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18時、東京。ホテルの喫茶で人と会っていた僕はひどくくたびれて、エントランスの片隅にあるソファーに思わず腰をかけた。カーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モアが流れ始め、カレンのあの低い歌声が僕の足元に敷かれたレッドの絨毯に優しく染み込んでいくように響いていた。目の前には大理石でできたテーブルがあって、落ち着いた照明をバックにクリスマスツリーを映していた。ボール。イルミネーション。スター。金、銀、赤の豪華な色合い。それはまるで星空のようだった。テーブルサイズの星空。星。月。僕はそれを目の当たりにして彼らのことを思い出していた。そう、あれはやけに月が大きく見えた夜だったと思う。仕事から帰った僕はテレビを見ていた。異国の窮状を追う報道番組の1コーナー。カメラは暗がりで身を寄せ合う三人の少年をとらえていた。年齢は日本なら小学校高学年くらい。「親は?」「ご飯は食べたの?」「家は?」インタビュアーの
はてな匿名ダイアリーで少女漫画の話が盛り上がっている。 「俺、少女漫画好きだよ」と言う男に、好きな作品や作家を聞いて24年組の名前があがってくるとげんなりする。心底がっかりする。24年組は私も大好きだし、素晴らしい作家さんだと思うけども、臆面も無く萩尾望都・大島弓子の名を挙げる人のほとんどが、それ以外の少女漫画を読んでいないんだもの。それどころか、その24年組作家さんの最近の作品も読んでいない。せめて「バルバラ異界」ぐらい読んでから言ってもらえませんかね。 「少女漫画を理解する心の広い俺」 極論である。 この書き手の経験則としては正しいのかもしれないが、一般論としては、「臆面も無く萩尾望都・大島弓子の名を挙げる人のほとんどが、それ以外の少女漫画を読んでいない」とはとても思えない。 しかし、この意見に対し、id:msknskさんは「最近まで、24年組以降の少女マンガについての評論はあまりに少
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