さてさて、「熱風!韓国LEGENDS」第85回は陳志華導演、成龍&苗可秀主演「蛇鶴八拳」(78)の韓国公開バージョンである「蛇鶴秘拳」の本邦初レビューでいきましょう!これまでにも、成龍主演作品の韓国バージョンでは「拳精」(78)の韓国バージョン「金剛血印」と「龍拳」(79)の韓国バージョン「唐山秘拳」の2本が韓国現地で発売されていたVHSで確認されています。
しかしこの「蛇鶴秘拳」は過去に韓国版ポスターや韓国公開当時の広告などの紙媒体では確認されていましたが、実際に「蛇鶴秘拳」を映像で確認した人間は国内では1人もいませんでした。
で、私が今回レビューに使用した「蛇鶴秘拳」の韓国製オリジナルVHSは過去に2本発売された「蛇鶴秘拳」の1本なんですが、古い韓国映画のコレクターにはお馴染みの小さ目のVHSパッケージで、表ジャケにはイラストの成龍と共に「セイント・スティック怒りの聖拳!」の王道vs張翼のスチール、裏ジャケには成龍は成龍でも「クレージーモンキー笑拳」と「ヤングマスター師弟出馬」のスチールが堂々と(苦笑)使用されています。いや~これじゃ相当の成龍マニアでも発見するのは困難だったでしょう!恐らく2本の韓国製VHSのもう1本は何処にでもある通常の北京語版だったでしょうから、これまでにこの通常版収録の韓国製VHSを購入して泣いた成龍マニアも結構いたと思われます。
まあ何処かの韓国功夫映画マニアが吠えていたように“金と手間をかけない輩”なんて失笑モンの発言はしませんが、どんな時でもこういう激レアVHS探索には執念と根気が要るという事でしょう。
さて、肝心の「蛇鶴秘拳」本編ですが、全編韓国語吹き替えで主人公の徐英風(鳳)に扮した成龍も唐萍花に扮したノラさまこと苗可秀も、金正蘭(彼女は韓国人なので当然ですが)も、金剛も、李文泰も、苗天も全員が韓国語で会話をしております。また北京語版(東映版)のオープニングに登場する成龍が赤のバックセットで披露する約7分間に及ぶ演武シーンはバッサリとカットされていて、いきなり画面にドーン!と「蛇鶴秘拳」の四文字が出ます。当然ここでは日本公開版挿入歌の「デンジャラス・アイズ」は流れません。
「蛇鶴秘拳」本編も、私が今回比較対象目的で観直した東映版「蛇鶴八拳」VHSと見比べてみた限り韓国側による別編集シーンはありませんでしたが、逆にこの韓国バージョンである「蛇鶴秘拳」を見ていると韓国人武打星の金正蘭や趙春、または金王国がその韓国語の台詞も含めて実に生き生きと演技しているように見えるから不思議ですね(^。^)。
ちなみに上映時間は東映版「蛇鶴八拳」が約102分だったのに対して、「蛇鶴秘拳」は約84分でした。最後になりますが、この「蛇鶴秘拳」VHSに収録された映像こそが「蛇鶴秘拳」が韓国現地で劇場公開された際に実際に劇場でかけられたプリントである可能性が高いだけに、今後本作「蛇鶴秘拳」が韓国現地でDVD化される機会が殆どゼロである事も含めて、改めてこの「蛇鶴秘拳」のオリジナルVHSは希少価値大であると断言する龍熱です。
ちなみにこちらが「蛇鶴秘拳」の韓国製VHSジャケットです↓ http://p.twpl.jp/show/large/Ht53X
という言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!
しかしこの「蛇鶴秘拳」は過去に韓国版ポスターや韓国公開当時の広告などの紙媒体では確認されていましたが、実際に「蛇鶴秘拳」を映像で確認した人間は国内では1人もいませんでした。
で、私が今回レビューに使用した「蛇鶴秘拳」の韓国製オリジナルVHSは過去に2本発売された「蛇鶴秘拳」の1本なんですが、古い韓国映画のコレクターにはお馴染みの小さ目のVHSパッケージで、表ジャケにはイラストの成龍と共に「セイント・スティック怒りの聖拳!」の王道vs張翼のスチール、裏ジャケには成龍は成龍でも「クレージーモンキー笑拳」と「ヤングマスター師弟出馬」のスチールが堂々と(苦笑)使用されています。いや~これじゃ相当の成龍マニアでも発見するのは困難だったでしょう!恐らく2本の韓国製VHSのもう1本は何処にでもある通常の北京語版だったでしょうから、これまでにこの通常版収録の韓国製VHSを購入して泣いた成龍マニアも結構いたと思われます。
まあ何処かの韓国功夫映画マニアが吠えていたように“金と手間をかけない輩”なんて失笑モンの発言はしませんが、どんな時でもこういう激レアVHS探索には執念と根気が要るという事でしょう。
さて、肝心の「蛇鶴秘拳」本編ですが、全編韓国語吹き替えで主人公の徐英風(鳳)に扮した成龍も唐萍花に扮したノラさまこと苗可秀も、金正蘭(彼女は韓国人なので当然ですが)も、金剛も、李文泰も、苗天も全員が韓国語で会話をしております。また北京語版(東映版)のオープニングに登場する成龍が赤のバックセットで披露する約7分間に及ぶ演武シーンはバッサリとカットされていて、いきなり画面にドーン!と「蛇鶴秘拳」の四文字が出ます。当然ここでは日本公開版挿入歌の「デンジャラス・アイズ」は流れません。
「蛇鶴秘拳」本編も、私が今回比較対象目的で観直した東映版「蛇鶴八拳」VHSと見比べてみた限り韓国側による別編集シーンはありませんでしたが、逆にこの韓国バージョンである「蛇鶴秘拳」を見ていると韓国人武打星の金正蘭や趙春、または金王国がその韓国語の台詞も含めて実に生き生きと演技しているように見えるから不思議ですね(^。^)。
ちなみに上映時間は東映版「蛇鶴八拳」が約102分だったのに対して、「蛇鶴秘拳」は約84分でした。最後になりますが、この「蛇鶴秘拳」VHSに収録された映像こそが「蛇鶴秘拳」が韓国現地で劇場公開された際に実際に劇場でかけられたプリントである可能性が高いだけに、今後本作「蛇鶴秘拳」が韓国現地でDVD化される機会が殆どゼロである事も含めて、改めてこの「蛇鶴秘拳」のオリジナルVHSは希少価値大であると断言する龍熱です。
ちなみにこちらが「蛇鶴秘拳」の韓国製VHSジャケットです↓ http://p.twpl.jp/show/large/Ht53X
という言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!