MySQLのレプリケーション方式には、デフォルトの非同期型と、プラグインをインストールすることでサポートされる準同期型が提供されています。 非同期レプリケーションはMySQL 3.23.15からサポートされ、準同期レプリケーションはMySQL 5.5から追加されました。 今回のブログでは、それぞれのレプリケーション方式の仕組みと、特徴の違いによる使い分けや設定方法について解説します。 1.MySQLのレプリケーション機能 MySQLのレプリケーションを有効化することで、複数のサーバで同一のデータを保持することができます。 レプリケーションの主な目的としては、障害時に備えた冗長化、負荷分散による性能向上、サーバを分けることによる役割分担、バックアップの代用などが挙げられます。 MySQLのレプリケーションは、1台をソース(マスタ)、他の複数のサーバをレプリカ(スレーブ)として、マスタからコミ