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JP2000049666A - 等化器及び等化方法 - Google Patents

等化器及び等化方法

Info

Publication number
JP2000049666A
JP2000049666A JP10217549A JP21754998A JP2000049666A JP 2000049666 A JP2000049666 A JP 2000049666A JP 10217549 A JP10217549 A JP 10217549A JP 21754998 A JP21754998 A JP 21754998A JP 2000049666 A JP2000049666 A JP 2000049666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
error signal
equalizer
tap coefficient
threshold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10217549A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sudo
浩章 須藤
Mitsuru Uesugi
充 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10217549A priority Critical patent/JP2000049666A/ja
Publication of JP2000049666A publication Critical patent/JP2000049666A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 等化器のタップ係数の精度をあげ、しか
も、タップ係数更新の演算量の増加を抑えて収束速度を
保ち、回線の変動に追従する。 【解決手段】 判定器116にて誤差信号と閾値t1と
の大小関係を判定する。論理積器117にて、接続スイ
ッチ114及び切替スイッチ118を制御し、メッセー
ジ期間において誤差信号が閾値t1より大きい場合の
み、誤差信号及びメモリ120に格納されたタップ係数
を係数更新器119に入力させ、係数更新器119にて
タップ係数更新の演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動体
通信システムに用いられる等化器及び等化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおいて、送信機から
送信された信号は、反射や散乱を繰り返した波の合成波
として受信機に受信される。各波の到来時間は伝搬経路
の長さによって異なるため、無線伝送路では、信号同士
が互いに干渉を起こす。
【0003】高速ディジタル伝送を行うディジタル移動
体通信では、信号同士が互いに干渉を起こすと、受信側
の復号処理における信号の判定が困難になり、データの
誤り率が著しく増加する。このため、受信側では、等化
器により受信信号の波形を整形して信号間干渉の影響を
低減する。
【0004】以下、従来の等化器の構成及び動作につい
て、判定帰還型等化器を例に説明する。図11は、従来
の等化器の構成を示すブロック図である。
【0005】図11に示す等化器の入力信号は、遅延器
1、遅延器2、遅延器3をそれぞれ通過することにより
1サンプリング周期ずつ遅延される。
【0006】また、入力信号は、ディジタル乗算器4に
て、タップ係数信号k1を乗算される。同様に、1サン
プリング周期遅延した入力信号は、ディジタル乗算器5
にて、タップ係数信号k2を乗算され、2サンプリング
周期遅延した入力信号は、ディジタル乗算器6にて、タ
ップ係数信号k3を乗算され、3サンプリング周期遅延
した入力信号は、ディジタル乗算器7にて、タップ係数
信号k4を乗算される。
【0007】タップ係数信号を乗算された各信号は、デ
ィジタル加算器8にて加算され、加算された信号(以
下、「加算信号」という)は、判定器9及びディジタル
減算器13に出力される。そして、判定器9にて、加算
信号の電力値により、送信機から送信された信号が推定
される。推定された信号(以下、「推定信号」という)
は、他の機器に出力されるとともに、遅延器10を通過
して1サンプリング周期遅延させられた後、ディジタル
乗算器11にて、タップ係数信号k5を乗算させられ、
ディジタル加算器8に入力される。
【0008】ここで、一般に、移動体通信の送信機は、
送信信号のメッセージの前に既知のトレーニング信号系
列を挿入する。一方、受信機内の等化器は、伝送路特性
に適応させるため、トレーニング信号系列と同じトレー
ニング用参照信号系列を記憶し、トレーニング信号系列
を受信している間、トレーニング用参照信号系列を用い
て等化処理を行う。以下、トレーニング信号系列を受信
している期間をトレーニング期間と呼び、メッセージを
受信している期間をメッセージ期間と呼ぶ。
【0009】制御信号c1にて切替スイッチ12を切替
え制御することにより、トレーニング期間のときにトレ
ーニング用参照信号がディジタル減算器13に入力さ
れ、メッセージ期間のときに推定信号がディジタル減算
器13に入力される。
【0010】そして、ディジタル減算器13にて、加算
信号からトレーニング用参照信号又は推定信号が減算さ
れて判定誤差を表す信号(以下、「誤差信号」という)
が算出され、係数更新部14に出力される。
【0011】そして、係数更新部14にて、RLS(Re
cursive Least Square)アルゴリズム等の所定のアルゴ
リズムを用いて、入力信号、誤差信号及びメモリ15に
記憶された1シンボル周期前のタップ係数から、タップ
係数信号がシンボル毎に算出され、更新されたタップ係
数信号k1〜k5が各乗算器及びメモリ15に出力され
る。
【0012】このように、従来の等化装置は、トレーニ
ング期間及びメッセージ期間において、シンボル毎にタ
ップ係数を適応的に更新することにより、回線の変動に
追従して等化処理を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の等化器
は、シンボル毎にタップ係数を更新しているため、タッ
プ係数の精度を上げると、タップ係数更新の演算量が多
くなるため収束速度が遅くなり、回線の変動に追従でき
なくなる。
【0014】特に、タップ係数の精度、収束速度が優れ
ているRLSアルゴリズムは、全演算量の約3/4がタ
ップ係数更新演算であり、タップ係数更新の演算量が多
くなると収束速度が急激に遅くなる。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、タップ係数の精度をあげ、しかも、タップ係数更
新の演算量の増加を抑えて収束速度を保ち、回線の変動
に追従することができる等化器及び等化方法を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じた。請求項1記載の等化
器に関する発明は、所定のアルゴリズムにより演算を行
ってタップ係数を更新する係数更新手段と、タップ係数
を更新する必要があるか否かを判定する判定手段と、こ
の判定手段の判定結果を参照する期間を設定し、この期
間において、タップ係数を更新する必要があるときのみ
前記係数更新手段に演算を行わせる演算実行制御手段と
を具備する構成を採る。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の等
化器において、演算実行制御手段は、判定手段の判定結
果を参照しない期間において、シンボル毎に係数更新手
段に演算を行わせる構成を採る。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の等化器において、判定手段は、誤差信号が第
1閾値を越えた場合にタップ係数を更新する必要がある
と判定する構成を採る。
【0019】請求項16記載の等化方法に関する発明
は、タップ係数を更新する必要があるか否かを判定し、
この判定結果を参照する期間を設定し、この期間におい
て、タップ係数を更新する必要があるときのみ、所定の
アルゴリズムにより演算を行ってタップ係数を更新する
方法を採る。
【0020】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の等化方法において、判定結果を参照しない期間におい
て、シンボル毎にタップ係数を更新する演算を行う方法
を採る。
【0021】請求項18記載の発明は、請求項16又は
請求項17記載の等化方法において、誤差信号が第1閾
値を越えた場合にタップ係数を更新する必要があると判
定する方法を採る。
【0022】これらの構成により、メッセージ期間にお
いてタップ係数更新演算を行う間隔を制御し、タップ係
数の更新が必要である場合にのみ演算を行うことがで
き、タップ係数の精度をあげ、しかも、演算量の増加を
抑えて収束速度を保つことができる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の等化器において、誤差信号が第2閾値を越え
た回数を加算する第1カウンタを具備し、判定手段は、
前記第1カウンタが加算した回数が第1閾値より大きい
場合にタップ係数を更新する必要があると判定する構成
を採る。
【0024】請求項19記載の発明は、請求項16又は
請求項17記載の等化方法において、誤差信号が第2閾
値を越えた回数を加算し、前記加算した回数が第1閾値
より大きい場合にタップ係数を更新する必要があると判
定する方法を採る。
【0025】これらの構成により、タップ係数を更新す
る必要があるか否かを誤差信号が閾値を越えた回数に基
づいて判定できるので、タップ係数の精度をあげ、しか
も、演算量の増加を抑えて収束速度を保つことができ
る。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の等化器において、誤差信号を積算する第1積
算手段を具備し、判定手段は、誤差信号の積算値が第1
閾値を越えた場合にタップ係数を更新する必要があると
判定する構成を採る。
【0027】請求項20記載の発明は、請求項16又は
請求項17記載の等化方法において、誤差信号を積算
し、誤差信号の積算値が第1閾値を越えた場合にタップ
係数を更新する必要があると判定する方法を採る。
【0028】これらの構成により、タップ係数を更新す
る必要があるか否かを誤差信号の積算値に基づいて判定
できるので、タップ係数の精度をあげ、しかも、演算量
の増加を抑えて収束速度を保つことができる。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の等化器において、判定手段は、
前回の誤差信号を第1閾値とする構成を採る。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の等化器において、誤差信号を積
算する第2積算手段を具備し、判定手段は、誤差信号の
積算値が第3閾値を越えるか否かにより複数の閾値から
第1閾値を選択する構成を採る。
【0031】請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の等化器において、判定手段は、
トレーニング期間とメッセージ期間とで、複数の閾値か
ら異なる第1閾値を選択する構成を採る。
【0032】請求項21記載の発明は、請求項16乃至
請求項20のいずれかに記載の等化方法において、前回
の誤差信号を第1閾値とする方法を採る。
【0033】請求項22記載の発明は、請求項16乃至
請求項20のいずれかに記載の等化方法において、誤差
信号を積算し、誤差信号の積算値が第3閾値を越えるか
否かにより複数の閾値から第1閾値を選択する方法を採
る。
【0034】請求項23記載の発明は、請求項16乃至
請求項20のいずれかに記載の等化方法において、トレ
ーニング期間とメッセージ期間とで、複数の閾値から異
なる第1閾値を選択する方法を採る。
【0035】これらの構成により、タップ係数を更新す
る必要があるか否かの判定基準となる閾値をきめ細かく
切替えることができるので、タップ係数の精度をあげ、
しかも、演算量の増加を抑えて収束速度を保つことがで
きる。
【0036】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項8のいずれかに記載の等化器において、演算実行制御
手段は、判定手段の判定結果を参照する期間をメッセー
ジ期間とする構成を採る。
【0037】請求項24記載の発明は、請求項16乃至
請求項23のいずれかに記載の等化方法において、判定
結果を参照する期間をメッセージ期間とする方法を採
る。
【0038】これらの構成により、トレーニング期間と
メッセージ期間との切替え、及び、判定結果を参照する
期間と判定結果を参照しない期間との切替えを1つの制
御信号で制御できるので、装置の簡略化を図ることがで
きる。
【0039】請求項10記載の発明は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の等化器において、誤差信号が
第4閾値を越えた回数を加算する第2カウンタを具備
し、演算実行制御手段は、判定手段の判定結果を参照す
る期間を前記第2カウンタが加算した回数が第5閾値を
越えている期間とする構成を採る。
【0040】請求項11記載の発明は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の等化器において、誤差信号を
積算する第3積算器を具備し、演算実行制御手段は、判
定手段の判定結果を参照する期間を誤差信号の積算値が
第5閾値を越えている期間とする構成を採る。
【0041】請求項25記載の発明は、請求項16乃至
請求項23のいずれかに記載の等化方法において、誤差
信号が第4閾値を越えた回数を加算し、判定結果を参照
する期間を前記加算した回数が第5閾値を越えている期
間とする方法を採る。
【0042】請求項26記載の発明は、請求項16乃至
請求項23のいずれかに記載の等化方法において、誤差
信号を積算し、判定結果を参照する期間を誤差信号の積
算値が第5閾値を越えている期間とする方法を採る。
【0043】これらの構成により、判定結果を参照する
期間を回線状態に合わせて適応的に変更できるので、さ
らに、タップ係数の精度をあげ、しかも、演算量の増加
を抑えて収束速度を保つことができる。
【0044】請求項12記載の発明は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の等化器において、演算実行制
御手段は、全ての期間において判定手段の判定結果を参
照する構成を採る。
【0045】請求項27記載の発明は、請求項16乃至
請求項23のいずれかに記載の等化方法において、全て
の期間において判定結果を参照する方法を採る。
【0046】これらの構成により、装置の構成を簡略化
することができ、トレーニング信号期間を十分に確保で
きない場合でも有効にタップ係数を更新する演算の間隔
を制御できる。
【0047】請求項13記載の通信端末装置に関する発
明は、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の等化
器を搭載し、前記等化器を用いて受信信号の波形を整形
する構成を採る。
【0048】請求項14記載の基地局装置に関する発明
は、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の等化器
を搭載し、前記等化器を用いて受信信号の波形を整形す
る構成を採る。
【0049】請求項15記載の無線通信システムに関す
る発明は、移動局装置又は基地局装置の少なくとも一方
に請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の等化器を
搭載し、無線通信を行う構成を採る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の
説明では、等化器として判定帰還型等化器を用いる。
【0051】また、以下の説明では、係数更新アルゴリ
ズムとしてRLSアルゴリズムを用いる。RLSアルゴ
リズムにおける更新タップ係数W(n)は、入力信号X
(n)、誤差信号e(n)、忘却係数λ、自然数nを用いて
以下に示す式(1)にて求められる。
【0052】 W(n)=W(n-1)+K(n)e(n) K(n)=T(n)/{1+X(n)T(n)} T(n)=P(n-1)X(n)/λ P(n)=P(n-1)/λ−K(n)T(n) (1) また、以下の説明における各制御信号及び各閾値は、ユ
ーザー等により予め設定され、各図に示されない制御部
から等化器に出力される。
【0053】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における等化器の構成を示すブロック図である。
【0054】図1に示す等化器において、遅延器10
1、遅延器102及び遅延器103は、入力信号を1サ
ンプル周期遅延させる。ディジタル乗算器104は、入
力信号にタップ係数信号k1を乗算する。ディジタル乗
算器105は、1サンプル周期遅延の入力信号にタップ
係数信号k2を乗算する。ディジタル乗算器106は、
2サンプル周期遅延の入力信号にタップ係数信号k3を
乗算する。ディジタル乗算器107は、3サンプル周期
遅延の入力信号にタップ係数信号k4を乗算する。
【0055】ディジタル加算器108は、各タップ係数
信号を乗算された複数の信号を加算した信号(以下、
「加算信号」という)を出力する。
【0056】判定器109は、加算信号の電力値等によ
り、送信機から送信された信号を推定し、推定した信号
(以下、「推定信号」という)を出力する。
【0057】遅延器110は、推定信号を1サンプル周
期遅延させ、ディジタル乗算器111は、1サンプル周
期遅延した推定信号にタップ係数信号k5を乗算し、加
算器108に出力する。
【0058】切替スイッチ112は、制御信号c1によ
り、トレーニング期間のときにトレーニング用参照信号
を選択し、メッセージ期間のときに推定信号を選択し、
選択した信号をディジタル減算器113に出力する。
【0059】ディジタル減算器113は、加算信号から
トレーニング用参照信号あるいは推定信号を減算し、判
定誤差を表す信号(以下、「誤差信号」という)を算出
し、接続スイッチ114及びディジタル減算器115に
出力する。
【0060】ディジタル減算器115は、誤差信号から
閾値t1を減算した信号を判定器116に出力する。判
定器116は、誤差信号が閾値t1より高い場合にタッ
プ係数の更新が必要であると判定し、それ以外の場合に
タップ係数の更新が必要でないと判定する。そして、判
定器116は、判定結果に基づく制御信号(以下、「判
定制御信号」という)を論理積器117に出力する。な
お、ディジタル減算器115を用いず、誤差信号及び閾
値t1を判定器116に入力し、判定器116にて誤差
信号と閾値t1の大小を判定してもよい。
【0061】論理積器117は、制御信号c1及び判定
制御信号により、トレーニング期間、あるいは、メッセ
ージ期間においてタップ係数の更新が必要である場合、
接続スイッチ114を接続し、切替えスイッチ118を
制御して係数更新器119とメモリ120を接続する。
また、メッセージ期間においてタップ係数の更新が必要
でない場合、接続スイッチ114を切断し、切替えスイ
ッチ118を制御してメモリ120に記憶されたタップ
係数信号k1〜k5を各乗算器に出力する。
【0062】係数更新部119は、入力信号、誤差信号
及び1シンボル周期前のタップ係数を入力し、RLSア
ルゴリズムにてタップ係数を算出し、タップ係数信号k
1〜k5を各乗算器及びメモリ120に出力する。
【0063】メモリ120は、入力したタップ係数信号
k1〜k5を記憶し、1シンボル周期経過後に記憶され
たタップ係数信号を切替スイッチ118に出力する。
【0064】次に、実施の形態1における等化器の等化
処理について説明する。等化器に入力された入力信号
は、遅延器101、遅延器102、遅延器103をそれ
ぞれ通過することにより1サンプリング周期ずつ遅延さ
せられる。
【0065】また、入力信号は、ディジタル乗算器10
4にて、タップ係数信号k1を乗算される。同様に、1
サンプリング周期遅延した入力信号は、ディジタル乗算
器105にて、タップ係数信号k2を乗算され、2サン
プリング周期遅延した入力信号は、ディジタル乗算器1
06にて、タップ係数信号k3を乗算され、3サンプリ
ング周期遅延した入力信号は、ディジタル乗算器107
にて、タップ係数信号k4を乗算される。
【0066】タップ係数信号を乗算された各信号は、デ
ィジタル加算器108にて加算され、加算信号が判定器
109及びディジタル減算器113に出力される。
【0067】そして、判定器109にて、加算信号の電
力値により、送信機から送信された信号が推定され、推
定信号が他の機器に出力されるとともに、遅延器110
を通過して1サンプリング周期遅延させられた後、ディ
ジタル乗算器111にてタップ係数信号k5を乗算さ
れ、ディジタル加算器108に出力される。
【0068】また、制御信号c1にて切替スイッチ11
2を切替え制御することにより、トレーニング期間のと
きにトレーニング用参照信号がディジタル減算器113
に出力され、メッセージ期間のときに推定信号がディジ
タル減算器113に出力される。そして、ディジタル減
算器113にて、加算信号からトレーニング用参照信号
又は推定信号が減算されて誤差信号が算出され、接続ス
イッチ114及びディジタル減算器115に出力され
る。
【0069】ディジタル減算器115に入力された誤差
信号は、閾値t1を減算され判定器116に出力され
る。そして、判定器116にて、誤差信号が閾値t1よ
り高いか否か、すなわち、タップ係数の更新が必要か否
か判定され、その判定結果に基づく判定制御信号が論理
積器117に出力される。
【0070】そして、制御信号c1及び判定制御信号に
より、論理積器117にて接続スイッチ114及び切替
スイッチ118を制御することにより、トレーニング期
間、あるいは、メッセージ期間においてタップ係数の更
新が必要なときにのみ、誤差信号及び1シンボル周期前
のタップ係数が係数更新器119に入力される。そし
て、係数更新部119にて、入力信号、誤差信号及び修
正係数を用いて、RLSアルゴリズムによってタップ係
数が算出され、更新されたタップ係数信号k1〜k5が
各乗算器及びメモリ120に出力される。
【0071】また、メッセージ期間においてタップ係数
の更新が必要でない場合、メモリ120に記憶されたタ
ップ係数信号k1〜k5が各乗算器に出力される。
【0072】このように、メッセージ期間においてタッ
プ係数更新演算を行う間隔を制御し、タップ係数の更新
が必要である場合にのみ演算を行うことにより、タップ
係数の精度をあげ、しかも、演算量の増加を抑えて収束
速度を保つことができる。
【0073】(実施の形態2)図2は、実施の形態2に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
2に示す等化器において、図1に示す等化器と共通する
部分については、図1と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0074】図2に示す等化器は、図1の等化器にディ
ジタル減算器121と、判定器122と、カウンタ12
3とを追加した構成を採る。
【0075】ディジタル減算器113は、誤差信号を接
続スイッチ114及びディジタル減算器121に出力す
る。ディジタル減算器121は、誤差信号から閾値t2
を減算した信号を判定器122に出力する。判定器12
2は、誤差信号が閾値t2より小さいか否かを判定し、
カウンタ123は、誤差信号が閾値t2より小さい回数
をカウントする。
【0076】ディジタル減算器115は、カウンタ12
3のカウント数から閾値t1を減算した信号を判定器1
16に出力する。判定器116は、カウンタ123のカ
ウント数が閾値t1を越えるとタップ係数の更新が必要
であると判定し、判定制御信号を論理積器117に出力
する。
【0077】このように、誤差信号が閾値より大きいと
判定された回数に基づいてタップ係数の更新が必要であ
るか否かを判定することにより、図1に示す等化器よ
り、タップ係数精度の向上と収束速度の高速化とを図る
ことができ、誤り率特性を向上することができる。
【0078】(実施の形態3)図3は、実施の形態3に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
3に示す等化器において、図1に示す等化器と共通する
部分については、図1と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0079】図3に示す等化器は、図1の等化器に積算
器131を追加した構成を採る。ディジタル減算器11
3は、誤差信号を接続スイッチ114及び積算器131
に出力する。積算器131は、誤差信号を積算し、その
積算値をディジタル減算器115に出力する。ディジタ
ル減算器115は、誤差信号の積算値から閾値t1を減
算した信号を判定器116に出力する。判定器116
は、誤差信号の積算値が閾値t1を越えるとタップ係数
の更新が必要であると判定し、判定制御信号を論理積器
117に出力する。
【0080】このように、誤差信号の積算値に基づいて
タップ係数の更新が必要であるか否かを判定することに
より、図1に示す等化器より、タップ係数精度の向上と
収束速度の高速化とを図ることができ、誤り率特性を向
上することができる。
【0081】(実施の形態4)図4は、実施の形態4に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
4に示す等化器において、図1に示す等化器と共通する
部分については、図1と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0082】図4に示す等化器は、図1の等化器に接続
スイッチ141と、メモリ142とを追加した構成を採
る。ディジタル減算器113は、誤差信号を接続スイッ
チ114、ディジタル減算器115及び接続スイッチ1
41に出力する。接続スイッチ141は、判定器116
から出力される判定制御信号により接続して誤差信号を
メモリ142に出力し、接続後1バースト期間経過する
と切断する。メモリ142は、入力した誤差信号を一時
的に記憶し、新たに誤差信号を入力したとき、記憶して
いる前回の誤差信号をディジタル減算器115に出力す
る。ディジタル減算器115は、誤差信号から前回の誤
差信号を減算した信号を判定器116に出力する。判定
器116は、前回の誤差信号を閾値として、タップ係数
の更新が必要であるか否かを判定し、判定制御信号を論
理積器117及び接続スイッチ141に出力する。
【0083】このように、前回の誤差信号を閾値として
タップ係数の更新が必要であるか否かを判定することに
より、図1に示す等化器より、タップ係数精度の向上と
収束速度の高速化とを図ることができ、誤り率特性を向
上することができる。
【0084】(実施の形態5)図5は、実施の形態5に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
5に示す等化器において、図1に示す等化器と共通する
部分については、図1と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0085】図5に示す等化器は、図1の等化器に積算
器151と、ディジタル減算器152と、判定器153
と、切替スイッチ154を追加した構成を採る。ディジ
タル減算器113は、誤差信号を接続スイッチ114、
ディジタル減算器115及び積算器151に出力する。
積算器151は、誤差信号を積算し、その積算値をディ
ジタル減算器152に出力する。ディジタル減算器15
2は、誤差信号の積算値から閾値t3を減算した信号を
判定器153に出力する。判定器153は、誤差信号の
積算値が閾値t3越えるか否かにより切替スイッチ15
4を制御し、閾値t1-1と閾値t1-2のどちらかを選択
して、ディジタル減算器115に入力させる。
【0086】ディジタル減算器115は、選択された閾
値を誤差信号から減算した信号を判定器116に出力す
る。判定器116は、選択された閾値を用いてタップ係
数の更新が必要であるか否かを判定し、判定制御信号を
論理積器117に出力する。
【0087】このように、誤差信号の積算値に基づい
て、タップ係数の更新が必要であるか否かの判定基準と
なる閾値を選択することにより、図1に示す等化器よ
り、タップ係数精度の向上と収束速度の高速化とを図る
ことができ、誤り率特性を向上することができる。
【0088】(実施の形態6)図6は、実施の形態6に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
6に示す等化器において、図1に示す等化器と共通する
部分については、図1と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0089】図6に示す等化器は、図1の等化器にディ
ジタル減算器161と、判定器162と、カウンタ16
3と、ディジタル減算器164と、判定器165とを追
加した構成を採る。
【0090】ディジタル減算器113は、誤差信号を接
続スイッチ114、ディジタル減算器115及びディジ
タル減算器161に出力する。ディジタル減算器161
は、誤差信号から閾値t4を減算した信号を判定器16
2に出力する。判定器162は、誤差信号が閾値t4よ
り小さいか否かを判定し、カウンタ163は、誤差信号
が閾値t4より小さい回数をカウントする。
【0091】ディジタル減算器164は、カウンタ16
3のカウント数から閾値t5を減算した信号を判定器1
65に出力する。判定器165は、カウンタ123のカ
ウント数が閾値t5を越えると、タップ係数更新演算の
間隔を制御する必要があると判定し、判定制御信号を論
理積器117に出力する。
【0092】このように、誤差信号が閾値t4より大き
いと判定された回数に基づいて、タップ係数更新演算の
間隔を制御する期間を変更することにより、図1に示す
等化器より、タップ係数精度の向上と収束速度の高速化
とを図ることができ、誤り率特性を向上することができ
る。
【0093】(実施の形態7)図7は、実施の形態7に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
7に示す等化器において、図1に示す等化器と共通する
部分については、図1と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0094】図7に示す等化器は、図1の等化器に積算
器171と、ディジタル減算器172と、判定器173
とを追加した構成を採る。ディジタル減算器113は、
誤差信号を接続スイッチ114、ディジタル減算器11
5及び積算器171に出力する。積算器171は、誤差
信号を積算し、その積算値をディジタル減算器172に
出力する。ディジタル減算器172は、誤差信号の積算
値から閾値t5を減算した信号を判定器173に出力す
る。判定器173は、誤差信号の積算値が閾値t5を越
えると、タップ係数更新演算の間隔を制御する必要であ
ると判定し、判定制御信号を論理積器117に出力す
る。
【0095】このように、誤差信号の積算値に基づい
て、タップ係数更新演算の間隔を制御する期間を変更す
ることにより、図1に示す等化器より、タップ係数精度
の向上と収束速度の高速化とを図ることができ、誤り率
特性を向上することができる。
【0096】(実施の形態8)図8は、実施の形態8に
おける等化器の構成を示すブロック図である。図8に示
す等化器の構成は、図1に示す等化器と同様であり、論
理積器117に制御信号c1と別の制御信号c2を入力
する点のみが異なる。
【0097】このように、タップ係数更新演算の間隔を
制御する期間を制御する制御信号をトレーニング期間と
メッセージ期間との切替を制御する制御信号と別にする
ことにより、図1に示す等化器より、タップ係数精度の
向上と収束速度の高速化とを図ることができ、誤り率特
性を向上することができる。
【0098】(実施の形態9)図9は、実施の形態9に
おける等化器の構成を示すブロック図である。なお、図
9に示す等化器の構成は、図1に示す等化器から論理積
器117を取り除いた構成を採る。
【0099】このように、判定制御信号のみを用いて接
続スイッチ114及び切替スイッチ120を制御するこ
とにより、装置の簡略化を図ることができる。また、実
施の形態9の等化器は、トレーニング信号期間を十分に
確保できない場合に有効である。
【0100】(実施の形態10)図10は、実施の形態
10における等化器の構成を示すブロック図である。な
お、図10に示す等化器において、図9に示す等化器と
共通する部分については、図9と同一符号を付して説明
を省略する。
【0101】図10に示す等化器は、図9の等化器に切
替スイッチ201を追加した構成を採る。制御信号c1
は、切替スイッチ201を制御し、トレーニング期間に
おいて閾値t1-1を選択し、メッセージ期間において閾
値t1-2を選択する。ここで、実施の形態10の場合、
タップ係数が収束する途中であるトレーニング期間前半
において、タップ係数更新演算の間隔を制御しないよう
に、閾値t1-1を十分小さく設定する必要がある。
【0102】ディジタル減算器115は、選択された閾
値を誤差信号から減算した信号を判定器116に出力す
る。判定器116は、選択された閾値を用いてタップ係
数の更新が必要であるか否かを判定し、接続スイッチ1
14及び切替スイッチ120を制御する。
【0103】このように、制御信号にて、トレーニング
期間とメッセージ期間とで、タップ係数の更新が必要で
あるか否かの判定基準となる閾値を切替えることによ
り、図9に示す等化器より、タップ係数精度の向上と収
束速度の高速化とを図ることができ、誤り率特性を向上
することができる。
【0104】なお、上記各実施の形態において、等化器
として判定帰還型等化器を用いて説明したが、本発明は
これに限るものではなく、最尤系列推定型等化器を用い
ても同様の効果を得ることができる。
【0105】また、本発明は、各実施の形態を適宜組み
合わせて等化器を構成することも可能であり、遅延器及
び乗算器の個数を変更するして等化器を構成することも
可能である。
【0106】また、上記各実施の実施の形態において、
係数更新アルゴリズムとしてRLSアルゴリズムを用い
て説明したが、本発明はこれに限るものではなく、LM
Sアルゴリズム等の他のアルゴリズムを用いても同様の
効果を得ることができる。さらに、修正係数の乗算にお
いて、乗算器の代りにビットシフト回路を用いることも
可能である。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の等化器及
び等化方法によれば、タップ係数の精度をあげ、しか
も、タップ係数更新の演算量の増加を抑えて収束速度を
保つことができ、誤り率特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における等化器の構成を
示すブロック図
【図2】実施の形態2における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図3】実施の形態3における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図4】実施の形態4における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図5】実施の形態5における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図6】実施の形態6における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図7】実施の形態7における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図8】実施の形態8における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図9】実施の形態9における等化器の構成を示すブロ
ック図
【図10】実施の形態10における等化器の構成を示す
ブロック図
【図11】従来の等化器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101、102、103、110 遅延器 104、105、106、107、111 ディジタル
乗算器 108 ディジタル加算器 109 判定器 112 切替スイッチ 113 ディジタル減算器 114 接続スイッチ 115 ディジタル減算器 116 判定器 117 論理積器 118 切替スイッチ 119 係数更新器 120 メモリ 121 ディジタル減算器 122 判定器 123 カウンタ 131 積算器 141 接続スイッチ 142 メモリ 151 積算器 152 ディジタル減算器 153 判定器 161 ディジタル減算器 162 判定器 163 カウンタ 164 ディジタル減算器 165 判定器 171 積算器 172 ディジタル減算器 173 判定器 201 切替スイッチ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアルゴリズムにより演算を行って
    タップ係数を更新する係数更新手段と、タップ係数を更
    新する必要があるか否かを判定する判定手段と、この判
    定手段の判定結果を参照する期間を設定し、この期間に
    おいて、タップ係数を更新する必要があるときのみ前記
    係数更新手段に演算を行わせる演算実行制御手段とを具
    備することを特徴とする等化器。
  2. 【請求項2】 演算実行制御手段は、判定手段の判定結
    果を参照しない期間において、シンボル毎に係数更新手
    段に演算を行わせることを特徴とする請求項1記載の等
    化器。
  3. 【請求項3】 判定手段は、誤差信号が第1閾値を越え
    た場合にタップ係数を更新する必要があると判定するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の等化器。
  4. 【請求項4】 誤差信号が第2閾値を越えた回数を加算
    する第1カウンタを具備し、判定手段は、前記第1カウ
    ンタが加算した回数が第1閾値より大きい場合にタップ
    係数を更新する必要があると判定することを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の等化器。
  5. 【請求項5】 誤差信号を積算する第1積算手段を具備
    し、判定手段は、誤差信号の積算値が第1閾値を越えた
    場合にタップ係数を更新する必要があると判定すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の等化器。
  6. 【請求項6】 判定手段は、前回の誤差信号を第1閾値
    とすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の等化器。
  7. 【請求項7】 誤差信号を積算する第2積算手段を具備
    し、判定手段は、誤差信号の積算値が第3閾値を越える
    か否かにより複数の閾値から第1閾値を選択することを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の等
    化器。
  8. 【請求項8】 判定手段は、トレーニング期間とメッセ
    ージ期間とで、複数の閾値から異なる第1閾値を選択す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の等化器。
  9. 【請求項9】 演算実行制御手段は、判定手段の判定結
    果を参照する期間をメッセージ期間とすることを特徴と
    する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の等化器。
  10. 【請求項10】 誤差信号が第4閾値を越えた回数を加
    算する第2カウンタを具備し、演算実行制御手段は、判
    定手段の判定結果を参照する期間を前記第2カウンタが
    加算した回数が第5閾値を越えている期間とすることを
    特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の等
    化器。
  11. 【請求項11】 誤差信号を積算する第3積算器を具備
    し、演算実行制御手段は、判定手段の判定結果を参照す
    る期間を誤差信号の積算値が第5閾値を越えている期間
    とすることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    かに記載の等化器。
  12. 【請求項12】 演算実行制御手段は、全ての期間にお
    いて判定手段の判定結果を参照することを特徴とする請
    求項1乃至請求項8のいずれかに記載の等化器。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の等化器を搭載し、前記等化器を用いて受信信号の
    波形を整形することを特徴とする通信端末装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の等化器を搭載し、前記等化器を用いて受信信号の
    波形を整形することを特徴とする基地局装置。
  15. 【請求項15】 移動局装置又は基地局装置の少なくと
    も一方に請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の等
    化器を搭載し、無線通信を行うことを特徴とする無線通
    信システム。
  16. 【請求項16】 タップ係数を更新する必要があるか否
    かを判定し、この判定結果を参照する期間を設定し、こ
    の期間において、タップ係数を更新する必要があるとき
    のみ、所定のアルゴリズムにより演算を行ってタップ係
    数を更新することを特徴とする等化方法。
  17. 【請求項17】 判定結果を参照しない期間において、
    シンボル毎にタップ係数を更新する演算を行うことを特
    徴とする請求項16記載の等化方法。
  18. 【請求項18】 誤差信号が第1閾値を越えた場合にタ
    ップ係数を更新する必要があると判定することを特徴と
    する請求項16又は請求項17記載の等化方法。
  19. 【請求項19】 誤差信号が第2閾値を越えた回数を加
    算し、前記加算した回数が第1閾値より大きい場合にタ
    ップ係数を更新する必要があると判定することを特徴と
    する請求項16又は請求項17記載の等化方法。
  20. 【請求項20】 誤差信号を積算し、誤差信号の積算値
    が第1閾値を越えた場合にタップ係数を更新する必要が
    あると判定することを特徴とする請求項16又は請求項
    17記載の等化方法。
  21. 【請求項21】 前回の誤差信号を第1閾値とすること
    を特徴とする請求項16乃至請求項20のいずれかに記
    載の等化方法。
  22. 【請求項22】 誤差信号を積算し、誤差信号の積算値
    が第3閾値を越えるか否かにより複数の閾値から第1閾
    値を選択することを特徴とする請求項16乃至請求項2
    0のいずれかに記載の等化方法。
  23. 【請求項23】 トレーニング期間とメッセージ期間と
    で、複数の閾値から異なる第1閾値を選択することを特
    徴とする請求項16乃至請求項20のいずれかに記載の
    等化方法。
  24. 【請求項24】 判定結果を参照する期間をメッセージ
    期間とすることを特徴とする請求項16乃至請求項23
    のいずれかに記載の等化方法。
  25. 【請求項25】 誤差信号が第4閾値を越えた回数を加
    算し、判定結果を参照する期間を前記加算した回数が第
    5閾値を越えている期間とすることを特徴とする請求項
    16乃至請求項23のいずれかに記載の等化方法。
  26. 【請求項26】 誤差信号を積算し、判定結果を参照す
    る期間を誤差信号の積算値が第5閾値を越えている期間
    とすることを特徴とする請求項16乃至請求項23のい
    ずれかに記載の等化方法。
  27. 【請求項27】 全ての期間において判定結果を参照す
    ることを特徴とする請求項16乃至請求項23のいずれ
    かに記載の等化方法。
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