[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

全滅 単語

205件

ゼンメツ

3.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

全滅とは、「全て滅びること」「みんな死ぬこと」「全体が駄になること」などを意味する単語である。

概要

全滅とは、「すること」をす。に「敵を全滅させた」「仲間が全滅した」などのように使われる。
また種族が全滅して子孫が残せなくなることは「絶滅」と呼ばれる。

軍事的用語における全滅

部隊がおおよそ3割(戦闘担当の6割)の戦力を損耗すると、負傷兵の手当て・後送、戦意喪失などによる後退・逃亡が始まり、実質戦闘人数が減し組織的戦闘が行える状態ではなくなる(戦闘力の喪失)ために、全員が死傷していなくても事実上の全滅とみなされる。たとえ人的被害くても部隊の保有する戦車・艦航空機といった兵器類が損耗しても同様である。これらの部隊は組織的戦闘不能なので上層部も戦闘単位としては計上せず、部隊再編するまで戦略上は居ないものと扱われてしまう。逆に部隊規模が小さければ前線部隊の占める割合が多くなる(というより兵員のほとんどが戦闘担当)なので限界損耗率にも余裕ができる。この限界損耗率はあくまでも演習上のものなので陸戦研究でも提示する数値がまちまちであり部隊規模・攻勢/守勢・兵科装備といった諸要素で変動するがおおむね以下のようになるとされる。

  • 師団級(攻10%20%守30%40%
  • 連隊級(攻30%守40%
  • 大隊級以下(攻40%60%守5070%

しばしば損耗率3割=全滅といわれることがあるが、これは師団級・連隊級の割合である。 旧陸軍大学校の教科書『砲兵戦術講授録』exitには「概ね三〇の損を受くれば歩兵は攻撃力を失い」「第一回旅順総攻撃にける第九師団の損は三〇内外なりしも全滅を報ぜられたるは世人の知る所なり」と記されている。

壊滅

全滅とはほぼ同義語。しばしば損耗率5割=壊滅といわれることがあるが要検証。というのも先ほどの砲兵戦術講授録に「五〇に至れば壊乱又は退却するを知るを得べし」と記されているのは確認できるが、ここでいう壊乱とはWW1のグンビンネンの戦いでドイツ軍第17軍団が壊走した事例を挙げている。部隊秩序を保ったまま戦域から引き上げることを「退却」、逆に統率が乱れて兵士たちが先に逃亡したり降したりする有様を「壊乱」と呼んでいるのであり、この壊乱が壊滅と同じものかは議論の余地があるだろう。

殲滅

しばしば損耗率10割=殲滅といわれることがあるが[要出典]で情報が不足している。全滅3割説と壊滅(壊乱5割)説が旧日本軍記録にも残されているのに対して、殲滅10割説は典拠不明である。敵を滅ぼし尽くすという意味で用いる例は多数見られるが、自に用いる例はインターネット上に開されている日本軍防衛省記録には見られない。少なくとも殲滅10割説が確認できる初出は2001年9月頃の2ちゃんねる軍事板exitかもしれないので情報提供をお待ちしております。

全滅・壊滅は被害側が主語のときに「全滅する/壊滅する」の形になるのに対して、殲滅は動的な言葉なので被害側が主語になるときは「殲滅される」の形になる。なお現代ではあまり見ないかもしれないが昔は「敵を全滅する/敵を壊滅する」といった使い方もしていた。

玉砕

出典は唐の故事であり対義語は瓦全。日本でもなどでたまに引用される。第二次世界大戦では1942年頃から全滅の美化語として使われるようになった。

WW2以前で同様の事態が起こったときはどうしていたかというと、例えばシベリア出兵で損耗9割を出した尼港事件やユフタの戦いでは「全滅」と発表された………のだが、西伯利出兵史要exit(八〇コマ番号49)には「全滅と言う事はく聞く事であるが、所謂全滅の中には尚生きて戦場を去る少数のものがあると言うのが普通の全滅である。今回の如きの全滅なるものは未だかつてこれを聞かないのである」と記されており、このような事を「全滅」と表現してよいものか困惑している様子がうかがえる。

コンピューターRPGにおける全滅

コンピューターRPGにおいて全滅といえば、基本的には戦闘敗北ゲームオーバーになることを言う。

味方全員死亡戦闘不能)をす場合が多いが、ゲームによっては「リーダーが倒れる」「全員状態異常になる」「時間制限等のギミックに引っかかる」等の敗北条件が設定されていて、それらによる敗北も全滅と呼称する場合がある。

また、「敵を全滅させた」と自営の勝利す用法もある。

全滅した場合は大抵セーブした場所からのやり直しや、所持金を失う等のペナルティを受けて安全地帯まで戻される。
(中にはその戦闘を最初からやり直せるゲームも)
前者の場合セーブをこまめにしないと後で泣く。

また一部のゲームでは全滅のことを「パトる」「イゴる」「hage」と言う。

パトる」は真・女神転生Ⅲから生まれた言葉で、ゲームオーバーの演出がフランダースの犬ラストシーンに酷似しているためそう言われるようになった。
イゴる」は女神転生シリーズ生作品であるペルソナシリーズの3以降で用いられる言葉で、こちらはゲームオーバー時に「イゴール」というキャラクターセリフが表示される演出から。

またこれらのゲームは非常に全滅しやすい。
(例)

 「hage」は世界樹の迷宮から生まれた言葉。出典は「世界樹の迷宮で全滅したらhageるスレ
こちらも非常に全滅しやすい。

素晴らしき全滅(一部死亡)フラグ集

他にも追加希望

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/12/26(木) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/12/26(木) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP