ネコのお腹にスリスリすると意外なプレゼントがもらえるかもしれません。 アメリカのカリフォルニア大学で行われた研究によれば、ネコの皮膚に棲み着いている常在菌を使って、マウスの皮膚感染症の治療に成功したとのこと。 どうやらネコの皮膚には複数の抗生物質を分泌する非常にユニークな細菌が棲んでいるようです。 研究内容の詳細は10月19日に『eLife』に掲載されています。
圧倒的な証拠が決め手となった 米下院外交委員会の共和党スタッフが「新型コロナウイルスは、中国の武漢ウイルス研究所から誤って流出した」と断定する報告書を発表した。この結論を導いたのは、衛星画像をはじめとする「圧倒的な量の証拠」だった。いったい、武漢で何があったのか。 同委員会の共和党スタッフは、マイケル・マッコール筆頭委員の下で、これまで2回にわたって、新型コロナ問題に関する報告書を発表してきた。2020年6月15日に発表された最初の報告書については、2020年6月26日公開コラムで紹介した(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73607)。 同年9月21日には、中国共産党と世界保健機関(WHO)の責任を厳しく追及する2回目の報告書を発表した(https://gop-foreignaffairs.house.gov/blog/mccaul-release
日本のアニメは海外で大人気なのに、なぜ邦画やドラマはパッとしないのか:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) 日本でも大ヒットを記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、全米劇場ランキングでも『モータルコンバット』を抜いてトップになったらしい。日本のアニメ・マンガが「海外市場で勝負できるコンテンツ」にまで成長していることは、今さら説明の必要がないだろう。 ジブリ作品、新海誠監督の『天気の子』など海外でも高い評価を受ける作品は山ほどある。日本の首相の顔を知らなくても、『機動戦士ガンダム』や『ONE PIECE』を知っている人はたくさんいる。『NARUTO -ナルト』や『鋼の錬金術師』など、日本人が思っている以上に、海外で熱狂的な人気のある作品も少なくない。 そんなコンテンツ力は数字にも出ている。日本動画協会の「アニメ産業レポート2020」によれば、アニメ産業の市場は順調に成長しており、201
水と構成元素が同じ重水は甘いようです。 4月16日に『Communication Biology』に掲載された論文によれば、中性子が1個追加された重水素からなる重水は、ヒトにとって甘く感じられることが示されました。 重水が甘いという逸話は1930年代から延々と伝えられているものの、常識的な研究者たちは「構造が等しいからには同じ味がするはずだ」と都市伝説扱いされてきました。 しかし今回の研究により、都市伝説が常識を打ち破る結果が明示され、多くの反響を呼んでいます。 しかし、構造が水と全く同じなのに、どうして重水は甘く感じられるのでしょうか?
うつ病は脳回路の変化と関連しています。 さらに新しい研究では、うつ病が視覚情報の処理にも影響を与えると判明しました。 フィンランド・ヘルシンキ大学の精神医学者Viljami Salmela氏ら研究チームは、うつ病患者の脳が健康な人とは異なったコントラスト処理を行なっていると発表したのです。 研究の詳細は、学術誌『Journal of Psychiatry and Neuroscience』に掲載されました。 Visual Illusion Reveals That Depression Can Change How We Physically See The World https://www.sciencealert.com/study-shows-how-depression-really-does-change-how-we-see-the-world
オーストラリア南部で、新種のクジャクグモ(マラトゥス属)が発見されました。 顔の色と模様が、2003年のディズニー映画『ファインディング・ニモ』に登場するカクレクマノミのニモに似ていることから、「マラトゥス・ニモ(Maratus nemo)」と命名されています。 クモ界の新たなアイドルの誕生でしょうか。 研究は、3月25日付けで『Evolutionary Systematics』に掲載されています。 New Species of Dancing Peacock Spider Discovered http://www.sci-news.com/biology/maratus-nemo-09501.html Adorable New Species Of Peacock Spider Named After “Finding Nemo” https://www.iflscience.com/
頭から胴体を丸ごと切断してしまうウミウシが発見されました。 この新行動は「コノハミドリガイ」と「クロミドリガイ」の2種に確認され、いずれも切断された頭部から胴体を再生させています。 発見者の奈良女子大学大学院、三藤清香(みとうさやか)氏によると「心臓のある胴体を再生させるウミウシは初めて見つかった」とのこと。 一体、何が目的で胴体を捨てているのでしょうか。 研究は、3月8日付けで『Current Biology』に掲載されています。 Scientists Surprised by Sea Slugs That Sever Their Own Heads and Regrow Brand-New Bodies https://scitechdaily.com/scientists-surprised-by-sea-slugs-that-sever-their-own-heads-and-re
先日、アメリカのSNS上で「科学者がホウレンソウにメール送信の仕方を教えた(英文)」と話題になりました。 この元ネタは、マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した「爆発物を探知できるホウレンソウ」にあります。 このホウレンソウは、地中の爆発物を検出すると、それを電子メールで知らせてくれるのです。 どうしてそんなことが可能なのでしょうか。 研究の本論文は、2016年に『Nature Materials』に掲載されています。 MIT Scientists Hack Spinach Plants to Send Emails https://wordpress.futurism.com/scientists-hack-spinach-plants-send-emails Scientists Create Spinach That Can Test For Bombs https://news
世界にはいろいろなものの「世界最速記録」が存在しており、時速1000km超えの磁気浮上式鉄道から時速790km超えの自動車、時速約50kmのゴミ箱まで多種多様なものが速さで世界一となっています。しかし、人がこれまで作ってきたものの中で最速の物体は、飛行機でもロケットでもなく「核実験で吹き飛ばされたマンホールのフタ」だと、科学系ニュースメディア・ZME Scienceが解説しています。 The fastest man-made object is a manhole cover that was blasted into space by an underground nuclear test https://www.zmescience.com/science/news-science/fastest-manmade-object-manhole-cover-nuclea-test/ アメ
南米アマゾンに生息する「デンキウナギ」は、1匹で860ボルトの電流を発生させられます。 彼らは単独で狩りをするのが基本ですが、このほど、ブラジルの熱帯雨林で群れをなして狩りをするデンキウナギが初確認されました。 撮影された映像では、死の電気ショックを浴びた大量の小魚が、いっせいに水面に飛び上がる様子が見られます。
陸生物初の「虹色素胞」で光るヤモリウェブフット・ゲッコーは、体長10〜15センチほどの夜行性ヤモリです。 砂漠の乾いた川床や砂丘に住み、日中は水かき(ウェブフット)のついた手足で穴を掘って暮らします。 皮膚は黄色味がかった半透明をしており、体側に白のストライプと目の周りに同色のリングがあります。 これが月の光を吸収するとネオングリーンに輝き、その他の皮膚は薄ボンヤリした青色に発光します。 ウェブフット・ゲッコー / Credit: David Prötzel 研究チームは、この発光メカニズムを解明するため、ウェブフット・ゲッコーにUVライトを当てて調査をしました。 発光は、オスメスの成体および幼体のすべてで確認されています。 発光源を調べてみると、皮膚内のグアニン結晶で満たされた色素細胞である「虹色素胞」にありました。 グアニンはDNA成分のひとつであり、その結晶の集団配列は、魚の銀色光
「最強の生物を考えてみよう」という宿題が小学生時代の夏休みに出されたら、いったいどんな姿を想像するでしょうか? 恐竜のように巨大で力強い生命を思い浮かべる人もいれば、優れた環境適応能力をもつ細菌こそが最強だと考える人もいるでしょう。 あるいは現在繁栄している人間こそが最強と呼ぶべきだと言う人がいるかもしれません。 しかし今回紹介するテッポウエビは、恐竜や細菌、そして人間も存在しないSFのような「遠距離攻撃能力」を持ちます。 巨大なハサミの2つの刃が噛み合うとき、凄まじい衝撃波が生成され、水温は瞬間的に4400℃にも達し、プラズマの閃光きらめく衝撃波が生じます。 衝撃波をまともにくらった小魚やカニは一瞬にしてノックダウン、テッポウエビのエサになるのです。 しかし瀬戸内海の魚市場で1盛り800円で売られているこの最強生物は、いったいどうやって、そんなSFチックな能力を発揮しているのでしょうか?
1968年~1974年にかけて、アメリカ・カリフォルニア州で少なくとも5人が殺害された未解決事件「ゾディアック事件」で、犯人が残した暗号文である「340暗号文」が51年越しに解読されたと報じられています。 Zodiac ‘340 Cipher’ cracked by code experts 51 years after it was sent to the S.F. Chronicle - SFChronicle.com https://www.sfchronicle.com/crime/article/Zodiac-340-cypher-cracked-by-code-expert-51-years-15794943.php ゾディアック事件とは、1968年に若い男女2人がサンフランシスコ近郊で射殺されたのを皮切りに、少なくとも合計5人が殺害され2人が負傷した連続殺人事件です。記事作成
カゲロウは数時間で死ぬように体が作られています。 はかなく飛び回るカゲロウには口がなく、腸もないため、一切のエサや水をとることができないんです。 地球上には様々な虫が存在しますが、口がない虫というのはカゲロウの他に存在しません。 また飛行速度も非常におそく、鳥・コウモリ・魚など様々な動物にとって格好の獲物になります。 魚釣りに使われる疑似的なエサの多くが、カゲロウをモデルにしていることからも、その捕食されっぷりがうかがい知れます。 そんな弱々しさやはかなさの代名詞にもなっているカゲロウ。 しかしカゲロウは3億5000万年前から地球に生き続けている、生きている化石なのです。 そして彼らが何億年もの間、種として生き残れてこれた秘訣は、まさにこの弱さにありました。 弱肉強食の自然界で弱さを武器に生き残ってきたカゲロウの生存戦略とは、いったいどんなものなのでしょうか? カゲロウ誕生の歴史から紹介し
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