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2024年3月31日をもって、32年間続けてきた放送作家業と脚本業を辞めることを表明した鈴木おさむ。マンネリを捨てることで、働く意味、人生の目的、幸せのカタチが見えてくるという。著書『仕事の辞め方』の一部を再編集してお届けする。1回目。 老害は60代、70代の話ではない 僕は「老害」による被害者側だとずっと思ってきました。 でも、この一年はそうでもないと思っています。 老害は60代、70代の話ではない。40代から老害を与える加害者側に立っている人もかなり多い。 事の始まりは、とあるYouTube チャンネル。『街録ch』という人気チャンネルをご存じでしょうか? 三谷三四郎というテレビディレクターが町中で、とんでもない人生を経験した人たちにインタビューするもので、これがとてつもなくおもしろい。 三谷Dは、元々お昼の番組『笑っていいとも!』のADさんで、そのあとディレクターになり、僕もいくつか
時代はキャッシュレス。クレジットカードを出す機会もかなり増えた。かつてのようにクレジットカードがステイタスシンボルになる時代ではないが、女性たちはしっかりとチェックしている。「ギラギラ系はNG」、「ポイント集めはそこそこに」など、美人秘書が厳しく審査! いま男が持つべきクレジットカードとは?
本年度アカデミー賞で、非英語作品で史上初となる作品賞受賞など4冠を達成した 『パラサイト 半地下の家族』。ギレルモ・デル・トロ、是枝裕和など世界中の名だたる映画人から絶賛され、 2019年カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルムドール(最高賞)に輝いた話題作。その作品を手がけたポン・ジュノ監督に話を聞いた。 「今の社会に求められるのは、寄生ではなく共生」物語の舞台はソウル。さしたる収入もなく日の当たらない半地下住宅で暮らす貧しいキム一家が、ある偶然から新興IT企業のパク社長宅へ潜り込み、徐々にパラサイト(寄生)していく様子が、強烈なブラックユーモアとサスペンスを交えたタッチで描かれていく。さまざまな要素を見事融合させたポン・ジュノ監督は、「着想そのものは非常にシンプルでした」と振り返る。 「最初にアイデアが浮かんだのは6年ほど前。2つの家族が登場する物語をふと思い付いたんです。とびきり貧しい方
宇宙の〝移動〞インフラ革命を巻き起こす! 東京スカイツリー®完成の2012年、建築を手がけた大林組は広報誌に〝タワーの未来構想〞を発表した。地球と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター」だ。基本コンセプトから全体構成図、施工ステップや荷重計算、基地や静止軌道ステーションの建造など30ページ以上にわたって書かれた詳細な構想は、想像を超える反響を世界中で巻き起こした。 「私たちもびっくりしました。インターネット上では、見たことのないような言語でコメントが書かれていたりしました」 こう語るのは、同社未来技術創造部上級主席技師の石川洋二さん。宇宙エレベーターとは、地球と宇宙の間をケーブルでつなぎ、クライマー(乗り物)で往復する交通システム。ケーブルの長さは約10万㎞。地上から宇宙に伸びたケーブルは、地球の持つ引力と地球から離れようとする遠心力によって釣り合うという。直立するのだ。 「考え方は、100年以上
外に出ていくことを本気で考え実行しなければ、日本の企業は消えてなくなるしかない。 日本は終わってしまうのではないか。いや、すでに終わっているとすら思った。ある人から「ぜひ読んでみてください」と渡された資料を読んで、日本はここまで歪んでしまっているのかと衝撃を受けた。ヤフージャパンCSOの安宅和人氏が少し前につくった「シン・ニホン」という資料。検索するとすぐ見つかるので、ぜひ読んでほしい。 日本はあらゆることがダメダメで、一人負けをしている。この資料の内容を見ても「GDPは5年で人口8000万人のドイツに並ばれかねない状況」「日本は半ば一人負け」「このままでは米中と戦うことは非現実的」。人材育成の拠点である大学は、研究費が削られ、国際ランキングは低下しっぱなし。研究者は、プリンターのトナーも買えず、出張の旅費もない。引用される学術論文の数は、とっくに中国に抜かれ、あと数年で韓国にも抜かれる。
常に本気の姿勢でアスリートの内面を伝える松岡修造さん。常にポジティブな挑戦の裏には、いつも弱さがあったという。人の心を一歩前に導く生き方とは? 99パーセントマイナスから考える滝川 松岡さんとは全仏オープンで何度もお会いしていますが、こうしてお話をうかがうのは初めてですね。今日はテニスやオリンピックのことなど、いろいろ聞かせてください。 松岡 僕は質問されることに向いていないんです。だから今日は僕が質問します。テニスはいつからやっているんですか? 滝川 ええ(笑)? 小さい頃から家族で……。 松岡 フランスは日々の生活のなかにテニスが溶けこんでいますよね。全仏オープンの見方も日本とは違って、お祭り的な要素が強いというか。そういう文化を肌で知っている滝川さんが全仏をレポートしてくれるのは、日本テニス界にとっても本当にいいことなんですよ。 滝川 ありがとうございます……ってそうではなくて、私に
過去に広告代理店のマーケティング部門に在籍し、さまざまな食のプロジェクト(伝説のテレビ番組「料理の鉄人」のブレーンも!)を担当。現在は日本一の食べログフォロワー数を誇る、食に精通した筆者が、昨今のレストランや食のあり方に感じる違和感、そして変化のあれこれを数回にわたって綴る。 予約困難な店の続出食べログ等ネットの評判サイトの影響もあって、人気が出るとその店に集中して予約が集まり、あっという間に予約が取れなくなる。とにかく、予約のために一日中電話をかけ続ける人、ネット予約をクリックし続ける人が周辺にもたくさんいる。 かく言う私自身も今持っている予約の一番先は2年後。オリンピック開催年の予約。その時、ちゃんと生きているのか? 自分でもわからない。この状況、普通じゃない。 本来、会う人が決まってから食べたい店を決めるのが当たり前だった。最近は店の予約を取ってから、その日にそこに来ることができる人
理想の筋肉を手に入れるために重要なのは、スポーツジムでのトレーニングだけではない。賢く、効率的に筋肉を育てるために意識すべきことを、管理栄養士×パーソナルトレーナーとして筋肉を知り尽くす専門家が食事の観点からご紹介。ルーティン編。【特集 筋肉投資】 タンパク質は3、4時間おきに、1日5回の摂取が新常識 筋肉をつくる“材料”になるのは、タンパク質。トレーニング後30分以内に摂るほうがいいという説もあるけれど、3〜4時間おきに、1日5回摂取するのが新常識だ。 「筋肉の合成は、タンパク質を摂ってから24時間ほど続きます。ですので、運動後30分以内にこだわらなくても大丈夫。むしろ最近の研究では、最も効率的な摂取方法は、3〜4時間おきということがわかってきました。朝食、昼食、夕食の間に2回、間食でタンパク質が豊富な食材を口にするのがお薦めです。 ただし、筋肉を大きくするには、まずは体重を増やすことが
今、読書好きの間で話題となっているマッチングサービスがある。それが、本を通して男女の出会いの機会を提供する「チャプターズ」だ。本×出会いというユニークなアイデアを、どのように思いつき形にしていったのか? 「チャプターズ」を運営するミッション ロマンチックの代表、森本萌乃さんに話を聞いた。 ジブリ映画『耳をすませば』を見て、アイデアを思いついた 2020年に、本を媒介としたマッチングサービス「チャプターズ」をローンチした、ミッション ロマンチック社代表取締役の森本萌乃さん。毎月4冊の本のなかから会員が1冊を選び、同じ本を選んだ異性とマッチングするというこのサービスの構想は、2016年頃から考えていたという。 「私は新卒で電通に入り、その後転職してベンチャー企業に勤めていました。けれど仕事をしながら漠然とではありますが、『自分にはもっと何かできるはず』と心のなかに沸々と湧き出る思いがあって。起
対局のネット中継が普及し、棋士たちの熱き戦いを多くの人が知るようになった。一方で、棋界を10年以上取材してきた新聞記者・村瀬信也氏は、カメラに映らない光景や対局室のマイクが拾わない言葉から、彼らが胸に秘める闘志や信念に接してきたと語る。将棋界を牽引する7名の棋士が現在の活躍に至る軌跡を、2022年刊の村瀬氏の著書『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』より振り返る。第2回 渡辺明。【藤井聡太ら他棋士の記事を読む】※情報は2022年1月26日発売時のもの 絶好調の渡辺明の前に最大の敵が現れる 「負けました」 午後7時14分。藤井聡太が指した100手目△3六桂を見た渡辺が、そう告げて頭を下げた。藤井の史上最年少でのタイトル初防衛と九段昇段が決まった瞬間だった。 渡辺がタイトル奪還を目指して藤井に挑んだ第92期棋聖戦五番勝負。2021年7月3日に静岡県沼津市で指された第3局は、接戦のまま終盤戦に突入し
ジョッキーにとって、騎乗時に足を踏みかける「アブミ」は極めて重要な仕事道具。しかし、武豊曰く「30年前から何も変わってないし、俺もそんなに気にしたことなかった……」。それが昨秋、ゴルフクラブブランド「MUQU(ムク)」のアンバサダーとして名古屋の工場を訪れた際に、ふと閃いた! 「そんなに気にしたことはなかったとはいえ、どこかで気にはなっていた。何とかならないかな?」と。30年のジョッキー人生を懸けた一大プロジェクトを「ゲーテ」が独占でお届け。 今回からついに「シーズン2」が開始! アブミ製造も決まり、若手ジョッキーなどから「僕らも買えるんですか?」と聞かれる武豊は言った。「今、こういう状況(コロナ禍)だから、何かこのアブミからできないかな……」 コロナ禍に翻弄され前回のシーズン1連載(全8回)から数ヵ月。本来なら、初めての日本製アブミの騎乗シーンや、馬具を装着した検量室前など写真盛り沢山で
Netflixシリーズ『地面師たち』で、地面師集団の一員・後藤を演じているピエール瀧への単独インタビュー。後編では、2024年で35周年を迎えたバンド、電気グルーヴを含めマルチに活躍する瀧の、仕事に対するスタンスや、どんな仕事でも楽しんでしまう胆力に迫る。 #インタビュー前編 「なんかまた無理難題をふっかけられてんな」 ピエール瀧は電気グルーヴに軸足を置きながら、俳優業や声優業、唯一無二のトーク力を武器に、タレントとしてもマルチに才能を発揮している。 常に“ピエール瀧”のままフィールドを軽快に行き来しているように見えるが、もちろんスイッチは切り替えているという。 「(石野)卓球くんとやっている電気グルーヴの活動は、楽曲もライブも僕たちの作品。お芝居のほうは今回だったら大根さんやプロデューサーさんの作品のお手伝いをするっていう感覚なので、使う回路が違いますかね。 責任の種類が違うというか。お
’80年代から戦い続ける戦士ふたりの休息の場所クリニックでは培養室を併設。培養を行うのは日本の免疫療法の草分け的存在の培養士グループ。「2週間に一度のカラダのメンテナンスとクールダウン。メンテナンスは続けることが大事。見城さんと毎回一緒に来ることが続ける動機になっています」 そう話す秋元 康氏は月2回、ふたりで湘南メディカルクリニックに来院。NK細胞投与療法、血液オゾンクレンジングというふたつの治療を受ける。NK細胞投与は、がん細胞を直接攻撃するナチュラル・キラー細胞を活性化する療法。 NK細胞投与療法では本人から採血した30ccの血液を2週間培養。「健康な人でも毎日5000個前後のがん細胞ができていますが、それをNK細胞が攻撃することで、がんになるのを防いでいるんです」と話すのは阿部吉伸(よしのぶ)院長。「この療法では採血した血液を2週間培養し、NK細胞を活性化させて免疫力を高めます。副
藤田氏をワイン沼に導いた張本人であり経営者の先輩・GMOインターネットグループの熊谷正寿代表。つい先日も一緒に飲んだばかりだという熊谷氏は、この対談のために特別なワインを準備して待っていた。 大切な接待でワインは大きな意味を持つ 藤田 この間はありがとうございました。久しぶりに衝撃的なワインでした。あのDRCのラ・ターシュ、香りがもう本当に香水みたいで。どうやったらもう一度、あのワインが飲めるのか、あれからずっと考えています。 熊谷 お店のメニューには載っていない1974年のDRCのセットだったけど、せっかく藤田くんと一緒だし、と思ってラ・ターシュを飲んだら美味しくて。そこから一気にリシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァンまで空けちゃった(笑)。僕も、DRCの同じ年のヴィンテージの“横飲み”は生まれて初めて。でも、3本はちょっと飲みすぎたかな。 藤田 もともと25歳くらいまで、まともなものを
キーマンが語る、グレンモーレンジィ オリジナルが12年熟成へと深化した狙い「全員一致で選んだ味だった」
本田圭佑は、言葉を使うことで、自らをインスパイアし、 世界にサプライズを起こす。その脳には どんな言葉が隠されているのだろうか。【本田思考。⑪】 やるべきこと、やらなければならないことからやる毎朝起きるのは5時45分。そこから2時間〜2時間半、英語の勉強をする。このルーティンが始まったのは1年ほど前。英語はずっと勉強してきたので、日常会話やインタビューで困るようなことはない。だが、ビジネスで使うとなるとまだ若干不安な部分もある。今後の人生を考えた時、自分に必要な能力だと思い、改めて勉強し直すことにした。 僕の時間の使い方のルールは明確だ。「やるべきこと、やらなければならないことからやる」。朝起きて、優先順位が高いものから順番に片付けていくようにしている。だから午前中の時間の使い方が大切なのだ。8時には家族で朝食をとり、そのあとはランチまでサッカーの練習だ。 チームが決まらなかった状態でも、
慶應義塾大学教授・岸博幸先生が、各分野で活躍するいま気になる人と対談する不定期連載企画「オトナの嗜み、オトコの慎み」。今回の対談相手は、俳優の佐藤二朗さん。【過去の連載記事】 芝居がやめられず、就職先を1日で退社 岸 今回の対談相手は俳優の佐藤二朗さん。僕は佐藤さんが醸しだすあたたかな空気感が大好きで、今まで見た作品のなかでも、特にWOWOWのテレビドラマ『下町ロケット』とサントリー「ほろよい」のCMは強く印象に残っています。佐藤さんは今でこそ俳優として高い評価を得ていますが、若い頃は苦労の連続だったと聞いています。 佐藤 若い頃はダメダメの人生でしたよ。自分でも"暗黒の20代"と呼んでいます。中途半端に生きていたので、何をやってもいい結果は出せなかったですね。 岸 大学を出て、まずはリクルートに就職? 佐藤 そうです。大学を出る時に「役者になりたい」という想いと、「自分が役者として食って
やりたいことはすべて、やりつくしてきた世界は、「集中」から「分散」へ大きく転換しようとしている。それは、僕らエイベックスにも無関係ではない。例えば、芸能プロダクションは、アーティストやタレントを育成し、テレビ番組に出演させるというビジネスをしている。人気者になれば、何百万人というファンに対し芸能活動をし、収益をあげる。 しかし今では、さまざまなライヴ配信サービスを通して、ネットで動画を公開し、数百人のファンから投げ銭をもらって生活を成り立たせる人たちが登場してきた。 今まで芸能プロダクションに「集中」していた芸能人が、個人でネット活動をする「分散」への転換を始めつつある。だから今、集中型芸能プロダクションのビジネスに限界が見え始めている。例外はあるだろうが、タレントがドラマや映画に出演したとしても、世間の人が思うほど利益が出るわけではない。プロダクションはどこで利益を出しているのか、それは
ニューヨークにユニクロが世界初のグローバル旗艦店をオープンしたのは2006年。そこからの快進撃の陰には、最初に出会ってから15年間毎週早朝から始まる、柳井正と佐藤可士和のふたりのOne to Oneの時間があった。対談前編をご覧ください。(後編はこちら) 「可士和さん、ユニクロの世界戦略をやってもらえませんか?」 初対面でファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏が発した言葉がすべての始まりだったーー。 柳井 そもそも僕はクリエイターという職業を信用していないんです。名乗っている人の95%にはクリエイトする力がない。つまり自分でものがつくれない人が多い。そんな僕に、ある知人が「佐藤可士和というクリエイターがいるので、ぜひ会ってみてくれ」と言ってきた。でも僕はずっと断っていたんです。そうしたら、その人が「NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組で、可士和さんが取り上げら
藤田 晋率いるサイバーエージェントは今年で創業20年。いまや社員数4500人以上、IT業界のリーディング企業だ。サイバーエージェントとはどんな会社か――という問いに対し、多くの人が「人材」の会社だと答える。そこでサイバーエージェントで活躍するキーパーソン8人にインタビュー。最終回は藤田 晋社長。サイバーエージェントの強さとは何なのか――。 「会社人間」こそが成長できる人が資本、とりわけ採用が肝だ。そう人事担当役員・曽山哲人さんは明言した。人事が何より大切、という方針はサイバーエージェントを貫く哲学か。 「それは会社を始めたころから意識してきたことです。人材が集まる会社をつくらないと持たないだろうという確信は、最初からありました。いい人材が集まる会社は、例え不況になっても、なんとか耐えられる。だから何を措いても、やる気があって優秀な人を採ることを最優先にして、続けてきました」 採用の基準は「
2017年、第9回AKB48選抜総選挙の際に結婚宣言をおこない、同年8月にNMB48を卒業した須藤凜々花。彼女がテレビや取材では言い切れなかったこと、捻じ曲げられて伝わってしまったこと、そういったものを赤裸々にではなく、丁寧に書いていく連載コラム「りりぽんのスキスキ委員会」最終回! 前奏のない歌がすきだ。 ♪好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ (「月に負け犬」椎名林檎) ♪おさえきれぬ 僕の気持ち おかしな夢ばかり見てさ (「恋のうた」スピッツ) ♪忘れかけていた遠い記憶 風がかき乱すように流れ去る透明の あなたの夢を見ていた (「BLUE TEARS」JUDY AND MARY) ♪I want you baby I want you baby (「蹴っ飛ばせ!」宇多田ヒカル) ♪大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫だよねぇ (「蜘蛛の糸」筋肉少女帯」 ♪d
気鋭の建築家でSUPPOSE DESIGN OFFICE共同代表の谷尻誠さんが、映画プロデューサーの川村元気さんの紹介で、映画監督の細田守さんと最初に会ったのは2年半前。「ごはんでも」という何の気なしの会食で世間話程度に出たのが、現在公開中『未来のミライ』の話題だった。4歳の男の子"くんちゃん"を主人公に描く物語、その主な舞台はくんちゃんが家族と暮らす「家」だ。映画のもう一つの主役ともいうべき存在感を放つそれは、傾斜地を利用したステップフロアで構成された個性的なもの。大きな話題となっているのは、これを実際の建築士事務所で、谷尻さんを中心としたチームが「設計」していることだ。映画に登場する家を実際の建築家が手掛けるなんて、これまでほとんど聞いたことがない。 細田作品に共通する「坂道」に代わる、階段状の家「おとうさんが建築家という設定で、奥さんの意見は強そうだけど、建築家魂がどうしても捨てきれ
ヤンキースへの移籍が決まったとき、ニューヨークの新聞各紙には「ブロンクスにゴジラがやってくる」という見出しが躍った。あの熱狂の日から16年、現役を引退してから7 年目の現在も、松井秀喜は家族とともにニューヨークでの暮らしを続けている。日米の野球ファンに愛された彼の現在の生活と、将来の抱負を聞いた。 やるべきことはやり切ったので、しばらくは静かな生活を続けたいヤンキースを引退して7年になります。ニューヨークに暮らし始めてから16年、思えば長い月日が過ぎました。日本に帰国するのは平均すると年に2、3回というところでしょうか。東京の自宅は数年前に引き払ってしまいましたから、今は帰るというより仕事の出張です。とはいえ東京でホテルに泊まるのは、なんとなく違和感があります。長年住み慣れた自分の街という感覚が、まだ残っているのかもしれません。 現役時代と今の暮らしの大きな違いは、規則正しい生活ができると
今年で40歳になる漫画家・宮川サトシ氏は、これまで頑なにジブリ(宮﨑駿)作品を見てこなかった。それには、ある理由があった――。
「講演会は嫌い。それより自分が感動する話をみんなに聞いてもらいたい」 という堀江さんにとって、対談はライフワークのようなもの。 堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の定例会やイベントで開催される対談には、 各分野の専門家や旬な人々がゲストとして招かれている。 そのなかから、選りすぐりの対談のほんの一部を抜粋して紹介! 第2弾はお笑いコンビのオリエンタルラジオの中田敦彦さん。 ~2019年2月「ホリエモン万博2019」での対談より~アパレルブランド「幸福洗脳」を昨年10月に立ち上げたという中田さん。同じくアパレルを手がける堀江さんとは、自然とビジネスの話へ。そのなかで「飲食業は絶対にやるべき」と中田さんに薦める堀江さん。その理由とはいったい? 堀江 飲食ってブルーオーシャンですよ。やっている方には申し訳ないけど、バカばっか。 中田 ぜったいに燃えるー(笑)。 堀江 超優秀な人はいるの。でも
フロイト、ユングと並ぶ「心理学三大巨頭」の一人、アルフレッド・アドラー。「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と断言し、その悩みを解決するシンプルかつ具体的な方策を提示するアドラーの心理学は、ビジネスをはじめ幅広い分野に活用されている。人と社会について本質を鋭く突くアドラーの言葉こそ、混迷の時代を生きる私たちの生きる道標になるはずだ。『超訳 アドラーの言葉』より、一部を抜粋・再編集して紹介する。【その他の記事はコチラ】 joel-mott/ unsplash ※写真はイメージ 楽観的であれ 楽観主義の人というのは、性格が大筋でまっすぐの方向をとる人のことだ。 彼・彼女たちは、どんな困難にあったとしても勇敢に立ち向かい、不用意に不安に感じたり、嘆きすぎることはない。自信をもち、人生に対する建設的な態度をとる。周囲に対しても、過度に要求することもない。 自分の力を信じており、自分がとるに足ら
幼少期に兄から「ジブリを見るな」といわれた漫画家・宮川サトシは、40歳にしてジブリ純潔を貫き通してきた。ジブリを見ていないというだけで会話についていくことができず、飲み会の席で笑い者にされることもしばしば。そんな漫画家にも娘が生まれ、「自分のような苦労をさせたくない」と心境の変化が……。ついにジブリ童貞を卒業することを決意し、筆おろし作品に選んだのは、1984年の作品『風の谷のナウシカ』だった。 ※この漫画は作者が「ナウシカ」を観る前に、記憶にある断片的な情報を元に妄想したものです。 それでは以下、宮川サトシにとって記念すべきジブリ筆下ろし作品となった『風の谷のナウシカ』のレビューです。 【『風の谷のナウシカ』レビュー】正直、想像していた以上にジブリ童貞を卒業することには抵抗がありました。30年童貞を貫けば魔法が使える、なんてよく言いますが、ジブリ童貞を40年以上貫いた方がよっぽど魔法に近
2015年、ギターの名門ブランド、フェンダーはCEO(最高経営責任者)にアンディ・ムーニーさんを招いた。その後年間売上は倍増。4億ドル(約587億円)からスタートし、10億ドル(約1467億円)に迫ろうとしている。アンディさんは成果を上げている理由を2つ挙げた。1つ目は、ナイキやディズニー・コンシューマー・プロダクツでCFO(最高財務責任者)やCMO(最高マーケティング責任者)として働いた経験をいかしたこと。もう1つは、ギターへ愛情と情熱。彼は、若いころ、プロのギタリストを目指していた。しかし、プロへの道は狭い。スポーツ・ブランドのナイキに入るときに、ギタリストとしての将来はきっぱりとあきらめた。【前編はコチラ】 フェンダーCEOのギター・ヒーローはディープ・パープルのリッチー・ブラックモア 「ナイキにいたころには実際にナイキのシューズをはいて走り、歩き、マラソン大会に脚を運んでランナーの
幼少期に兄から「ジブリを見るな」といわれた漫画家・宮川サトシは、40歳にしてなお頑なにジブリ童貞を貫き通してきた。ジブリを見ていないというだけで会話についていくことができず、飲み会の席で笑い者にされることもしばしば。そんな漫画家にも娘が生まれ、「自分のような苦労をさせたくない」と心境の変化が……。ついにジブリ童貞を卒業することを決意した漫画家が、数々のジブリ作品を鑑賞後、その感想を漫画とエッセイで綴る。 『天空の城 ラピュタ』レビュー先日、友人たちと鶯谷で肉を焼いて食べていた時のことでした。私がいかに『もののけ姫』が面白いかについて熱く……なんなら目の前の鉄板よりも熱を込めて語っていると、友人の一人であるアニメ監督のS君に「ってか、もうジブリ"童貞"じゃなくない?」と言われてしまいました。 ……確かに。私は一瞬頭が真っ白になって、手に持っていたサンチュを肉も何も乗せずにそのまま食べていまし
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