千葉県警松戸署は19日、自動車運転過失致死傷の疑いで茨城県坂東市の無職少女(19)を逮捕した。 逮捕容疑は5月28日夜、松戸市横須賀の市道の下り坂を乗用車で走行中、道路脇を歩いて帰宅途中だった近くの男子大学生(18)をはねた後、電柱に衝突し、同乗の女性(20)と少年(19)にけがをさせた疑い。大学生は頭を強く打って病院で死亡した。 松戸署によると、事故現場は急勾配の上り坂から平らな直線道路になり、さらに下り坂になっている。テレビ番組で「スリルが味わえる場所」として紹介されており、スピードを出すと車が浮き上がることで知られていた。 少女も「車が浮き上がる有名な場所だと聞いて行った」と供述。前方の安全確認を怠った疑いがあるとみて調べている。