Executable and Linking Format 伝統的な a.out 形式や初期の SVR で採用されていた COFF 形式に代わり,Unix 系 OS で標準になっているオブジェクトモジュールフォーマット.コアファイルもELF形式になっている. ダイナミックリンクや C++ (初期化/終了処理)に対するサポート ELF ファイルは下図に示すような二重性を持つ.コンパイラ,リンカは ELF ファイルをセクションヘッダテーブルで定義されたセクションの集合として扱う.一方,ローダはプログラムヘッダテーブルで定義されたセグメントの集合として扱う. そしてセグメントは複数のセクションの集合である. ELF ファイルには再配置可能ファイル,実行可能ファイル,共有オブジェクトファイル(共有ライブラリ)の 3 種類が存在するが,再配置可能ファイルにはセクションヘッダテーブルだけが,実行可能フ