2024年を目処に、日本円の紙幣のデザインが新しくなると発表されていました。2021年中には、新500円硬貨も発行が始まります。その時にどういうことが起こるのかを考えています。 少し古いデータしか参照していないのですが、日本銀行が発行している資金循環統計(2018年度)によると、日本の個人金融資産は1,829兆円あります。そのうち、現金と預金は961兆円です。ちなみに、株式は199兆円、投資信託は73兆円でした。 現金と預金の合計の961兆円のうち、新紙幣への切り替えに際して動くことが予想されるのは、現金の部分です。 では、現金のまま眠っているいわゆるタンス預金は、いくらぐらいあるのでしょうか。こちらの記事で言及されていました。 紙幣の流通残高100兆円に対して50兆円(1月末時点)あるといわれる。2024年の新紙幣発行にはそのお金をあぶり出し、消費や投資を活性化させる狙いもあるとみられる