笠とは、日差しや雨、雪を防ぐために頭に身に付けるかぶりものである。
概要
笠は古くから使われ、中国の詩経に蓑ととも記述がある[1]。日・雨雪のほか顔を隠すためにも用いられた。
現在では日常的に用いられることは減ってきているが、農作業や行事などで用いられる。
主な笠の種類に、編笠、組笠、縫笠、押え笠、張笠、塗笠がある。材料は、タケ、ヒノキ、スゲ、イグサ、藁、布、紙など。
人名
日本に笠姓がある。
漢字として
笠
- Unicode
- U+7B20
- JIS X 0213
- 1-19-62
- 部首
- 竹部
- 画数
- 11画
- 意味
- 柄のないかさ、被りかさ、という意味がある。〔説文解字・巻五〕には「簦の柄無きなり」とある。簦は大きめの柄のあるかさ。〔急就篇〕の注に「大にして把有り、手に執りて以って行く、之れを簦と謂う。小にして把無し、首に戴きて以って行く、之れを笠と謂う」とある。
- 字形
- 形声。声符は立。
- 音訓
- 音読みは、リュウ(漢音、呉音)、訓読みは、かさ。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 笠子・笠沢
関連商品
関連項目
脚注
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