2025年も本格的に始動、ということで、早くも今年はじめての出張に出てきた。今回は山陽・東海道新幹線だけでなく、そこから東北新幹線にも乗るという行程で、長い時間新幹線乗ってきた。
私は出張のときはほぼ新幹線を利用する。最寄り駅が新幹線停車駅ということもあり、飛行機を使うことはめったにない。新幹線のデメリットとしてまっさきに挙げられるのが、乗車時間の長さだが、私はほとんど苦にはならない。2時間くらいだとちょっと物足りない感じがするし、4時間超えでもまったく問題ない。
昔からそうだったかと言えばもちろんそんなことなく、新幹線が苦ではなくなったのは、ここ10年くらいか。
幼少期は母方の実家が神奈川県と遠かったので、毎度新幹線で遊びに行っていた。当時はまだのぞみはなく、ひかりとこだまだけだったが、母が神奈川出身の割には、東京や横浜といった大都市やターミナル駅が苦手で、途中名古屋からこだまに乗り換えて小田原駅で下車していたので、所要時間はおそらく7時間を超えていた。さすがに7時間はきつく、母方の実家に遊びに行くのは楽しみだったが、毎年新幹線でどう暇をつぶすかは大きな課題だった。
その後、新幹線によく乗るようになったのは、大学進学後、盆や正月で帰省するとき。学生のころは休みも長かったので、あまり混んでいない時期に帰省していたが、社会人になってからは、正月休みとかは、東京駅から始発の自由席の争奪戦に並んで帰っていた。
このころはのぞみも走っており所要時間はだいぶ短くなっていたが、それでも長時間で苦痛でしかなかった。やっと思いで座れたとしても、車内で暇しないよう、雑誌や食糧を買い込んで乗車していたのを思い出す。
さらにその後、地元に戻ってきたのだが、このあたりから徐々に新幹線があまり苦痛ではなくなってきたように記憶している。
今ではそこそこ出張もあって、東京や大阪を中心に新幹線で出るのだが、まったく苦痛ではない。最近は車内販売がないので、腹が減ったときだけは我慢するのがちょっと苦しいくらいか。
仕事するか、本を読むか、疲れたら寝てるかしているうちに着いてしまう。基本1人なので、自分の思ったように時間が使えるので、新幹線の移動は買ってでもしたいと思ってしまうくらいである。
では、なぜ苦痛ではなくなったか。単純に慣れと頻度かと思うが、あと1つ思いつくのはジャネーの法則。年を取ればとるほど時間の進み方が早くなる、というあれである。同じ時間でも幼少期、青年期、壮年期では変わってくるのかもしれない。
だとすれば、今後ますます新幹線の乗車時間は短く感じるかもしれないが、一方で身体が長時間の着座に耐えられなくなるかもしれないので、少しでも長く新幹線の移動を苦もなくこなすためにも、身体の柔軟性を維持できるよう、しっかりケアをしていきたいと思う。
ということで、40前後くらいから新幹線の移動が苦ではなくなってきた、という話でした。