堀:そうですね。クチコミやSNSの施策は、企業にとっては新しい挑戦です。これは決して無視できない時代の流れだと思いますが、前例がない分だけ、会社の承認を得る上では、なかなか費用対効果を表現しづらい分野です。 藤崎:今回のように、最初は無理をしない範囲のスモールスタートで行い、長く続けることを目指すのがいいようですね。クチコミ施策は、今後に向けた新しいマーケティングの「実験」とも捉えることができます。 堀:今回も、もちろん広告費換算効果を出していますが、例えば数字の上で雑誌広告1回分の価値があると言っても、得られるものは今までとは全く異なります。クチコミは定性的な価値なので、金額換算には個人的にはあまり意味がないと思っています。ただ、ベンチマークの対象として広告費換算を行っています。 藤崎:こうしたインタビューを続けていると、どの企業も同じ悩みをお持ちだと感じます。一般にマス広告全盛時代を体
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