ツイッターで小学生の集団の粗暴さに言及したところ、早速 「幼少期に壮絶ないじめ体験でもあるのかw」 「小田嶋はいじめられっこだったのだなw」 という主旨の嘲笑のリプがやってきた。 なるほど。 この国のネット社会の基調低音は永遠に変わらない。 日本のホモソーシャルでは、他人のいじめ被害体験を「恥辱」「黒歴史」として揶揄嘲笑のネタにする一方で、いじめ加害体験については「武勇伝」(←スクールカースト上位者であったことの証明としてやんわりと自慢する文脈で語られるということ)として開陳されることになっている。 実にうんざりさせられる展開だ。 この件(いじめ被害が「恥」であり、いじめ加害が「勲章」である日本のクソガキ社会の永続性)については、以前「日経ビジネスオンライン」の連載(ア・ピース・オブ警句)の中でわりと詳しい原稿を書いた。 で、自分の中では、一応の結論を提示したつもりでいる。 ところが、残念