入館者数・貸出冊数について 開館初年度は入館者数約28万6千人、貸出冊数約64万冊と大変な盛況だった(5)。2010年度までの14年間の平均は入館者数約24万人、貸出冊数約52万冊である。 出典:広島市の図書館(要覧)2012年度(平成24年度) ※まんが図書館・まんが図書館あさ閲覧室以外で、貸出を行った割合。 しかし、2011年度の入館者数は2010年度の約22%減の約19万人、貸出冊数は約7%減の約42万3千冊だった。筆者が考えている理由としては、東日本大震災による観光客利用者の減少、増え続ける蔵書(2012年9月現在、約10万7千冊)のために棚一段に前後二列の配架をせざるを得ないという飽和状態にある閲覧室の環境である。そして、まんが雑誌、コミック市場の売り上げ減から(6)、まんがを読む人が減少傾向にあるとも考えられる。また、レンタルコミックやまんが喫茶(ネットカフェ)、大型古書店等