空母棲姫とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する敵勢力「深海棲艦」の一種である。
率いる艦隊の名や登場する作戦・海域から、「ヨークタウン(CV-5)」がモデルであろうと考えられる。
また、彼女に沈められた赤城、加賀成分が混じっているとの説も。蒼龍はいずこへ・・・。
本記事では、下位バージョンの「空母棲鬼」についても記述する。
空母棲鬼
「ナンドデモ・・・ナンドデモ・・・・・・シズンデイケ・・・・・・!」
2014年夏イベント「AL/MI作戦」の第3海域(MI作戦第1段階)のマップのボスとして登場。
深海棲艦に共通する特徴のほぼ白黒のカラーリングに赤く光る瞳で、赤城の長髪と加賀のサイドテールを合わせ持つかのような髪形をしているのが特徴。
艤装は砲台の左右から滑走路が延びている形式で、その中央にまるでバカンスのように空母棲鬼本体が持たれかかっている。 空母棲鬼本体も甲冑のようなものを着込み、肌は顔と肩くらいしか見えないほどの重武装。
空母ヲ級flagshipに続き新型たこやき艦載機を大量に搭載しており、お供にフラグシップ級のヌ級・ヲ級を引き連れている事もあって、こちらも空母を大勢投入する連合艦隊ではあるが、制空権確保は非現実的である。
なお陸上タイプではないため三式弾の特殊効果が無く、代わりに魚雷攻撃が通じ、艦爆搭載艦も攻撃可能。
またHPは250とボスとしては控えめなため、昼戦での撃沈も望める。
空母棲姫
「ヒノ・・・カタマリトナッテ・・・シズンデシマエ・・・・・・!」
同じく2014年夏イベの第5海域(MI作戦第3段階)のボスとして登場。
空母棲鬼が重武装で殆ど肌を見せない服装だったのに対し、全体的に破壊されて肌の露出が多くなっているイメージを受ける。おっぱい部分は服ビリでもう少しで見えそうで、パンツなんかは完全に脱げてるんじゃないかこれ?(ポーズのせいで見えないけど)
手足の甲冑だけは残っているが、血濡れのような模様が走っている。
背後の艤装も血濡れのような模様が走っていたり、内部の赤いエネルギー的なものが見え隠れしたりと、本体同様にダメージを受けている印象がある。
彼女らがボスとして登場するMI作戦海域のボス戦のBGM「シズメシズメ」は、深く暗い海底に沈んだ亡霊の呼び声とも表現できそうな、空母棲姫がモデルとしていると思われるものを考えると悲しいバックコーラスのある、恐ろしくも美しい名曲として名高い。
能力は純粋な鬼のバージョンアップ版で、凄まじい制空力と高いHP(350)を持つが、陸上タイプではなく魚雷攻撃が通じるので、夜戦に入る第2艦隊に一定数以上入れなければならない駆逐艦や軽巡でも有効打を与える事が可能。
鬼バージョンのE3よりは打ちもらしてしまう可能性が高いという程度で、やはり極悪な強敵と言うほどのイメージは無かった。
が、空母棲姫の本気はここではなかった。
AL/MI作戦の隙を突いて本土急襲をかけてきた別働隊を迎撃すると言う最終海域E-6にて、なんとボス前のマスにて待ち構えていた。
空母であるが故の非常に高い制空力により航空優勢どころか劣勢を回避するのがやっと[1]で、高い火力を空母の火力計算式でぶつけてくるため反航戦だろうがほぼ火力キャップを割らないと言う脅威の攻撃力で戦艦だろうが何だろうが容赦なくワンパン大破。
ちなみに彼女の装備にある電探は命中+16と言う別次元の性能を誇る代物で、攻撃もバンバン当ててくる。[2]
大破が出てもこの戦闘を勝ちさえすれば良かったE5ボス戦とは違い、大破を出さずに進撃できる状態で戦闘を終えなければならないボス前戦では脅威度が段違いであり、E6に挑んだ多くの提督の毛根に深刻なダメージを与えた。
E6は開幕から単縦フラ戦だの潜水艦×5だの、他の海域であれば一級の大破撤退ポイントになったであろうマスが盛りだくさんだったのだが、それらが殆ど話題にならないほどの大破っぷりを誇った。
ルート制御によって空母棲姫のマスを回避する事は一応可能なのだが、そうすると必ず夜戦マスを通る事になり、どっちもどっち。と言うか、夜戦マスを通る覚悟の編成で挑んでも完全な固定はできず、1/2の確率で空母棲姫のマスの方に逸れてしまう。
あまりの脅威度に、「空母棲姫の攻撃を1回減らす」ために戦艦を入れない編成が考え出され、それで挑み続ける提督もいたほどである。[3]
多くの提督の円形ハゲの原因を作ったこの空母棲姫に対し、艶やかな容姿やE-6における圧倒的な脅威への畏怖・怨念・若干の揶揄あるいは親しみを込めて「空母おばさん」と呼ぶ提督もいる。
ダイソンだの爆乳大要塞だの、妙な渾名が付けられる傾向にある最近の名有り深海棲艦であるが、空母棲姫のファンからは「空母お姉さんやろ!」と突っ込まれることもある。
ワンパン量産から単に「ワンパン姫」と呼ばれることもあるが、こちらは春イベでの戦艦棲姫の方がイメージが強い人が多いかも知れない。
なお、戦艦棲姫と同じく陸上タイプではないが故に、モデルとなる陸地が存在しない海域でも気軽に配置することができるため、同イベント内で早速使いまわされた事からも分かる通り、今後のイベントマップでも「また来たよ♪」とばかりに出てくる可能性は高…
再見
来やがった。
それもイベント海域ではなく、通常作戦海域への実装である。アップデート2014/09/26にて進出可能になった「中部海域」第1作戦(つまり、6-1)の最深部、ボスマスから逸れてしまったいわゆる「お仕置き部屋」に空母棲鬼が配置され、提督達は驚愕した。
陣形が輪形陣固定のため火力はさほどでもないが、その分制空能力が高く、ボーキサイト消費が大変な事になる(もっとも、この6-1はあまり空母を編成できないが…)。では完全に絶望する必要があるかというとそうでもない。このマスは伊401がドロップする通常海域唯一のマスなのである。
ここ以外では大型艦建造でしか入手できない伊401を求め多数の提督が殺到……したからといってホイホイ出るわけでもなく、そもそもこのマスにたどり着くことも確実ではないため、提督たちは血涙を流しながら資源と毛根を注ぎ込むのであった。
2014年秋イベにて
先述のように、戦艦棲姫同様再登場が十分あり得る空母棲姫であったが、やはり現れた。しかも、すぐ次のイベント「発動!渾作戦」への連投である。
出現場所はExtra Oparation「敵機動部隊迎撃作戦」(E-4)のボス前マス、ボスの空母水鬼へ進撃せんとする連合艦隊の前に立ちはだかり、戦艦タ級flagship、E-1ボスの重巡ネ級elite、軽巡ツ級等を引き連れてくる。編成次第ではこのマスからボスへ直行出来るのだが、北東のマスに行ってしまうと軽母ヌ級flagship×2or3、戦艦ル級flagship×0or1を引き連れてリベンジしてくるという二段構え、陣容は夏イベボスマスとほぼ同じである。陣形も輪形陣と変わらないので、前回の死闘がほぼ再現される形となった。
ただし、MI作戦当時と違い連合艦隊編成で水上打撃部隊を選択できるため、比較的楽である。戦艦を多く採用でき耐久力があり、ボス戦での夜戦を担当しないためある程度の被害を許容できる第1艦隊を砲撃戦フェイズにて先にぶつけて空母棲姫の戦力を削ることができるため、第2艦隊の被害を減らせるのだ。
また、連合艦隊を使用する海域は敵味方共に砲撃戦の命中率が下がるので、夏イベのE-6に比べれば大分楽になっている。ここで大破しても装備「艦隊司令部施設」を活用すれば進撃することは可能だが戦力ダウンは否めず、結局ボスだろうがボス前だろうが、お祈りすることに変わりはないのである。
2015年冬イベにて
二度あることは三度ある、2015年冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」にも引き続き出現した。
もはや誰も驚かないであろう。
第4海域「敵機動部隊を捕捉せよ!」(E-4)で空母棲姫がボスとして、第5海域「決戦!連合艦隊反撃せよ!」(E-5)で空母棲鬼がボス直前の戦闘マスでそれぞれ出現する。
E-4「敵機動部隊を捕捉せよ!」
E-4では空母棲姫がボスとして軽母ヌ級、重巡リ級、戦艦ル級(難易度によりグレードが変化)などを従え、練習巡洋艦娘「香取」を入手せんとする提督の前に立ちはだかる。
通常編成の6隻による艦隊で挑まなければならないものの、複数の進撃ルートを選択でき、複数の正規空母や戦艦を連れて高火力で殴り倒すことも、軽量の水雷戦隊によって反復出撃で「削る」ことも可能である。
ただし当の本人は相変わらず強力であり、攻撃に当たっては味方艦娘を一撃中大破に追い込み、防御に当たっては駆逐艦や重雷装巡洋艦の連撃・カットインなしに撃沈が難しい高耐久・高装甲を誇る。
本作戦は海域の難易度を選択して出撃することが可能であるが、空母棲姫の強さ自体は変化しないのでゲージ破壊に当たってはとどめを刺せる艦と装備の選択を熟慮されたい。
なお、ゲージ破壊・海域攻略時には「ナンドデモ……クリカエス……カワラナイ……カギリ……」と言葉を残し消えていく。その意味するところは……皆まで言うな。
E-4ボスマスはイベントの中で唯一伊401(甲・乙のみ)と雲龍(全難度)が獲得可能なマスである。クリアしてからも彼女たちを求めて周回する提督も少なくないだろう。何度でも繰り返すってそういうことか……
E-5「決戦!連合艦隊反撃せよ!」
イベント最終海域であるE-5では3つあるボス前のマス全て、そして難易度に関わらず空母棲鬼が出現する。
姫ではなく鬼だけまだ有情なのかもしれないが、道中であり損害を受けてはボス戦で充分な戦力となることができず、大破→護衛撤退ともなれば言うに及ばない。
このボス前マスでは三隈・まるゆ・初風などのレア艦のドロップも見込める。随伴艦が大破し撤退せざるを得ない場合、夜戦撃破を狙うのも一手だろう。
2015年春イベにて
最早、第2の戦艦棲姫と言っていい程の出ずっぱりである。2015年春イベント「発令!第十一号作戦」にて出現する。
出現場所はExtra Oparation「E6『打通作戦!ステビア海を越えて』ステビア海」(E-6)の、各ルートの合流地点であるボス前マスにて、空母棲姫として待ち構えている。
上記の過去イベント部分に散々書かれている通り、相変わらずの大破ポイントであり、相変わらずの壁である。
このマスにてまるゆのドロップが確認されているので、大破撤退時は夜戦を挑むのも手だが、それ以外のめぼしいレア艦が無い事も注意。
また、E-6ゲージが破壊可能な時のみ、難易度甲・乙の場合に、ボスマスにて重巡ネ級1体と差し替わりで、戦艦水鬼の随伴艦として出現。前回の随伴ダブルダイソンより見た目のインパクト及び難易度は若干ましなものの、制空値を意識しないと、弾着観測及び夜偵が機能しなくなり、撃破難度が上がるので要注意。
幸い今回の最終編成は、E6に限らずゲージ破壊した後は元の編成に戻るので、気合いを入れてさっさと壊してしまえば、二度とボスマスには出てこないのが救い。
2015年夏イベにて
後述のやらかしも含めて、ダイソン2号と呼んでも差し支えないのだろうか……。2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」にて出現する。
第3作戦海域【激突!第二次南太平洋海戦】 南太平洋海域
甲作戦及び乙作戦ゲージ破壊時のみ、空母棲鬼が水母棲姫の随伴艦として2隻登場。おまけにかばう率の高い輪形陣である。ダイソン戦艦棲姫に極意でも教えてもらったのだろうか?
彼女らの存在により、甲作戦においてはS勝利は極めて困難であり、このマス限定のドロップである瑞穂を狙う際には、丙掘りで先に済ますか、大和型も考慮に入れた大火力を用いるか、よく考える必要がある。
第6作戦海域【反攻作戦!FS方面進出】 ソロモン海東部海域
E-6ボスとしての登場。海域ボスとしては、15年冬以来。
甲・乙作戦においては、随伴艦に戦艦棲姫がいるという、いずれ来ると怖れられ、噂された黄金タッグの登場である。
また、甲作戦及び乙作戦ゲージ破壊時には、今イベ一部のヲ級が搭載した、赤く光るたこ焼き艦載機を搭載し、更なる強化が施されている。
タッグは怖いので、戦艦棲姫の出ない丙で乗り切ろうと思うと、五航戦の改二に使用すると噂される試製甲板カタパルトが手に入らなくなるという意地の悪さも備えている。
このボスマスにおいては、今回新艦娘の駆逐艦「風雲」のドロップが見込まれている。
2016年冬イベにて
2015年秋イベントの突入!海上輸送作戦にて、初登場以来のイベント皆勤が途絶えたものの、その分出撃!礼号作戦において、結構な暴れっぷりを披露している。
出現場所は、E3「捷四号作戦」北海道北東沖の道中Hマス(全難易度)と、ボスTマス(甲作戦のみ)。
また、今回はいずれも赤たこ焼き艦載機搭載で襲ってくる。
Hマスは空母機動部隊を編成する事で通過するルートなのだが、甲作戦だと随伴に空母ヲ級改flagship、たこ焼き型艦載機搭載2隻、敵推定制空値は300台後半という、航空優勢をとるのに、制空値500台半ば(確保には1100弱)、歴代最高の制空値が必要という、何気にとんでもないマスである。[4]この狂った制空値に加え、第二艦隊から戦闘が始まる空母機動部隊がボス戦では都合悪いのも相まって、空母が嫁で連れていきたいという提督以外は、こちらのルートを通らず、水上打撃部隊で出撃する提督が多い模様。
あちらはあちらで道中ダブルダイソンだが、道中戦闘回数は少なくなるし、これに比べればましという理由もある。
ボスTマスにおいては、甲作戦のみ重巡棲姫の随伴艦として、削り段階は軽巡ツ級eliteとのランダム、ゲージ破壊可能時には確定で出現する・・・が、随伴艦は彼女だけではなく、戦艦棲姫2隻は確定という頭の痛くなる敵編成である。
真のトリプルダイソン・・・。
これでも姫級4隻の中では、中破で昼間は動かなくなり、他3隻と比べればまだ柔らかい方なだけましという存在なのが恐ろしい所。
2016春イベにて
「3周年をお祝いしてあげなきゃ」とでも思ったか、万遍なく登場する。
【前段作戦】北太平洋前線海域(E1)前線制海権を確保せよ!
<「開設!基地航空隊」ではE1からいきなり登場。ボスに? いえいえボス前です。
本海域ボス前の敵編成には2種類ある。すなわち、空母棲姫が旗艦を務める輪形陣パターンと、戦艦棲姫旗艦の戦艦戦隊パターンである。当該海域には複数の航路があるが、最終的には彼女らの待つボス前マスに収束するため、どんな編成でも必ずどちらかの敵艦隊と交戦しなければならない。
- 「中破させれば無力化するうえ輪形陣ゆえに随伴艦はさして怖くないが空爆だけで大破させられることもある空母棲姫艦隊」
- 「航空戦力がないが単縦・複縦ゆえに旗艦以外にも大破させられる可能性が無視できない戦艦棲姫艦隊」
という、どちらも遠慮したい布陣となっている(どうせこちらで敵編成を選ぶなんてできないのだが…)。
空母棲姫という大破メーカーをよもやE1のボス前に置くなんて、E1からこれだと後半はどうなるんだ、と歴戦の提督たちも戦慄したとか。
【前段作戦】北太平洋前線海域(E4)発進!基地航空隊
彼女がE1だけで満足するはずがない。E4では連合艦隊の「空母機動部隊」「水上打撃部隊」どちらを編成したかによってスタート地点および航路が変わるのだが、空母機動部隊編成だと道中で彼女と遭遇することになる。
道中とはいえ、当該海域のボス編成があまり強くなく(空母も戦艦もいない)、護衛退避させても問題なく勝利できるため、さほどの脅威とはならないのが救いか。
【拡張作戦】南方ラバウル基地戦域(E5)ラバウル航空撃滅戦
この海域、水雷戦隊での攻略が主流の為、あまり知られてないが、戦艦・空母込みの重い編成で進軍すると、彼女のいるKマスに招かれる。
主に輪形陣で、乙作戦以上は戦艦棲姫も随伴で待ち構えており、そんな相手を1艦隊で相手するのだから、ズタボロ間違いなしという、水雷戦隊が主流になる一端を担っている。
【後段作戦】北太平洋深海中枢泊地沖(E6)友軍泊地奪還作戦
後半海域にも常連のごとく顔を見せてくれる。E6のLマスでは戦艦タ級flagshipや駆逐水鬼などを引き連れて待ち受ける。当該マスでは新艦娘・親潮(艦これ)がドロップする情報があり、同艦娘を掘らんがため、あるいは羅針盤が言うことを聞いてくれなくて流されてきた提督たちが日々彼女と踊っているとか。
輪形陣のみならず単縦陣の場合もあるが、輪形でT字不利でも彼女は火力キャップを超えているのでそれほど意味はない。が、単縦パターンだと駆逐水鬼の先制雷撃が痛い。どのみち大破量産はまぬかれないだろう。
【後段作戦】北太平洋戦域(E7)波濤を越えて
本イベント最終海域となるE7においては、主に機動部隊が通るボス前マスと、堂々ボスの随伴として鎮座。
ボス前マスは丙作戦こそ空母系はヲ級2隻だが、乙作戦ではヲ級1隻と差し変わって旗艦に鎮座、甲作戦では2隻並ぶという、最早笑いしか出ない編成で待ち構えている。他随伴の駆逐棲姫が、まるでおまけ的な状態である。
ボスマスでは、削り時はランダムで、最終形態では必ず彼女が編成に加わっている。その編成とは、
枢棲姫-壊
空母棲姫
戦艦棲姫
戦艦棲姫
駆逐古姫
駆逐古姫
6隻すべて姫のみのボスは3周年を迎えた艦これでも初である。さらに、もっとも低い難易度となる丙作戦でも、空母棲姫は赤い艦載機を運用している。控えめに言って突破は困難を極めるだろう。
中部海域にて
中部海域の最深部EO 6-5「KW環礁沖海域 空母機動部隊迎撃戦」にてボス旗艦を務める。
この海域の特徴は何といっても敵が12隻からなる連合艦隊を組んでいるところにある。ゲージを削るためには本体の旗艦である空母棲姫を撃沈しなければならないが、本隊と夜戦を行うためには随伴艦隊をほぼ全滅に追い込む必要がある。この仕様と空母棲姫本人の戦闘能力も相まって撃沈するのはなかなか骨が折れる。しかしながら、この海域では基地航空隊を派遣することができ、航空戦前に敵艦隊の制空値を削ったり随伴艦をある程度蹴散らすことも可能である。
さらに、空母棲姫に艦攻や陸攻の雷装の特効があることが確認されており、運がよければ基地航空隊の攻撃だけで撃沈できることもある。敵連合艦隊という見た目の厳つさほどの難易度ではないという声もあるが、歴戦の提督たちを苦しめてきた空母棲姫の実力は健在なので心して攻略したい。
ちなみに、通常海域では6-5以外でも6-4の道中に空母棲姫の出現が確認されている。ゲージが破壊可能になった段階での機動ルート(右ルート)でのみ遭遇するが、大半の提督は水雷ルート(左ルート)で攻略するためイマイチ影が薄い。
2016年秋イベにて
2016秋イベ『発令!「艦隊作戦第三法」』では夏休みを挟んで約半年ぶりの登場となった。
【後段作戦】 MS諸島北部(E4) シャングリラ捜索追撃 艦隊前進配備
E4は輸送ゲージ+戦力ゲージのいわゆるダブルゲージの海域であるが、その戦力ゲージのボス旗艦として立ちはだかる。6-5と同様に連合艦隊を率いているが、こちらは通常艦隊で相手をしなければならない。
道中では2回艦載機を飛ばして艦娘たちに空襲を行い、ボスマスでは随伴艦とともにこちらに手痛い攻撃を浴びせてくる。丙作戦なら敵の航空戦力は空母棲姫のみだが、乙、甲作戦では航空戦力が強化され、甲作戦の最終形態では空母ヲ級改flagshipが2隻随伴し、こちらの編成次第では制空優勢すらままならない。
随伴艦隊が残りすぎてしまえば空母棲姫を夜戦に引きずり出すこともできない。
道中の敵編成もかなり凶悪で、あらゆるマスが大破撤退ポイントである。苛烈な道中戦闘で消耗した艦隊で空母棲姫率いる連合艦隊を相手にするこの海域の難易度は極めて高く、多くの歴戦の提督たちの資源と毛根を消し飛ばしていった。
【後段作戦】 MS諸島北部 B環礁沖(E5) 渚を越えて
E5の甲作戦にて深海海月姫率いる連合艦隊の本隊随伴艦として再度登場(丙、乙では空母ヲ級改flagshipに置き換わる)。当然のようにダイソンこと戦艦棲姫も随伴している他、随伴艦隊には駆逐古姫もいる。
なかなか豪華なラインナップだが、連合艦隊での出撃、基地航空隊の支援、装甲破砕ギミック、クロスロード組(長門、酒匂、Prinz Eugen、Saratoga[5])によるボス艦隊特効といった要素が組み合わさり、E4ほどの絶望感はないという声も多い。特にクロスロード組による特効は凄まじく、長門が弾着観測射撃で姫クラスをワンパンしたりPrinz Eugenが夜戦で2000オーバーのダメージを叩き出したりと、「もう全部あいつらだけでいいんじゃないかな」状態である。とはいえやはり最終作戦海域、空母棲姫含め姫クラスの攻撃はすべて味方をワンパン大破に追い込めるものなので油断せずに攻略していきたい。
2017年冬イベにて
2017年冬イベント「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」でも3海域中2海域に登場した。
【前段作戦】小笠原諸島航路(E2) 小笠原諸島哨戒線強化
E2のボスとして、深海棲艦の連合艦隊を率いて登場。随伴艦隊には駆逐古姫が混じることもある。しかし、ここは輸送マップなため、空母棲姫のいるボスマスに到達できれば、あとはA勝利を得るだけで輸送成功となる。
空母棲姫を残しても他の深海棲艦を撃破すればA勝利は達成でき、決戦支援艦隊や基地航空隊も使えるため、空母棲姫の攻撃で大破する事はあってもA勝利自体はそれほど難しくないだろう。
むしろ、このマップは輸送護衛艦隊で空母ヲ級改がウヨウヨしている道中を如何に被害を押さえて突破できるかが本題で、空母棲姫のいるボスまで到達してしまえば支援などをフル活用してほぼ勝利確定である。しかし、S勝利を取ろうとしたらやはり空母棲姫の壁が立ちふさがるだろう。
また、輸送マップではあるが、こちらの連合艦隊は水上打撃部隊や空母機動部隊も選択可能なため、輸送ゲージが残り少なくなったり堀の段階ではこちらを選んで空母棲姫とガチの殴り合いも可能である。
【後段作戦】トラック泊地沖(E3) 発動!「光」作戦
E3ボス「深海双子棲姫」の随伴として2隻の空母棲姫が登場。ただでさえHP800と高い装甲で撃沈が難しい深海双子棲姫をがっちりガードしている。2016春E7ボス前マスでさえダブルで並んだのは甲作戦限定であったが、今回は丙作戦でもラストダンスではダブルで登場。全ての提督たちにダブル空母BBAが立ちふさがる。
また、ボスマス一個前にある空襲戦マスでも空母棲姫の姿を見る事が出来る。ここで無傷の艦娘を一発大破させられる提督も多かったようだ。
ボスマスでのダブル空母棲姫の制空力は非常に高く、さらにボスの深海双子棲姫も艦載機を飛ばすため、航空優勢さえなかなか取れない。特に甲作戦で道中が最短ルートになる水上打撃部隊を選択した場合、軽空母2隻をほぼ烈風キャリアにしたうえで、基地航空隊にも制空値の高い機体を入れてようやく航空優勢を勝ち取れる。
弱点として基地航空隊による攻撃が特攻になっており、当たれば大きなダメージが期待でき、一発で中破以上に持ち込むこともある。が、連合艦隊を組んでいるため、12隻中2隻の空母棲姫に当る確率は低く、確率を上げるために陸攻を増やしたら制空値が足りなくなるといったジレンマもある。
2017年春イベにて
「出撃!北東方面 第五艦隊」E-5にて登場。
第一戦力ゲージ時には道中にてボス前で空襲戦と直接戦闘の2回戦うことになる。ただし、乙作戦・丙作戦では史実艦娘を一定数入れることにより直接戦闘マスを回避する事が可能なため[6]、空襲戦のみとする事も出来た。第一戦力ゲージ時のボスは戦艦棲姫なので、相方の護衛の役を任されていたのかもしれない。
第二戦力ゲージ時には空母棲姫のいるマスは通らないので、お役御免となる。
2017年夏イベにて
「西方再打通!欧州救援作戦」では戦艦棲姫に対する戦艦夏姫のように水着バージョンとなった空母夏鬼・空母夏姫として登場する。
両方に共通する特徴としていつものサイドポニーを解いて黒い麦わら帽子をかぶり、普段と露出度は変わらないビキニタイプの紐パンの水着を着ている。その横には深海由来なのか白い巨大なハイビスカスが置かれている。
だが、何よりも注目すべきはそのお腹。見方にもよるだろうが、ついついぷにぷにしたくなるような油断してお肉がついているお腹なのである。だがそれがいい。[7]
戦力ゲージ削りのボスとしてはE-4一本目で空母夏鬼が、E-6二本目で空母夏姫が登場。また、E-7では道中に空母夏姫が登場。道中大破撤退の要因の一つとなっており、資源と時間と毛根を消費させられる提督が続出した。甲作戦ではE-7ボスラストダンスの随伴にも登場する。
【前段作戦】E-4 遥かなるスエズ
このマップは二本の戦力ゲージが存在するダブルゲージマップ。そのうち一本目を担当するボスが空母夏鬼である。
Iマスにて深海棲艦連合艦隊を率いて艦娘たちを待ち受けているが、航空支援などしっかり出しておけばそうそう苦労はしない程度の難易度である。このマップの本番は後半戦にあるため、空母夏鬼はいわば前座的存在であった。
ただ、空母夏鬼のマスではこのイベント実装の新規艦娘「天霧(艦これ)」がドロップしたため、彼女を求めて空母夏鬼通いをする提督もいたかもしれない。
【後段作戦】E-6 マルタ沖海戦
このマップでも輸送ゲージと戦力ゲージのダブルゲージが存在する。そのうち二本目、戦力ゲージを担当するのが空母夏姫である。
Sマスにてまたしても深海連合艦隊を率いての登場であり、最終形態では夏ダイソンこと戦艦夏姫も登場していつものコンビが水着姿で完成したものの、装甲破砕ギミックなどもあるためやはり対空母夏姫との戦闘自体はそれほど難易度は高くない。むしろこのマップは前半戦の長すぎる輸送ゲージで苦しんだ人の方が多かったのではないだろうか。
また、ボスドロップの報酬も新規艦娘「ルイージ・トレッリ(艦これ)」をはじめとして非常に豪華なラインナップがそろっていたため、やはり空母夏姫通いして堀を行った提督も相当数いた事だろう。
【後段作戦】E-7 ドーバー海峡沖海戦
そして今回空母夏姫が最大の脅威、そして癒しとなったのがこの最終海域である。
このマップ自体が道中が姫級4連戦、かつ、それぞれに対応する方法が異なるという鬼畜マップである。最短ルートを選択した場合、空母夏姫は3戦目のQマスで登場し、当然のごとく深海連合艦隊を率いてこちらの進撃を阻んでくる。このマップでもギミックで味方の攻撃力を増やすことができるため、決して撃破できない敵ではないのだが、いかんせん道中での戦いとなるため油断していると大破撤退に追い込まれてしまう。
ただ、空母夏姫の前のマスではほぼ魚雷がそれてくれることを祈ることしかできない潜水新棲姫が現れ、空母夏姫の次のマスではケツガチャ・ケツべロスとも呼ばれた戦艦夏姫最大3隻が待ち構えており、それと比較して「むしろ空母夏姫マスが癒し」という評価も与えられた。
とはいえ完全に癒しと言えたのは甲のみ。陣形は甲では第三警戒航行序列なのだが、乙丙では第四警戒航行序列。つまり甲なら火力が抑えられるのに乙丙では最大火力で襲い掛かってくるので、このマスは脅威となった。
2017年秋イベにて
2017年秋イベ「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」E-3に登場。
E-3はトリプルゲージとなっているが、最後のゲージである第二戦力ゲージのボスを務め、またスタート直後の空襲も担当している。
ボスマスでは空母ヲ級2隻が随伴艦となっており、甲作戦ではゲージ破壊可能になるとヲ級が改にグレードアップする。航空優勢をとるのに必要な制空値も非常に高いため、弾着観測射撃をしたければ艦戦を多めに搭載する必要がある。
ただ、このマップにおいては2本目の輸送ゲージが最難関とされており、この空母棲姫は大した脅威ではないという人も少なくない。
なお、最終海域であるE-4は夜戦中心のマップであることもあってか、空母棲姫の出番はなかった。
2018冬イベにて
2018年冬イベ「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」では道中の空襲戦マスや基地航空隊への空襲、ステージボスなど出番が多かった。
E-2 威風堂々 出撃!栗田艦隊
E-3 小沢機動部隊 全力出撃!
ステージボスとして空母棲姫が登場。もちろん道中の空襲戦マスも担当する。
ボスマスでは連合艦隊を率いている。ボスの空母棲姫は装甲が強化され、難易度乙以上では艦載機が黒くなりさらに強化される。
E-6 追撃!第二遊撃部隊
乙作戦以上ではギミック解除のため到達しなければいけないKマスで待ち構えている。Kマスは艦隊編成で駆逐艦が足りない場合のおしおき部屋も兼ねている。乙以上ではまたしても空襲戦マスも担当する。
E-7 暁の水平線に勝利を──
ダブルゲージマップだが、どちらのゲージでもボスの2つ前のマスで登場する。特に乙作戦以上での第1ゲージ時にはTマスでダブル空母おばさんが待ち構えている。丙作戦以下だと1隻になる。第2ゲージに移ってからも乙作戦以上ではMマスで待ち構えている。
第2期・南方海域にて
第2期に入り、第5海域までのマップの大半がリニューアルされたのに伴って、空母棲鬼があらたに5-2にもランダムでボス旗艦として出現するようになった。装甲10の南方棲戦鬼さんはリストラされてしまった。ちなみに空母棲鬼でない場合の旗艦は空母ヲ級改flagship。ヲ級改自体も第1期でこの海域のボス旗艦だった装甲空母姫より強敵だが、流石に空母棲鬼に比べれば倒しやすい分、ヲ級編成を引けた方が楽になる。
ここで問題となるのは敵陣形。基本的にボス艦隊は5-2の場合は火力が落ちる輪形陣固定なのだが、空母棲鬼が旗艦の場合のみ単縦陣になることがある。空母棲鬼編成で単縦陣を引いた場合は、熟練提督の艦隊でも苦戦を強いられる恐怖の存在と化した。
なお輪形陣パターンもあるので、この場合は空母棲鬼の危険度は大幅に低下する。……なのだが、輪形陣だと随伴艦に艦載機を撃墜してくるツ級eliteがいるのが問題となる。というか5-2のボス編成は必ずツ級が随伴するため、艦載機の熟練度的には対空ボーナスの付く輪形陣の方がある意味厄介ともいえる。
2018初秋イベにて
2018初秋イベント「抜錨!連合艦隊、西へ!」では約一年ぶりに空母夏姫として登場。ゲージボスとしての登場はなかったが、今年もまたケツダイソンこと戦艦夏姫とのコンビや空襲戦でこちらを苦しませてくれた。
E-4 ジェノヴァの風
戦力ゲージボス手前のマスに難易度を問わずに出現。ボス前で大破撤退させられる原因となっている。
ギミックを解除する事で別ルートへの分岐が可能になるが、その場合のルートではレ級とやり合うことになるので、どちらが良いかは提督の判断にゆだねられる。
E-5 全力出撃!新ライン演習作戦
甲作戦のみに登場する。
第1戦力ゲージでは、ボスの戦艦夏姫の随伴として空母棲姫が登場。もはや見慣れた空母おばさん+ダイソンの名コンビである。ちなみに、ここでは夏姫になっていない。
第3戦力ゲージでも、ボスの欧州水姫の随伴として登場する。もちろん、ケツダイソンこと戦艦夏姫も一緒に登場する。重巡棲姫も登場するので姫級が4隻揃い踏みになる。ラストダンスに突入すると、空母夏姫が2隻に増加。さらにケツダイソンも2隻に増えるため、悪夢の姫級6隻編成となる。
2019年冬イベにて
乙作戦以上で登場する。
最も本イベントで相方の戦艦棲姫やレ級が大暴れした反動か、空母棲姫の出番は非常に少ない。
最終海域のE-3の戦力ゲージの破壊段階のみダブルダイソンこと戦艦棲姫の応援と言わんばかりに1隻だけ登場する。結果として旗艦の深海日棲姫を含めた姫4隻&ヌ級改2隻で迎撃してくるため、要求制空値がとんでもなく高くなる事態に。
ただしここの空母棲姫は戦艦棲姫同様に友軍実装後は友軍艦隊に一撃で吹き飛ばされてしまうことも多く、ダイソンとしてはさほど脅威とはならなかった。
2019年春イベにて
E-2において全難易度、E-5では丙作戦以上で登場する。
特にE-2はモチーフが大日本帝国の連合艦隊が事実上壊滅した坊ノ岬沖海戦がモチーフなだけに大暴れし、甲作戦では難易度☆12とE-2とは思えない高難易度に多くの提督が阿鼻叫喚する事態となった。
またE-4では上位種の空母水鬼がJマス、役割的には似通っている水母水姫がSマスにそれぞれ旗艦として登場し、それぞれギミックマスにもなっている。Sマスはゲージ削り段階で水上打撃部隊(輸送護衛部隊)を編成しない限り通らないマスなので基本的にギミック解除時以外は気にならないが、Jマスは空母機動部隊でゲージ削りする際に高速+以上での統一が回避条件のため厄介。
幸い両マスとも輪形陣固定なので脅威度は見た目ほどではないが、ギミック解除のために甲作戦ではS勝利必須なのが多少面倒。仮に単縦陣か複縦陣のどちらかのパターンしかなかったら暴動が起きているような凶悪編成であることはナイショダヨ。
E-2 防備拡充! 南西諸島防衛作戦
戦力ゲージのボスマスのほか、三か所の空襲マスに登場。特に戦力ゲージ攻略時には甲難易度だと空母ヲ級改flagshipやヌ級とともに空襲マスで容赦ない空襲を浴びせてくる。
この海域は正規空母を組み込めない関係上、空襲マスやボスマスは軽空母2隻に艦戦をガン積みし、かつ航空戦艦などが艦戦や水戦で徹底的に制空補助をして何とか航空優勢が取れるレベルであり、最短経路を通る史実準拠の編成では確実に制空権喪失になるので対策なしではボスマスにたどり着くのも難しい。
乙以下では道中・ボスマスのヌ級が大きく弱体化するので、多少は楽になるがそれでもきつい道中には変わりない。さらにボス前のマスには全難易度共通でル級(丙以上でflagship3隻、丁はflagshipとeliteで計3隻)が雁首揃えて単縦陣(または単横陣)でお出迎えと言うオマケ付きである。
そして甲難易度のボスマスでは軽母ヌ級flagshipか軽母ヌ級改flagshipの赤たこ焼き搭載版を2隻随伴としてして引き連れて登場。長い道中でペナルティが付いた自軍に容赦なく襲いかかる。
さらにゲージ破壊段階では確定でダブル空母棲姫となり、随伴もツ級flagshipやナ級後期型eliteに強化されるのだが、問題はこの編成が削り段階でもランダムで出ること。そのためボスにたどり着いても勝てない提督が続出した。
……なのだが友軍実装後は夜戦火力の高い水雷艦隊が容赦なくボス艦隊をボロボロにするため、道中さえ凌げばどうにかなるようになった。なおボスマスでは大和がドロップ解禁(丙以上)となったため、大和を狙う提督にもボコられる事態に。ちなみに涼月(丙以上)・早波・石垣などもドロップする。
なお乙以下では空襲マスだけでなく、ボス艦隊の随伴も著しく弱体化し、ヌ級がeliteになるほか、ノーマルの駆逐イ級も混ざることがあるので辿りつきさえすればボスマスでA勝利を逃すことはほぼない。特に丙以下の最弱編成だと随伴に駆逐イ級が3隻しかいない。どっかのリランカ島のボス旗艦並みにまともな護衛がいない空母棲姫は泣いていい。
E-5 波濤の先に――
戦力ゲージ1本目の深海海月姫の随伴に丙作戦以上で登場。ただしこちらは乙作戦以上で随伴するダイソンこと相方の戦艦棲姫の方が目立つ。特に甲作戦のゲージ破壊段階では戦艦棲姫が3隻登場し、空母棲姫込みでクワトロダイソンとも取れる布陣に。
もっともボス旗艦の深海海月姫が耐久値以外はインフレに置かれ気味な影響で、姫5隻でもさほど脅威ではないと言われる始末。とはいえ制空権を渡せば深海海月姫と共に大暴れすることもあるので、当然油断は禁物。
2019年夏イベにて
今回は分裂したりしないが、E-3の戦力ゲージ1本目のボス前のマスに陣取っている。陣形は単縦陣か輪形陣のどちらか。輪形陣を引ければツ級の対空放火以外はさほど脅威にならないが、単縦陣を引いた場合は危険。特に甲作戦ではヲ級改(赤たこ焼き)、ツ級flagship、タ級flagshipと非常に火力が高い随伴ばかりなので、少なくとも制空権は渡さないように注意。道中支援は必ず出すべきだろう。
なお潜水艦隊で通る場合、乙以下ならほぼスルーできるが、甲の場合は輪形陣を引いた場合にツ級flagshipの先制対潜でワンパン大破祭りになる可能性があるので注意。支援だけではツ級が落ちないことも多いため、基本的にお祈りとなる。基本的にあまりありがたくない単縦陣固定の方が楽だったというヲチである。
2019年秋イベントにて
E-5の第2ゲージボス、E-6の道中でいずれも旗艦として連合艦隊を率いて登場する。後半海域に出てくるなんて今更じゃね?なんていってはいけない。ここにいる彼女は全難易度共通で空母棲姫改である。
特に甲作戦では耐久600、装甲270と相方の戦艦棲姫改に匹敵するスペックを引っさげて登場するほか、レイテ海以来となる夜間艦載機を全難易度で標準搭載し、夜戦だろうが中破させないと容赦ない火力を浴びせてくるなど大幅にパワーアップしている。
……なのだが共通して厄介になるのは、むしろお供に連れているヌ級が2隻いることである。このせいでヌ級改が出る乙作戦以上(甲では改flahship、乙では改elite)では必要制空値が跳ね上がっているのが問題。特にE-5では味方側が組める艦隊も基本的に水上打撃部隊のみ(しかも正規空母がルートの関係上出撃不可)という嫌がらせじみたマップである。しかもE-5の甲作戦ではゲージ破壊段階になると空母棲姫改が予想通り増える。
水上打撃部隊で空母4隻相手ともなると最早暴力なので、軽空母だけでなく水母や航巡を艦戦キャリアーにしたり、いっそ陸攻特攻でヌ級改が沈むのを祈るなどいろいろ試すしかない。一番効果的と思われるのは、友軍支援を前提にした上で、長門・陸奥の特殊砲撃で力技で突破する方法が主流の模様。
E-6では終点マスでギミック絡みで登場。E-5の最終編成とほぼ同じ構成なのでぶっちゃけボス艦隊といっても過言ではないが、幸いこっちも空母機動部隊(高速統一の正規空母2&軽空母1)で戦えるので友軍が来ない前提における難易度はやや下がっている。
とはいえ丙作戦以上だとランダムでタ級1隻がヲ級改と入れ替わっていることがあるので、その編成だと空母4隻を相手にしなければならず、空母が3隻しか使えない関係上、4隻編成だと下手をすれば航空劣性どころか制空権喪失もありうるので注意。特にギミックの2回目で必要な甲作戦のS勝利は、同海域の戦力ゲージ削りにも匹敵する狂った難易度との声も強い。
こちらも甲作戦の場合は制空は拮抗・劣性前提で、ネルソンの特殊砲撃で強引に捻じ伏せるか、機動部隊ルートのみ大きな特効がある金剛と榛名の火力に頼る方法が有力視されている。なお何故か丁作戦のみこのマスでは随伴に空母がいないため、丙と丁の場合ですら難易度差を実感できるマスとなっている。
ちなみに乙作戦のE-5では空母棲姫改は増えないが、割りの段階でヌ級改eliteが増えるので制空値的な厳しさはあまり変わらなかったりする。丙以下まで下げるとヌ級がeliteまで弱体化する上、ヌ級の数も増えないので、かなり楽になる。
2020年冬イベントにて
1海域のみのミニイベントながら、トリプルゲージのトリを飾る格好で連合艦隊の旗艦として空母棲姫改が登場。編成としては何時ものようにヌ級改を2隻従えている以外は、随伴に姫級がいないので甲だとしても削りの場合はまず問題にならない。ただし甲作戦ではゲージ破壊段階になると相方の戦艦棲姫改と2隻のネ級改が出るため、段違いに撃破難易度が上がるので注意。特に甲の場合だとダイソン改のみならずネ級改も非常に堅いので、下手をすれば沼る可能性もあるので注意。最短ルートを通れなくなるが、甲作戦のゲージ破壊段階は水上打撃部隊と洋上補給を投入して戦艦の特殊砲撃に頼るのも手。なおネ級改は乙でダブル、丙だと1隻がゲージ破壊段階で出現するものの、乙以下のネ級改はボスマスに出る分にはそこまで強くなく、特に丙ならば夜戦で簡単に吹き飛ぶので、ボスまで来れる人ならそこまで苦労はしないと思われる。
なお丁だと削りでは随伴に空母がおらず、ゲージ破壊段階になってもネ級改が出ないうえ、ヌ級eliteが2隻出るも旧型艦載機しか積んでいないため、イベントに挑む提督なら負ける要素はないと思われる。
2020年夏イベントにて
大規模イベントだが、全体(特に前段作戦)を通して久しぶりに空母ヲ級改が久しぶりに活躍した反動か、E-4とE-7の2海域のみの登場。新顔のナ級後期型IIに話題を取られがちではあったが、E-7はモチーフが南太平洋海戦だけに久々の主役となり、全難易度通じて空母3隻体制で出迎えてくる。
まずE-4の第1ゲージの輸送ボスとして登場。レイテ海でも登場している夜間搭載機を装備したバージョンで、通常版より装甲は堅い。とはいえ改に比べれば弱い上に随伴も貧弱なのでA勝利は難しくなく、ギミックで必要なS勝利も夜戦に持ち込めばまず逃すことはない。
E-7では空母夏姫として空襲マスとボスマス(第2ゲージ・旗艦、第3ゲージ最終段階・随伴)で出現。E-4で出てきていた夜間搭載機の夏Verといったところだが、通常版とは異なり電探がないため乙以下では少々しぶとくなった以外の脅威度は低い。だが甲に出てくる空母夏姫IIは耐久880、装甲239と別格な上、新たに装備した電探は基礎性能こそ貧相だが、射程を超長に伸ばしたうえで、夜襲カットインを追加する代物。高い耐久力でダイソンされるのが厄介な上、中破していても夜戦で砲撃し大和型でも一発大破に追い込んでくる。乙以上では両ゲージでゲージ破壊段階になるとダブルで出現するため、特に甲作戦の場合は友軍が貧弱な上に縛りもきつい第2ゲージの方が第3ゲージ以上に難所との声が強い。逆に乙以下では耐久と装甲が若干増えたものの、逆に命中は下がっている空母夏姫にランクダウンするため、甲と乙以下では難易度に雲泥の差がある。
2020年晩秋イベントにて
空母棲姫改としてE-4の最終ボスである深海竹棲姫の随伴として全難易度で登場。削り・最終編成を通じて丙以下で1隻、乙以上で2隻出る。特に甲ではナ級IIeliteが削りで2隻、最終編成でナ級IIflagship4隻が深海竹棲姫やツ級とともに対空砲火を浴びせてくることから、暴力的な制空値を持つ彼女はまさに脅威。むろん耐久力も高く、ダイソン役としても機能する。
甲では最終編成の第2艦隊がおかしいこと(ヘ級改、フラツ、ナ級IIflagship4隻)になっているが、第1艦隊も歴代最高クラスの随伴で固められており、乙以上では彼女以外に削り時に戦艦水鬼改1隻、破壊時には戦艦水鬼改2隻とネ級改を同時に相手取る必要があるため、友軍到来前のゲージ破壊段階は6択からボスをスナイプするという絶望的な戦況もよくあった。丙でも削りから彼女と戦艦水鬼改1隻(破壊時は2隻)が立ちはだかり、限定報酬のある乙以上と違って明らかに報酬と釣り合っていない。丁なら削り時に戦艦水鬼改がいないだけでなくゲージ破壊段階にナ級IIもでないので、丙でやるぐらいなら丁が推奨される。
2021年春イベントにて
ここのところ毎回大暴れした反動か、直接交戦するマスに限れば最終海域のE-5-2のゲージ破壊段階にしかいない相方のダイソン改以上に空気。
実際E-2の海域ボスの旗艦として空母棲姫が出るのだが、ここのゲージは潜水艦6隻で挑むため、彼女の攻撃は完全に無力。随伴も貧弱な水雷艦隊のみのために陸攻や決戦支援を送るだけでほぼ随伴は壊滅し、空母棲姫自体も潜水艦のカットインさえ発動すれば簡単に吹き飛んでしまうなど散々な有様。
ただし彼女が脅威なのはこのイベント通して歴代最悪クラスと言われた空襲マスの方であり、E-1のゲージ破壊段階から早くも出てくるほか、E-2でももちろん登場して大破の山を築いてくる。ほとんど正規空母を使えないイベントなのも相まって、空襲対策が困難なことも拍車をかけてくる。特にE-4の深海海月姫とE-5の空母棲姫改の空襲マスは無対策では通り抜けるのは不可能と言われるほど強烈なため、提督たちは対策に追われることとなった。
2021年夏イベントにて
E-2の第1ゲージの輸送ボスの旗艦として空母夏姫が登場。全難易度で随伴に重巡ネ級改夏modeが強編成では登場するが、あろうことか輪形陣固定。そのため砲撃がさっぱり当たらないので、攻撃面では見かけ倒し。全難易度通じてS勝利は面倒だが、輸送ゆえにA勝利でOKなので難易度はさほど高くない。
ただし甲では空母夏姫IIに強化され、重巡ネ級改II夏modeが確定で随伴し、あろうことか強編成では駆逐ナ級IIeliteが随伴で出てくるため、この場合は対空が狂っているので、陸攻がほぼ通らなくなるためA勝利を逃すこともあるので注意。そのため火力重視で殴り倒すのも視野に入ってくる。
2023年夏イベントにて
相方のダイソンが大量発生していたせいで、多少影が薄いがそれでも結構な数が登場。
まずE-3の第3ゲージの戦力ボスの旗艦として空母夏姫IIが登場。……が4スロット版の旧型仕様な上、乙以下では通常の空母夏姫しかでない。しかも随伴艦も前哨戦は甲でさえダイソン1体というやる気のなさも相まってながむつ砲で本人も随伴もまとめて吹っ飛ぶという有様。ゲージ破壊段階になるとダイソンが分裂してネ級改IIも増えるが、ながむつ砲でまとめて吹き飛ぶのは変わらないまま。装甲破砕もあるが、ほとんどの提督はギミック解除せずにゴリ押しで割った後、掘りで新規グラフィックである破砕バージョンの絵を見ることになる。
続くE-4の第二ゲージの道中に旗艦として通常の空母夏姫が出現。……が輪形陣固定なので脅威度は低い。挙句に新規アイテムの煙幕をまけばさらに脅威度が下がるという空気ぶりを発揮。
E-6の第1ゲージの戦力ボスでは旗艦として空母夏鬼が6年ぶりに登場。前哨戦からダブルで出てくるが、スペックが当時と据え置きな上に輪形陣。防空網が厚いこと以外は特徴がほぼなく、昼に万が一仕留め損ねても適当に夜戦をやれば撃破してしまえるだろう。
続く第3ゲージではゲージ破壊弾のボス随伴に空母夏姫IIが出現。ボス旗艦の深海擱座揚陸姫が非常に堅い上に、随伴にPTの強化版であるSボートと乙仕様のネ級改夏modeがいることも相まってイベントでもトップクラスの難所であり、大和タッチがない場合はほぼ装甲破砕が必須となっている。破砕ギミックをする場合に行くことになるWマスにも通常の空母夏姫が出現する。
E-7の最終ゲージでも破壊段階に空母夏姫IIが出現。……が前哨戦で厄介だった陸上型がリストラされた上に、Sボートの数も減ったため撃破難易度自体が削りより低下するという大ポカ。ついでにボス旗艦の装甲もE6より低い。一応ボスも含めて破壊段階で先制雷撃を4発撃って来るが、ダブルなのがケツダイソンのみなので択を減らすのもそこまで難しくない。ただし前哨戦以上に防空網が厚くなっているので、航空攻撃が通りにくいことだけは注意。
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関連項目
「シズカナ…キモチニ…そうか…だから私は……」
脚注
- *E6は連合艦隊戦ではない上、対ボスの戦力を考えるとそんなに空母を入れられない。
- *艦載機の命中補正も含めると実に+22。ただこれは空母そのものが制空権に左右されやすい艦種だからであり、制空権を確保するのが当然だった味方空母でさえ攻撃を外す事がよくある中、劣勢~よくて均衡の制空状態で攻撃する事が殆どの敵空母は元来命中においては非常に不利だった。実際この命中を持ってしても、外す時は外す。
- *空母棲姫は戦艦ではなく、お供にも戦艦を連れていないため、こちらが戦艦を入れなければ戦艦なしで昼の砲撃戦が1巡しかなくなる。ボス戦はどうせ夜戦にかけるので必ずしも戦艦は必須ではない。
- *ちなみに、これまでの過去最高は、発動!渾作戦E4ボス、空母水鬼マスの315(優勢473、確保945)である。ただし、この頃はまだ艦載機の熟練度は実装されていない。
- *Saratogaは同海域の突破報酬なので攻略には使用できない。クリア後の掘り作業などでは猛威を振るう。
- *一応甲作戦でも出来るようだが、条件が厳しく現実的ではなかった
- *とはいえ、今回の変化は衣装差分程度なので通常の空母棲姫と体型自体は変わっていない。しかし、通常形態では微妙に衣装にぼかされていたり隠れていた輪郭がはっきりと描写されているため、お腹に注目する人が増えてしまったと思われる。
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