正式には直木三十五賞。大衆文芸の世界で活躍した直木三十五が1934年2月24日に亡くなったことを背景に、親交の深かった文藝春秋社の菊池寛が直木氏を記念する賞を設けることを画策してつくられた文学賞。
以前は芥川賞と同様に無名・新人作家に対する賞であったが、現在では中堅作家が主な対象となっている。
各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。 無名・新進・中堅作家が対象となる。
授賞は年2回。上半期(12月1日〜5月31日までに公表されたもの)の選考会は7月中旬、贈呈式は8月中旬。「オール讀物」9月号に掲載。 下半期(6月1日〜11月30日までに公表されたもの)の選考会は翌年1月中旬、贈呈式は同2月中旬。「オール讀物」3月号に掲載。