ITProのScala連載「刺激を求める技術者に捧げるScala講座」の第14回 関数脳のつくり方 Second Season 〜モナドで悟りをひらく〜がはてなブックマークで150ブクマ超えるなど注目を集めていますが、読んで見ると初学者に誤解を与える箇所が散見されるので、一応、連載に関わってる者(といっても1回記事書いただけですが)の一人としてツッコミを入れさせていただきます。 「参照透明性を保持しながら手続き型的な記述をするための枠組み」?(p.1) モナドとは,関数型言語で,参照透明性を保持しながら手続き型的な記述をするための枠組みです。 早速ですが、これは、IOモナドやStateモナドには当てはまっても、全てのモナドについて当てはまるものではないですよね。たとえば、Maybeモナドではこれは当てはまりません。 「モナドがHaskellで必要な理由」? これはページタイトルの一部ですが