我々庶民の味方である回転寿司のメニューってかなり豊富で、いわゆる回らないお寿司屋さんにはないネタが無限と言ってもいいほどに生み出され続けていますよね。代表的なところで言うと、焼肉、ローストビーフ、生ハムなどの“肉系”寿司とか。

  • これはやりすぎ

写真は、僕がこれまで食べたなかでもトップクラスに邪道だった、スシローと肉山の期間限定コラボメニュー「禁断の肉バーガー」。

そんななか、回転寿司ならではのネタとしてすっかり定着してしまったものもあります。王道は「マヨコーン」などでしょうか。一見すると、寿司という言葉から遠いにもほどがある組み合わせながら、海苔で巻かれた酢飯の上にマヨネーズであえたコーンがのった軍艦、人気になるのも納得の、絶妙な美味しさなんですよね〜。

具材を酢飯にのせるだけ

そこで今回は、酢飯の上に刻んだ寿司ネタを盛りつける「ちらし寿司」の邪道ネタバージョンを作ってみようと思います。だってそんなの、絶対うまいし!

ネタはそうだな、マヨコーン、ツナマヨ、納豆、かにかま、ハンバーグの5種類あたりでどうでしょうか?

ではさっそく具材を用意し、作っていきましょう。

  • 買ってきました

まず最初に、酢飯を用意してください。これは、本格的に調味料を合わせて作るのでも、すし酢を使うのでも、「すしのこ」などの粉末を使うのでもいいでしょう。

  • 土台の酢飯

そうしたらここへ具材を盛りつけていきましょう。

基本的な準備は、コーン缶とツナ缶をマヨネーズであえておく、納豆を混ぜておく、仕上げにちらしたい大葉を刻んでおく、くらいのものでしょうか。めっちゃ簡単。

  • こんな感じ

  • ハンバーグをまんなかに置いちゃおうかな

いきなり「寿司」と名のつく料理を作っているとは思えない絵面になっていますが、臆せずいきましょう。「ちらし」というくらいなので、自らのパッションに忠実に、自由に!

  • 各種具材を盛りつけていき

このあたりでいったん、この料理、レシピとして大丈夫なんだろうか……? とだいぶ不安が押し寄せてきたのですが、コーンの黄色と大葉の緑が加わったら、そんな気持ちもふっ飛んでしまいました。これは間違いなくテンションの上がる料理だ。

  • 完成! 「邪道ちらし寿司」

まずもって、どう考えたってうまいに決まってるでしょう、こんなの。そしてまた、作るのが簡単で、彩りがきれい。お子さんも大喜びの一品なんじゃないでしょうか?

  • いただきます

楽しいのは、スプーンですくうたびに味のバリエーションが変わること。「ツナコーンマヨかにかま軍艦」なんて、さすがの回転寿司にもないですもんね。

  • ハンバーグの存在感

今回作ってみて、僕は大好きなので問題なかったのですが、納豆は食べすすめるごとに粘りが出て、みんなで取り分けるなどの場合は入れないほうがいいかもとか、仕上げに海苔をちらしても絶対に合うぞ、とか、いろいろと思うこともありました。逆に考えればそれは、邪道ちらし寿司がどこまでも自由な料理だということ。

ぜひぜひ、お好きな具材で作ってみてください〜。

作りかた

【材料】

・酢飯:好きなだけ
・コーン缶:好きなだけ
・ツナ缶:好きなだけ
・ひきわり納豆:好きなだけ
・かにかま:好きなだけ
・市販のチルドハンバーグ:好きなだけ
・マヨネーズ:好きなだけ
・大葉:好きなだけ
・ごま:好きなだけ
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。

【作りかた】

1.酢飯を作って器によそう
2.酢飯の上に、用意した邪道寿司ネタを盛りつける
3.お好みで大葉やごまなどの薬味をかける