ホンドギツネ(本土狐、Vulpes vulpes japonica)は、北半球に広く生息するアカギツネの日本に分布する亜種。 分布[編集] 本州(淡路島を含む)、九州、四国に分布する[2]。四国では少ない[2]。房総半島南部には移入されたと記す文献が存在するが[3]、これは誤り[4]。 形態[編集] 頭胴長52–76 cm、尾長26–42 cm、体重4–7 kg。体色は赤みがかった黄色でいわゆる「きつね色」。腹部、頬、尾の先は白い。尾は他の動物に比べて毛がふさふさとしているので太く見え、長い。尾の基部の上面に黒い斑があり、そこには尾上腺(尾腺)と呼ばれる腺がある。毛皮が美しいので、服飾品に使用されることがある。北海道に生息するキタキツネよりやや小さく、四肢の足首の部分が黒くなっていない点で異なる。基準亜種とは頭骨が微妙に異なり、乳頭も2個多い[要出典]。 生態[編集] 食性は季節や生息環境