筆者は1997年から「Linux」を使い続けているが、その間、問題が起きたのはたった1回だけだ。その期間の長さを考えれば、これは非常に立派な成績だと言えるだろう。あるOSを30年近く使ってきて、何回か小さな問題があったほかは、深刻な問題が1度しか起きなかったという状況を想像してみて欲しい。 誰がどう見ても、それは勝利だ。 ただし最初の頃は、Linuxを使うのは決して簡単ではなかった。おそらく、筆者がLinuxに非常に早く慣れることができたのは、それが理由だろう。真剣に努力しなければならなかったのだ。 しかし今のLinuxは、昔のLinuxとは別物だ。今のLinuxは驚くほど使いやすくなっている。コマンドラインを使う必要もなければ、自分でカーネルをコンパイルする必要もない。bashのスクリプトを書いたり、正規表現を覚えたり、自分でファームウェアをインストールしたりする必要もなくなった。 今の
インド工科大学(IIT)マドラス校のインキュベーションとして誕生したスタートアップのJandKopsが、インド発の独自モバイルOS「BharOS」を発表しました。 JandKops:bharos https://jandkops.in/ IIT Madras-incubated Firm develops Indigenous Atmanirbhar Mobile Operating System | Indian Institute of Technology Madras https://www.iitm.ac.in/happenings/press-releases-and-coverages/iit-madras-incubated-firm-develops-indigenous-atmanirbhar India demos monopoly-busting national
言い換えるなら、多様性が各種設定を難しくし、普及を妨げているってこと。 ディストリビューションの違いはもちろん、同じディストリであってもバージョンの違い、更に同じバージョンであってもインストールするパッケージの違いがあるお陰で、Windowsやmacみたく 「普通はこの手順で解決、もし解決しなかったら…」 みたいなハウツーが成立し得ない。 それどころか、あらゆる手順が 「俺んとこではこれでうまく行ったぜ?」 レベルの参考資料にしかならない。 だからLinuxを扱う者はこれを踏まえた上で、トラブルを基本自力解決できる事が、事実上の最低レベルとして求められる。 結果、今日も世界のどこかで 「俺は別に、OSの勉強がしたくてLinux触ってるんじゃねえ!」 という初心者の叫びが聞こえてくると。 もしこれが同じUNIX系OSでも*BSDであれば、Linuxのディストリビューションに当たるものは事実上
「CentOS」の代替OS「AlmaLinux」、CloudLinuxが複数のサポートオプション提供の画像 Linuxに精通したシステム管理者は長年、「CentOS Linux」を愛用していた。なぜなら、どうしても必要な場合を除き、サポート費用を支払うことなく「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」の良さをフルに享受できたからだ。そして今、CloudLinuxが、「CentOS」の代替OSとなる同社の「AlmaLinux」を対象に、複数のサポートオプションを提供している。 AlmaLinuxは米国時間3月30日に、一般提供が開始された。「RHEL 8.3」と1対1のバイナリー互換性があるフォークとなる。今後は、RHELの将来的なリリースと歩調を合わせていく。「RHEL 8.x」「CentOS 8.x」「Oracle Linux 8.x」を対象とする移行手順も公開され
オープンソースソフトウェア開発を行うRed Hatが、同社のエンタープライズ向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を無償で利用できる条件を拡大すると発表しました。 New Year, new Red Hat Enterprise Linux programs: Easier ways to access RHEL https://www.redhat.com/en/blog/new-year-new-red-hat-enterprise-linux-programs-easier-ways-access-rhel Red Hatは2020年12月、サーバー用途で広く利用されていた「CentOS Linux」の開発終了を発表しました。「Linux開発の歩調をIT業界の成長に合わせる」ための決定でしたが、無償で利用できる「RHEL互換
関連キーワード OS | Linux 「UNIX」から進化した「Linux」は、データセンターインフラを低コストで安全に運用する手段をユーザー企業に提供する。だがそのオープンソースアーキテクチャのために習得が難しいこともあり、CLI(コマンドラインインタフェース)の知識も必要になる。 単純に言うと、LinuxはOSだ。だがLinuxの機能やライセンスはMicrosoftやAppleのOSとは異なる。Linuxで何ができるかを理解するためには、Linuxのさまざまなコンポーネントと関連用語について知っておくことが役に立つ。 目次 用語1.OS 用語2.カーネル(会員限定) 用語3.GNU General Public License(GPL)(会員限定) 用語4.ディストリビューション(後編で紹介) 用語5.ブートローダー(後編で紹介) 併せて読みたいお薦め記事 「Linux」についてもっと
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS、コンテナに最適化したLinuxベースのOS「Bottlerocket」をオープンソースで公開」(2020年3月12日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 一般的なLinuxディストリビューションで提供されているOSはコンテナ環境に最適化されているわけではないので、コンテナの実行には不要なソフトウェアが含まれていることなどによるストレージやメモリのオーバーヘッドや、不要なネットワークポートが空いていることによるセキュリティのリスク、アップデート時に発生するパッケージの不整合などによる何らかのエラーの可能性、そして手間のかかるアップデート操作など、いくつもの課題が存在しています。 Bottlerocketはコンテナ環境に特化することで、こうした課題の解決を目指すOSです。 Bottler
ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。 先程Amazon Web Services向けに最適化されたLinuxディストリビューションであるAmazon Linuxの次世代版であるAmazon Linux 2が発表されましたのでご紹介します。 Amazon Linux 2 Announcement: Amazon Linux 2 LTS Release Candidate Available Introducing Amazon Linux 2 Amazon Linux 2は一般公開になり正式な5年サポートのLTS版が公開されています [速報]5年長期サポートのAmazon Linux 2が一般公開されました Amazon Linux 2 Amazon Linux 2の特徴をまとめてみます。 AWSとのインテグレーション:AWS CLIなどの多数のツールやcloud-initが
Linux Foundationは、いわゆるホワイトボックス用のネットワークスイッチOSをLinuxベースで開発する「OpenSwitch」が、Linux Foundationのプロジェクトになったと発表しました。 OpwnSwitchは、米ヒューレット・パッカードやメラノックス、ブロードコム、インテル、LinkedInなどが昨年10月に立ち上げたオープンソースプロジェクト。 スイッチなどのネットワーク機器は、ネットワークベンダが独自のハードウェアと専用のOSを開発し、組み合わせて提供されるものでした。それをサーバと同じようにハードウェアとOSの業界標準を作ることで、自由にベンダーやユーザーが組み合わせて利用できるようにする動きが強まってきています。 そのハードウェアがいわゆるホワイトボックススイッチであり、例えばFacebookが設立したOpen Compute Projectなどでホワ
気が付くと「世の中はLinux」のようです。以前からUNIXを使っていた人なら大喜びなのですが、初めて触ったPCにはWindows 95がインストールされていた、という人にはハードルが高いことでしょう。そこで、今月から半年ほどかけて、MS-DOSプロンプトを使ったことがあるというレベルの人を対象にしたLinuxの入門記事をお届けすることになりました。インストールして終わりではなく、Linuxにおける常識というものを紹介できたらと思っています。 Linuxとは何か 常套手段ですが、まずはLinuxとは何か、という点からスタートしましょう。正確を期せば、LinuxとはPOSIXに準拠したカーネル部分の名称ということになります。とはいえ、大多数の人にとって、これでは何のことかさっぱり分からないはず。これで理解できる人なら、そもそもこの記事を読む必要はありません。 では、順を追って説明しましょう。
はじめに データがこれまでになく貴重だと思うなら、確実にそのセキュリティを最優先に考えるべきである。そして、複数のプラットフォームで業務を行う企業が増えるにつれて、利用できる全ての業務対応OSで暗号化を行う心構えが必要だ。そのOSにはLinuxも含まれる。ありがたいことに、暗号化に対応したツールの選択肢はたくさんある。 しかし、どのツールを検討すればよいのだろうか。例えば、Ubuntuソフトウェアセンターを開くと、提供されているツールの大部分(「暗号」で検索するとよい)は、依存関係を解析するライブラリに過ぎないことが分かるだろう。ただし、もう少し深く探してみると、簡単な暗号化に必要なものが何でも見つかる。筆者はそうしたLinux用の暗号化ツールを5つ見つけた。 提供:iStockphoto.com/ChrisBoswell
CentOS 6.4 (RHEL 6.4) 以降(CentOS 7はもちろん)は論理ボリュームのシンプロビジョニングが可能になっていた。 実際の運用で使用するかどうかはともかく、大きなボリュームを使用する検証作業を行ううえではとても役に立つ。 # pvcreate /dev/sde Physical volume "/dev/sde" successfully created# vgcreate thinpoolvg /dev/sde Volume group "thinpoolvg" successfully created# lvcreate -L 10G -T --thinpool pool thinpoolvg Logical volume "pool" created # lvdisplay thinpoolvg/pool --- Logical volume --- LV Na
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 大規模なサーバ配備に適したLinux OSを開発するCoreOSは米国時間6月30日、企業向けオプションとして月単位のサブスクリプション形式でサポートを提供する「CoreOS Managed Linux」をリリースしたことを発表した。また、シリーズA投資ラウンドで800万ドルの資金を調達したことも併せて発表している。 CoreOS Managed Linuxは「OS as a Service」(サービスとしてのOS)として提供される。企業は継続的にアップデートやパッチの提供を受けられるため、OSの大規模な移行作業が不要となる。 CoreOSの最高経営責任者(CEO)Alex Polvi氏はプレスリリースで、「企業は今日からCoreOSを
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2014年2月13日、コモディティ(汎用)技術で作られているネットワークスイッチのハードウエアである“ベアメタルスイッチ”の上で動作する、LinuxベースのネットワークOSソフト「Cumulus Linux」(写真)を発表、同日販売を開始した。データセンター向けのハードウエアを標準化/オープンソース化するのが狙い。開発会社は米Cumulus Networks。 使用料は、年額制のサブスクリプション(購読)形式をとる。最小構成時の価格は、1スイッチ当たり10万円から。現状ではOSのみのライセンス販売となり、別途スイッチのハードウエアが必要になるが、2014年春にはCTCがスイッチのハードウエア込みでユーザー企業やデータセンターに提供する予定。売上目標は、関連製品や導入支援サービスを含めて、3年間で20億円。 Cumulus Linuxは、Debianベ
Does it feel like a special day? It should – the first beta release of Steam OS has been made available for download. The release of the Linux-based OS, first revealed back in September, coincides with the shipping of Valve’s prototype Steam Machine to some 300 community-sourced US beta testers. Plans for commercial Steam Machines that are expected to launch in 2014 will be revealed at CES on Janu
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