JP2000016516A - 無人搬送車 - Google Patents
無人搬送車Info
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- JP2000016516A JP2000016516A JP10196606A JP19660698A JP2000016516A JP 2000016516 A JP2000016516 A JP 2000016516A JP 10196606 A JP10196606 A JP 10196606A JP 19660698 A JP19660698 A JP 19660698A JP 2000016516 A JP2000016516 A JP 2000016516A
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- automatic guided
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- Control Of Conveyors (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量物を移載する際の、無人搬送車の転倒を
防止する。 【構成】 無人搬送車のスライドアーム10に、ガイド
ローラ14を設け、物品台4に設けたローラー支持面8
で支持する。
防止する。 【構成】 無人搬送車のスライドアーム10に、ガイド
ローラ14を設け、物品台4に設けたローラー支持面8
で支持する。
Description
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、工場や倉庫、病院、オ
フィス等で物品を搬送する無人搬送車に関し、特に重量
物の搬送に関する。
フィス等で物品を搬送する無人搬送車に関し、特に重量
物の搬送に関する。
【0002】
【従来技術】無人搬送車は、工場や倉庫、病院、オフィ
ス等のステーション間で物品を搬送するものであるが、
より重量物の物品を搬送することが求められている。ス
テーションでの物品の移載では、スライドアームやスカ
ラアーム等を物品側に伸ばしてすくい上げる、あるいは
物品を載せたスライドアームやスカラアームを物品台側
に伸ばして、物品台に物品を下ろす必要がある。ここで
アームを伸ばしているため、物品の重量が大きいと、無
人搬送車やアームが倒れる恐れがあった。
ス等のステーション間で物品を搬送するものであるが、
より重量物の物品を搬送することが求められている。ス
テーションでの物品の移載では、スライドアームやスカ
ラアーム等を物品側に伸ばしてすくい上げる、あるいは
物品を載せたスライドアームやスカラアームを物品台側
に伸ばして、物品台に物品を下ろす必要がある。ここで
アームを伸ばしているため、物品の重量が大きいと、無
人搬送車やアームが倒れる恐れがあった。
【0003】
【発明の課題】請求項1の発明の課題は、重量物を移載
しても、移載装置が傾いたり、無人搬送車が倒れたりす
ることを防止することにある。請求項2の発明の追加の
課題は、簡単で摩耗や発塵の少ない機構で、移載装置が
傾いたり倒れたりするのを防止することにある。請求項
3の発明の追加の課題は、移載のため物品を昇降させて
も、転倒防止用の回動部材の上下位置を一定に保ち、確
実に転倒を防止することにある。
しても、移載装置が傾いたり、無人搬送車が倒れたりす
ることを防止することにある。請求項2の発明の追加の
課題は、簡単で摩耗や発塵の少ない機構で、移載装置が
傾いたり倒れたりするのを防止することにある。請求項
3の発明の追加の課題は、移載のため物品を昇降させて
も、転倒防止用の回動部材の上下位置を一定に保ち、確
実に転倒を防止することにある。
【0004】
【発明の構成】請求項1の発明は、無人搬送車本体から
突出し、先端部で物品を支持する移載装置を搭載した無
人搬送車において、前記移載装置に、無人搬送車本体か
ら突出した状態の移載装置が下方に傾くのを防止する転
倒防止手段を設けたことを特徴とする。ここに移載装置
には、スライドアームやスカラーアーム等を用いる。移
載は物品の底部をすくい上げることで行っても、物品頭
部をつまみ上げることで行っても良い。転倒防止手段に
は、ガイドローラー、ボール等の回動手段の他に、クロ
ーラーベルトや、移載装置の前後進と逆向きに運動する
脚体等を用いても良い。
突出し、先端部で物品を支持する移載装置を搭載した無
人搬送車において、前記移載装置に、無人搬送車本体か
ら突出した状態の移載装置が下方に傾くのを防止する転
倒防止手段を設けたことを特徴とする。ここに移載装置
には、スライドアームやスカラーアーム等を用いる。移
載は物品の底部をすくい上げることで行っても、物品頭
部をつまみ上げることで行っても良い。転倒防止手段に
は、ガイドローラー、ボール等の回動手段の他に、クロ
ーラーベルトや、移載装置の前後進と逆向きに運動する
脚体等を用いても良い。
【0005】好ましくは、移載装置に伸縮自在なアーム
を設けて、前記転倒防止手段を、該アームの先端部付近
に設けて物品台に接する回動手段とする。さらに好まし
くは、アームの先端部付近に、物品を昇降させるための
リフターを設ける。
を設けて、前記転倒防止手段を、該アームの先端部付近
に設けて物品台に接する回動手段とする。さらに好まし
くは、アームの先端部付近に、物品を昇降させるための
リフターを設ける。
【0006】
【発明の作用と効果】請求項1の発明について、作用効
果を説明する。請求項1の発明では、移載装置が傾くこ
とを防止するための転倒防止手段を設ける。このため重
量物を移載しても移載装置が傾くことを防止でき、安定
に重量物を搬送でき、無人搬送車の車体を大きくする等
の負担無しに、重量物を搬送できる。
果を説明する。請求項1の発明では、移載装置が傾くこ
とを防止するための転倒防止手段を設ける。このため重
量物を移載しても移載装置が傾くことを防止でき、安定
に重量物を搬送でき、無人搬送車の車体を大きくする等
の負担無しに、重量物を搬送できる。
【0007】請求項2の発明では、移載装置に伸縮自在
なアームを設け、アームの先端部付近に、物品台に接す
る回動手段からなる転倒防止手段を設けるので、小さな
摩擦で滑らかに移載装置への加重を支持できる。そして
回動手段が受ける摩擦が小さいので、発塵が少なく、ク
リーンルーム等での物品の搬送に適している。
なアームを設け、アームの先端部付近に、物品台に接す
る回動手段からなる転倒防止手段を設けるので、小さな
摩擦で滑らかに移載装置への加重を支持できる。そして
回動手段が受ける摩擦が小さいので、発塵が少なく、ク
リーンルーム等での物品の搬送に適している。
【0008】請求項3の発明では、アームの先端部付近
に物品を昇降させるためのリフターを設ける。このため
無人搬送車本体側にリフターを設ける場合と異なり、物
品の昇降のためにリフターを駆動しても、回動手段の上
下位置が変わらず、確実に転倒を防止できる。
に物品を昇降させるためのリフターを設ける。このため
無人搬送車本体側にリフターを設ける場合と異なり、物
品の昇降のためにリフターを駆動しても、回動手段の上
下位置が変わらず、確実に転倒を防止できる。
【0009】
【実施例】図1〜図3に、実施例の無人搬送車を示す。
図1において、2は物品で、固定の物品台4の上に戴置
され、6は物品台4に設けた凹部で、その両側に平滑な
ローラー支持面8が設けてある。10は無人搬送車に設
けたスライドアームで、それ自体として公知であり、3
段のアーム11,12,13からなり、アーム11に対
してアーム12がスライドし、アーム12に対してアー
ム13がスライドする。そして実施例では、3段目のア
ーム13の両側部にガイドローラー14を一対設ける。
16はアーム13に設けた旋回テーブルで、旋回テーブ
ル16上にリフター18を設けて、戴置台20を昇降さ
せ、物品2を物品台4との間で移載する。
図1において、2は物品で、固定の物品台4の上に戴置
され、6は物品台4に設けた凹部で、その両側に平滑な
ローラー支持面8が設けてある。10は無人搬送車に設
けたスライドアームで、それ自体として公知であり、3
段のアーム11,12,13からなり、アーム11に対
してアーム12がスライドし、アーム12に対してアー
ム13がスライドする。そして実施例では、3段目のア
ーム13の両側部にガイドローラー14を一対設ける。
16はアーム13に設けた旋回テーブルで、旋回テーブ
ル16上にリフター18を設けて、戴置台20を昇降さ
せ、物品2を物品台4との間で移載する。
【0010】図2は、物品台4と無人搬送車30との関
係を示す平面図で、無人搬送車30にはターンテーブル
32を搭載し、ターンテーブル32上に前記のスライド
アーム10を搭載する。ターンテーブル32,スライド
アーム10,旋回テーブル16,リフター18が移載手
段を構成する。また31は、無人搬送車30の例えば4
箇所に設けた荷台で、物品2を載せるためのものであ
る。アーム13の先端にはCCDカメラ22等のカメラ
を設け、凹部6の入り口付近に設けたマーク24を認識
して、物品台4を基準とする固定の絶対座標系と、無人
搬送車30を基準とする座標系との間の座標変換を行
い、物品台4に対する無人搬送車30の停止位置の誤差
を補正して、物品2を正確に移載できるようにする。
係を示す平面図で、無人搬送車30にはターンテーブル
32を搭載し、ターンテーブル32上に前記のスライド
アーム10を搭載する。ターンテーブル32,スライド
アーム10,旋回テーブル16,リフター18が移載手
段を構成する。また31は、無人搬送車30の例えば4
箇所に設けた荷台で、物品2を載せるためのものであ
る。アーム13の先端にはCCDカメラ22等のカメラ
を設け、凹部6の入り口付近に設けたマーク24を認識
して、物品台4を基準とする固定の絶対座標系と、無人
搬送車30を基準とする座標系との間の座標変換を行
い、物品台4に対する無人搬送車30の停止位置の誤差
を補正して、物品2を正確に移載できるようにする。
【0011】図3に、物品2を物品台4から無人搬送車
30へ移載中の状態を示す。無人搬送車30が物品台4
の付近の基準位置に停止すると、ターンテーブル32を
旋回させ、次いでスライドアーム10を伸ばしてアーム
13を凹部6へと差し込む。この時CCDカメラ22
が、凹部6の入り口付近にあるマーク24を認識し、物
品台4に固定の絶対座標系での無人搬送車30の停止位
置を認識する。物品2の位置は、教示時に予め絶対座標
系で無人搬送車30に記憶させてあるので、絶対座標系
での無人搬送車30の現在位置が分かれば、必要なアー
ム10の移動量やターンテーブル32の回動量が分か
る。またリフター18に必要な昇降量は、荷台31に対
する物品台4の相対的高さが一定であれば、教示時の昇
降量をそのまま用いればよい。このようにして得たスラ
イドアームの移動量やターンテーブル32の回動量に従
ってこれらを動作させ、アーム13を凹部6の奥へと差
し込む。
30へ移載中の状態を示す。無人搬送車30が物品台4
の付近の基準位置に停止すると、ターンテーブル32を
旋回させ、次いでスライドアーム10を伸ばしてアーム
13を凹部6へと差し込む。この時CCDカメラ22
が、凹部6の入り口付近にあるマーク24を認識し、物
品台4に固定の絶対座標系での無人搬送車30の停止位
置を認識する。物品2の位置は、教示時に予め絶対座標
系で無人搬送車30に記憶させてあるので、絶対座標系
での無人搬送車30の現在位置が分かれば、必要なアー
ム10の移動量やターンテーブル32の回動量が分か
る。またリフター18に必要な昇降量は、荷台31に対
する物品台4の相対的高さが一定であれば、教示時の昇
降量をそのまま用いればよい。このようにして得たスラ
イドアームの移動量やターンテーブル32の回動量に従
ってこれらを動作させ、アーム13を凹部6の奥へと差
し込む。
【0012】するとガイドローラー14,14は凹部6
の両側のローラー支持面8,8に接して、支持面8上を
回転しながら、アーム13が前進する。そしてアーム1
3を所定位置まで前進させると、リフター18で戴置台
20を上昇させて、物品2をすくい上げる。この時物品
2からの荷重がアーム13を傾けるように加わるが、戴
置台20の下部の位置でガイドローラー14がローラー
支持面8により支えられるので、アーム13が傾くこと
がない。従って無人搬送車30が転倒したり、アーム1
3が傾いて物品2が台4等に衝突する等のトラブルを防
止できる。ガイドローラ14の好ましい位置はアーム1
3で、特に戴置台20の下部あるいはアーム13の最先
端部が好ましい。
の両側のローラー支持面8,8に接して、支持面8上を
回転しながら、アーム13が前進する。そしてアーム1
3を所定位置まで前進させると、リフター18で戴置台
20を上昇させて、物品2をすくい上げる。この時物品
2からの荷重がアーム13を傾けるように加わるが、戴
置台20の下部の位置でガイドローラー14がローラー
支持面8により支えられるので、アーム13が傾くこと
がない。従って無人搬送車30が転倒したり、アーム1
3が傾いて物品2が台4等に衝突する等のトラブルを防
止できる。ガイドローラ14の好ましい位置はアーム1
3で、特に戴置台20の下部あるいはアーム13の最先
端部が好ましい。
【0013】ここまでの過程の、ターンテーブル32の
回動量やスライドアーム10の移動量は既知で、これと
逆向きに同じ回動量や移動量だけターンテーブル32と
スライドアーム10とを運動させれば、物品2は荷台3
1の真上に戻る。まずスライドアーム10を縮めて、物
品2を物品台4から引き出す。この過程でアーム13に
加わる荷重はガイドローラー14により支えられ、しか
もローラーを用いているので、滑らかにスライドアーム
10を戻すことができる。物品2を物品台4から引き出
した後、スライドアーム10を完全に復帰させる手前の
位置で、ターンテーブル32を回動させる。この時旋回
テーブル16をターンテーブル32と逆向きに同じ角度
だけ回動させる。このようにすると、ターンテーブル3
2を回動させても物品2の姿勢が変化せず、荷台31の
真上に物品2の4隅を揃えることができる。ここまでは
戴置台20はリフター18により上昇した姿勢を保ち、
この後リフター18により戴置台20を下降させて、物
品2を4つの荷台31の上に載せる。これによって移載
が終了する。
回動量やスライドアーム10の移動量は既知で、これと
逆向きに同じ回動量や移動量だけターンテーブル32と
スライドアーム10とを運動させれば、物品2は荷台3
1の真上に戻る。まずスライドアーム10を縮めて、物
品2を物品台4から引き出す。この過程でアーム13に
加わる荷重はガイドローラー14により支えられ、しか
もローラーを用いているので、滑らかにスライドアーム
10を戻すことができる。物品2を物品台4から引き出
した後、スライドアーム10を完全に復帰させる手前の
位置で、ターンテーブル32を回動させる。この時旋回
テーブル16をターンテーブル32と逆向きに同じ角度
だけ回動させる。このようにすると、ターンテーブル3
2を回動させても物品2の姿勢が変化せず、荷台31の
真上に物品2の4隅を揃えることができる。ここまでは
戴置台20はリフター18により上昇した姿勢を保ち、
この後リフター18により戴置台20を下降させて、物
品2を4つの荷台31の上に載せる。これによって移載
が終了する。
【0014】なお無人搬送車30から物品台4へ物品2
を移載する場合の動作は前記の逆で、リフター18を用
いて物品2を荷台31から持ち上げ、スライドアーム1
0をやや伸ばして、CCDカメラ22でマーク24を認
識する。これによって動作量を決定し、ターンテーブル
32を必要な回動量だけ回動させ、旋回テーブル16を
ターンテーブル32と逆向きに同じ角度だけ回動させ
て、物品2の姿勢が変化するのを防止する。この時スラ
イドアーム10は物品台4側に僅かに伸びた状態にあ
り、ここで物品2を旋回させても、他の無人搬送車や他
の物品等に衝突する恐れがない。そしてスライドアーム
10をさらに前進させ、物品2からアーム13に加わる
荷重をガイドローラー14で支え、所定位置までアーム
13を前進させる。この後、リフター18を駆動して戴
置台20を下降させ、物品2を物品台4に戴置する。
を移載する場合の動作は前記の逆で、リフター18を用
いて物品2を荷台31から持ち上げ、スライドアーム1
0をやや伸ばして、CCDカメラ22でマーク24を認
識する。これによって動作量を決定し、ターンテーブル
32を必要な回動量だけ回動させ、旋回テーブル16を
ターンテーブル32と逆向きに同じ角度だけ回動させ
て、物品2の姿勢が変化するのを防止する。この時スラ
イドアーム10は物品台4側に僅かに伸びた状態にあ
り、ここで物品2を旋回させても、他の無人搬送車や他
の物品等に衝突する恐れがない。そしてスライドアーム
10をさらに前進させ、物品2からアーム13に加わる
荷重をガイドローラー14で支え、所定位置までアーム
13を前進させる。この後、リフター18を駆動して戴
置台20を下降させ、物品2を物品台4に戴置する。
【0015】実施例の効果を示す。物品2からアーム1
3に加わる力は、ガイドローラー14により支えられ、
重い物品を移載しても、無人搬送車30が傾いたり、物
品2が物品台4と衝突したりする恐れがない。またガイ
ドローラー14を用いるので、アーム10を滑らかに伸
縮でき、摩擦が少なく、発塵も少ない。リフター18を
アーム13に搭載しているので、リフター18を駆動し
てもアーム13の高さ位置は変わらず、ガイドローラー
14で加重を支えることができる。
3に加わる力は、ガイドローラー14により支えられ、
重い物品を移載しても、無人搬送車30が傾いたり、物
品2が物品台4と衝突したりする恐れがない。またガイ
ドローラー14を用いるので、アーム10を滑らかに伸
縮でき、摩擦が少なく、発塵も少ない。リフター18を
アーム13に搭載しているので、リフター18を駆動し
てもアーム13の高さ位置は変わらず、ガイドローラー
14で加重を支えることができる。
【0016】CCDカメラ22でマーク24を検出する
ことにより、ターンテーブル32の回動量等を正確に定
め、正確な移載ができる。このため物品台4に対する無
人搬送車30の停止位置への制限が緩やかになる。さら
にターンテーブル32以外に旋回テーブル16を設ける
ので、ターンテーブル32を回動させても、物品2の姿
勢を一定に保つことができる。また物品2を戴置台20
に戴置した状態での回動は、スライドアーム10をやや
物品台4側に伸ばした状態で行うので、大きな物品2を
載せている場合でも、他の無人搬送車等に衝突する恐れ
がない。
ことにより、ターンテーブル32の回動量等を正確に定
め、正確な移載ができる。このため物品台4に対する無
人搬送車30の停止位置への制限が緩やかになる。さら
にターンテーブル32以外に旋回テーブル16を設ける
ので、ターンテーブル32を回動させても、物品2の姿
勢を一定に保つことができる。また物品2を戴置台20
に戴置した状態での回動は、スライドアーム10をやや
物品台4側に伸ばした状態で行うので、大きな物品2を
載せている場合でも、他の無人搬送車等に衝突する恐れ
がない。
【0017】図4に変形例の要部を示す。この変形例で
は、リフター18をターンテーブル32側に設け、アー
ム13の先端に昇降部34を設けて、その底面に回動自
在のボール36を保持させる。そして昇降部34は、リ
フター18によるスライドアーム10の上下動と逆向き
に同じ高さだけ運動するものとし、リフター18を駆動
しても、ボール36が絶えず凹部6の底面に接触するよ
うにする。ボール36が凹部6の底面上を回動するの
で、ローラー支持面8は不要である。図4に示したよう
に、リフター18はアーム13側に設ける必要はなく、
ターンテーブル32側に設けても良い。また実施例で
は、旋回テーブル16の上部にリフター18を搭載した
が、逆にリフター18の上部に旋回テーブル16を搭載
しても良い。さらにガイドローラー14やボール36の
好ましい位置は、戴置台20の下部やアーム13の最先
端部付近である。さらにこの変形例では、スライドアー
ム10に替えてスカラアームを用い、その先端部等の底
面にボール36を配置しても良く、アームは伸縮自在な
アームであれば良い。
は、リフター18をターンテーブル32側に設け、アー
ム13の先端に昇降部34を設けて、その底面に回動自
在のボール36を保持させる。そして昇降部34は、リ
フター18によるスライドアーム10の上下動と逆向き
に同じ高さだけ運動するものとし、リフター18を駆動
しても、ボール36が絶えず凹部6の底面に接触するよ
うにする。ボール36が凹部6の底面上を回動するの
で、ローラー支持面8は不要である。図4に示したよう
に、リフター18はアーム13側に設ける必要はなく、
ターンテーブル32側に設けても良い。また実施例で
は、旋回テーブル16の上部にリフター18を搭載した
が、逆にリフター18の上部に旋回テーブル16を搭載
しても良い。さらにガイドローラー14やボール36の
好ましい位置は、戴置台20の下部やアーム13の最先
端部付近である。さらにこの変形例では、スライドアー
ム10に替えてスカラアームを用い、その先端部等の底
面にボール36を配置しても良く、アームは伸縮自在な
アームであれば良い。
【0018】図4に示したように、物品2からの加重を
支えて転倒を防止するための手段は、ガイドローラー1
4には限らない。特に図4の変形例では、凹部6の底面
でボール36を支えることができ、ローラー支持面8を
設ける必要がない。また転倒防止手段はローラーやボー
ルに限らず、例えばクローラーベルト等を用いて、アー
ム13の前後進により、ベルトが従動するようにしても
良い。あるいは図4の変形例で、ボール36に代えて凹
部6の底面に当接する脚体を設け、この脚体をアーム1
3の左右に沿ってスライド自在にし、あるいは脚体の底
部にローラーやボール等を設けても良い。さらにガイド
ローラー14やボール36は常時ローラー支持面8や凹
部6の底面等に接触する必要はなく、常時はこれらから
僅かに浮いて、物品2からのトルクが加わった時のみ、
ローラー支持面8等に接触するようにしても良い。
支えて転倒を防止するための手段は、ガイドローラー1
4には限らない。特に図4の変形例では、凹部6の底面
でボール36を支えることができ、ローラー支持面8を
設ける必要がない。また転倒防止手段はローラーやボー
ルに限らず、例えばクローラーベルト等を用いて、アー
ム13の前後進により、ベルトが従動するようにしても
良い。あるいは図4の変形例で、ボール36に代えて凹
部6の底面に当接する脚体を設け、この脚体をアーム1
3の左右に沿ってスライド自在にし、あるいは脚体の底
部にローラーやボール等を設けても良い。さらにガイド
ローラー14やボール36は常時ローラー支持面8や凹
部6の底面等に接触する必要はなく、常時はこれらから
僅かに浮いて、物品2からのトルクが加わった時のみ、
ローラー支持面8等に接触するようにしても良い。
【0019】図5に実施例の制御系を示す。38は制御
部で、CCDカメラ22でマーク24を撮影すると、現
在位置認識部39で絶対座標系に対する無人搬送車30
の停止位置を求め、教示データ記憶部40に記憶した絶
対座標系での移載目標位置との差から、処理部41でタ
ーンテーブル32の回動量θやスライドアーム10の伸
縮量Δr等を求める。リフター18の昇降量は、前記の
ように教示データの値をそのまま用いる。また旋回テー
ブル16の回動量は、ターンテーブル32の回動量θに
対して−θとする。
部で、CCDカメラ22でマーク24を撮影すると、現
在位置認識部39で絶対座標系に対する無人搬送車30
の停止位置を求め、教示データ記憶部40に記憶した絶
対座標系での移載目標位置との差から、処理部41でタ
ーンテーブル32の回動量θやスライドアーム10の伸
縮量Δr等を求める。リフター18の昇降量は、前記の
ように教示データの値をそのまま用いる。また旋回テー
ブル16の回動量は、ターンテーブル32の回動量θに
対して−θとする。
【図1】 実施例での無人搬送車と物品台間の移載を
示す図
示す図
【図2】 実施例での無人搬送車と物品台間の移載を
示す平面図
示す平面図
【図3】 実施例での無人搬送車と物品台間の移載を
示す、部分切り欠き部付き側面図
示す、部分切り欠き部付き側面図
【図4】 変形例での転倒防止手段を示す、部分切り
欠き部付き側面図
欠き部付き側面図
【図5】 実施例での無人搬送車の制御機構を示すブ
ロック図
ロック図
2 物品 4 物品台 6 凹部 8 ローラー支持面 10 スライドアーム 11〜13 アーム 14 ガイドローラー 16 旋回テーブル 18 リフター 20 載置台 22 CCDカメラ 24 マーク 30 無人搬送車 31 荷台 32 ターンテーブル 34 昇降部 36 ボール 38 制御部 39 現在位置認識部 40 教示データ記憶部 41 処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 KK05 LL07 LL19 MM52 NN02 NN08 NN13 QQ17 3F027 AA10 CA01 DA02 EA01 FA02 FA18 3F044 AA01 AB25 CA07 CE02 CE07 CE16 CE24 CE27 CE30 CE46 3F060 AA01 BA00 CA12 DA09 DA10 EA07 EB02 EB05 EC02 EC06 EC10 FA03 FA07 HA00 HA28 HA31 3F072 AA06 GA03 GE05 GF04 KB11 KD19 KE22 KE24
Claims (3)
- 【請求項1】 無人搬送車本体から突出し、先端部で物
品を支持する移載装置を搭載した無人搬送車において、 前記移載装置に、無人搬送車本体から突出した状態の移
載装置が下方に傾くのを防止する転倒防止手段を設けた
ことを特徴とする、無人搬送車。 - 【請求項2】 移載装置に伸縮自在なアームを設けて、
前記転倒防止手段を、該アームの先端部付近に設けて物
品台に接する回動手段としたことを特徴とする、請求項
1の無人搬送車。 - 【請求項3】 前記アームの先端部付近に、物品を昇降
させるためのリフターを設けたことを特徴とする、請求
項2の無人搬送車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10196606A JP2000016516A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 無人搬送車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10196606A JP2000016516A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 無人搬送車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016516A true JP2000016516A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16360559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10196606A Pending JP2000016516A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 無人搬送車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000016516A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011032001A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Murata Machinery Ltd | 搬送車システム |
JP2017030378A (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-09 | Jfeエンジニアリング株式会社 | バッテリ保管設備 |
CN110316281A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-10-11 | 广州市中立智能装备科技有限公司 | 一种背负式的agv搬运车 |
US20230173670A1 (en) * | 2021-12-07 | 2023-06-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, system, information processing method, method of manufacturing products, and recording medium |
CN118108009A (zh) * | 2024-04-30 | 2024-05-31 | 四川职业技术学院 | 一种小型电子器件生产抓取机械结构 |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP10196606A patent/JP2000016516A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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