-------まさか、今日この映画について書くとは思わなかったにゃあ。
「うん。ぼくも初めはそういうつもりじゃなかった。
でもこのシリーズ、オープニングの海の色を観るだけで嬉しくなる。
太陽を照り返した青の鮮やかさは、目が痛くなるほどだ。
それはさておき、今回の『オマツリ男爵と秘密の島』。
初めはともかくとして、途中からどんどん暗くなっていく。
キャッチコピーの『史上最大の笑劇』なんて全くの嘘(笑)。
こんなに笑えない『ワンピース』は初めて。
ところが、観終わってからだけど、
『待てよもしやこれは?』って、あることに気がついたんだ」
-------にゃんなの、それって?
「この映画の監督の細田守って人は
本来、『ハウルの動く城』を監督する予定だった人。
ところが、いわゆる謎の降板劇が発生。
海外では『細田氏の突然の死により宮崎駿が監督』なんて
とんでもない情報が流されたんだ。
いやあ、しかしそれにしても変な映画だったね。
内容もそうだけど、ビジュアル・イメージがもう翔びまくってる」
------たとえば?具体的に言ってよ。
「うん。その前に簡単にお話について触れておこう。
航海中、波間に漂うガラスの瓶を発見したルフィ一行。
そこには楽しげな誘い文句が書かれたオマツリ島の地図が.....。
大はしゃぎで島へ向かうルフィたち。しかしそこで彼らを待つモノは?
というきわめて簡単なストーリー」
------ふむふむ。
「ところがたどりついたオマツリ島は地味なことこの上ない。
がっかりするみんなの前に、
頭から葉っぱの生えた、ごっつい男のコーラス隊が出現。
その中央にいるオマツリ男爵は肩から花を咲かせてる。
これだけでもけっこうシュールなところに、
彼は『宝物をやろう。ただし地獄の試練を乗り越えよ』と言う。
ノリやすい性格のルフィはクルーを率いて挑戦。
しかしその『地獄の試練』とは巨大金魚すくいだったり、
疾走するボート上での人間輪投げだったり、射的だったり。
まあ、ふざけてるったらありゃしない」
-------にゃんだか『クレヨンしんちゃん』のノリだにゃ。
「そうなんだ。しかも彼らが戦う相手が、
酒癖が悪いムチゴロウだの、
五七五調の会話しかしないケロジイだの、
必ず語尾に“ぷ”を付けるDJガッパだの、
わけわかんないキャラクターばかり」
-------で、何を描こうとしてるの?
「これはシンプル。テーマは『仲間について』。
(※以下、ネタバレ注)
このオマツリ男爵は元海賊。
ところがかつて嵐にあい、仲間をみんな失っている。
以来、長きにわたって一人寂しさに耐えていた彼は、
他の海賊をおびき寄せては仲間割れをさせていたわけだ。
しかも、彼らを巨大な花の餌(?)にしてしまう」
-------そりゃ、すげえや(笑)。
ん?でもオマツリ男爵には部下がいたよね。
「そこがこの映画の不思議なところ......と言うか、
やりたい放題やっているところ。
仲間を失った後、なぜオマツリ男爵は花と合体したのか、
まずこれがよく分からない。
彼の部下たちは植物の化身みたいに描かれているけど、
なぜそうなったのか、これまたはっきりとは描かれない。
クライマックスに行くに従って映画のトーンも
暗~~~くなるし、これは子供たちにはきついだろうな。
このシリーズ、ここ何作かは1作ごとに監督が替わっているけど、
この後、どうなっていくんだろう?」
(byえいwithフォーン)
※シュールでお手上げ度人気blogランキングへ}
「うん。ぼくも初めはそういうつもりじゃなかった。
でもこのシリーズ、オープニングの海の色を観るだけで嬉しくなる。
太陽を照り返した青の鮮やかさは、目が痛くなるほどだ。
それはさておき、今回の『オマツリ男爵と秘密の島』。
初めはともかくとして、途中からどんどん暗くなっていく。
キャッチコピーの『史上最大の笑劇』なんて全くの嘘(笑)。
こんなに笑えない『ワンピース』は初めて。
ところが、観終わってからだけど、
『待てよもしやこれは?』って、あることに気がついたんだ」
-------にゃんなの、それって?
「この映画の監督の細田守って人は
本来、『ハウルの動く城』を監督する予定だった人。
ところが、いわゆる謎の降板劇が発生。
海外では『細田氏の突然の死により宮崎駿が監督』なんて
とんでもない情報が流されたんだ。
いやあ、しかしそれにしても変な映画だったね。
内容もそうだけど、ビジュアル・イメージがもう翔びまくってる」
------たとえば?具体的に言ってよ。
「うん。その前に簡単にお話について触れておこう。
航海中、波間に漂うガラスの瓶を発見したルフィ一行。
そこには楽しげな誘い文句が書かれたオマツリ島の地図が.....。
大はしゃぎで島へ向かうルフィたち。しかしそこで彼らを待つモノは?
というきわめて簡単なストーリー」
------ふむふむ。
「ところがたどりついたオマツリ島は地味なことこの上ない。
がっかりするみんなの前に、
頭から葉っぱの生えた、ごっつい男のコーラス隊が出現。
その中央にいるオマツリ男爵は肩から花を咲かせてる。
これだけでもけっこうシュールなところに、
彼は『宝物をやろう。ただし地獄の試練を乗り越えよ』と言う。
ノリやすい性格のルフィはクルーを率いて挑戦。
しかしその『地獄の試練』とは巨大金魚すくいだったり、
疾走するボート上での人間輪投げだったり、射的だったり。
まあ、ふざけてるったらありゃしない」
-------にゃんだか『クレヨンしんちゃん』のノリだにゃ。
「そうなんだ。しかも彼らが戦う相手が、
酒癖が悪いムチゴロウだの、
五七五調の会話しかしないケロジイだの、
必ず語尾に“ぷ”を付けるDJガッパだの、
わけわかんないキャラクターばかり」
-------で、何を描こうとしてるの?
「これはシンプル。テーマは『仲間について』。
(※以下、ネタバレ注)
このオマツリ男爵は元海賊。
ところがかつて嵐にあい、仲間をみんな失っている。
以来、長きにわたって一人寂しさに耐えていた彼は、
他の海賊をおびき寄せては仲間割れをさせていたわけだ。
しかも、彼らを巨大な花の餌(?)にしてしまう」
-------そりゃ、すげえや(笑)。
ん?でもオマツリ男爵には部下がいたよね。
「そこがこの映画の不思議なところ......と言うか、
やりたい放題やっているところ。
仲間を失った後、なぜオマツリ男爵は花と合体したのか、
まずこれがよく分からない。
彼の部下たちは植物の化身みたいに描かれているけど、
なぜそうなったのか、これまたはっきりとは描かれない。
クライマックスに行くに従って映画のトーンも
暗~~~くなるし、これは子供たちにはきついだろうな。
このシリーズ、ここ何作かは1作ごとに監督が替わっているけど、
この後、どうなっていくんだろう?」
(byえいwithフォーン)
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