【セッション概要】持続可能な省エネルギー社会を実現するためには、国や自治体レベルでの大きな取り組みとともに、個人や家庭といったミクロレベルでの努力が有効であることは、震災以降の節電の取り組みの成果を見ても明らかである。本セッションでは、我々が快適さを損なわずにより賢く暮らせるために、人の行動を促すシステムデザインはどうあるべきか、その方法論について議論する。このような問題は建築やHCIなどの分野で個別に長らく議論されてきたが、本質的な解決のためには空間設計と情報処理が深く結びつく必要がある。本イベントの前半では、建築の立場から環境センシングと住宅設計に関する事例報告、情報処理・HCI分野からは人の行動を促すインタフェースやエージェントの事例報告、さらにこのような複合的問題の解決のための大学における研究・教育の取り組みについての事例報告を行う。その上で後半のパネルでは、行動のデザイン、またそ