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新傑作ウォッチで令和を刻む

2024年春夏の手元には“まばゆい白×きらめく青”が清涼な「カシオ オシアナス マンタ」がいちばん似合う!

寒明けが過ぎ、日足伸びて若草が萌え出でる時期になると、気になってくるのが春夏の装いです。日ごとに強まっていく陽光のもとでは、明るく映える清涼なコーディネートを心がけたいのですが、それに合わせて腕元を飾る時計にも気を配りたいところ。ということで、爽やかで清潔感あるフェイスの時計を探していたら、絶好の候補モデルが見つかりました。

カシオ「オシアナス マンタ S7000シリーズ OCW-S7000D-7AJF」。公式サイト価格198,000円(税込)

カシオ「オシアナス マンタ S7000シリーズ OCW-S7000D-7AJF」。公式サイト価格198,000円(税込)

その注目の時計は、カシオ計算機のブランド「オシアナス(OCEANUS)」から2024年1月にリリースされた、最高級ライン「マンタ(Manta)」の最新作です。上の写真をご覧ください。文字板の透明感あるホワイトとインダイヤル&ベゼルのビビッドブルーの組み合わせが美しくエレガントで、何とも爽やかな印象です。

ということで、今回の「新傑作ウォッチで令和を刻む」では、この「マンタ S7000シリーズ」の「OCW-S7000D-7AJF」を紹介していきましょう!

インダイヤルソーラーの導入が可能にした極美ホワイト

先進テクノロジーとスポーティーデザインをベースに、エレガンスを追求し続ける「オシアナス」は、カシオ計算機が2004年に立ち上げたウォッチブランド。ブランド名はギリシア神話の海神「オーケアノス」(ラテン名:オケアヌス)が由来で、ブランドロゴが波のモチーフであることから推察できるとおり、全モデルのデザインが「海」や「水」を意識したもので、ブランドのキーカラーもそれらをイメージさせるブルーです。本モデル「OCW-S7000D-7AJF」のインダイヤル&ベゼルに取り入れられた澄清たる色もまた、その“オシアナスブルー”というわけです。

いっぽう、2007年から展開されているライン「マンタ」の名前は、紺碧の海原を悠然と泳ぐ巨大エイが由来で、これも「海」が関係しています。そして前述のとおり、「マンタ」は「オシアナス」の最高級ラインと位置づけられており、それゆえに量産化に不向きな加工や仕上げも取り入れつつ、曲線美や薄さなどを追求した“こだわり特濃”なモデルのコレクションなんです。

ところで、今回の主役「OCW-S7000D-7AJF」は、カシオ独自のソーラー発電システム「タフソーラー」で駆動する時計。時計の盤面にあるソーラーパネルと大容量の二次電池の組み合わせにより、各種機能が安定して駆動します。太陽光はもちろん、室内のわずかな光でも十分に充電できるので、普通の生活においてはバッテリー不足に陥ることがありません。

発電用受光部をインダイヤルのみとしたことで、メインダイヤルで美しく際立つホワイトが表現可能に

発電用受光部をインダイヤルのみとしたことで、メインダイヤルで美しく際立つホワイトが表現可能に

ところで、これまでの「OCW-S7000」シリーズでは、文字板全体で光を透過させていたのですが、本モデルは3つのインダイヤルのみで受光する、いわゆるインダイヤルソーラーのシステムが採用されています。ソーラー発電システムの場合、その多くには文字板に透過性の樹脂が用いられますが、それゆえに文字板のカラーが薄いと、背後に設けられたソーラーパネルが透けて見えてしまうため、カラーリングにある程度の制約が強いられていました。そこで本モデルでは、受光部をインダイヤルのみにすることで、メインダイヤルのカラーリングを制約から解放。裏面に不透過のホワイト印刷を、表面にシルバー蒸着とクリアマット塗装を施すという特殊な着色手法を駆使したことで、奥行きのある高発色のホワイト文字板が実現できた次第です。

いっぽう、受光部となるインダイヤルには透過性のあるブルー蒸着が施されています。またベゼルにおいても、多角形フォルムのチタンの台座にサファイアガラスのリングをセットし、研磨仕上げの後、ブルー蒸着を施して美しい青の輝きを表現。結果、インダイヤルとベゼルのいずれの“オシアナスブルー”にも、鮮やかな色合いと透明感が反映され、それが光の加減によって濃淡を繊細に移ろわせて、見る者の目をいつまでも飽きさせないのです。

使いこなしてみたくなる多彩な最先端機能を満載

さて、ここで「OCW-S7000D-7AJF」の主な機能についても、軽く触れておきます。まず、本モデルにはベゼルトップにタキメーターが、見返しリングに都市名が記されているので、ストップウォッチとワールドタイムの両機能が搭載されていることがわかります。

一見して複雑顔でも、実は絶妙な設計&レイアウトで見やすく&使いやすいのも魅力です

一見して複雑顔でも、実は絶妙な設計&レイアウトで見やすく&使いやすいのも魅力です

6時位置のインダイヤルをご確認ください。まず、小針が「Su」から「S」までのいずれかの目盛りを指すことで、「曜」を確認できます(「日」は3時位置の日付窓で表示)。また、「H」「M」「L」の各表示はバッテリー残量を伝えるもので、「DS」はサマータイム、「SDT」はスタンダードタイム、「AT」はその自動切り替えモードであることを示しており、ストップウォッチ作動時には小針は「ST」を指します。

9時位置のインダイヤルは、ストップウォッチモードでは経過時間の「時」「分」を示す60分積算計となり(経過時間の「秒」は、センター秒針がクロノグラフ秒針となって示す)、ワールドタイムモードではローカルタイムの「時」「分」を表示。このとき、直下にあるミニダイヤルの小針が「A」を指していれば午前、「P」を指していれば午後ということを示しています。

なお、ホームタイムはというと、センターの3針(時・分・秒)、および12時位置のインダイヤル(24時間表示なので、ここから午前・午後が読み取れる)で確認できます。

また、本モデルは、標準電波受信による時刻自動修正機能とスマートフォンリンク機能もあわせ持っており、文字板外周に記された「C」「R」「Y」「N」のイニシャルは、その2機能に関連した表示です。

大海を悠揚と泳ぐマンタを彷彿させるケースシルエット

以上のような多彩な先端機能を備えながらも、ケース厚がわずか9.5mmというのが驚きです。実は、これも「マンタ」シリーズの真骨頂。真横から見てみますと、ケ―ス、ラグ、ブレスレットによって描かれたアウトラインが優雅な曲線を成していることが確認できるのですが、そこに薄さが相まって、その印象はまるで大きな胸びれをゆっくりと上下に羽ばたかせながら遊泳するマンタの姿! 「なるほど、これがシリーズ名の由来なのだろう」と気づかされるのです。

スリム形状×優美な流線シルエットのダブル効果で、マンタの泰然たる姿を表現しています

スリム形状×優美な流線シルエットのダブル効果で、マンタの泰然たる姿を表現しています

ちなみに、ベゼル、ケース、バンドなどは、強度は高いですが軽量で、耐食性にすぐれ、肌にやさしいチタン製。しかも、その表面を硬化させるべく、チタンカーバイト(チタンの炭化物。炭化チタンともいう)処理を施したことで、高い耐摩耗性とともに美しい発色を実現しています。さらに、職人の手技も駆使しつつ、細部までていねいに磨き上げることで平滑度の高い輝きも。ケースサイドの稜線は鏡面によって伸びやかな印象が強調され、ラグからブレスレットへとつながるシルエットにもエッジが効いていて、優美な中にもスポーティーでアクティブな造形を見て取れるでしょう。

なお、風防にはデュアルカーブサファイアガラスが採用されています。これはケースの曲線に沿って、外面と内面が球面状に成型されたサファイアガラスのことで、その両面に反射防止コーティングを施すことで耐傷性を高めるとともに、透明度99%でクリアな視界をもたらして、文字板を快適に視認できるようにしています。

時・分針とインデックスに塗布された「ネオブライト」が鮮明な光で時刻を知らせます

時・分針とインデックスに塗布された「ネオブライト」が鮮明な光で時刻を知らせます

もちろん、夜間の使用についても怠りはありません。短時間で光を吸収・蓄光し、長時間の発光を可能にするカシオの独自技術「ネオブライト」が威力を発揮。その発光は、たとえ漆黒の環境下にあっても時間のすみやかな読み取りを可能にするのみならず、観賞にも応えてくれるほどに美しく鮮やかです。

薄さ&軽さで着け心地快適! ストレスなく使えそうです

では、ここでいよいよ「OCW-S7000D-7AJF」を試着してみることに。

せっかく涼しげ顔の時計なので、夏場の着用を想定して半袖の腕元に合わせてみたのが、下の写真です。ホワイト×ブルーは究極の清涼カラーだと思うのですが、場合によってはちょっと軽薄な印象に陥りがちです。しかし、本モデルにはそうした雰囲気は皆無。むしろ底光りを感じさせる透徹な色彩がきらめきながら、光の加減や照射角などで諧調を移ろわせるさまをもって、腕元にラグジュアリーを添えています。

ホワイトとハイコントラストをなすブルーがキリッと表情を引き締めて、手元を清涼に、かつアクティブに演出します

ホワイトとハイコントラストをなすブルーがキリッと表情を引き締めて、手元を清涼に、かつアクティブに演出します

ケース幅42.8mmとやや大ぶりなのですが、ケースやラグが手首に沿ってほどよくカーブしているため、ケース厚9.5mmのスリム設計と相まって、フィット感は上々です。しかも、一見すると重い時計という印象を抱くかもしれませんが、ケース&ブレスレットが軽量素材のチタン製とあって、実は意外なほどに軽く、装着しても違和感やストレスがないというのも高ポイントです。

【まとめ】 春夏の装いの清涼感をUPさせつつ清潔感も添加

本稿冒頭でも述べたとおり、まもなく訪れる春夏にふさわしい清涼感ある時計を探していたところ、「オシアナス マンタ」の本モデルと出会い、今回ここにご紹介した次第です。

「マンタ S7000」シリーズには現在、同仕様・同価格でブラック文字板×ブルーベゼルの「OCW-S7000-1AJF」など、いずれもスポーティー、かつ美しいたたずまいの先行4モデルが展開中ですが、そこに春夏スタイルを補完するにふさわしい、この「OCW-S7000D-7AJF」が加わったのです。

もちろん、同シリーズの利点はそのままで、多彩ながら各機能は実用的、かつ操作性にすぐれ、装着感は心地よく、スポーティー&アクティブな若々しさもしっかりと引き継ぎながら、手元を明るく演出してくれる本モデル。そのホワイト×ブルーのカラーリングは清涼感とともにコーディネートに清潔感も添加してくれますから、「きっと目にした人たちからの好感度もいいのでは?」などと思いました。

●写真/篠田麦也(篠田写真事務所)

【SPEC】
カシオ計算機「オシアナス マンタ S7000シリーズ OCW-S7000D-7AJF」
●駆動方式:クォーツ
●電源:ソーラー充電システム「タフソーラー」
●防水性能:10気圧
●ケース・ベゼル・バンド材質:チタン
●ガラス:サファイアガラス(両面反射防止コーティング、デュアルカーブ)
●ケース幅:42.8mm
●ケース厚:9.5mm
●主な機能:「タフソーラー」、バッテリーインジケーター表示、パワーセービング、世界6局標準電波受信による時刻自動修正マルチバンド6、ワールドタイム世界27都市(38タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き)、フルオートカレンダー、ストップウォッチ、「ネオブライト」など
●モバイルリンク機能:Bluetooth通信による機能連動
●対応アプリ:「CASIO WATCHES」

山田純貴
Writer
山田純貴
1980年代より、編集プロダクションの社員として某通販大手のカタログ編集にたずさわり、後に会員制月刊誌の編集主任を務める。1992年に同業者と共同で編集プロダクションを立ち上げ、主に時計、靴、鞄、革小物などモノ情報関連のさまざまな雑誌、ムック、単行本、機関紙などの企画・編集・取材・執筆を手がけた。1998年に独立し、フリーランスとなって現在に至る。
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牧野裕幸(編集部)
Editor
牧野裕幸(編集部)
アイテム情報誌「GetNavi」や映像エンタメ情報誌「DVD&Blu-rayでーた」(当時)の編集者を経て「価格.comマガジン」へ。スティック&ロボット掃除機、コーヒーメーカー、扇風機、電動歯ブラシ、電気ケトルなどの白物家電のほか、AV機器や加熱式タバコを担当しています。LOVE, LINKIN PARK.
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