写真1●「Adobe Flash Player」の修正プログラムが公開されるまでの間、一部のWebブラウザーではFlashコンテンツが自動的に非表示になった 米アドビシステムズが提供するWebブラウザー用のコンテンツ再生プラグイン「Adobe Flash Player」で、セキュリティ脆弱性が相次いで見つかっている(写真1)。 特に2015年7月上旬に見つかった3つの脆弱性では、問題が広く知られてから、アドビが修正プログラムを提供するまでに最大4日間のタイムラグがあった。この間にサイバー攻撃に悪用される「ゼロデイ攻撃」があったことを、アドビ自身が確認している。 3つの脆弱性は、いずれもFlash Player内部のスクリプト言語処理の欠陥を突くものだ。PC版(Windows、OS X、Linux)のすべてのFlash Playerに影響が及ぶ。細工されたWebサイトを閲覧した場合に、PCが