「大抵の開発者はリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の扱いに慣れているが、それをクラウド内で利用する可能性は低い」――クラウドコンピューティングの専門家はこう指摘し、さまざまなクラウドコンピューティング方式の利点と欠点を示した。 10genの共同創業者で同社の技術担当副社長を務めるガイアー・マグナッソン氏は、ニューヨークで開催された「Web 2.0 Expo」で講演を行い、「RDBMSは必要なものだが、クラウドの中ではそうではない」と述べた。 しかしオブジェクト/リレーショナルマッピング(O/Rマッピング)は、オブジェクト指向言語とリレーショナルシステムに格納されたデータとの間のインピーダンスミスマッチを回避するための1つの方法であるという。「O/Rマッピングは、RDBMSのパワーとODBMS(オブジェクトデータベース管理システム)のプログラミングの簡素性を結合するものだ」