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ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

独の「第4次産業革命」…

2014-04-30 16:48:41 | NewsPaper
さぁ、いよいよ明日から
新しい会社での生活が始まります
前の会社を辞めて以降は思った以上に楽しんでいましたが
明日からはもっと果敢に楽しんでいこうと思います


さて、本日の日経産業新聞から、4面のアジア・グローバル欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 独の「第4次産業革命」
 ネット利用も「どこか油のにおい」』

独シーメンスの産業機器部門の最高軽軽責任者(CEO)
ジークフリート・ルスヴルム取締役の話が興味深いという記事

同氏は近年ドイツが産学官を挙げて取り組む
「インダストリー4.0」の旗振り役とのこと

生産活動のバリューチェーンの情報を
全てデジタル化しネットワークでつなぐ
究極的には「ソフトウェアのプログラムを組み替えるように
向上のラインや生産品目を変えられる」と考えてらっしゃるようです

シーメンスとしては、製品出荷後の運転・使用状況や廃棄までの情報をおさえ
サービスを提供する体制を築きつつあるようです

これは、ドイツとしては、どこか工場の潤滑油のにおいがする
ネット活用をしているといっていいのかもしれません

とはいえ、記事によると、4.0を提唱する学者陣からは
より高度な技能を取得し汎用品の競争とは違う次元に向かっている、と
結果として、工場の無駄な作業が減り余暇に充てる時間が増えるようです

ドイツとしては、人間らしい暮らしを優先し物事を考える
といったところでしょうか


これは、現在の日本がある意味で失っていたかもしれないもので
今改めて取り戻そうとしているものかもしれない
と個人的には感じる次第です

第4次産業革命なるものが、どこまで未来の工場や人間の生活を変えていくものか
ドイツ発としてどのように日本に影響を与えていくものなのか
現時点では未知数なところがありますが、興味深いものになりそうですね

男性着物専門店が続々…

2014-04-28 12:40:00 | NewsPaper
世間はGWに入ったのでしょうか
この時期は日経産業新聞が薄くなります
されど、その中から記事をピックアップするのも
おもしろいものです


さて、本日の日経産業新聞から、9面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『男性着物専門店が続々
 日本和装・やまと 成長の余地大きく』

男性向けの着物専門店が相次いでオープンしている
という記事

私の東京の友人には、仕事以外は着物を
たしなんでいる人がおり、興味を持ったこの記事

着付け教室運営・着物販売仲介の日本和装ホールディングス
中高年向け店舗を東京銀座と京都南座近くに
男性向けブランド「SAMURAI」の店舗をオープンしたとのこと

これは、女性向けに着付け教室を通して需要を取り込むことが
できたようですが、同様に男性向け教室を開いても
多忙な人が多くそぐわなかったということがあったようです

男性に対しては、教えるよりも、すぐに買うことができる
場を設けた方が得策と考えたようです

顧客層を40代から50代に設定し、フルオーダーで14万7000円のセットを
主力商品に据えているそうです

かたや、やまとは8月31日までの期間限定で初の男性向け店舗となる
MENやまと」なる店舗を浅草駅ビル「EKIMISE」にてオープンしたとのこと
この駅ビルには若い女性向けの店舗「なでしこ」があるそうで
花火大会でカップルで一緒に浴衣を着たいといったニーズに対応するのだとか

全売上高に占める男性向け着物の比率は1%前後に過ぎないそうですが
成長余地は大きいとみて積極的にアピールするそうです
売れ行き次第では今後常設店も検討するそうです

既製品の価格は9800円、1万5800円が中心とのこと
オーダーメード品も手掛けるそうです


といったところで、どうった年齢層をターゲットとして
着物を販売していくかということで、価格や店舗の場所を
マーケティングし、今回の店舗のオープンになったのでしょうね

とはいえ、やはり、敷居は高そうに感じますが
そのステータスになった時にはよきエントリーモデル
となっていることが伺えます

幼い頃に、郷土の踊りにおいて着物を着て以来
着物を着たことはないなぁと思い当たる次第…
女性にとっての感覚とは違えど、成長の余地が大きいとみて
ブルーオーシャンを開拓する各々の企業の姿勢に
学ぶ余地は十分にあると云えるのではないでしょうか

外国人に選ばれる日本に…

2014-04-25 17:34:21 | NewsPaper
今月も活発に動いていたら
けっこう疲れが溜まっているようです
今朝も寝込んでおりました
来月以降は緩急をつけないといけないですね


さて、本日の日経産業新聞から、20面からこの記事をピックアップ
『【眼光紙背】
 外国人に選ばれる日本に』

記事は
「外国人労働者が増えている」
という一文から始まります

厚生労働省の外国人雇用状況調査によれば
昨年10月末時点で71万7千人の届け出があり
前年同期に比べ5.1%増加したそうです

建設、製造、流通業など様々な分野が
人手不足になり、外国人で補っているためとのこと

どちかといえば、いわゆるブルーカラーの
労働者が多いということでしょうか
納得できる要素はあると感じることができます

という現在において、日本から出て行っている
外国人がいるとのこと
それは、ブラジル人労働者とのこと

群馬県の大泉町や太田市、静岡県の浜松市
といったところで昨年以降は減り続けているそうです

地元企業の動向も大いにあるとは感じますが
これは、2016年のリオデジャネイロ五輪の工事で
母国に帰国しているということが多いようです

関連工事で建設労働者などの需要が増え、賃金も上昇しているのだとか
日本よりも稼げるという声も少なくないそうです
やはり、国としての事業が興ると、労働者人口というのは
流動的になっていくものなのですね

そんななか、日本政府は6月の成長戦略の柱のひとつとして
外国人労働者の受け入れ拡大というのがあるようです

この記事の筆者は「黙っていても外国人労働者は来てくれる」
と、たかをくくっていないかと提言しています

国の戦略としてあるのは良いとして、あくまでどこで働くかは本人の自由
子どもの教育や医療の相談体制を充実するといった
外国人に日本が選ばれるための努力が必要であると…

これはまさしく、外国人労働者のためにどこまで
日本国としての“おもてなし”ができるかといったところでしょうか
2020年の東京五輪に向けて、日本が試されているといったところでしょうか

守りに偏らぬネット教育を…

2014-04-24 16:33:36 | NewsPaper
どうも疲れが溜まっているのか
今朝、ごはんを食べて以降は
お昼過ぎまで寝込んでいたのでした…
ホントに無理はできないものです


さて、本日の日経産業新聞から、2面の総合欄からこの記事をピックアップ
『【Smart Times】
 守りに偏らぬネット教育を
 ツイッター日本法人会長 近藤正晃ジェームス

現在の学校教育では、ネットやスマホに対して
どのような教育が行われているでしょうか

いわゆるメッセージング系アプリからの
いじめが発生などと私の幼い頃とは違った質のモノが
でてきました…本質的には同じことかとは思いますが…

そこから、子供たちを守るためと云って
スマホを取り上げたりサービスの利用を禁じたりと
ある種の場当たりでいたちごっこのようなことが
行われているところもあるようです


かといって、学校によっては先進的な取り組みが行われている
というのが今回の記事

記事においては、ある女子校の校長先生の言葉として
子供が活躍するようになる将来の社会でも
携帯やインターネットの重要性が低くなることはないのではないか
それならばいっそ、正しい使い方をきちんと教えたい
とあります

その学校では、携帯やインターネットの便利さ、楽しさと共に
どんな危険の可能性があり、何かあった場合にはどのようなことをすべきかを
生徒に教えているそうです
今では、中学3年生の授業で、新たなインターネットサービスを
生徒が事業者の社員と共に企画し、それを実際に立ち上げて
その成果から学ぶといった高度な授業も行われているそうです

これは、まさに生まれた時からインターネットに接している
デジタルネーティブと呼ばれる子供の先鋭的な事例と云えますね

子供たちが今後の社会で大きなインパクトを出せるように
インターネットに関するスキルを高める側面と
バランスの良い取り組みが必要になってくるわけですね

さらには、記事において近藤さんがおもしろいポイントをおっしゃっています
これらを学校と家庭が中核となって行うことがポイントではないか、と

子供たちを守り、子供たちの可能性を高めたいという願いは一緒のはずで
だからこそ、学校と家庭が同じメッセージを出さないと、子供たちは混乱してしまう、と

また、学校と家庭で子供たちを教育しやすいように
インターネットサービス事業者もお手伝いすべきだ、と

これは、誰かが思っていたようなことであったかもしれませんが
そんなに大々的に論説されていなかったようなことにも感じます
しかし、誰を中心に考えるかで、明確になることでもあると感じます

社会全体で、自らを守り、自らの可能性を広げようとする
そんなエッジの立った子供たちを育てていくということ
良くも悪くもおもしろい社会が作られていくのでないかと
楽しみにしてしまう記事でありました

NEC 一瞬ひやり…

2014-04-23 12:31:03 | NewsPaper
ATMってみなさんはどのくらいのペースで
通っているものでしょうか
いわゆる“ゴトビ”は避けながらも
一定のペースやスケジュールが
あるものでしょうか


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『【Focus】
 NEC 一瞬ひやり
 三井住友銀ATM障害』

三井住友銀行で22日午前から午後にかけて
一部のATMが使えなくなるシステム障害が発生したとのこと
リリース1リリース2

ちょうど私は21日中にATMを利用していたので
今回の障害に遭遇はしていませんでしたが
もし遭遇していたらどうなっていたでしょうか…

中核の勘定系システムを担うのはNECとのことが
今回の原因は端末側の他社製のATMの設定ミスだったとか

NECとしては、一瞬のひやりで勘定系は正常に稼働を続けたため
メガバンクのATM全面ダウンという大規模障害は避けられたわけです

記事によれば、今回のミスはATMメーカーの担当者の作業ミスにあった
とみられるそうです
非公表ではあれど、日本ATMと日立オムロンターミナルソリューションズの
ATMを導入しているとのこと
ちみなに、日本ATMは富士通フロンテックからOEM供給を受けて納品しているものだとか

そこで、今回担当されていたのは日本ATMだとか
三井住友銀行のATM監視サービスも請け負っているとのことで
22日も朝から営業担当者やエンジニアが対応に追われ
復旧後も50~60人体制で原因究明などに臨んでいるそうです

結局、半日もATMが使えなくなったのは三井住友銀行のATM全体の1割以下とのこと
この事態を多いとみるか少ないとみるかは人によるかと思いますが
ATMが使えなくなったという事態は変わらずにあるわけです

私自身、これまでの経験でひやりとしたことはいくらでもあります
それこそ、手に負えなくなったこともあるわけです…
そんな中で、いかにして恒久的な再発防止策を取るかが重要なわけで
それらのノウハウは今でも十分に使うことができるものだと思っています

他銀行含め、銀行とベンダー・ATMメーカーが
どのような再発防止のための改善策が取られるのか
その動きはジブンゴトのように把握しておきます

NTT東、地道な「地上戦」…

2014-04-22 11:48:28 | NewsPaper
昨日は道に迷うことが多くありました
とはいえ、新たな道を発見することもあるので
あながち間違ってはいないんじゃ…
なんて思うこともあるものです


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 NTT東、地道な「地上戦」
 シニア層ネット利用促す』

現在、NTT東日本エリアにおいて
昭和レトロなふれあい広場」という
キャラバンイベントが行われているそうです

黒電話や白黒テレビ、「純喫茶」と書かれた看板のある
トラックを改造したイベントカーを使って
昭和の風物がずらりと並べられた仮設広場を設置し
そのなかで、タブレットの使い方教室を開催したり
旧作映画をネット経由で配信したりしてするそうです

http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20140327_01_01.htmlより


これは、インターネットをあまり使っていないシニア層に
その便利さや楽しさを伝えて需要を喚起するのが狙いの
イベントだそうです

こういったイベントを3台のイベントカーが半年かけて
NTT東日本エリア75ヵ所を訪問していくそうです

こういったイベントをNTT東が行っているのは
シニア層のネット利用が進まず、未開拓のブロードバンド・インターネット市場が
潜在的にあると見て、開拓しているということにあるようです

それは、これまでもタブレットの使い方教室など開催してみると
実は自分でも使ってみたかったというシニアの声が集まっていた
ということがあったからようです

なるほど、たしかにシニア層はそれだけ十分な時間があるけれど
食わず嫌いで手を出せずにいたものを、なんらかの良きサポートがあれば
人によって多少はあれど、意欲は十分にあるというわけです

スマホの普及がある程度まできたとしたら、そういったシニア層への
タブレットによる開拓は業界内での課題にも上がってくるというわけです
それこそ、年度末を中心に行われたスマホのキャッシュバックといった「空中戦」だけでなく
こういった地道な活動を行うといった「地上戦」も必要となってきたわけです

これだけのマーケティング手法の実践が、どれだけの成果を産み出すことができるか
不明なところがあれど、このような開拓による挑戦はとてもおもしろいものです
将来的に意欲的なシニア層がどれだけ収益の源になるのか興味深いものです

音楽配信、刺さる愛の形とは…

2014-04-21 11:36:33 | NewsPaper
先週土曜日のRECORD STORE DAYは
大阪でも盛り上がっていたようです
遅い時間にタワレコに行っても
お目当てのレコードは売り切れ続出でした
それでもイイモノを手に入れることができてなりよりでした


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 音楽配信、刺さる愛の形とは
 求む、100万曲の編集能力』

「もっと音楽に愛を」
国内の音楽配信サービスについて
あるレコード会社幹部が漏らしたそうです

それは、音楽ファンにとって、月額料金が安いとか
何百万曲そろう、とかは大して重要じゃない、と

結局は、利用者に刺さる、音楽の見せ方、提案の仕方
ということ

これは、たしかに同感しますね
ソニーからのMusic Unlimitedや
レコチョクからのレコチョクBestといった
有料で大量の音楽が聴き放題になるといった
サービスを昨年以降良く見かけるようになりました

でも、これは配信会社からスペック重視での
サービスの見せ方をしているというだけで
本当の音楽ファンからは本当に喜ばしいことなのか
ということです

それよりも、あるべき姿として、それらの膨大な楽曲をどう整理し
利用者の目を引くように提案するのかといった編集能力が
求められているというわけです

そこで取り上げられるのが、スウェーデン発のSpotify
2千万曲を揃えているようですが、デザインのカッコよさや
レコメンド機能のおもしろさがずば抜けていると評価が高いようです
日本でのサービスがいよいよ…とまことしやかに云われています
その対策として日本でも定額聴き放題サービスが出てきたわけですが…
と冒頭の話になるわけです


音楽を聴くという時間が、これまでに比べて減っているのかもしれません
それは、スマホやスマホの中のゲームやチャットアプリに夢中になる
という時間に奪われているのかもしれません

そういう現在においても、潜在的な音楽を聴きたい
という人々というのは十分にいます
それらに対してどんなサービスを提案していくか
それこそ、ラジオやレコード、あるいはカセットというものが
古くて新しいものとして見直されています
そういった動きを鑑みながら、ある意味で古くて新しい
日本発の音楽配信サービスが興ればなぁと心から願う次第です

コンビニにカラオケ併設…

2014-04-18 11:42:40 | NewsPaper
関西にもひとりカラオケ専門店が
できないかなと思っていたりします
『ワンカラ』を経験しましたが、意外と
気持ち良かったんですよ


さて、本日の日経産業新聞から、20面からこの記事をピックアップ
『【ニュースの主役】
 コンビニにカラオケ併設
 ファミリーマート 宇佐美健二氏
 地域密着の店目指す』

ファミリーマートと第一興商が17日に
コンビニエンスストアとカラオケ店を併設した
新型店舗の1号店を東京都大田区にオープンした
という記事

http://karaokeclub.jp/shop/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B1%EF%BD%83%EF%BD%8C%EF%BD%95%EF%BD%82-%EF%BD%84%EF%BD%81%EF%BD%8D%E8%92%B2%E7%94%B0%E5%8D%97%E5%8F%A3%E9%A7%85%E5%89%8D%E5%BA%97%E3%80%80%EF%BC%94%EF%BC%8F%EF%BC%91/より

これは、ありそうで意外となかった店舗形式
といえるでしょうか

ファミマで買ったフライドチキンや飲み物をカラオケの室内に持ち込めるほか
コピー機やいれたてコーヒーもそろえているとのこと

ということから、コンビニエンスストアならではの気軽さや利便性と
カラオケルームならではの高いエンターテインメント性を同時に実現
しようとしているのはおもしろいものです

第一興商としては、カラオケルームのFCブランド「カラオケCLUB DAM」の
セルフサービス式店舗とのことで、コンビニとのコラボにより
より快適にセルフサービス式のカラオケを楽しむ
ことができるというわけです


記事では、今回の出店を指揮したファミマの宇佐美さんのコメントがあり
コンビニ側からみるとカラオケルームは併設する最大のイートインスペースであり
その分の相乗効果は大きいと期待しているようです

宇佐美さんは、これまでドラッグストアやスーパーなど異業種との
一体型店舗の開発を担ってきたそうです
カラオケとの融合店は全く新たな試みで苦労したそうです
その一方で、今後も新たな取り組みを期待してほしい
と手応えも感じているそうです

さて、この店舗ができたのは、東京都大田区は蒲田駅前とのこと
蒲田という地域に根差した店舗になっていくのでしょうか
今後のコンビニ各社の新たなコラボ企画をまた楽しみにしたいところです

ポップな桜色で前向き…

2014-04-17 12:35:43 | NewsPaper
ここ最近の大阪では、妙に空が謎の物質のせいかで
くもっていることも少なくなってきたでしょうか


さて、本日の日経産業新聞から、15面の新製品欄からこの記事をピックアップ
『【広告戦略】
 ジェイアイエヌ「JINS 花粉カット」
 ポップな桜色で前向き』

電車の中や繁華街でJINSの花粉Cutのメガネについての
広告を見た事はあるでしょうか
その広告についておもしろい分析記事がありました

http://www.jins-jp.com/functional/kafun/より

現在掲げられている広告の色はピンク…
花粉に関連する広告でピンクというわけです

花粉について、パッとイメージできる色といえば
黄色を思い浮かべる方が多いでしょうか

黄色の場合、花粉をイガイガした形といった
嫌悪感を抱かせてしまいかねないということになります
黄色を基調とした花粉カットメガネの広告だと
それだけで花粉症の方を憂鬱にさせて
売上が芳しくないかもしれないということになります

そこから、春らしい季節感を意識し、桜の花を思い起こさせる
ピンクにいたったというわけです

また、記事によれば、ピンクという色には副次的な効果を期待できるようで
前向きさを表現できるようで、潜在意識を気持ちの良いものにできるようです

もちろん、花粉カットメガネのデザインにスタイリッシュさを演出しているとのこと
従来の花粉対策メガネといえば、ゴーグルのような武骨な印象だったものを
できるかぎり通常のメガネと見た目を変えず、フレームと顔面の隙間を埋めるためのカバーも
透明で目立たない構造にし、おしゃれにも配慮したそうです
その点も含めピンクというポップな色合いで伝えたそうです


さて、今年のスギ花粉の飛散量は昨年よりも少なかったとのこと
それにも関わらず、このJINSの花粉カットメガネは昨年の倍近い販売実績を上げたとのこと
それだけ、この広告の効果があったと云えるでしょうか

記事では、さらなる提言が書かれています
春の花粉シーズンだけに限定させるのはもったいなく
ブタクサなどの花粉が舞う秋にも商戦をどう盛り上げるか
花粉以外でもPM2.5対策にも活用できる点を上手にアピールできないか
といったことを書かれています

なるほど、まだまだ広告を使った工夫の余地をいくらでもありそうです
私自身もいつ花粉症が発症するかとビクビクはしておりますが
その時やそれ以外にこういった花粉症対策商品のお世話になるか
広告と云った点からも注目するとおもしろいものです

DJの聖地から反撃…

2014-04-16 10:49:40 | NewsPaper
そういえば、今週末4月の第3土曜日は
RECORD STORE DAY
大阪でも活動しているお店があるので
楽しみだったりします♪


さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『【記者の目 電子版から】
 パイオニア
 DJの聖地から反撃』

「イビザを目指せ」
これは腕のあるDJが口にする言葉

イビザというのは、スペイン バルセロナの南にある
リゾート島で、世界一のDJを決める大会が行われる島

イビザのクラブでは、実はパイオニア製の音響設備が
使われているようです

DJがさわる機器は、音響を切り替えたり
曲にエフェクトをかけたりする機器で
プロDJにとってはとても大事な仕事道具

そういった機器の中では、パイオニア製品
世界シェアは3~4割もあり、それだけ高い評価を
得ているということになります

日本の場合、クラブに通うのは若者の一定層になりますが
欧米の場合は、カラオケや居酒屋に行く感覚で
クラブに出かけるといった文化のようで
子どもから高齢者まで幅広い年齢層で人気のようです
インドなどの新興国でもクラブの設置件数が増えているようで
それだけ機器の需要が見込めるというわけです

これだけ、日本以外の国ではクラブ文化が興っているのに
日本では風営法問題があるというのは、なんとも
滑稽なものであるなと感じる次第です


記事によれば、パイオニアのDJ機器の業績は未公表ではあれ
連結売上高の5%前後、ホームエレ事業の売上高の2~3割を
占めているそうで、営業利益率は10%以上とみられるそうです
これは、エレクトロニクス製品の中では群を抜いて高いようです
14年3月期もDJ機器だけで数十億円の利益を稼いだようです

パイオニアとしては、ホームエレクトロニクス事業の柱に据えるとのこと
ブランド力を高めて売り上げを増やし、カーナビやカーオーディオに次ぐ
第3の柱に成長させようと狙っているとのこと

従来のDJ機器というのは壊れにくいものでありました
それこそ、テクニクスのアナログ・ターンテーブルは壊れないもので
一度買ったら10年20年にわたって同じものを使い続けるという代物でした
そのテクニクスも事業終了というのも、なんともなぁという話です
デジタル要素が入ったパイオニアのDJ機器も息の長い事業として
今後も成立していってほしいとイチ音楽ファンとして切に願うばかりです

「迷宮」渋谷 私の庭…

2014-04-15 12:31:27 | NewsPaper
昨日は新聞休刊日だったわけですが
新聞をウチに届けてもらっていないと
なかなかわからないもののようですね


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『「迷宮」渋谷 私の庭
 スマホ AR活用で道案内
 地下でも位置正確に
 訪日客便利な駅 全国へ』

日本有数の繁華街と云われる渋谷
JRや私鉄に複数の地下鉄が乗り入れているわけで
渋谷駅一帯はまさに「迷宮」とも云えるわけです

そこにたいして、スマホを使って
渋谷をなじみの街に変える取り組みが現在行われている
そうです

これは、ベンチャー企業のボクシーズ
開発したアプリ「渋谷歩行者ナビ」[iPhone][Android]

このアプリの機能は、渋谷駅周辺の主要施設までの道案内
…と聞くと他にも似たようなアプリがあるようにも感じます
それこそ地図アプリはたくさんあるわけですが…

このアプリは、GPS(全地球測位システム)を使うことができる屋外だけでなく
建物の中や地下といった屋内でも道案内をできるとのこと
つまり、GPSが不要となるわけです

屋内では、近距離無線通信規格のBluetoothの技術を使っているとのこと
ブルートゥースの電波が届く距離は1~10㍍で
電波発信機を適切な場所に設定すれば、よりきめ細かく
利用者の位置を測定できるというわけです
これは、Wi-Fiだと電波が届く範囲が数十㍍と長く
かえって正確な位置測定が難しいという面があるようです

また、AR(拡張現実)技術を採用しているとのこと
実写の映像にCGを組み合わせる技術を応用し
スマホのカメラで撮影した屋内映像に進行方向の矢印を
浮かび上がらせることができるというわけです

http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140325_641086.htmlより


なるほど、これは既存の地図アプリの利用者目線の声を
把握したうえでアプリの仕様を設計されているようです
地下5階まである渋谷という街の特徴を捉えたうえで
開発されているように感じます

この実験は、3月25日~5月31日まで行われているとのこと
国交省や東京大学、KDDIなどの停滞電話各社
鉄道事業者などが参画した大掛かりなものになっています

あくまで、まずは実験レベルですが
今後は新宿や池袋といった繁華街にも順次増やしていくとのこと
これは、梅田や難波でもやってほしいものだと感じます
行く度に導線が変わっていたような一時期の梅田に
Webページでなくアプリがあれば違ったことでしょう

このような記事が1面に掲載されたことからも
今後の動きは注目しておきたいですね

IBM、汎用機50年…

2014-04-11 11:45:24 | NewsPaper
今朝はウチの近くのカフェでモーニング
たまにはこんなのもアリですね


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『メーンフレームは眠らない
 IBM、汎用機50年
 クラウドに技術生かす
 ハード不振 反転狙う』

私が社会人になって初めて就いた業務は
IBMのメインフレームに関するものでした
まさか今の時代にこうったシステムがあるのかと
ビックリしましたが、やはり“堅い”システムではあるのです

「システム/360」が生まれてもう50年とのこと
この汎用機の登場によって簡単に大量のデータを
処理できるようになり、金融や製造など企業活動の
在り方を変えたわけです

それは現在の世界においては、クレジット・カード取引額年間6兆円
30億人分の旅客取引、1日300億㌦の企業間取引といったデータが
処理されているわけです

50年前の1964年4月7日に、当時の50億㌦(現在の価値で約360億㌦に相当)
を投入して開発され発表されました
それが現在までのIBMの繁栄の礎を築いたわけです

とはいえ、一度企業に納めれば、そんなに頻繁に汎用機を入れ替えるわけではなく
中身の更新の需要が大きくなってくるのも事実です
最近の日本の国内シェアはサーバー関係を含めると
インフラの中では2~3割程度のようです
メインフレームに比べれば安価なサーバが浸透しているわけです

とはいえ、そうは簡単にはメインフレームがなくならないのも事実です
世界トップ100銀行のうち92行がモバイル取引サービスの提供に
汎用機を用いているようで、それも驚くべき事実といえるかもしれません

処理性能自体は、50年前は演算性能は1MIPS(1秒間に100回の命令を処理できる)
だったものが、現在の最上位モデルは7万8000MIPSとのこと
絶えず技術革新はしているというわけです

ということから、現在のクラウドに関する技術に影響を与えているようです
クラウドの中核をなす「仮想化」技術についても、汎用機向けOSでは70年代前半には
導入済みということで、ASP/SaaS/クラウドに関する技術を聞いても
汎用機に携わってきたベテランエンジニアの方は、新しくもない
と感じる方もおられるというわけです
それは、最近よく見かける「垂直統合機」のコンセプトも
汎用機そのものだといえることに通じるわけです


そういったことから、まだまだこの先もメインフレーム自体は
まさに眠らないというわけです
技術革新の裏には汎用機の技術や考え方があり
次のIBMの半世紀にはどのようなことが起きるのか
あらゆる意味で楽しみなものであります

クラウド 社内に設備…

2014-04-10 12:09:19 | NewsPaper
あったかくなっても朝晩は冷えるかな
と思っていたら、街中の温度計は
そんなに低い気温を示してはいないんですよね
さてはて、服装の切替が難しいものです


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『クラウド 社内に設備
 日本IBM 機密保持しやすく』

日本IBMが、企業のクラウド導入を支援する新サービスとして
日本IMBが動作や性能を確認した機器・ソフトを顧客企業の
施設に設置してクラウドシステムを構築し、運用や監視を行う
サービスを発表した
という記事

顧客企業としては、機密データを自社内に保ったまま
日本IBMのクラウドサービスを利用できるという
「IBMクラウド・マネージド・サービス(CMS)」


って、それってどういうこと!?
本来のクラウドの概念とは違ったことをしていません??
従来のマネージド・サービスとの違いが見えにくくありません??
というのがまず感じた事です

いわゆる「プライベート・クラウド」の部類になり
複数企業が相乗りして使う「パブリック・クラウド」
とはもちろん違ってきます

結局のところ、旧態依然とした国内の顧客企業に対して
顧客企業の要望にできる限り寄り添ったカタチでの
クラウドに関するサービスを提供するべく
顧客企業内に設置し、それらの運用・監視サービスを
させて頂きます、といったところでしょうか

やはり、顧客企業によっては、セキュリティーに対する意識の大きさは
それぞれ違っているのが事実です
もちろん、クラウドというものに対する考え方や理解度も
違ってきているというわけです

そういった顧客企業の要望に応じるには
こういったサービスの見せ方が必要になってくる
ということでしょう

とはいえ、従来のプライベート・クラウドを構築するより
サービスの提供開始までにかかる調達時間や構築コストといった点で
柔軟に迅速かつ効率的にできるようなので、サービスの向上には
つながるという点ではよさそうです

国内の多くの企業で日本IBMのサービスが利用されているなかで
今回のクラウド向けサービスがどのように影響されていくのか
興味深い内容ではあります

アマゾンに「美酒」…

2014-04-09 11:45:15 | NewsPaper
あったかくなりました
とはいえ、朝晩は寒くてツラいというのが…
とはいえ、それがいつのまにか暑くてツラい
になるのでしょうか


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事と
『【News Focus】
 アマゾンに「美酒」
 日本の規制越え
 酒類全て販売』
14面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『アマゾン、酒類15万品目
 ネット通販 国内最大級』

大きく報道されたでしょうか
アマゾンが酒類の直販を始めるという記事

http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=71588051より

今回、アマゾンジャパンがネット通販では異例の
すべての酒類の販売免許を取得したということです

小売業の酒類の販売免許は
すべての酒類を販売できる一般免許と通販向けの免許があります

通販向け免許の場合、販売できるのは小さな製造所でつくられる
地酒などに限られ、大手ビールメーカーの製品は販売できないようです

ただ、小売りの一般免許を新規で取得するのは
極めて難しいと言われているようで、今回のニュースになった
要因のようですね

これは、日本の酒店やスーパーなどと同じように販売できるようになった
ということになるわけです

ということから、取り扱うのはビールのほか
Amazon.co.jpのマーケットプレイスで取り扱っていない
日本酒1千品目や焼酎1400品目などを取り扱うとのこと
出展企業の商品と直販をあわせると15万品目にのぼり
まさにネット通販では最大級の品ぞろえとなるようです

種類も豊富な品ぞろえと小売店並みの価格に加え
自前で抱える物流網を活用した配送サービスを駆使すれば
販売規模は十分すぎるほどに拡大されるわけです


とはいえ、日本国内の既存の酒類販売は大変なようです
町の酒店といったところも減少傾向にあるようで
アマゾンの本格参入は小売りの生き残り競争を
さらに激化させる可能性をはらんでいるようです

今回のニュースをチャンスと捉えて動きをとるか
ピンチと捉えてワタワタとして潰れてしまうか
それは各店舗次第といったところでしょうか

まさに酒類販売においても、モンスター企業の到来
といった状況でしょうか
今回の報道が日々の生活にどこまで影響していくものか
そんなにお酒を呑まなくなった私も注目しておきたいですね

クラウド攻勢へ本社移転…

2014-04-08 11:04:57 | NewsPaper
さぁ、いよいよ本当の春の陽気がやってきましたかな
もうそんなに寒い日はしばらくにしておいてほしいものです


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『通信系システム開発2社
 クラウド攻勢へ本社移転
 ソフトバンク系SBTとIIJ
 増床、人員も積極拡大』

通信系でシステム開発を手がける企業が
相次ぐ本社オフィス移転で攻めに出るという記事

ITベンチャー企業が事業拡大に伴い
本社オフィスを移転するのは珍しくないことです

今回は、ソフトバンク・テクノロジーIIJという
共に設立から20年以上の歴史がある老舗IT企業が
本社を移転するということです

両社に共通するのは、クラウド事業の拡大に備えて
積極的な人員拡大を図っているということ
クラウド事業を本気で新たな収益基盤に
育てようとしているわけですね


ソフトバンク・テクノロジーは今年2月に新本社を開いたそうです
約6000平方㍍の広大なフロアで周囲をガラス張りとし
間仕切りを極力排し、風通しのよさにこだわったフロアとのこと

そんななかで、従来のネット通販事業者向けのウェブマーケティング支援だけでなく
クラウドソリューション事業を強化するべく、大きな投資を考えているそうです

IIJは今年6月に飯田橋に建設されているオフィス棟に移転し
3割近く広いフロアになるそうです

IIJと云えば、古くからのインターネットサービス企業ですが
近年は、法人向けのクラウドサービス「GIO」を強化して取り組まれております
急速に顧客層は拡大しているようで、さらに集中してクラウド事業を
推進していくようです


本社を移転するということは、それだけの投資が必要となります
さらには増床や人員も増やしていくなら、なおさらです
それだけ投資をするということは、本業の収益の拡大が必要なわけです
老舗ITサービス企業がこれだけのことをするというのは
それだけ大規模の事業であることが明らかにわかります

私が勤務することになる企業は、それほど大きくなくとも
親会社企業やその上の企業グループになると十分に大きいものです
そういったことから、こういった老舗ITサービス企業の事業の動きは
絶えず注目しておきたいものです