7月27日、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が2016年に英半導体設計アーム・ホールディングスを320億ドルで買収したのは、アームの価値に比べて高過ぎる買い物だった。2016年7月18日、ロンドンで撮影した2社のロゴ(2020年 ロイター/Neil Hall) [ロンドン 23日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ソフトバンクグループ<9984.T>の孫正義会長兼社長が2016年に英半導体設計アーム・ホールディングスを320億ドルで買収したのは、アームの価値に比べて高過ぎる買い物だった。 ブルームバーグによると、米半導体大手エヌビディアがアーム買収を検討している。エヌビディアに売却できれば、孫氏にとっては投資収益を回収する絶好の機会だ。しかし、エヌビディアにとって魅力的な買収先と見せるようなアームの独自の設計技術は、同時に各国の独占禁止当局にとっても物議を醸すものだし、それ