The Apache Wicket Teamは2008年早々、Apache Wicketの最新版となるApache Wicket 1.3を公開した。WicketはJavaで開発されたコンポーネントベースの軽量Webアプリケーションフレームワーク。HTMLとロジックを分離して扱えるという特徴があり、類似のWebアプリケーションフレームワークとは異なり設定ファイルや特殊なマークアップ、特殊な言語、特別なツールなどを使う必要がない。デザインとロジックの分離が明確なうえ、双方をジョイントする設定ファイルが不要という特徴がある。 Apache Wicket 1.3はApache Project傘下になってからの初のリリース。これまでインキュベータ中のリリースは実施されていたが、独立したApacheプロジェクトとしてのリリースは今回がはじめてだ。このためパッケージ名がorg.apache.wicket