今年度補正予算に「学校ICT(情報通信技術)環境整備の事業費総額4000億円」が組み込まれた。ICT活用による学力向上を目的とした、国をあげた大規模な取り組みだ。公立の小・中・高・特別支援学校数3万7050校で単純に割ると1校あたり1100万円がICT整備費用として使える。学校のICT化により、どんなことができるのだろうか。 ●学力向上と授業の効率化を目指す これまでの公立学校のICTは、PCを触り、ソフトを操作することを中心とした、操作に慣れる授業という性格が強かったが、今後は、PCに慣れるだけでなく、各種IT機器を活用することで、授業をわかりやすくしていく方向に進化していきそうだ。つまり、ICTを活用して授業・教育を効率化させ、学力向上にむすびつける、という狙いだ。 【写真と記事詳細はこちら】