JP2011032001A - 搬送車システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送車システム1は、ステーション7と、物品Cをステーション7との間で移載可能な搬送車5とを備えている。ステーション7は、上下方向に昇降可能な昇降台27を含む昇降装置25を有している。搬送車5は、ステーション7に対して横方向に移動可能なスライドフォーク17を含むスライドフォーク機構13を有している。搬送車5からステーション7に物品Cを移載する場合は、以下の動作が行われる。昇降装置25は昇降台27を下方位置に配置しており、スライドフォーク機構13は物品Cが載ったスライドフォーク17を突出させることでスライドフォーク17を昇降台27の上方に配置する。次に、昇降装置25は昇降台27を上昇させることで昇降台27の上に物品Cを載せる。
【選択図】図1
Description
ステーションから搬送車に物品を移載する場合は、以下の動作が行われる。
・昇降装置は、昇降台の上に物品を載せた状態で昇降台を上方位置に配置する。
・横方向移載装置は、横方向移動部材を突出させることで横方向移動部材を昇降台の下方に配置する。
・昇降装置は、昇降台を下降させることで物品を横方向移動部材の上に置く。
・横方向移載装置は、横方向移動部材を引っ込めることで物品を搬送車に移載する。
搬送車からステーションに物品を移載する場合は、以下の動作が行われる。
・昇降装置は、昇降台を下方位置に配置する。
・横方向移載装置は、物品が載った横方向移動部材を突出させることで横方向移動部材を昇降台の上方に配置する。
・昇降装置は、昇降台を上昇させることで昇降台の上に物品を載せる。
この搬送車システムでは、物品の移載はステーションの昇降装置と搬送車の横方向移載装置の協働作業によって行われる。具体的には、昇降装置は昇降動作によって物品を搬送車の横方向移動部材の上に置いたり横方向移動部材の上から取っていったりする。以上の動作において、横方向移動部材の荷重が昇降装置に作用することがない。また、横方向移動部材は物品を乗せた状態で突出した状態と引っ込んだ状態とを繰り返す。以上の動作においては、昇降装置の荷重が横方向移動部材に作用することがない。以上より、各装置の剛性を低くすることができ、その結果、搬送車システムの移載を行う装置のコストが低くなる。
この搬送車システムでは、昇降装置が横移動をすることができるので、他の装置(例えば、ピック&プレース装置)を別途設けるよりコストを低くできる。
この搬送車システムでは、物品が置かれた横方向移動部材が移動するときに、物品の荷重はステーションの上側走行面によって受けられている。したがって、横方向移動部材に大きな荷重が作用することがない。その結果、横方向移動部材の剛性を落として、搬送車システムの移載を行う装置のコストをさらに低くすることができる。
図1を用いて、搬送車システム1を説明する。図1は、本発明の一実施形態としての搬送車システムの部分模式平面図である。
搬送車5は、工場内のクリーンルーム内を自動走行して、ステーション7間でガラス基板やカセット等の物品Cを搬送する。
ステーション7は、レール3の近傍に配置されており、例えば処理装置の入口ポートまたは/および出口ポートの機能を有している。
一対の走行面部材24は、スライドフォーク17が伸びる図左右方向に平行に延びており、両者間には隙間が確保されている。昇降台27は、この隙間を上下に移動可能になっている(後述)。
レール3は、図1の上下方向に延びている。ステーション7の第1受け渡し場所21はレール3の左側近傍に配置され、第2受け渡し場所23は第1受け渡し場所21から左側に所定距離だけ離れた位置に配置されている。
図2を用いて、搬送車システム1の制御構成を説明する。図2は、搬送車システムの制御構成を示すブロック構成図である。
搬送車内コントローラ35は、走行モータ9およびフォーク駆動機構19に接続され、それぞれに駆動信号を送信できる。
なお、図示していないが、ステーション・コントローラ33および搬送車内コントローラ35には、他の駆動部やセンサが接続されている。
ステーション7は、上下方向に昇降可能な昇降台27を含む昇降装置25を有しており、搬送車5は、ステーション7に対して横方向に移動可能なスライドフォーク17を含むスライドフォーク機構13を有している。以上に述べたステーション7の昇降装置25と搬送車5のスライドフォーク機構13とが協働することで、搬送車システム1における移載機構が実現されている。移載作業時に、スライドフォーク機構13はスライドフォーク17を伸縮させる動作を行うだけであり、昇降装置25は昇降台27上下方向に移動させるだけである。このように各装置の動作が単純であるので、構造が簡単になる。また、各装置に作用する荷重が低減できるので、装置の強度を低くすることができる。
以下、物品移載動作の詳細について説明する。
図3〜図14を用いて、搬送車5とステーション7との間での物品の移載動作を説明する。図3〜図7は、移載動作の過程を説明するための模式平面図である。図8〜図12は、移載動作の過程を説明するための模式正面図である。図13は、ステーション・コントローラの移載制御動作を示すフローチャートである。図14は、搬送車コントローラの移載制御動作を示すフローチャートである。
図3および図8に示すように、最初に、物品Cを積んだ搬送車5がステーション7の第1受け渡し場所21前に停止する。このとき、昇降装置25の昇降台27は、ステーション7の第2受け渡し場所23の下方位置に配置されている。
図13を用いて、ステーション・コントローラ33の制御動作について説明する。
ここでは、図3および図8に示すように、搬送車5がステーション7の前に停止した状態からの制御動作を説明する。
図14を用いて、搬送車内コントローラ35の制御動作について説明する。
ここでは、図3および図8に示すように、搬送車5がステーション7の前に停止した状態からの制御動作を説明する。
以下、ステーション7から搬送車5に物品Cを移載する動作を説明する。
図7および図12に示すように、最初に、空の搬送車5がステーション7の第1受け渡し場所21前に停止する。このとき、昇降装置25の昇降台27は、ステーション7の第2受け渡し場所23の上方位置に物品Cを載せて配置されている。
図15を用いて、ステーション・コントローラ33の制御動作について説明する。
ここでは、図7および図12に示すように、空の搬送車5がステーション7の前に停止した状態からの制御動作を説明する。
図16を用いて、搬送車内コントローラ35の制御動作について説明する。
ここでは、図7および図12に示すように、空の搬送車5がステーション7の前に停止した状態からの制御動作を説明する。
搬送車システム1は、ステーション7と、物品Cをステーション7との間で移載可能な搬送車5とを備えている。ステーション7は、上下方向に昇降可能な昇降台27を含む昇降装置25を有している。搬送車5は、ステーション7に対して横方向に移動可能なスライドフォーク17を含むスライドフォーク機構13を有している。ステーション7から搬送車5に物品Cを移載する場合は、以下の動作が行われる。
・昇降装置25は、昇降台27の上に物品Cを載せた状態で昇降台27を上方位置に配置している(S21)。
・スライドフォーク機構13は、スライドフォーク17を突出させることでスライドフォーク17を昇降台27の下方に配置する(S32)。
・昇降装置25は、昇降台27を下降させることで物品Cをスライドフォーク17の上に置く(S23)。
・スライドフォーク機構13は、スライドフォーク17を引っ込めることで物品Cを搬送車5に移載する(S34)。
搬送車5からステーション7に物品Cを移載する場合は、以下の動作が行われる。
・昇降装置25は、昇降台27を下方位置に配置する(S1)。
・スライドフォーク機構13は、物品Cが載ったスライドフォーク17を突出させることでスライドフォーク17を昇降台27の上方に配置する(S12)。
・昇降装置25は、昇降台27を上昇させることで昇降台27の上に物品Cを載せる(S3)。
この搬送車システム1では、物品Cの移載はステーション7の昇降装置25と搬送車5のスライドフォーク機構13の協働作業によって行われる。具体的には、昇降装置25は昇降動作によって物品Cを搬送車5のスライドフォーク17の上に置いたりスライドフォーク17の上から取っていったりする。以上の動作においては、スライドフォーク17の荷重が昇降装置25に作用することがない。また、スライドフォーク17は物品Cを乗せた状態で突出した状態と引っ込んだ状態とを繰り返す。以上の動作においては、昇降装置25の荷重がスライドフォーク17に作用することがない。以上より、各装置の剛性を低くすることができ、その結果、搬送車システム1の移載装置のコストが低くなる。
この搬送車システム1では、昇降装置25が横移動をすることができるので、他の装置(例えば、ピック&プレース装置)を別途設けるよりコストを低くできる。
この搬送車システム1では、物品Cが置かれたスライドフォーク17が移動するときに、物品Cの荷重はステーション7の走行面部材24によって受けられている。したがって、スライドフォーク17に大きな荷重が作用することがない。その結果、スライドフォーク17の剛性を落として、搬送車システム1の移載装置のコストをさらに低くすることができる。
・一般には、搬送車が天井を走行する搬送車システムでは、搬送車の重量を大きくしないことが要請されている。それに対して、本実施形態では、搬送車5に搭載されているのがスライドフォーク機構13のみとなるので、軽量化という好ましい効果が得られる。
・一般には、搬送車クリーンルーム内を走行する搬送車システムでは、クリーン度を低下させ無いことが要請されている。それに対して、本実施形態では、搬送車5に搭載されているのがスライドフォーク機構13のみとなるので、簡単な構造によってクリーン度を低下させにくいという好ましい結果が得られる。
・搬送車が天井を走行すする搬送車システムでは、搬送車の高さをあまり高くしないことが要請されている。それに対して、本実施形態では、搬送車5に搭載されているがスライドフォーク機構13のみとなるので、搬送車の高さを低くできるという好ましい結果が得られる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図17を用いて、他の実施形態を説明する。図17は、他の実施形態における搬送車システムの部分模式面図である。
図18に示す搬送車システム201では、搬送車205は天井を走行しており、ステーション207は搬送車205に対してかなり低い位置に配置されている。ただし、ステーション207の平面視における位置は前記実施形態とは異なっており、第1受け渡し位置と第2受け渡し位置がレールと平行に並ぶようになっている。搬送車システム201は、リフタ208をさらに有している。
搬送車は天井に吊されたレール203上を走行する。
搬送車システム201’は、横方向移動機構231と、それに搭載された昇降装置225とを有している。横方向移動機構231は、例えば床面を走行しており、レール3からかなり下方に配置されている。昇降装置225は、レール203付近の高い位置と床面付近の低い位置との間で伸縮してFOUPを昇降可能である。
搬送車システム201’は、例えば、図1に示す実施形態に適用可能である。
3 レール
5 搬送車
7 ステーション
8 車輪
9 走行モータ
13 スライドフォーク機構(横方向移載装置)
15 レール
17 スライドフォーク(横方向移動部材)
17a 突出方向先端
18 ローラ
19 フォーク駆動機構
21 第1受け渡し場所
23 第2受け渡し場所
24 走行面部材
25 昇降装置
27 昇降台
29 昇降駆動機構
31 横方向移動機構(移動機構)
33 ステーション・コントローラ
35 搬送車内コントローラ
101 搬送車システム
103 レール
105 搬送車
107 ステーション
108 リフタ
109 昇降台
110 昇降駆動機構
117 スライドフォーク
201 搬送車システム
205 搬送車
207 ステーション
208 リフタ
209 昇降台
210 昇降駆動機構
217 スライドフォーク
C 物品
Claims (3)
- ステーションと、
物品を前記ステーションとの間で移載可能な搬送車とを備え、
前記ステーションは、上下方向に昇降可能な昇降台を含む昇降装置を有しており、
前記搬送車は、前記ステーションに対して横方向に移動可能な横方向移動部材を含む横方向移載装置を有しており、
前記ステーションから前記搬送車に前記物品を移載する場合は、前記昇降装置は前記昇降台の上に前記物品を載せた状態で前記昇降台を上方位置に配置しており、前記横方向移載装置は前記横方向移動部材を突出させることで前記横方向移動部材を前記昇降台の下方に配置し、前記昇降装置は前記昇降台を下降させることで前記物品を前記横方向移動部材の上に置き、前記横方向移載装置は前記横方向移動部材を引っ込めることで前記物品を前記搬送車に移載し、
前記搬送車から前記ステーションに前記物品を移載する場合は、前記昇降装置は前記昇降台を下方位置に配置しており、前記横方向移載装置は前記物品が載った前記横方向移動部材を突出させることで前記横方向移動部材を前記昇降台の上方に配置し、前記昇降装置は前記昇降台を上昇させることで前記昇降台の上に前記物品を載せる、
搬送車システム。 - 前記昇降装置を横方向に移動させるための移動機構をさらに備えている、請求項1に記載の搬送車システム。
- 前記横方向移載装置は、前記横方向移動部材の先端部に設けられたローラをさらに有しており、
前記ステーションは、前記横方向移動部材が移動するときに前記ローラが走行する上側走行面をさらに有している、請求項1または2に記載の搬送車システム。
Priority Applications (1)
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