寒くなってきましたね。基礎代謝や免疫機能を向上するために少し漢方薬に関して調べてみました。ちなみに私は体脂肪を減らすために「6. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」を飲んでおります。
漢方薬は、中国の伝統医学に基づいて作られた医薬品で、草根木皮(草、根、木、皮など)の自然由来の成分を配合して作られます。漢方薬は病気そのものを治すだけでなく、体全体のバランス(気・血・水)を整え、自然治癒力を高めることを目的としています。
以下は、よく使われる漢方薬とその主な効能の例です:
1. 葛根湯(かっこんとう)
- 効能:風邪の初期症状(寒気、発熱、頭痛、肩こり)に効果的。
- 特徴:体を温め、発汗を促し、免疫力を高めます。
2. 小柴胡湯(しょうさいことう)
- 効能:体力が低下しているときの風邪や胃腸の不調、慢性肝炎の改善。
- 特徴:肝臓の働きを助け、炎症を抑えます。
3. 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 効能:喉や胸のつかえ感、不安感、ストレスによる胃の不調。
- 特徴:気の巡りを良くし、リラックス効果があります。
4. 八味地黄丸(はちみじおうがん)
5. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
6. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
- 効能:便秘、肥満、むくみ。
- 特徴:代謝を促進し、体内の余分な水分や脂肪を排出します。
7. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 効能:貧血、冷え性、妊活中の女性の体調管理。
- 特徴:血を補い、体を温める効果があります。
2018年11月
漢方薬は副作用がないので安心だという声を聞きます。しかし、漢方も薬である以上、西洋薬に比べれば頻度は少ないのですが副作用は皆無ではありません。
⓵マオウ(麻黄)を含む方剤は心臓を刺激しますので、高血圧・狭心症・不整脈の持病
のある人には要注意です。また前立腺肥大の人は尿が出にくくなることがあります。
②カンゾウ(甘草)を含む方剤でむくみ・高血圧・筋肉痛などの症状が出ることがまれ
にあり、とくに甘草を大量に含む方剤や、甘草を含む方剤を併用した場合には注意が
必要です。
③ケイシ(桂枝)やニンジン(人参)を含む方剤で発疹のでる場合が、またサイコ(柴
胡)とオウゴンを含む方剤で間質性肺炎・薬剤性肝障害や膀胱炎をおこす例がありま
す。
④サンシシ(山梔子)を含む方剤で腸間膜静脈硬化症の報告がありました。
副作用とまぎらわしいものに「瞑眩(めんげん)」があります。漢方薬が効果を現すまえに、一時的に体調が悪化したり予期せぬ症状(一時的高熱、下痢、湿疹など)がでる現象です。この場合は薬をそのまま続けていればすぐに症状は消失します。