新型コロナウイルスに対して、私たちはいつからか「コロナ禍」という言葉を使い始めるようになりました。 この「禍」という馴染みのない文字は「まがまがしい(禍々しい)」などの表現に使われ、より邪悪な状態を表します。 そんなコロナ禍を薙ぎ払う聖なる剣として期待されているのが「ワクチン」です。 ワクチンについては既に多くのメディアで仕組みや働きが紹介されていますが、人体を使った臨床試験にあるものだけでも数十種類、開発中のものを含めると100種類を大きく超えます。 毎年接種される方も多い「インフルエンザウイルスワクチン」は、その年に接種される種類が数種類に限られています。 にもかかわらず、なぜ新型コロナウイルスに対するワクチンだけが、こんなにも数多くの種類があるのでしょうか?