが狭く、かつ、その幅も狭いので、スジムラの視認性
が低下して目立たなくなる。このため表示画像の高精細
化・高画質化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる液晶表示装置
の配線パターンを示す平面図である。
【図2】 (a)は、同配線パターンにおけるムラの発
生を示す図であり、(b)は、従来の配線パターンにお
けるムラの発生を示す図である。
【図3】 本発明の第2実施形態にかかる液晶表示装置
における素子基板のレイアウトを示す平面図である。
【図4】 (a)は、同液晶表示装置における1画素分
のレイアウトを示す部分拡大図であり、(b)は、その
A−A線で切断した断面図である。
【図5】 (1)〜(5)は、それぞれ同液晶表示パネ
ルにおけるTFD素子の製造プロセスを示す図である。
【図6】 (6)〜(9)は、それぞれ同液晶表示パネ
ルにおけるTFD素子の製造プロセスを示す図である。
【図7】 本発明の第3実施形態にかかる液晶表示装置
における素子基板のレイアウトを示す平面図である。
【図8】 (a)、(b)は、それぞれ同液晶表示装置
における1画素分のレイアウトを示す部分拡大図であ
る。
【図9】 実施形態にかかる液晶表示装置を適用した電
子機器の一例たるページャの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図10】 実施形態にかかる液晶表示装置を適用した
電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示
す正面図である。
【図11】 (a)〜(d)は、それぞれカラーフィル
タの画素パターンの、一般的配列を示す図である。
【図12】 (a)および(b)は、それぞれRGBデ
ルタ配列における各画素へのラインを引き廻す配線パタ
ーンを示す図である。
【図13】 RGBデルタ配列における各画素へのライ
ンを引き廻す配線パターンを示す図である。
【図14】 (a)〜(c)は、それぞれRGBデルタ
配列における各画素へのラインを引き廻すパターンを示
す図である。
【符号の説明】
212(x−1)、212x、212(x+1)……デ
ータ線 220……TFD素子 222……第1金属膜 224……絶縁膜 226……第2金属膜 L1、L2……ライン M1……領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA04Y FC02 FC26 FD04 FD24 GA13 HA07 LA15 LA16 2H092 JA03 JA07 JB12 JB23 JB32 JB44 KA08 KB05 KB14 MA05 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA24 MA32 MA35 MA37 NA02 NA07 NA25 NA27 PA06 QA07 5C058 AA06 AB02 BA10 BA35 5C060 BC01 DA01 5C094 AA03 AA09 BA03 BA43 EA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色を表示する画素に応じた画素電
    極が各行毎に略半ピッチずつシフトして配列する液晶表
    示装置であって、 前記画素電極において列方向で共用される導通ライン
    が、各色を表示する画素に応じた画素電極にわたり、か
    つ、共用される各画素電極に対して略同一方向の側から
    結び付き、4行を1周期として形成されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 画素電極の寄生容量が、各画素にわたっ
    て均等になるように形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画素電極の周辺は、その画素電極に
    結び付く導通ラインによって囲まれていることを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画素電極において、隣接する導通ラ
    インに対向する辺以外の周辺は、その画素電極に結び付
    く導通ラインによって略同一幅にて囲まれていることを
    特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 走査線とデータ線との間に直列に接続さ
    れ、かつ、異なる色を表示する画素に応じた複数の画素
    電極が、各行毎に略半ピッチずつシフトして配列する液
    晶表示装置であって、 前記走査線または前記データ線のうち、列方向に配列す
    る導通ラインが、各色を表示する画素に応じた画素電極
    にわたり、かつ、共用される各画素電極に対して略同一
    方向の側から結び付き、4行を1周期とするパターンで
    形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記導通ラインは、それに共用される画
    素電極に対し、スイッチング素子を介してそれぞれ結び
    付いていることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチング素子は、導電体/絶縁
    体/導電体からなる薄膜ダイオード素子であることを特
    徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 走査線とデータ線との間に直列に接続さ
    れ、かつ、異なる色を表示する画素に応じた複数の画素
    電極が、各行毎に略半ピッチずつシフトして配列する液
    晶表示装置を備える電子機器であって、 前記走査線または前記データ線のうち、列方向に配列す
    る導通ラインが、各色を表示する画素に応じた画素電極
    にわたり、かつ、共用される各画素電極に対して略同一
    方向の側から結び付いて、4行を1周期とするパターン
    で形成されていることを特徴とする電子機器。
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