破産した旅館「みどり荘」=5日午前、広島市佐伯区湯来町多田、筋野健太撮影 人気漫画「スラムダンク」(集英社)に登場する旅館のモデルとしてファンの間で知られていた広島市佐伯区の湯来温泉にある旅館「みどり荘」が広島地裁から破産手続きの開始決定を受けた。東京商工リサーチ広島支社が5日、発表した。 みどり荘は、スラムダンクの中では「ちどり荘」の名前で登場。バスケットボール部に所属する主人公の桜木花道らが広島でのインターハイに出場した際に宿泊した。ファンの間では「聖地」として知られ、訪問する人も多かったという。 同支社などによると、みどり荘は1955年創業。ピーク時は年間約1億円の売り上げがあったが、近年は観光客が減るなどして経営が悪化していた。今年1月末で閉館し、3月27日付で開始決定を受けた。負債総額は約4千万円。 関連リンク広島県のニュースは地域情報ページでも