琉大助産科目に「ホメオパシー」 医学部 来年度から削除 社会 2010年9月18日 09時37分(3時間10分前に更新) 琉球大学医学部は、助産師を希望する学生の必修科目「助産診断・技術学Ⅱ」の授業に取り入れていた民間療法「ホメオパシー」を、来年度から削除すると決めた。同部は「講義の一部だった。報道などで知る限り、学問ではない印象を受けるので中止・見直しを行う」としている。 同科目は全15コマあり、教授や准教授ら5人が教壇に立った。「ホメオパシー」を担当したのは、その中の非常勤講師で、2004年から講義にかかわるようになった。講師は栄養学を基本に、ホメオパシーのほか操体法やピラティスなどを指導。34人が受講。同学部は「授業で使用していたテキストの一部にホメオパシーの項目があり、講義も10分程度だったと聞いている。ホメオパシーに特化した授業ではなかったが、直ちに中止する」と回答した。