----この映画って、
6月ごろからマスコミ向けにラッシュ試写とかいうのが行われて
でも、これってまだ完成品じゃないから
個人ブログでは書かないでねの
お願いがあったという作品だよね。
「うん。ぼくは
締め切りの必要性に迫られていたわけでもないし、
未完成の作品よりは完成品をということで、
今月に入ってからの鑑賞に。
話題の作品だけに期待で胸いっぱい」
----どういうお話ニャの?
いまひとつストーリーがつかめないんだけど…。
「じゃあ。まずはそれを簡単に説明。
主人公は高校生の小磯健二。
夏休みに彼は、憧れの夏希先輩とともにアルバイトで長野の田舎へ」
----アルバイト?
「うん。
彼女の実家、それは戦国時代より続く名門・陣内家。
そこではもうすぐ大黒柱のおばあちゃんの誕生日を祝いが行われようとしていた。
夏希は、おばあちゃんを安心、長生きしてもらうため、
フィアンセがいると嘘をついていたんだ。
そんな事実を知らされないまま彼女についていった健二。
来てみてあたふた。
もう、自分の周りとはまったく違う大家族の世界」
----感動、興奮、そして戸惑いで眠れないよニャあ…。
「だよね。
さて、この健二。
数学学生チャンピオンの座をとりそこないこそしたものの、
実はとんでもない才能の持ち主。
その夜、不審な数学クイズのメールを受け取った健二は、
数学好きの虫がうずき出し夜を徹し回答する。
しかし、それは現実と同様の仮想都市OZを破壊するばかりか、
この現実世界へも危険を及ぼす、とんでもない仕掛けが含まれていた…」
----へぇ~っ。オモシロそうなお話だけど、
現実味がないニャあ。
仮想都市と現実世界がリンクするなんて…。
「いやいや。
いまもけっこうその世界に近づいているよ。
このOZというのは
電子メールや電子決済、情報検索ができるばかりか、
公共の施設サービスまで繋がっている。
映画では、
そのOZに謎のアバター、ラブマシーンが出現。
ラブマシーンは数学クイズの形式でOZの管理棟のパスワードをを入手。
OZの心臓部分である管理棟に侵入し、
4億人以上のアカウントを奪取。
交通管理システムと緊急通報システムを麻痺させ、
警察や消防署、病院などを混乱させて大渋滞を引き起こす。
しかもラブマシーンにアバターを乗っ取られた健二は、
ラブマシーンが扮する“偽健二”により、
OZ荒らしの犯人にされてしまう。
そこで、陣内家に売られた“戦”に立ち向かうべく
おばあちゃんが立ち上がる!
と、こういう流れだ」
----聞けば聞くほど、話はオモシロそうだけど、
これって客層を選ばない?
パスワードはともかく、
アカウント、アバターなど、
パソコンを使っていない人には
ニャんのことだか分からニャいのでは?
いったい、だれが脚本を書いたの?
「奥寺佐渡子。
もう、ベテランの域に達しているのに、
こういう世界も詳しいんだと、
失礼な関心をしてしまった(ごめんなさい)。
でも脚本デビューの『お引越し』以来、
みずみずしい子供たちの世界はお手のもの。
とりわけ“夏の少年たち”の世界には抜群の冴えを発揮している」
----『学校の怪談』シリーズもそうだったよね。
「そう。
そしてやはり見どころは
武重洋二美術監督が作り出す自然の風景と日本家屋の世界だね。
これは彼の『千と千尋の神隠し』と並ぶ傑作だと思う」
----監督は『時をかける少女』を平成に甦らせた細田守だっけ?
「うん。あの映画で一気に時の人になったけど、
彼は『ハウルの動く城』の監督に指名されながら
いろいろあって、結局は実らなかったという過去を持つ。
そう、もとより宮崎駿が認める才能なんだ。
2000年の『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』なんて
この映画の先取り。
2005年公開の劇場版『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』にしても、
子供たちにはちょっとヘビーな内容に仕上がっていた。
そうそう、この映画、
オープニングの10分間がウェブで観られるのだとか
(7.20現段階ではまだでした)
ちょっと覗いてみるといいかもよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でもテーマがよく見えないのニャ」
テーマは、ひとりでいないこと。おなかいっぱい食べることだ度

お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
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6月ごろからマスコミ向けにラッシュ試写とかいうのが行われて
でも、これってまだ完成品じゃないから
個人ブログでは書かないでねの
お願いがあったという作品だよね。
「うん。ぼくは
締め切りの必要性に迫られていたわけでもないし、
未完成の作品よりは完成品をということで、
今月に入ってからの鑑賞に。
話題の作品だけに期待で胸いっぱい」
----どういうお話ニャの?
いまひとつストーリーがつかめないんだけど…。
「じゃあ。まずはそれを簡単に説明。
主人公は高校生の小磯健二。
夏休みに彼は、憧れの夏希先輩とともにアルバイトで長野の田舎へ」
----アルバイト?
「うん。
彼女の実家、それは戦国時代より続く名門・陣内家。
そこではもうすぐ大黒柱のおばあちゃんの誕生日を祝いが行われようとしていた。
夏希は、おばあちゃんを安心、長生きしてもらうため、
フィアンセがいると嘘をついていたんだ。
そんな事実を知らされないまま彼女についていった健二。
来てみてあたふた。
もう、自分の周りとはまったく違う大家族の世界」
----感動、興奮、そして戸惑いで眠れないよニャあ…。
「だよね。
さて、この健二。
数学学生チャンピオンの座をとりそこないこそしたものの、
実はとんでもない才能の持ち主。
その夜、不審な数学クイズのメールを受け取った健二は、
数学好きの虫がうずき出し夜を徹し回答する。
しかし、それは現実と同様の仮想都市OZを破壊するばかりか、
この現実世界へも危険を及ぼす、とんでもない仕掛けが含まれていた…」
----へぇ~っ。オモシロそうなお話だけど、
現実味がないニャあ。
仮想都市と現実世界がリンクするなんて…。
「いやいや。
いまもけっこうその世界に近づいているよ。
このOZというのは
電子メールや電子決済、情報検索ができるばかりか、
公共の施設サービスまで繋がっている。
映画では、
そのOZに謎のアバター、ラブマシーンが出現。
ラブマシーンは数学クイズの形式でOZの管理棟のパスワードをを入手。
OZの心臓部分である管理棟に侵入し、
4億人以上のアカウントを奪取。
交通管理システムと緊急通報システムを麻痺させ、
警察や消防署、病院などを混乱させて大渋滞を引き起こす。
しかもラブマシーンにアバターを乗っ取られた健二は、
ラブマシーンが扮する“偽健二”により、
OZ荒らしの犯人にされてしまう。
そこで、陣内家に売られた“戦”に立ち向かうべく
おばあちゃんが立ち上がる!
と、こういう流れだ」
----聞けば聞くほど、話はオモシロそうだけど、
これって客層を選ばない?
パスワードはともかく、
アカウント、アバターなど、
パソコンを使っていない人には
ニャんのことだか分からニャいのでは?
いったい、だれが脚本を書いたの?
「奥寺佐渡子。
もう、ベテランの域に達しているのに、
こういう世界も詳しいんだと、
失礼な関心をしてしまった(ごめんなさい)。
でも脚本デビューの『お引越し』以来、
みずみずしい子供たちの世界はお手のもの。
とりわけ“夏の少年たち”の世界には抜群の冴えを発揮している」
----『学校の怪談』シリーズもそうだったよね。
「そう。
そしてやはり見どころは
武重洋二美術監督が作り出す自然の風景と日本家屋の世界だね。
これは彼の『千と千尋の神隠し』と並ぶ傑作だと思う」
----監督は『時をかける少女』を平成に甦らせた細田守だっけ?
「うん。あの映画で一気に時の人になったけど、
彼は『ハウルの動く城』の監督に指名されながら
いろいろあって、結局は実らなかったという過去を持つ。
そう、もとより宮崎駿が認める才能なんだ。
2000年の『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』なんて
この映画の先取り。
2005年公開の劇場版『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』にしても、
子供たちにはちょっとヘビーな内容に仕上がっていた。
そうそう、この映画、
オープニングの10分間がウェブで観られるのだとか
(7.20現段階ではまだでした)
ちょっと覗いてみるといいかもよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でもテーマがよく見えないのニャ」
テーマは、ひとりでいないこと。おなかいっぱい食べることだ度
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ともやが観た試写会場でも白髪のおじいちゃんとかがいて、『アバターとかアカウントとかちゃんと理解できてるかな?』なんて心配しちゃったりしました(笑)。
こういうとことんポジティブな映画って、観賞後にすごくいい気分になれるから好きです~♪
特にアバターなんて、
この数年、表に出てきた概念。
ビジネス的な形でしかPCを使っていない人には無縁なのじゃないかな。
って、もしかしてこれはぼくが遅れてる?
ネットワークのつながりも本来は人と人とのつながりのはずだったのが、最近ではそのつながりは希薄ですよね。ネットの向こうにも同じ人間がいるって当たり前のことを改めて思い出させてくれました^^
恥ずかしながら、ぼくは「エヴァ」のことまったく知らないんです。
でも、今度の作品の評判は
すごくいいみたいですね。
でも、どこから攻めたらいいのやら(汗)。
ふと思ったのですが、
これ、こいこいを知らない人も少し困るかも(笑)。
もう、何十年もやっていないなあ(汗)。
コメントありがとうございます。
監督が同一ですし、
盗作という言葉が適切かどうかは
分かりませんが、
タイトルも似てますよね。
『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』。
なんと皮肉なことかと思いつつ、私はポスト宮崎駿などと称するよりも、「細田守」というブランドで多くの人にこの映画を、そして前作『時をかける少女』を見てもらいたいですよ。
とにかく私にとっては日本で最高の監督です。
最先端コミュニティツールと「花札」のような遊び。
お年寄りとお子様はどちらかに付いていけない気がしましたが、”アバター”のシステムには興味ないのものの(ココログでも始まったみたいですが)、どっちも理解できる私はニコニコするばかりでした。
山下達郎さんの〆も良かったです♪
『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』でした。
こんな暗い内容で、果たして子供たち大丈夫?と…。
で、一方では彼は『デジモン』で、
やはり日本の原景というアナログな世界を出しつつ、
デジタル世界との融合を試みていました。
今回は、その集大成という感じでしょうね。
でも個人的には原恵一監督の方が
僕のタイプです。
ぼくは、花札が懐かしかったです。
覚えたての頃、けっこうハマったものでした。
しかし、このヴァーチャルな世界の勝負に
花札を持ってくるというその感覚が
常人ではない。
それだけをとっても、脱帽ものですね。
しかし、今日映画館に行ったら、
この映画がいちばん人気という感じでした。
みんなすごいなあ。