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JP2000144109A - 化学機械研磨用研磨剤スラリ− - Google Patents

化学機械研磨用研磨剤スラリ−

Info

Publication number
JP2000144109A
JP2000144109A JP33338398A JP33338398A JP2000144109A JP 2000144109 A JP2000144109 A JP 2000144109A JP 33338398 A JP33338398 A JP 33338398A JP 33338398 A JP33338398 A JP 33338398A JP 2000144109 A JP2000144109 A JP 2000144109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroxide
acid
abrasive slurry
weight
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33338398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Kubo
富美夫 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamoto Machine Tool Works Ltd filed Critical Okamoto Machine Tool Works Ltd
Priority to JP33338398A priority Critical patent/JP2000144109A/ja
Publication of JP2000144109A publication Critical patent/JP2000144109A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タングステン対窒化珪素除去選択性を有し、
タングステン、チタンに対し研磨速度が向上した、貯蔵
安定性に優れる研磨剤スラリ−の提供。 【解決手段】 (a)粒径が0.001〜1μm の砥粒
0.1〜15重量%、(b)酸化剤 0.5〜15重
量%、(c)テトラアルキルアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラアリ−ルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
アルキルホスホニウムヒドロキシドおよびテトラアリ−
ルホスホニウムヒドロキシドより選ばれた水酸基を有す
る化合物と無機酸を反応させて得られたオニウム塩0.
1〜10重量%、および(d)無機酸または有機酸、を
含有するpH 1〜6の水性研磨剤スラリ−。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路や半導体
の製造の際に、単一工程で金属膜や絶縁層膜を研磨する
に用いる化学機械研磨(CMP)用スラリ−に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの製造工程で化学機械研磨
が行われる理由としては、半導体デバイスの微細化に伴
いリソグラフィの焦点深度が浅くなり、CMPによる平
坦化なくしては歩留まりの確保が難しくなってきている
ことと、Cu配線に代表されるデュアルダマシンプロセ
スでCMPプロセスが不可欠となっていることである。
例えば、半導体ウエハは、シリコンまたは砒素ガリウム
基板の上に複数の集積回路が形成されている。集積回路
は基板内の領域と基板上の層とをパタ−ン化することに
より基盤中に化学的および物理的に集積される。層は導
電性、絶縁性および半導性のいずれかを有する、種々の
物質からなる。またパタ−ン化の層も3〜5層と多層で
ある。
【0003】この半導体ウエハを製造する過程におい
て、絶縁層を削除し、金属層を表面に平坦に露出させる
ためにウエハ表面を化学機械研磨(CMP研磨)するこ
とが行われる。例えば、窒化チタン層およびタングステ
ン膜の金属層、二酸化珪素、窒化珪素等の絶縁膜を有
し、銅、アルミニウム等の配線を有するウエハの化学機
械研磨においては、通常、アルミナ、シリカ、酸化セリ
ウム等の砥粒、酸化剤、例えば過酸化水素、硝酸鉄、ア
ンモニウムセリウムナイトレ−ト、酸および純水を含有
するpHが1〜6の研磨剤スラリ−が使用される。
【0004】特開平8−197414号公報は、表面積
が40〜430m2 /g、約0.4μm未満の凝集体径
のヒュ−ムドアルミナ砥粒 3重量%、、硝酸第二鉄
5重量%、脱イオン水 残部よりなるCMP研磨剤スラ
リ−を実施例1に提案する。このスラリ−は、低圧、低
いプラテンの回転速度で金属の研磨速度が3000オッ
ングストロ−ム/分、酸化層研磨速度に対する金属層の
研磨速度比が110:1と優れている。しかしながら、
同公報の0029段落に記載されるように研磨条件によ
っては非常に高い研磨速度が得られるにもかかわらず、
低い表面品質のウエハが生成されることもある。
【0005】また、特開平10−67986号公報は、
アルミナ砥粒3重量%、硝酸第二鉄5重量%、フッ化ア
ンモニウム、フッ化水素、フルオロ珪酸等のフッ化含有
物0.01〜2重量%、脱イオン水 残部よりなるCM
P研磨剤スラリ−を提案する。このものは、タングステ
ンの研磨速度を向上するが、更なる研磨速度の向上が望
まれる。特開平10−226784号公報は、砥粒1〜
9重量%、過酸化水素の第一酸化剤0.2〜10重量
%、過硫酸カリや過硫酸アンモニウムの第二酸化剤0.
5〜10重量%、有機酸0.5〜15重量%を含有す
る、pH2〜8の水性研磨剤スラリ−を開示する。この
ものは、Ti、TiN、Ai−Cuに対し高い研磨速度
を示す。
【0006】このような絶縁層と金属層が混在するウエ
ハの研磨においては両者の研磨速度比が平坦化の面から
重要である。特開平10−275858号公報は、特
に、基板上に金属配線層、層間絶縁膜を形成し、必要に
より層間絶縁膜の表面にプラズマ処理して研磨レ−トの
低いシリコン窒化保護膜を形成し、ついで前記層間絶縁
膜に開口を開設し、この開口を含む前記層間絶縁膜上に
窒化チタン膜やタングステン膜等の配線を施したウエハ
を化学機械研磨して開口内のみ配線を残して研磨するも
のに加工するのに用いるCMP研磨用の研磨剤スラリ−
に関する。層間絶縁膜層が過渡に研磨されないようにこ
の層間絶縁膜層の上にプラズマ酸化保護層を設けること
を提案する。配線層に対し、保護層の研磨レ−トが10
以上であることを提案する。しかし、研磨剤スラリ−の
組成を開示するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保存安定性
に優れ、研磨速度の速い水性研磨剤スラリ−の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)粒径が
0.001μm の砥粒 0.1〜15重量%、(b)酸
化剤 0.5〜15重量%、(c)テトラアルキルアン
モニウムヒドロキシド、テトラアリ−ルアンモニウムヒ
ドロキシド、テトラアルキルホスホニウムヒドロキシド
およびテトラアリ−ルホスホニウムヒドロキシドより選
ばれた水酸基を有する化合物と無機酸とを反応させて得
られたオニウム塩0.1〜10重量%、および(d)無
機酸または有機酸、を含有するpH 1〜6の水性研磨
剤スラリ−を提供するものである。
【0009】
【作用】研磨剤スラリ−中にテトラアルキルアンモニウ
ムヒドロキシドまたはテトラアルキルホスホニウムヒド
ロキシドと無機酸とを反応させて得られたオニウム塩を
含有させることにより、研磨剤スラリ−の貯蔵安定性を
向上できた。特に、有機酸としてテトラアルキルアンモ
ニウム水素マレエ−トまたはテトラアルキルアンモニウ
ム水素フタレ−トを用いた研磨剤スラリ−は高い研磨速
度を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 砥粒(a):研磨剤スラリ−中の砥粒としては、コロイ
ダルシリカ、ヒュ−ムドシリカ等の二酸化ケイ素、ベ−
マイト、アルミナ、アルミナゾル、ヒュ−ムドアルミナ
等のアルミニウム酸化物、酸化セリウム、炭化珪素およ
び酸化クロミウムが挙げられる。これら砥粒は平均粒径
が0.001〜1.0μm 、好ましくは0.02〜0.
5μm の粒子であり、ニッケルイオン、銅イオン等で表
面が変成されていてもよい。好ましくは、コロイダルシ
リカ、ヒュ−ムドシリカ、ベ−マイト、アルミナが使用
される。
【0011】研磨剤スラリ−中に占める(a)成分の砥
粒の固形分含有量は、砥粒の種類、用途により異なる
が、0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量
%、より好ましくは1〜3重量%である。0.1重量%
未満では実用的な研磨速度が得られない。20重量%を
超えても効果のより向上は望めず、多く用いるのは経済
的に不利である。
【0012】酸化剤(b):酸化剤としては、過酸化水
素水、過酢酸、硝酸鉄、沃素酸カリウム、フェリシアン
化カリウム、アンモニウムセリウムナイトレ−ト、ジエ
チレントリアミンペンタアセテ−トおよびエチレンジア
ミンテトラアセテ−ト等が挙げられる。これらは対象と
する金属により異なる。通常、Ti、Wには市販の30
%濃度の過酸化水素水が利用され、Cuには硝酸鉄が利
用されるが、他の酸化剤と併用してもよい。酸化剤は研
磨剤スラリ−中、0.5〜15重量%、好ましくは3〜
8重量%用いられる。
【0013】オニウム塩(c):オニウム塩は、研磨速
度を向上させるとともに、研磨剤スラリ−の貯蔵安定性
に寄与する。オニウム塩は、テトラアルキルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラアリ−ルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラアルキルホスホニウムヒドロキシドおよび
テトラアリ−ルホスホニウムヒドロキシドより選ばれた
水酸基を有する化合物と無機酸とを反応させて得られ
る。原料の無機酸としては、弗酸、硼酸、硫酸および燐
酸が挙げられる。
【0014】また、原料のテトラアルキルアンモニウム
ヒドロキシドとしては、テトラメチルアンモニウムヒド
ロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テ
トラブチルアンモニウムヒドロキシド、ジメチルジエチ
ルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルエチルアンモ
ニウムヒドロキシド、トリエチルメチルアンモニウムヒ
ドロキシド、トリメチルブチルアンモニウムヒドロキシ
ド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、ト
リメチルブチルアンモニウムヒドロキシド、ジエチルメ
チルブチルアンモニウムヒドロキシドおよびトリエチル
ベンジルアンモニウムヒドロキシドが挙げられる。
【0015】同じく、原料のテトラアリ−ルアンモニウ
ムヒドロキシドとしては、テトラフェニルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラナフチルアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラクロロフェニルアンモニウムヒドロキシド、
トリメチルフェニルアンモニウムヒドロキシドが挙げら
れる。同様に、オニウム塩を構成するテトラアルキルホ
スホニウムヒドロキシドとしては、テトラメチルホスホ
ニウムヒドロキシド、テトラエチルホスホニウムヒドロ
キシド、テトラブチルホスホニウムヒドロキシド、ジメ
チルジエチルホスホニウムヒドロキシド、トリメチルエ
チルホスホニウムニウムヒドロキシド、トリエチルメチ
ルホスホニウムヒドロキシド、トリメチルブチルホスホ
ニウムヒドロキシド、トリメチルベンジルホスホニウム
ヒドロキシド、トリメチルブチルホスホニウムヒドロキ
シド、ジエチルメチルブチルホスホニウムヒドロキシド
およびトリエチルベンジルホスホニウムヒドロキシドが
挙げられ、テトラアリ−ルホスホニウムヒドロキシドと
しては、テトラフェニルホスホニウムヒドロキシド、テ
トラナフチルホスホニウムヒドロキシド、テトラクロロ
フェニルホスホニウムヒドロキシド、トリメチルフェニ
ルホスホニウムヒドロキシドが挙げられる。このオニウ
ム塩は、研磨剤スラリ−中、0.1〜10重量%用いら
れる。通常、砥粒(a)1重量部に対し、0.04〜5
重量部、好ましくは0.1〜2重量部の割合で用いられ
る。
【0016】無機酸、有機酸(d):無機酸、有機酸
は、研磨剤スラリ−を等電点から遠ざけるためにスラリ
−のpHを1〜6に調整するために加えられるととも
に、金属の酸化物を形成させて研磨速度を向上させる作
用をする。かかる無機酸としては、研磨速度向上の面か
らフッ化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸、硼酸、フルオロ珪
酸、塩酸等の強酸が好ましい。また、有機酸としては、
酢酸、マレイン酸、フタル酸、クエン酸、フマ−ル酸、
テトラアルキルアンモニウム水素マレエ−ト、テトラア
ルキルアンモニウム水素フタレ−ト等が挙げられる。中
でも、テトラメチルアンモニウム水素マレ−ト、テトラ
エチルアンモニウム水素マレ−ト、トリエチルモノメチ
ルアンモニウム水素マレ−ト、トリメチルモノエチルア
ンモニウム水素マレ−ト、テトラメチルアンモニウム水
素フタレ−ト、テトラエチルアンモニウム水素フタレ−
ト、トリエチルモノメチルアンモニウム水素マレ−ト、
トリメチルモノエチルアンモニウム水素マレ−トおよび
ジエチルジメチルアンモニウム水素フタレ−ト等のテト
ラアルキルアンモニウム水素マレエ−トおよびテトラア
ルキルアンモニウム水素フタレ−トがスラリ−の貯蔵安
定性の面で好ましい。酸は、研磨剤スラリ−中、0.0
5〜10重量%、好ましくは0.1〜2重量%の割合で
用いる。
【0017】水性媒体:分散媒としては、水単独、また
は水を主成分(分散媒中、70〜99重量%)とし、ア
ルコ−ル、グリコ−ル等の水溶性有機溶媒を副成分(1
〜30重量%)として配合したものが使用できる。水
は、0.1μmカ−トリッジフィルタで濾過して得たで
きる限ぎり巨大粒子を含まない純水またはイオン交換水
が好ましい。アルコ−ルとしては、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコールが、グリコ
−ル類としては、エチレングリコール、テトラメチレン
グリコール、ジエチレングリコ−ル、プロピレングリコ
−ル、ポリエチレングリコ−ル、等が挙げられる。研磨
剤スラリ−中に占める水性分散媒の含有量は、75〜9
5重量%、好ましくは85〜90重量%である。75重
量%未満ではスラリ−の粘度が高くなり研磨剤スラリ−
の基板上への供給性が悪い。
【0018】研磨助剤:上記成分の他に、研磨剤スラリ
−には通常加えられる研磨油、防錆剤、界面活性剤、分
散助剤、消泡剤等を加えてもよい。研磨油としては、エ
チレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ポリエチレ
ングリコ−ル、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル、プルオ
ニック系非イオン性界面活性剤(エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドの付加反応物)等が挙げられる。研磨
油は、研磨剤スラリ−中1〜10重量%の割合で含有さ
れる。
【0019】界面活性剤としては、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、またはアニオン性界面活性剤とノニオン
性界面活性剤との併用、アニオン性界面活性剤と両性界
面活性剤との併用カチオン性界面活性剤とノニオン性界
面活性剤との併用、カチオン性界面活性剤と両性界面活
性剤との併用が挙げられる。界面活性剤は、研磨剤スラ
リ−中1〜3重量%含有される。
【0020】アニオン性界面活性剤としては、パルミチ
ン酸ナトリウム塩、ステアリン酸ナトリウム塩、オレイ
ン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、パルミチ
ン酸ナトリウム・カリウム塩等の金属石鹸;アルキルポ
リオキシエチレンエ−テルカルボン酸塩、アルキルフェ
ニルポリオキシエチレンエ−テルカルボン酸塩、硫酸化
脂肪酸アルキルエステル、硫酸モノアシルグリセリン
塩、第二アルカンスルホン酸塩、N−アシル−N−メチ
ルタウリン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸ソ−ダ、ア
ルキルエ−テルリン酸、リン酸アルキルポリオキシエチ
レン塩、燐酸アルキルフェニルポリオキシエチレン塩、
ナフタレンスルホン酸ソ−ダ、ペルフルオロアルキルリ
ン酸エステル、スルホン酸変性シリコンオイル等が挙げ
られる。
【0021】ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエ−テル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエ−テル、脂肪酸ポリオキシエチレンエス
テル、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタンエステル、
ポリオキシエチレンひまし油、脂肪酸蔗糖エステル、ポ
リオキシエチレン・オキシプロピレンアルキルエ−テル
等が挙げられる。両性界面活性剤としては、N−アルキ
ルスルホベタイン変性シリコンオイル、N−アルキルニ
トリロトリ酢酸、N−アルキルジメチルベタイン、α−
トリメチルアンモニオ脂肪酸、N−アルキルβ−アミノ
プロピオン酸、N−アルキルβ−イミノジプロピオン酸
塩、N−アルキルオキシメチル- N,N- ジエチルベタ
イン、2−アルキルイミダゾリン誘導体、N−アルキル
スルホベタイン等が挙げられる。
【0022】分散助剤としては、ヘキサメタリン酸ソ−
ダ、オレイン酸、第一リン酸カルシウム等が挙げられ
る。防錆剤としてはアルカノ−ルアミン・アルカノ−ル
アミンホウ酸縮合物、モノエタノ−ルアミン、ジエタノ
−ルアミン、トリエタノ−ルアミン、ほう酸アルカノ−
ルアミン塩、ベンズイソチアゾリン類等の含窒素有機化
合物が挙げられる。消泡剤としては、流動パラフィン、
ジメチルシリコンオイル、ステアリン酸モノ、ジ- グリ
セリド混合物、ソルビタンモノパルミチエ−ト、等が挙
げられる。Tiの研磨速度を向上させる無機のフッ化物
としては、フルオロ珪酸、二フッ化水素カリウム、二フ
ッ化水素アンモニウム、フッ化カリウム、フッ化アンモ
ニウム等が挙げられる。これらは、研磨剤スラリ−中、
0.05〜1重量%配合される。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 0.1μmカ−トリッジフィルタを通過した水 88重
量部に、平均粒径0.3μmのアルミナ 3重量部、硝
酸第二鉄 5重量部、フッ酸テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド 0.5重量部、トリエチルメチルアンモ
ニウム水素フタレ−ト 0.2重量部、ラウリルアルコ
−ルポリオキシエチレンエ−テル 1重量部、ポリエチ
レングリコ−ル(分子量 300) 2重量部、二フッ
化水素アンモニウム 0.2重量部の混合物をホモジナ
イザ−で混合し、さらに弗化水素水素酸を加えてpH
1.4の研磨剤スラリ−を調製した。このようにして得
た研磨剤スラリ−を5時間放置した後、厚み6000オ
ングストロ−ムのタングステンとチタンブランケットの
ウエハを、次の条件で化学機械研磨を行った。
【0024】 プラテンの回転数 45rpm ウエハ(チャック機構)の回転数 45rpm 研磨剤スラリ−の供給量 100cc ウエハにかかる押圧 5psi タングステンの研磨速度は、2600オングストロ−
ム、チタンの研磨速度は1450オングストロ−ムであ
った。また、上記研磨条件でテトラエチルオルトシリケ
−トをプラズマ放電にて二酸化珪素(SiO2 )膜を形
成させたパイロットテストピ−スを研磨したところ、研
磨速度は130オングストロ−ムであった。
【0025】比較例1 0.1μmカ−トリッジフィルタを通過した水 89重
量部に、平均粒径0.2μmのアルミナ 3重量部、硝
酸第二鉄 5重量部、ラウリルアルコ−ルポリオキシエ
チレンエ−テル 1重量部、ポリエチレングリコ−ル
(分子量 300) 2重量部、二フッ化水素アンモニ
ウム 0.2重量部の混合物をホモジナイザ−で混合
し、さらに水酸化カリウム水溶液を加えてpH 1.6
の研磨剤スラリ−を調製した。
【0026】このようにして得た研磨剤スラリ−を調製
後直ちに用い、厚み6000オングストロ−ムのタング
ステンとチタンブランケットのウエハ、およびテトラエ
チルオルトシリケ−トをプラズマ放電にて二酸化珪素
(SiO2 )膜を形成させたパイロットテストピ−ス
を、実施例1と同じ条件で化学機械研磨を行った。タン
グステンの研磨速度は、2100オングストロ−ム、チ
タンの研磨速度は1200オングストロ−ム、二酸化珪
素(SiO2 )の研磨速度は140オングストロ−ムで
あった。
【0027】実施例2 0.1μmカ−トリッジフィルタを通過した水 88重
量部に、平均粒径0.3μmのアルミナ 3重量部、硝
酸第二鉄 5重量部、硼酸テトラメチルフォスホニウム
ヒドロキシド 0.4重量部、テトラメチルアンモニウ
ム水素マレエ−ト 0.3重量部、ラウリルアルコ−ル
ポリオキシエチレンエ−テル 1重量部、ポリエチレン
グリコ−ル(分子量 300) 2重量部、二フッ化水
素アンモニウム 0.2重量部の混合物をホモジナイザ
−で混合し、さらに弗化水素水素酸を加えてpH 1.
5の研磨剤スラリ−を調製した。
【0028】このようにして得た研磨剤スラリ−を3時
間放置した後、厚み6000オングストロ−ムのタング
ステンとチタンブランケットのウエハ、およびテトラエ
チルオルトシリケ−トをプラズマ放電にて二酸化珪素
(SiO2 )膜を形成させたパイロットテストピ−ス
を、実施例1と同じ条件で化学機械研磨を行った。タン
グステンの研磨速度は、2300オングストロ−ム、チ
タンの研磨速度は1240オングストロ−ム、二酸化珪
素(SiO2 )の研磨速度は110オングストロ−ムで
あった。
【0029】実施例3 0.1μmカ−トリッジフィルタを通過した水 88重
量部に、平均粒径0.3μmのアルミナ 3重量部、ア
ンモニアセリウムナイトレ−ト 5重量部、フッ酸トリ
エチルフェニルアンモニウムヒドロキシド 0.3重量
部、テトラメチルアンモニウム水素マレエ−ト 0.3
重量部、ラウリルアルコ−ルポリオキシエチレンエ−テ
ル 1重量部、ポリエチレングリコ−ル(分子量 20
0) 2重量部、二フッ化水素アンモニウム 0.2重
量部の混合物をホモジナイザ−で混合し、さらにアンモ
ニウム水を加えてpH 2.0の研磨剤スラリ−を調製
した。
【0030】このようにして得た研磨剤スラリ−を3時
間放置した後、厚み6000オングストロ−ムのタング
ステンとチタンブランケットのウエハ、およびテトラエ
チルオルトシリケ−トをプラズマ放電にて二酸化珪素
(SiO2 )膜を形成させたパイロットテストピ−ス
を、実施例1と同じ条件で化学機械研磨を行った。タン
グステンの研磨速度は、2600オングストロ−ム、チ
タンの研磨速度は1440オングストロ−ム、二酸化珪
素(SiO2 )の研磨速度は120オングストロ−ムで
あった。
【0031】実施例4 0.1μmカ−トリッジフィルタを通過した水 90重
量部に、平均粒径0.1μmのコロイダルアルミナ 3
重量部(固形分)、アンモニアセリウムナイトレ−ト
4重量部、フッ酸ジメチルジエチルアンモニウムヒドロ
キシド 0.4重量部、トリエチルメチルアンモニウム
水素フタレ−ト 0.2重量部、ラウリルアルコ−ルポ
リオキシエチレンエ−テル 1重量部、ポリエチレング
リコ−ル(分子量 200) 2重量部、二フッ化水素
アンモニウム 0.2重量部の混合物をホモジナイザ−
で混合し、さらにアンモニウム水を加えてpH 1.8
の研磨剤スラリ−を調製した。
【0032】このようにして得た研磨剤スラリ−を3時
間放置した後、厚み6000オングストロ−ムのタング
ステンとチタンブランケットのウエハ、およびテトラエ
チルオルトシリケ−トをプラズマ放電にて二酸化珪素
(SiO2 )膜を形成させたパイロットテストピ−ス
を、実施例1と同じ条件で化学機械研磨を行った。タン
グステンの研磨速度は、2580オングストロ−ム、チ
タンの研磨速度は1360オングストロ−ム、二酸化珪
素(SiO2 )の研磨速度は130オングストロ−ムで
あった。
【0033】
【発明の効果】本発明の研磨剤スラリ−は貯蔵安定性に
優れ、半導体デバイスウエハの研磨剤スラリ−として用
いたときは、向上したタングステン対二酸化珪素除去選
択性を有し、かつ、タングステン、チタンの研磨速度が
向上する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)粒径が0.001〜1μm の砥粒
    0.1〜15重量%、(b)酸化剤 0.5〜15重
    量%、(c)テトラアルキルアンモニウムヒドロキシ
    ド、テトラアリ−ルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
    アルキルホスホニウムヒドロキシドおよびテトラアリ−
    ルホスホニウムヒドロキシドより選ばれた水酸基を有す
    る化合物と無機酸とを反応させて得られたオニウム塩
    0.1〜10重量%、および(d)無機酸または有機
    酸、を含有するpH 1〜6の水性研磨剤スラリ−。
  2. 【請求項2】 オニウム塩が、弗酸塩、硼酸塩、硫酸塩
    および燐酸塩より選ばれたオニウム化合物である、請求
    項1に記載の研磨剤スラリ−。
  3. 【請求項3】 オニウム塩を構成するテトラアルキルア
    ンモニウムヒドロキシドが、テトラメチルアンモニウム
    ヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
    ド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、ジメチル
    ジエチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルエチル
    アンモニウムヒドロキシド、トリエチルメチルアンモニ
    ウムヒドロキシド、トリメチルブチルアンモニウムヒド
    ロキシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシ
    ド、トリメチルブチルアンモニウムヒドロキシド、ジエ
    チルメチルブチルアンモニウムヒドロキシドおよびトリ
    エチルベンジルアンモニウムヒドロキシドより選ばれた
    化合物である、請求項1に記載の研磨剤スラリ−。
  4. 【請求項4】 オニウム塩を構成するテトラアリ−ルア
    ンモニウムヒドロキシドが、テトラフェニルアンモニウ
    ムヒドロキシド、テトラナフチルアンモニウムヒドロキ
    シド、テトラクロロフェニルアンモニウムヒドロキシ
    ド、トリメチルフェニルアンモニウムヒドロキシドより
    選ばれた化合物である、請求項1に記載の研磨剤スラリ
    −。
  5. 【請求項5】 オニウム塩を構成するテトラアルキルホ
    スホニウムヒドロキシドが、テトラメチルホスホニウム
    ヒドロキシド、テトラエチルホスホニウムヒドロキシ
    ド、テトラブチルホスホニウムヒドロキシド、ジメチル
    ジエチルホスホニウムヒドロキシド、トリメチルエチル
    ホスホニウムニウムヒドロキシド、トリエチルメチルホ
    スホニウムヒドロキシド、トリメチルブチルホスホニウ
    ムヒドロキシド、トリメチルベンジルホスホニウムヒド
    ロキシド、トリメチルブチルホスホニウムヒドロキシ
    ド、ジエチルメチルブチルホスホニウムヒドロキシドお
    よびトリエチルベンジルホスホニウムヒドロキシドより
    選ばれた化合物である、請求項1に記載の研磨剤スラリ
    −。
  6. 【請求項6】 オニウム塩を構成するテトラアリ−ルホ
    スホニウムヒドロキシドが、テトラフェニルホスホニウ
    ムヒドロキシド、テトラナフチルホスホニウムヒドロキ
    シド、テトラクロロフェニルホスホニウムヒドロキシ
    ド、トリメチルフェニルホスホニウムヒドロキシドより
    選ばれた化合物である、請求項1に記載の研磨剤スラリ
    −。
  7. 【請求項7】 酸化剤が、過酸化水素水、過酢酸、硝酸
    鉄、フェリシアン化カリウム、アンモニウムセリウムナ
    イトレ−トおよびエチレンジアミンテトラアセテ−トよ
    り選ばれた化合物である、請求項1に記載の研磨剤スラ
    リ−。
  8. 【請求項8】 無機酸が、フッ化水素酸、硫酸、硝酸、
    燐酸、硼酸およびフルオロ珪酸より選ばれた無機酸であ
    る、請求項1に記載の研磨剤スラリ−。
  9. 【請求項9】 有機酸が、酢酸、マレイン酸、フタル
    酸、クエン酸、フマ−ル酸、テトラアルキルアンモニウ
    ム水素マレエ−トおよびテトラアルキルアンモニウム水
    素フタレ−トより選ばれた有機酸である、請求項1に記
    載の研磨剤スラリ−。
  10. 【請求項10】 テトラアルキルアンモニウム水素マレ
    エ−トおよびテトラアルキルアンモニウム水素フタレ−
    トが、テトラメチルアンモニウム水素マレ−ト、テトラ
    エチルアンモニウム水素マレ−ト、トリエチルモノメチ
    ルアンモニウム水素マレ−ト、トリメチルモノエチルア
    ンモニウム水素マレ−ト、テトラメチルアンモニウム水
    素フタレ−ト、テトラエチルアンモニウム水素フタレ−
    ト、トリエチルモノメチルアンモニウム水素マレ−ト、
    トリメチルモノエチルアンモニウム水素マレ−トおよび
    ジエチルジメチルアンモニウム水素フタレ−トより選ば
    れた化合物である、請求項9に記載の研磨剤スラリ−。
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