◇県は導入効果に懐疑的 福島第1原発事故に伴う夏場の電力供給不足が懸念される中、宇都宮市の佐藤栄一市長が26日の定例会見で導入を発表した「宇都宮市版サマータイム制」。行政による導入は全国でも珍しく、今後、市内企業や市民の間で一層の節電意識や省エネ策への取り組みに勢いがつくか注目を集めそうだ。【吉村周平、泉谷由梨子】 サマータイム制で▽市役所▽一部を除く出張所▽保健所▽地域自治センター▽地区市民センター--の窓口業務時間をそれぞれ午前8時~午後4時45分に変更。「延長窓口」も30分繰り上げ、午後6時半まで。バンバ出張所や自動交付機の利用はこれまで通り同7時まで可能だ。 市は並行してあの手この手で節電策を充実させる。定時退庁時間に消灯する「スイッチオフ・デー」を隔週から毎週水曜に。全庁一斉の「ノー残業デー」に加え、各部・課で毎週1日以上、無残業日を設けるなど。 全国的にはさいたま市が昼休みを1