これまでのあらすじ スーパーのアルバイト 続・スーパーのアルバイト スーパーのアルバイト３ スーパーのアルバイト４〜小さなメモリー編〜 最近は駅の近くに新しいスーパーが出来て、そこの店員さんの対応がすごい丁寧なのでそっちに行きがち。だから、あのスーパーにはなかなか足が遠のいていました。 ところがある日、例のスーパーの前を通ると、 あの男がダンボールを運んでいる。 しかも、 超笑顔！ 誰かと話しながら、店内に入っていく男。 「こ、これは…まさか!?」。 山あり谷ありだったあの２人の関係。しかし、この男の満面の笑顔で僕は悟った。 うまくいきだしたのでは!? と。 僕も、もう買い物は済ませていたのだが、どうしても確認したくなり店に入る。 店内でも楽しそうに、女と会話している男。僕の場所から女の姿は見えないが、相当盛り上がっているのが伝わ
作り話世界的な金融危機のなか就職活動に励むぼくは，2008年の暮れ，ある企業に履歴書兼エントリーシートを出した．希望順位としてはさほど高くなかったのが，面接とかエントリーシートの練習になるだろうとか舐めたことを考えての応募だった．エントリーシートは二枚ある．一枚目は住所，氏名，年齢，性別，高校以降の学校歴…そんなもんは誰にでも書けるのでさっさと書いた．但し，ペン先に力を込めて．一枚目をめくり，二枚目の紙の「志望動機，特技，資格」などと書かれた下の巨大な空欄部分を見る．こここそがぼくの就職活動のはじまりである．これは志望動機にかこつけて自己PRを書くのだ，などと抜かすアホウがいたが，言われた通りにした．自己PR．ブログやソーシャルブックマークなどといったツールを使って毎日自分をインターネット界にアッピールしているぼくの得意分野である．大きく深呼吸して，ブログやブクマコメや卒論の100倍は推敲
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