アウトドア用高機能靴下のおすすめ人気ランキング【2025年】

保温性を重視する場合は、ウール素材が適しています。ウールは繊維自体に空気を含んでいるため高い保温性を確保。吸湿性・放湿性にも優れているので蒸れも防ぎます。防臭効果も高く、長時間歩く登山やトレッキングにぴったりです。

履き心地にこだわるなら、メリノウールを使ったものに注目してください。メリノ種と呼ばれる羊からとれるウールで、毛が細くしなやかです。感触がやわらかいため、ウール特有のチクチクした感触が苦手な人に適しています。

速乾性や耐久性を重視する場合は、化学繊維がおすすめです。化学繊維は汗をかいたり、濡れたりしても乾きやすいのがメリット。耐久性も高いのでラフに扱えます。UVカットなどの特殊な加工を施したものもあるため、用途に適した機能性を持つ靴下を選びましょう。

化学繊維は価格が安いのもうれしいポイント。メリノウール製は2,000円以上するものが多いのに対し、化学繊維製は1,000円以下でも購入できます。安価な化学繊維製であれば複数枚準備しやすいので、山小屋での宿泊を伴う登山や、悪天候で濡れてしまうおそれがある場合にもおすすめです。

保温性も耐久性も重視したい場合は、混紡の靴下をチョイス。とくにウールと化学繊維の混紡は、両繊維のよさをバランスよく取り込んでいるためおすすめです。ウールの使用量が減るぶんウール100%のものより安価なので、できるだけコストを抑えて高機能な靴下を手に入れたい人に向いています。

ほかにも肌触りのよいものがよければ、コットンを混紡したものが狙い目。ポリウレタン繊維を混紡したものは、伸縮性が増すので登山に向いています。各素材の特徴を把握して、重視するポイントに合うものを選びましょう。

なお混紡の靴下を選ぶ場合、繊維の使用比率は要チェック。ウールの使用比率が低い靴下は吸湿性や放湿性が低下し、蒸れの原因になる場合があります。長時間歩く場合や履き心地を重視する場合は、ウールの使用比率が高いものがおすすめです。

クッション性を高めたいなら、パイル編みの靴下が向いています。パイル編みは繊維をループ状に編むためふわふわしており、履き心地がよく疲労も溜まりにくいのがメリット。繊維の間に空気の層ができるため、保温性にも優れています。冬の登山など寒いなかを長時間歩く場合におすすめです。

靴底の硬い靴とあわせて使う場合は、厚手を選ぶとさらに快適。総パイル編みのほか、足裏のみパイル編みにした靴下もあります。全体が厚手だと窮屈な場合や夏場は、足裏のみパイル編みの靴下を選ぶのもひとつの手です。

靴下のにおいが気になる場合は、銀イオン加工されたものを選びましょう。足は汗をかきやすく、蒸れるぶんにおいが発生しやすい部位です。銀イオンはにおいの原因菌が繁殖するのを抑制する働きがあるため、におい防止に役立ちます。長時間歩く場合や宿泊を伴う場合などは検討しましょう。

においの抑制には通気性のよいものを選ぶことが重要。とはいえ、とくに冬場は防寒対策として厚手の靴下を履く必要があり、どうしても蒸れやすくなります。夏場も汗をたくさんかくので通気性がよいだけではにおいを防ぎきれません。季節を問わずににおい対策できる靴下がほしい人におすすめです。

蒸れを抑えたい場合は、吸湿速乾性を備えた靴下がぴったり。クールマックス®などの機能性素材を使用したものであれば、汗を素早く吸収して発散し通気性を確保できるため、ベタつきも感じにくいでしょう。夏でも快適に履き続けたい場合に適しています。

保温性も高く暖かいので、冬場の着用もおすすめ。冬は汗が乾くと体温が奪われるので、すばやく汗を吸収・発散できる点は、冬でも大きなメリットです。オールシーズン使える靴下がほしい場合は購入を検討しましょう。

自分の足にぴったり合うサイズをチョイスしましょう。大きめを選ぶと長時間歩くうちにズレが生じ、靴の中で偏りができてしまいます。偏りがあると履き心地が悪く不快感に繋がるため、つま先からかかとまでの長さや幅が合っているかしっかり確認しましょう。

とくに着圧効果や防水効果のあるものは、サイズが合っていないと十分な効果が期待できません。適切な位置に圧力がかからなかったり、隙間から水が入り込んだりする恐れがあります。メンズ・レディース・キッズで形状が違う場合があるので、サイズ表記をしっかり確認して選びましょう。

トラブル防止には靴の高さよりも丈の長いものがおすすめです。靴よりも丈が短いと靴擦れの原因になるほか、靴下がズレやすく履き心地も悪くなります。ハイカットシューズの場合はすねあたりまでのクルー丈を、ローカットシューズは足首あたりまでのショート丈を合わせるとよいでしょう。

ショートパンツと登山用のタイツを合わせるスタイルであれば、多少丈が短い靴下でも使用可能。タイツがあることで靴擦れを防げます。ファッションのバリエーションも広がるので、タイツとの相性も考慮して靴下を選ぶのも選び方のひとつです。