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大そうじへの備え
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今週10月22日にRichard Stallman氏が発表したGNU Kind Communications Guidelines(以下、ガイドライン)が国内でも話題1,2,3になっています。しかし、一般に通用するような配慮あるコミュニケーションのためのコツを奨める文書であることが、本当の狙いを分かりにくくしているようです。この記事では、このガイドラインがどのような点で画期的かを説明します。 まず第一に、このガイドラインはLinuxプロジェクト等の他のプロジェクトがCode of Conduct (CoC)で解決しようとしている問題に対する別の形での解決を目指して準備されたということが重要です。この点はガイドラインのアナウンスではっきりと述べられています。以下CoCとして、具体的にはContributor Covenant由来のものを指します。 CoCは次の点が議論を呼んでいます: ハラス
FreeRTOSはいわゆるreal-time operating systemの実装の1つです。GPLv2に2つの例外条件を追加した"The FreeRTOS open source license"と呼ばれるライセンスの下で利用可能です。(同時に商用ライセンスも別途用意されています。) しかしこのライセンスはOpen Source Initiative (OSI)に承認されておらず、厳密な意味でオープンソースとは言い難いものです。公式ページの説明では、クローズドソースの独立したモジュールをリンクすることを許す例外について強調されています: Clause 1: Linking FreeRTOS with other modules is making a combined work based on FreeRTOS. Thus, the terms and conditions of t
Debianでは(多くのディストリビューション同様)、GCCのマニュアル等を含んだドキュメントをパッケージでインストールできます。先月リリースされたDebian 9 ("Stretch")でも、gcc-6-docという名前のパッケージになっています(通常はgcc-docが依存するパッケージとして自動的にインストールされるはずです)。 このgcc-6-docパッケージがnon-freeという分類になっていることは意外かもしれません。実際、GCCのドキュメントは(多くのGNUプロジェクトのドキュメント同様)GNU Free Documentation License (GFDL) v1.3でライセンスされています。このバージョンのGFDLは(ある一定の条件を満たせば)、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) 3.0ライセンスと併用す
ワープロドキュメントや表計算シート、プレゼンテーションなど、LibreOfficeで編集するオフィス文書をGitのようなバージョン管理用ソフトウェアで管理するとします。その際、既定のOpenDocument Format (ODF)というファイル形式にすると、バイナリファイルになるため何かと不便です。例えば、文書の変更箇所を差分として表示するためにgit-diff(1)を使おうとするとtextconvフィルターを通すなどしてテキストに変換する必要があります。 こういうときにはsingle XML document(いわゆるFlat ODF形式)として保存すると便利です。これはプレーンテキストのXMLファイル形式です。Flat ODFは国際標準であるODF 1.2の正式な仕様の一部であり、通常のODFで保存した場合と同じ情報を含んでいます。ファイルの内容には、ドキュメントの地の文や表計算シー
Java や Python で広く利用されている Timsort というソートアルゴリズムの実装のバグを形式的手法で見つけたというニュースがありました: http://envisage-project.eu/proving-android-java-and-python-sorting-algorithm-is-broken-and-how-to-fix-it/ Design by Contract の考え方に基づいた KeY というツールで正しさを検証しようとしたところ、証明できなかったのでよく調べてみたらバグがあったということです。KeY では関数が評価される際の事前条件と事後条件、および不変条件を表現でき、関数内の全てのパスでこれらの条件が成り立っているかどうかを静的に証明できるそうです。 冒頭の記事に書かれているように、発見者は OpenJDK プロジェクトに詳細と修正案を報告した
未加工の入力ファイルにはフォーマットオプションが必要になってくるでしょう。 デフォルトとしては、ffmpeg はできる限りロスレスに変換しようと試みます: 入力に指定されたものと同じ音声および映像のパラメーターを出力に使います。 3 オプション 数値のオプションは全て(そうではないと明記していない限り) 1つの数を表す入力文字列を受け取ります。それには国際単位系の接頭辞 (例えば ’K’、’M’、’G’)を1つ含めてもかまいません。 この接頭辞の直後に ’i’ を付け加えると、10の累乗の代わりに2の累乗 が使われます。 ’B’ という接尾辞は値を8倍し、また他の接尾辞に付け加えても単独でも どちらでも使えます。これによって例えば ’KB’、’MiB’、’G’ や ’B’ が接尾辞として許されます。 引数をとらないオプションはブール値のオプションであり、対応する値を true にします。オ
avconv [global options] [[infile options][‘-i’ infile]]... {[outfile options] outfile}... 2 説明 avconv はとても高速なビデオ およびオーディオコンバーターです。 またライブのオーディオ/ビデオのソースを捕捉(grab)することもできます。 また任意のサンプルレートから他の任意のサンプルレートへ変換することができ、 そして高品質のポリフェーズフィルターで動的に映像をリサイズすることができます。 avconv は、-i オプションで指定されている任意の数の入力"ファイル" (これらは通常のファイル、パイプ、ネットワークストリーム、捕捉しているデバイス などがあり得ます)を読み取り、単純な出力ファイル名でしてい されている任意の 数の出力"ファイル"に書き出します。コマンドライン上にあるオプション
2. 説明 ffprobe はマルチメディアストリームから情報を集めて、 ヒトあるいはマシンが読める形にそれを出力します。 例えば、あるマルチメディアストリームによって使われている コンテナの形式、それに含まれている各メディアストリームの 形式やタイプを確認するために使うことができます。 入力でファイル名を指定すれば、ffprobe はそれを開いて そのファイルの内容を調査しようとします。そのファイルが開けない、 またはマルチメディアファイルとして認識できなかった場合には、 正の終了コードを返します。 ffprobe はスタンドアロンのアプリケーションとしても使えますし、 より洗練された処理、例えば統計処理やプロットを実行する テキストフィルターと組み合わせて使うこともできます。 オプションは ffprobe によってサポートされている形式のいくつかを 並べ上げるため、もしくはどの情報を表
1 導入 Libavfilter は Libav のフィルタリング API である。これは非推奨になった ’vhooks’ の代わりとなるものであり、Google Summer of Code プロジェクトとして 始まった。 ただ、コードにはいまだ深刻なバグがあるかもしれず、また API や ABI は まだ安定しているとみなすべきではないことに注意すること! 2 チュートリアル libavfilter では、フィルターに複数の入力と複数の出力を持つことができる。 可能なことを図で説明するため、ある複雑なフィルタのグラフを用いる ことができる。例えば、次のようなものである: input --> split --> fifo -----------------------> overlay --> output | ^ | | +------> fifo --> crop --> vflip
3.1 一般的なオプション これらのオプションは ff* ツールの間で共有されます。 ‘-L’ ライセンスを表示します。 ‘-h, -?, -help, --help’ ヘルプを表示します。 ‘-version’ バージョンを表示します。 ‘-formats’ 利用可能なフォーマットを表示します。 フォーマット名の前にあるフィールドは次のような意味があります: ‘D’ デコーディングが利用できる ‘E’ エンコーディングが利用できる ‘-codecs’ 利用可能なコーデックを表示します。 コーデック名の前にあるフィールドは次のような意味があります: ‘D’ デコーディングが利用できる ‘E’ エンコーディングが利用できる ‘V/A/S’ 映像/音声/サブタイトルコーデック ‘S’ コーデックがスライスをサポートしている ‘D’ コーデックが direct rendering をサポートして
2. 説明 FFserver はオーディオとビデオの両方に対応したストリーミングサーバです。 複数のライブフィード、ファイルからのストリーミング、およびライブフィードの 時間移動(ffserver.conf で十分に大きいフィード領域を設定すれば、 各ライブフィードでの過去の位置をシークできます)をサポートしています。 FFserver は既定では daemon モードで動作します; つまり、debug モードで 起動される、ないし NoDaemon オプションが設定ファイルで指定されない限りは、 自身をバックグラウンドに置き、TTY からデタッチします。 このドキュメントは ffserver / ffmpeg のストリーミングの側面のみを取り 扱っています。ffmpeg のパラメーターについての質問やコーデックの質問など 全て、ここでは扱いません。さらなる情報には ‘ffmpeg-doc
Graphviz はノードの2項関係からグラフを生成するために便利なツールです。このグラフは eps 形式でも出力することができるので、LaTeX のソース(マニュスクリプト)に図を埋め込むために使えます。 今回さらに便利にするために、そもそも dot 言語によるノード関係の記述をマニュスクリプトに埋め込んでみます。これは graphviz.tex として紹介されているマクロで実現できます。 しかし、このマクロでは .dot ファイルを出力することまでは出来ますが、指摘されているように .eps ファイルの生成までは面倒をみてくれません。そこで、TeX からシェルコマンドを実行させることで直接図の埋め込みまで行うように改変しました: \newcommand{\digraph}[3][scale=1]{ \newwrite\dotfile \immediate\openout\dotfile
1 外部ライブラリ より多くのフォーマットのサポートを追加するために、Libav は数多くの 外部ライブラリでフックすることができます。デフォルトではそれらは 利用されず、それらを使用するには ./configure に適切なフラグを 渡して明示的に要求しなければなりません。 1.1 OpenCORE および VisualOn ライブラリ Google Android のソースから分離独立し、OpenCORE、VisualOn および Fraunhofer ライブラリ は多くの音声コーデックのためのエンコーダーを提供します。 OpenCORE および VisualOn ライブラリは Apache License 2.0 (詳細は http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0 を見てください) の下にあり、これは LGPL バージョン2.1および GP
2. 説明 FFmpeg はとても高速なビデオ およびオーディオコンバーターです。 またライブのオーディオ/ビデオのソースを捕捉(grab)することもできます。 コマンドラインインターフェースは直観的になるよう設計されており、 というのも FFmpeg は自動的に導くことのできるすべてのパラメーターを理解します。 たいていの場合あなたが望む目標ビットレートを指定するだけで済みます。 FFmpeg はまた任意のサンプルレートから他の任意のサンプルレートへ変換することができ、 そして高品質のポリフェーズフィルターで動的に映像をリサイズすることができます。 一般的な規則として、オプションは次に並ぶ指定されたファイルに 適用されます。したがって、順序は重要であり、コマンドラインに 複数回同じオプションを与えることができます。それぞれ出てくる ごとに次にくる入力または出力ファイルに適用されます。 *
znz さんからお題を頂いたので、Remember The Milk に登録したタスクを howm の書式でインポートするプログラムを書きました。 アイディア: Emacs をフロントエンドにするタスクの一覧を SSL で通信して取得するために emacs-w3m を利用するタスクの一覧(XML)が入力されると howm の書式に変換するプログラムを用意するEmacs のコマンドでそれぞれを呼び出して結果をバッファに挿入する出力例: [2007-12-11]@ 帰省の切符を買う [2007-12-23]@ [tag1,tag2] example (with due and tags) [2007-12-27]@ 年賀状の投函 = 例1 (without due) = [etc] 例2 (without due but tags) = 例3 (without due or tags) ...
型なし lambda calculus の Y combinator には多くのバリエーションがあります。Scheme のような call-by-value で評価が行われるシステムで動作するバリエーションのうち、よく知られている2つが Wikipedia の Y Combinator の頁に記載されています。それぞれ関数として定義すると以下のようになります: (define Z (lambda (f) ((lambda (x) (f (lambda (y) ((x x) y)))) (lambda (x) (f (lambda (y) ((x x) y))))))) (define T ((lambda (x) (lambda (y) (y (lambda (z) (((x x) y) z))))) (lambda (x) (lambda (y) (y (lambda (z) (((x
1 一般的な質問 1.1 Libav が機能 [xyz] をサポートしないのはなぜ? それはその任務に取り掛かる人がいないからです。Libav の開発は 個々の開発者にとって重要な任務によって進められています。 あなたにとって重要な機能があるときには、それが実装されるようにする一番よい方法は あなた自身がその任務に着手することです。 1.2 Libav は XXX というコーデックをサポートしていません。サポートするために Windows の DLL ローダーを含めてみたら? いいえ。Libav はオープンソースのコーデックしかサポートしません。Windows の DLL は移植可能でなく、 膨らみ過ぎで、また多くの場合遅いです。 1.3 ファイルが読めません。フォーマットは avconv でサポートされているようなのですが。 たとえ avconv がそのコンテナフォーマットを読むことがで
Running Torch for R with CUDA in a Docker container [2024-04-11 Thu] #permalink This post gives a simple instruction to build a Docker container that runs Torch for R (called torch hereafter) with CUDA devices on a Linux host. We have found that the image rocker/cuda, provided by the Rocker Project, suitable for a base image on which we add the layers of torch. The build procedure is summarized in
2007年以来 FFmpeg (途中から Libav)のドキュメントの訳を更新しておりましたが、2012年10月9日をもって活動を停止しました。これまでご利用いただきありがとうございました。 はじめにFFmpeg は非常に活発なオープンソースプロジェクトです。動画を扱うのに便利なツールを提供しています。ライブラリとしてより面白い使い道がないか探っており、その過程で得られた情報を公開していく予定です。 免責掲載されている内容には誤りが含まれている恐れがあります。利用は自己責任で行ってください。また、気づいた点を指摘していただけると喜びます。 ドキュメント(日本語訳)公式サイトやソースに含まれるドキュメントを試しに翻訳してみました。 Developer Documentation (html/texi - 2019-01-09)FFmpeg Documentation (html/texi -
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